危ナイ兄弟愛ノカタチ:)BL
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#748 [ゆぅ]
下がってたのであげときますッヾ(。・ω・。)ノ

⏰:08/08/26 12:32 📱:D705i 🆔:89ZRpxko


#749 [東脂ヤ転
>>747
「………身体、重…」

眠気を振り払うよう、だるさの残る身体を無理矢理起こした俺は、近くのカーテンをサッと引いた。

天気は曇り。今にも大雨が降ってきそうな空模様だ。

そんな空を見ながらふ、と初めて彩華を家に入れた日を思い出す。
その日も丁度こんな曇り空で、突然の雨に慌ててこの家に入れたんだった。

そしてその日は、俺が静兄を"好きだ"と気付いた日でもあった。

⏰:08/08/27 21:43 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#750 [東脂ヤ転
昨日はあれから瞬さんのことも気になったけれど、静兄に促されるまま俺は家に帰った。

久々に頑張って働いたせいか部屋に入った途端力が抜けて来て、そのまま倒れ込むように寝てしまったらしい。
目が覚めた時には日付が変わっていて、今に至る。

「ハァ…」

俺は窓を開けて小さな溜め息をついた。
生暖かい風が俺の頬を撫でる。

こんな時俺は時間の流れの速さを痛感する。
彩華に本当の気持ちを伝えよう、と決めたのは随分前のことなのにそれから流れた時間は驚く程、残酷な程速かった。

⏰:08/08/28 10:27 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#751 [かえで]
 
あげます∩^ω^∩
 

⏰:08/08/30 16:27 📱:W47T 🆔:SJQ60GDg


#752 [東脂ヤ転
かえでサン★(^ω^)ノシ☆
***********「……鳴?」

窓縁にもたれかかっていると、小さなノック音と一緒に静兄の呼ぶ声がした。

「はーい、どうぞ」

俺はその声に応えるとまた空を見上げる。
ガチャッという音と共に、静兄が部屋に入る音が聞こえた。

「空に…」

静兄が小さく呟きながら後ろから俺を引き寄せる。

「何か見えるの?」

耳元で囁かれただけなのに俺の胸は早鐘を打ち始める。

「こんな曇り空じゃさ、何にも見えないよ」

首元の静兄の腕を掴みながら俺は溜め息をつく。

⏰:08/08/30 20:30 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#753 [東脂ヤ転
ふと時計に目をやるとまだ朝の7時。

静兄は部屋着に着替えているものの、まだ一睡もしていないように見える。

「静兄…寝なくて良いの?」

俺は上を見上げるようなカタチで、静兄を見つめる。

「鳴が学校に行くまで、起きてるから」

俺の頬にかかった髪を払いながら静兄は笑った。どこから見ても綺麗なその面立ちは、俺をいつも不安にさせる。

「眠くないの?」

少し視線を逸らしてそう言うと、静兄はごく自然に上から軽くキスをした。

「…一緒に、寝てくれるの?」

意地悪っぽく笑う静兄はそう言うと、俺の額に口づける。

⏰:08/09/02 00:24 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#754 [ひこ]
メッチャ面白い(´∀`)
主サンファイトです!

⏰:08/09/02 07:38 📱:SO903iTV 🆔:☆☆☆


#755 [東脂ヤ転
ひこCサン★(o>v<)ノシ☆
***********「…ッ!!
ぜってぇー寝ない!!」

またからかわれたのが恥ずかしかったのと、突然のキスに戸惑って俺は頬を紅潮させる。

そんな俺を見ながら静兄はまた楽し気に微笑む。

「クスッ…朝食出来てるから一緒に食べよ」

静兄は俺の髪をなでると先に部屋を出た。
俺はこの笑顔に弱い。
静兄の笑顔を見ると何でも許してしまいそうになる。

これがきっと本当に好きだってことなんだろう。

⏰:08/09/02 08:46 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#756 [東脂ヤ転
階段を降りるとコーヒーの良い香りがする。

この家に来る前まで朝食は和食派だったのだが、毎朝静兄が煎れてくれるコーヒーが病みつきになり、今では俺も朝は洋食派になった。

「あ、またコーヒー豆変えた?」

何となくそんな気がした俺が呟いたのに対し、静兄は嬉しそうに頷いた。

「気に入ってる店の店長がさ、新しく入った豆をよく分けてくれるんだよ」

静兄はそう言うと慣れた手つきで俺のカップにコーヒーを煎れる。
煎れた後はいつも何も言って無いのに、砂糖とミルクを俺の好みの量に調節してくれる。

こんなたわいもない、静兄と一緒に過ごす朝が俺は大好きだ。

⏰:08/09/05 01:22 📱:W52P 🆔:☆☆☆


#757 [東脂ヤ転
「今度その店に連れて行ってやるよ。俺の後輩が経営しているカフェなんだ。」

「…へぇ」

静兄の煎れたコーヒーを飲みながら、俺は違うことを考えていた。

[今日…何て言って彩華に切り出そう…]

お気に入りのカップをなぞりながら、俺は様々な言葉を考える。

受験勉強が忙しくて。
バイトが楽しくて。
やるべきことが出来て。他に……


他に、好きな人が出来て。

本当の理由はこれだけど、言えるはずが無い。
彩華に向かって、「俺は静兄を好きになったんだ」なんて言える自信が全く無いんだ。

だんだん身体が重くなってきた俺は、思わず溜め息をついた。

⏰:08/09/05 13:12 📱:W52P 🆔:☆☆☆


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