危ナイ兄弟愛ノカタチ:)BL
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#698 [東脂ヤ転
「ハァッ・・・ほな・・・帰るで」

「・・・は!?」

まだ状況が掴めていない俺を差し置いて、圭吾は俺の手を引き歩き出す。
「ちょ・・・ッ・・・圭吾!!」

俺の言葉に反応する様子も無い圭吾はどんどん速度を上げていく。

横目で大和に目をやると酷く寂し気に、でも何故か呆れたように笑っているのが分かった。

そのうち公園からも離れて行き、黙々と歩き続ける圭吾に俺は引っ張られるカタチで歩いている。
その間俺は気が気じゃなかった。

[何で・・・追いかけて来たんだよ圭吾・・・]

⏰:08/07/26 12:36 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#699 [我輩は匿名である]
圭吾かっこよす

⏰:08/07/26 13:48 📱:D705i 🆔:jiq/OXbw


#700 [東脂ヤ転
>>583

「邪魔するで」

散々歩いてたどり着いた所はマンションではなく壱の店だった。

中に居た何人かの客は驚いて俺達を見る。
それに対して壱は何故か嬉しそうに笑っている。

「はいはい、奥の部屋をお使い下さい」

ワザとらしく改まった言い方をすると、壱は奥の部屋へと俺達を促した。

「イッチー・・・ありがとな」

圭吾が小さくそう壱に呟くと、壱は今までで一番の笑顔を俺達に向けた。
「明、こっち・・・

圭吾に軽く背を押された俺は、重い足を動かし部屋に入る。

⏰:08/07/27 12:29 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#701 [我輩は匿名である]
>>400-1000

すいません(^-^;

⏰:08/07/30 02:32 📱:P905i 🆔:☆☆☆


#702 [東脂ヤ転
「どういうつもりだよ!?」

部屋に入るなりそう言うと俺は乱暴にソファーに腰掛ける。
中途半端な優しさなんか望んじゃいない俺にとって、圭吾の行動は納得いかず俺は最高潮に苛立っていた。

「今更俺に構うな・・・ッん・・・ッ!!」

俺が圭吾を罵る言葉を続けようとしたその時、突然その口を圭吾は塞いだ。

「・・・ちょっと黙っとけ」

圭吾はいつになく鋭い目つきで俺を見つめる。
こんな状況でも俺の胸は高鳴っていた。

⏰:08/07/30 15:53 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#703 [東脂ヤ転
その勢いでソファーに押し倒されるカタチになり、俺は思わず圭吾から顔を背ける。

「好きでも無い奴とキスするなって言ったのはお前だろ・・・」

ガラにもなく泣きそうになっている自分を必死で抑えながら、俺は圭吾を睨む。

「俺はお前のことなんか好きじゃねぇぞ?」

「嘘つけ」

「本当だよ!!」

俺は身体を少し起こして圭吾にそう叫んだ。

何だか酷く腹が立つ。
俺ばっかコイツに調子狂わされて、俺ばっか声張り上げて。

何でいつも俺ばっか・・・こんな・・・。

「何でこんな好きなんやろな」

そう言って先に口を開いたのは俺ではなく、圭吾の方だった。

⏰:08/07/30 21:40 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#704 [東脂ヤ転
「・・・・・・は?」

俺の聞き違いかもしれない。今確かに圭吾が・・・

「せやから、俺はいつからこんなにお前が好きなんやろかって聞いてんの」

圭吾はもう一度俺を見つめながら呟く。
こんな近くで見つめられるのが初めてで、俺の顔が火照ってくるのが分かる。

「じょ・・・冗談言ってんじゃねぇぞ!!いつもいつもからかいやがって・・・」

そう言いながら俺は自分で涙目になっているのに気付いていた。

「冗談ちゃうわ」

圭吾はそんな俺の頬にそっと触れる。

「俺は・・・お前が好きや」

⏰:08/07/30 21:49 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#705 [我輩は匿名である]
失礼
>>1-150
>>151-300
>>301-450
>>451-600
>>601-850
>>851-1000

⏰:08/08/01 22:02 📱:D903i 🆔:☆☆☆


#706 [東脂ヤ転
>>704
「嘘・・・だ」

俺は頭の中が混乱しきっていて、何から訊けば良いのかわからずにいる。
「だって・・・お前は静が好きなんだろ・・・?」

目が霞んでいて圭吾を思うように捉えられない。
「静のことはもう関係ないで。俺にとってアイツはいつの間にか、良い友達になっとったんや。」

小さくそう尋ねた俺に圭吾はいつもの笑顔を向けると、優しく俺の髪を撫でた。

それだけでも泣き出しそうなのに、圭吾が俺を好きになる日が来たなんて。
まだ信じれなくて、俺の心はざわつく。

⏰:08/08/02 16:39 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#707 [東脂ヤ転
「っていうかなぁ・・・」

圭吾は溜め息混じりに呟くと、俺の腕を掴み体を引き上げた。

「俺は明が俺を好きやと思ってたから、お前に告ったんやで!?
じゃなきゃ、こんなハズいことやらへんわ!」

相変わらずバカ丸出しなことを大真面目に言う圭吾に、いつもはムカつくところなんだけど、今は全てが愛おしく思える。

[これだから恋愛は嫌なんだ・・・]

そんなことを考えながら俺は、圭吾にいちいち振り回される俺自身が物凄く嫌でもあり、同時に物凄く幸せだとも感じていた。

⏰:08/08/04 01:43 📱:W52P 🆔:☆☆☆


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