危ナイ兄弟愛ノカタチ:)BL
最新 最初 全 
#751 [かえで]
あげます∩^ω^∩
:08/08/30 16:27
:W47T
:SJQ60GDg
#752 [東脂ヤ転
かえでサン★(^ω^)ノシ☆
***********「……鳴?」
窓縁にもたれかかっていると、小さなノック音と一緒に静兄の呼ぶ声がした。
「はーい、どうぞ」
俺はその声に応えるとまた空を見上げる。
ガチャッという音と共に、静兄が部屋に入る音が聞こえた。
「空に…」
静兄が小さく呟きながら後ろから俺を引き寄せる。
「何か見えるの?」
耳元で囁かれただけなのに俺の胸は早鐘を打ち始める。
「こんな曇り空じゃさ、何にも見えないよ」
首元の静兄の腕を掴みながら俺は溜め息をつく。
:08/08/30 20:30
:W52P
:☆☆☆
#753 [東脂ヤ転
ふと時計に目をやるとまだ朝の7時。
静兄は部屋着に着替えているものの、まだ一睡もしていないように見える。
「静兄…寝なくて良いの?」
俺は上を見上げるようなカタチで、静兄を見つめる。
「鳴が学校に行くまで、起きてるから」
俺の頬にかかった髪を払いながら静兄は笑った。どこから見ても綺麗なその面立ちは、俺をいつも不安にさせる。
「眠くないの?」
少し視線を逸らしてそう言うと、静兄はごく自然に上から軽くキスをした。
「…一緒に、寝てくれるの?」
意地悪っぽく笑う静兄はそう言うと、俺の額に口づける。
:08/09/02 00:24
:W52P
:☆☆☆
#754 [
ひこ
]
:08/09/02 07:38
:SO903iTV
:☆☆☆
#755 [東脂ヤ転
ひこCサン★(o>v<)ノシ☆
***********「…ッ!!
ぜってぇー寝ない!!」
またからかわれたのが恥ずかしかったのと、突然のキスに戸惑って俺は頬を紅潮させる。
そんな俺を見ながら静兄はまた楽し気に微笑む。
「クスッ…朝食出来てるから一緒に食べよ」
静兄は俺の髪をなでると先に部屋を出た。
俺はこの笑顔に弱い。
静兄の笑顔を見ると何でも許してしまいそうになる。
これがきっと本当に好きだってことなんだろう。
:08/09/02 08:46
:W52P
:☆☆☆
#756 [東脂ヤ転
階段を降りるとコーヒーの良い香りがする。
この家に来る前まで朝食は和食派だったのだが、毎朝静兄が煎れてくれるコーヒーが病みつきになり、今では俺も朝は洋食派になった。
「あ、またコーヒー豆変えた?」
何となくそんな気がした俺が呟いたのに対し、静兄は嬉しそうに頷いた。
「気に入ってる店の店長がさ、新しく入った豆をよく分けてくれるんだよ」
静兄はそう言うと慣れた手つきで俺のカップにコーヒーを煎れる。
煎れた後はいつも何も言って無いのに、砂糖とミルクを俺の好みの量に調節してくれる。
こんなたわいもない、静兄と一緒に過ごす朝が俺は大好きだ。
:08/09/05 01:22
:W52P
:☆☆☆
#757 [東脂ヤ転
「今度その店に連れて行ってやるよ。俺の後輩が経営しているカフェなんだ。」
「…へぇ」
静兄の煎れたコーヒーを飲みながら、俺は違うことを考えていた。
[今日…何て言って彩華に切り出そう…]
お気に入りのカップをなぞりながら、俺は様々な言葉を考える。
受験勉強が忙しくて。
バイトが楽しくて。
やるべきことが出来て。他に……
他に、好きな人が出来て。
本当の理由はこれだけど、言えるはずが無い。
彩華に向かって、「俺は静兄を好きになったんだ」なんて言える自信が全く無いんだ。
だんだん身体が重くなってきた俺は、思わず溜め息をついた。
:08/09/05 13:12
:W52P
:☆☆☆
#758 [東脂ヤ転
「…そんなに心配?」
その時静兄の声で我に返った俺は顔を上げる。
「俺の話聞いてなかったろ?」
静兄はそう言って意地悪く笑う。
俺はその時初めて、静兄の話をちっとも聞いていなかったことに気付く。
「ごめん…静兄」
「そんなことで謝らなくて良いよ」
話を聞いてなかったことだけではなく、彩華に静兄を好きだと言う勇気が無いことに俺は凄く謝りたかった。
きっと静兄が逆の立場だったら、静兄は俺を好きだと言ってくれると思うから。
:08/09/06 12:44
:W52P
:☆☆☆
#759 [東脂ヤ転
「…じゃあ行ってきます」
制靴に履き替えた俺は、玄関まで見送りに来てくれた静兄の方へ向き直る。
「気をつけてな」
静兄はそう言って微笑むと俺の額に軽くキスをした。
「新婚気分だろ?」
静兄の不意打ちのキスにまだ慣れなくて、顔を赤くしてる俺を見ながら静兄は笑う。
「だから…からかうなっての!!」
静兄のその余裕に腹が立ったけど、気を和らげようと静兄がしてくれているのがよく分かった。
「行ってきます」
俺は笑顔でそう言うと、優しい静兄に手を振って家を出た。
:08/09/07 12:39
:W52P
:☆☆☆
#760 [東脂ヤ転
「めーいー!!」
学校に着いてすぐ、大声で名前を呼ばれた俺は立ち止まって振り返る。
「おはよ!今日はヤケに早いじゃん!!」
声を掛けてきたのは幼なじみの北原直樹だ。
まぁ振り返らなくても、俺のことを下の名前で呼ぶ奴はコイツ以外居ないから、すぐ気付いたんだけど。
:08/09/07 17:22
:W52P
:☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194