─乱日々U─
最新 最初 全 
#422 [(^^)]
美香との屋上での始りはそんな感じだった。
ほんの好奇心だった。
まさかこんなに特別な場所になるなんてちっとも思わなかった。
それから、大体掴んだ行動パターンでたまーに様子を伺いに屋上に行った。
1人でいるときは声をかけるし、たまに誰かと来てる時はそっとしておいた。
一度、大抵サボる時間に来てみたら居なかった事があった。
そのとき何気なく校庭を眺めていると、プールの更衣室から出てきたことがあった。
雄馬と一緒だったかな。
明らかにその後という感じで、挨拶代わりにキスをすると別々の方向に歩き出した。
:11/08/21 00:59
:PC/0
:eKXn6QG.
#423 [(^^)]
そのとき既に周りの奴らと関係を持っていることは、うすうす気づいていた。
限られた奴らとしか一緒に過ごさないし、周りも美香を可愛がっている。
喫煙だけでなく、そんな現場にまで遭遇するなんて思いもしなかった。
その頃はふぅーん。笑 としか思わなかったし、最初の頃に比べて結構明るくなってよく喋るようになってきたから、そのあと屋上に上がって来た美香を冷やかしてやった。
美香「うお、またいた。
仕事しろよー!!!笑」
ケン「お前こそ、授業ちゃんと出ろって!!
あんな如何わしい雰囲気出しながらあんなとこで。笑
出てくるとこ見たぞー。笑」
:11/08/21 01:04
:PC/0
:eKXn6QG.
#424 [(^^)]
美香「…はあ!?!?
うっわあー最悪!!!!!」
ケン「バカ!!!たまたまだ!!!!笑
なんだ、雄馬と付き合ってんのか??」
美香「ううん、付き合ってない、誰とも。
あーぁ、まさか担任にそこまでバレるとはっ。笑」
なんて、照れもせずタバコを吸いだす。
ケン「お前ほんっと…笑
まぁ、若いモン同士なんもない方が不思議だしな!!
でも、ちゃんと自分大事にしろよ??
無茶すんなよ??」
ここは普通、しかるとこなのか迷ったが、そういうことはなるべく冗談で済ませておこうと思った。
それが今、これだけ後悔として残るとは思わなかったから。
:11/08/21 01:09
:PC/0
:eKXn6QG.
#425 [(^^)]
美香「笑。
大事にしたりされたりする程の人間ではないのでね。
使えるうちに使っておけばいいの。
ちょ、寝る。疲れた。」
意味深な言い方をすると、ほんとに寝てしまった。
それからもちょくちょくネタにする程度だったけど、ある日屋上で涙を流す美香を見てから、俺の心に変化があった。
泣き方をしらないかのように、拭うこともせずただ涙を流す。
ケン「…おい、大丈夫か。」
思わず声をかけると、凄く悲しそうな目でこっちを見て笑った。
:11/08/21 01:14
:PC/0
:eKXn6QG.
#426 [(^^)]
美香「大丈夫…。
ちょっと思い出し泣き…?笑。」
そういうと、涙がすぐに引いていった。
寒いのか、腕を強くさすっていた。
あれは今思うと、体に残っている感覚を消そうとしていたのかな、とも思う。
話さないなら深くは聞かないでおこうと思ったが、あの時の顔がしばらく頭からはなれなかった。
美香が2年になる直前のことだった。
それから、美香への感情が少しずつ変わっていった。
:11/08/21 01:18
:PC/0
:eKXn6QG.
#427 [(^^)]
そして今美香への気持ちを自覚し、またこうやって誰かと登校してくる姿に胸を締め付けられる思いで見つめる。
どうしたらいいんだ。
俺がもし、教師じゃなかったら、奪ってでもあいつらから離すことが出来たのか。
みんな可愛い教え子だ。
ただ1人、それとは違う感情を持ってしまったが為に他の奴らにも決してよくはない教師になってしまった。
でも、もう堪えられるかわからない。
伝えるのは簡単だけど、なにより美香が心配だ。
これ以上余計なモノを抱えこませるのは…いいことじゃない。
:11/08/21 01:24
:PC/0
:eKXn6QG.
#428 [(^^)]
朝早く来たときはお決まりの屋上。
雄馬と別れてからきっと行くだろう、と思いタイミングを見計らって俺も屋上に向かった。
ガチャっとドアを開け、バタンと閉める。
いつもなら、また来たーとかなにかリアクションがあるんだが。
驚くことに教科書を開いてこっちに気づかない。
それだけ集中してんのか!?と思い顔を見ると、集中してるときとはかけ離れた表情をしていた。
美香「わっからん。」
なんてぼそっとつぶやく。
何がだ?
その教科書の内容じゃないことは簡単に想像がつく。
:11/08/21 01:29
:PC/0
:eKXn6QG.
#429 [(^^)]
:11/08/21 01:42
:PC/0
:eKXn6QG.
#430 [(^^)]
こっちに全く気づかないから声をかかけた。
ケン「あぁ、残念。
担当教科じゃねえか。笑」
すると、びっくりした様子で盗み聞きだの悪趣味だの言いながら、いつも通りの美香だった。
深刻な顔してなに考えてたのか聞くと、勉強してんじゃん!!って。
それだけじゃなさそうな顔だったくせに…。
どうせあいつらにも言えないようなこと悩んでたんだろうな。
無理に聞こうとはせず教科書を見ると、すでに色々書き込みがしてあった。
他愛のない会話をしながらさらに分かりやすく書き込んでいると、美香が言った。
:11/08/27 00:07
:PC/0
:6YG3xp/s
#431 [(^^)]
美香「ケンちゃんあかん。
それ卑怯だわー。」
タバコをくわえていたから、目線だけ美香に移しなにが、と聞く。
教科書に書き込むのが卑怯なのかなんなのか、全く意味が分からなかった。
すると、美香の表情が少しマジだった。
いつもとはちょっと違う、女の顔。
キスしたときも…こんな顔してたな。
わりと定番なこと言いながら3割り増しなんて言われた。
ほんのり嬉しくなったのと、キスしたときのことを思いだしたのを笑ってごまかす。
:11/08/27 00:12
:PC/0
:6YG3xp/s
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194