【続】あいつはあの子のことが好き。
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#1 [みぉり]
恋愛小説、「あいつはあの子のことが好き。」の続きのスレッドです。
一生懸命書いていきますので

よろしくお願いします
>>ご案内
【あいつはあの子のことが好き。】
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/7276/
:08/03/13 00:18
:N905i
:txiHegR2
#2 [みぉり]
すいません

うまく貼れませんでした


タイトルはそのままでありますので、よろしければ探して読んでいただけましたら幸いです。
:08/03/13 00:32
:N905i
:txiHegR2
#3 [みぉり]
【続き】
私は自分の体中から沸き上がる息苦しい感情に押しつぶされそうで
立ち上がると"すいません"と絢さんに頭を下げて屋上を飛び出した
後ろで有希が私の名前を呼んでいたけど振り返らないで走る
:08/03/13 00:36
:N905i
:txiHegR2
#4 [みぉり]
どうして…っ
私を好きって言ってくれたのは……?
私の心にはそればかりがぐるぐると駆け巡っていた
階段を駆け降りながら私の耳にチャイムの音が聞こえてくる
このままでは先生に見つかってしまう……
:08/03/13 00:51
:N905i
:txiHegR2
#5 [みぉり]
とても教室に戻れる気持ちではなかった
階段を降りてすぐ、私の司会に飛び込んできたのは"備品室"
私は迷わずに鍵を取出し、その扉を開けて中に入ったー…
:08/03/13 00:57
:N905i
:txiHegR2
#6 [みぉり]
:08/03/13 00:58
:N905i
:txiHegR2
#7 [みぉり]
>>5から
━━――………
恭平side
ブーッ…ブーッ………
凪と保健室にいると突然、凪の携帯が鳴った
凪は"誰だろ"とつぶやきながら電話に出る
ピッ……
凪「もしぃー?誰………っ有希」
:08/03/13 01:24
:N905i
:txiHegR2
#8 [みぉり]
凪「なんだよ?どしたー…え?今……?保健室………おぃ、有希ぃ??」
ピッ……
恭「どした?」
俺は中途半端に終わった会話を変に思い声をかけた
電話を切った凪が携帯をしまいながら"さぁ"と首を傾げる
:08/03/13 01:32
:N905i
:txiHegR2
#9 [みぉり]
凪はソファに腰を掛けた
俺は大きく伸びをして壁の時計を見る
5時間目が始まって5分くらいか…
今は三井さんが校長室にいる時間だから
昼休みから凪と保健室で特に話もせずにぼぅっと過ごしていた
:08/03/13 01:59
:N905i
:txiHegR2
#10 [みぉり]
そんな沈黙を破るように何かが聞こえてきた
ダダダダダダタッ…
廊下から…………ものすごい勢いの足音………?
俺たちは顔を見合わせて扉を見つめた
バンッ!!
:08/03/13 02:15
:N905i
:txiHegR2
#11 [みぉり]
ガチャガチャッ………ドンドンドンッ
扉を開けようと誰かがものすごい勢いでノックしている
こんな時間に……誰だ?
もしや急病の生徒!?
同じことを思ったらしい凪が慌てて扉の鍵を開けると勢い良く一人の女の子が飛び込んできた
:08/03/13 02:18
:N905i
:txiHegR2
#12 [みぉり]
凪「有希っ!?」
それは瀬戸の親友で凪の幼なじみの園田有希だった
肩を激しく上下させて息をする様子からもただならぬ雰囲気を感じ、その顔は真剣そのもので何やら怒りのオーラさえ出ている
あまりに突然の来客に凪も俺もびっくりしていると
:08/03/13 02:29
:N905i
:txiHegR2
#13 [みぉり]
凪「ちょっ……有希!?」
凪も驚いた様子で名前を呼んだか園田は聞こえていないかのように
つかつかと俺に一気に近づいてきた
なんだ……いったい……
訳も分からずぽかんとしていると園田は俺の前にたった
:08/03/13 02:34
:N905i
:txiHegR2
#14 [みぉり]
次の瞬間、園田の小さな手が振り上げられ
バシッ
乾いた音が保健室に響き渡った
ぶたれた左頬がジンジンする
俺はますますぽかんとしていると園田が怒り心頭の顔で
有「どういうつもりよっ!!!」
叫ぶように怒鳴った
:08/03/13 02:39
:N905i
:txiHegR2
#15 [みぉり]
凪「有希っ何してんだよっ!!」
凪が園田の肩を掴んで落ち着かせようとする
それでも園田は凪の腕を振り払い俺をにらみつけたまま続けた
有「あかりがっ……どんな想いしてきたと思ってんの!?!?」
恭「瀬戸?」
久しぶりに聞くその名前に思わず身を乗り出す
:08/03/13 03:36
:N905i
:txiHegR2
#16 [みぉり]
有「なんでよっ…なんであかりを好きだって言いながら……絢先輩と関係もってんのよ!!!!!!」
!!!!!
園田の発言に俺も凪も言葉を失った
恭「なんで…知ってんだよ………」
:08/03/13 03:38
:N905i
:txiHegR2
#17 [みぉり]
俺の呟きに園田は下唇を噛み締めながらつい先程までの屋上での出来事を話した
…………瀬戸が屋上を飛び出したことも
凪「恭ちゃんっ……あかり、追わなきゃ!!」
凪が俺に急かすように話し掛ける
:08/03/13 13:47
:N905i
:txiHegR2
#18 [みぉり]
有「追わなくていいっ!!」
凪「有希っ!!」
園田が凪の言葉を押し退けて怒鳴る
有「あんたにそんな権利ないよっ!!あかりがっ……どんなに悩んだと思う?…っ……"今泉さんを傷つけた、気持ちを疑った私に出来るのは今泉さんが望む関係でいることだけ"………そう言って……何日も何日も…過ごしてた」
園田の声がだんだん弱くなる
凪も俺も黙って園田を見つめていた
:08/03/13 13:53
:N905i
:txiHegR2
#19 [我輩は匿名である]
恭ちゃんおいかけて!!笑
:08/03/13 13:56
:D705i
:KKfgwcLo
#20 [みぉり]
有「"謝って済むことじゃないから、……でも気持ちを信じられるようになれた"って………あかり、嬉しそうだったんだよ?…やっと………好きを信じられたのに……」
再び顔をあげた園田は目一杯に涙を溜めながら続ける
有「なんでっ……他の女と……っ」
凪「違うっ!!!!恭ちゃんはずっと本気であかりを………」
:08/03/13 13:57
:N905i
:txiHegR2
#21 [みぉり]
>>匿名さん

追い掛けられるのかっ!?恭平(笑)
この修羅場をどうするのか…お付き合いお願いします

:08/03/13 14:02
:N905i
:txiHegR2
#22 [みぉり]
恭「凪ッ!!………俺が話すから」
俺は凪を制して、園田に向き合うように椅子から立ち上がった
もう……いいんだ
俺は息を吸い込み話しだす
園田は黙って俺を見つめて聞く
:08/03/13 14:09
:N905i
:txiHegR2
#23 [みぉり]
恭「全部俺が悪いんだ……あの日、凪がバイトに初めて来た日に…偶然、相原がいた。ちょくちょくバーに来てた常連だったが……まさかうちの生徒だなんて思ってなかった」
俺は思い出しながら…続ける
恭「俺がバイトしてること黙ってるかわりに遊びませんかって…それから始まったんだ…相原との関係が」
:08/03/13 14:33
:N905i
:txiHegR2
#24 [みぉり]
恭「別に断ることだってできたのに……俺は……瀬戸とはどうにもならないって……それを勝手に自分で理由づけて…相原と………」
"遊びの関係でいたんだ"と呟くと園田は怒りに身を震わせて黙っている
きっと俺の話をきちんと最後まで聞こうと耐えてくれているんだろう
:08/03/13 14:36
:N905i
:txiHegR2
#25 [みぉり]
恭「相原に…男ができても……あいつからやめようと言うか、俺がやめたいタイミングでやめるか……そんな契約だった…ずっと関係は続けてた……そんな関係の中で2年になって…いろんな偶然で瀬戸と近くなれて………凪から"ある話"を聞いて…相原とはきっぱり切った」
そこまで話すと俺はため息を吐き出した
:08/03/13 15:20
:N905i
:txiHegR2
#26 [みぉり]
有「だからって…………っ」
園田は一度、口をつぐみ次の瞬間………俺も凪も……そして
瀬戸さえもその場にいたら驚くであろう発言をした
有「なんで…っ…よりによって…真野篤の彼女にっ」
:08/03/13 15:47
:N905i
:txiHegR2
#27 [みぉり]
恭「……………気付いてたのか」
有「気付いてたよ……それくらいっ」
驚く俺たちに園田は俯きながら言う
有「あの球技大会後から…あかり……少しかわった」
:08/03/13 22:41
:N905i
:txiHegR2
#28 [みぉり]
有「……あかりの変化に気付いたけど…っ………言えなかった…あかりの…恋愛に対するつらさを知ってたから…考えさせたくなくて…私は……あかりに……言えなかった」
園田が握り締めた手を震わせながら呟く
俺はチラっと凪を見た
凪は………園田を真剣な面持ちで見つめる
:08/03/14 00:00
:N905i
:CUXm7HdU
#29 [みぉり]
恭「………相原が付き合ったのが…瀬戸が好きになったのが真野だったのは………偶然だったんだ」
俺が言うと園田は再び俺をにらみつけてから凪に視線を移す
有「…………凪、知ってたの?」
:08/03/14 00:44
:N905i
:CUXm7HdU
#30 [みぉり]
凪「…………っ……うん」
有「どうして?………凪は…あかりの…っ……あかりの"あのこと"知ってるじゃないっ!!……なのにどうしてよっ!?」
凪「……ごめんっ……俺のせいだから」
有「え?」
:08/03/14 01:07
:N905i
:CUXm7HdU
#31 [みぉり]
恭「………凪」
俺がそっと名前を呼ぶと、凪は"有希にうそは言えないよ"とふっと笑った
有「どういうこと?」
凪の呟きと俺とのやりとりに園田は何かを感じたらしくさっきとは打って変わって静かに問う
:08/03/14 01:13
:N905i
:CUXm7HdU
#32 [みぉり]
凪「…あかりが好きを信じられなくなったのは……俺のせいなんだ」
園田は表情を変えずに、凪を見つめる
凪「中学ん時……クラスの男どもで……"誰があかりを落とせるか"って話したことがあった。…あかりは昔っからもててたから……一番もてる女ってことで…あかりを落とそうってなったんだ」
凪は静かに話す
:08/03/14 02:10
:N905i
:CUXm7HdU
#33 [みぉり]
凪「それを言いだしたのは………俺だった……でも途中で帰ったから…
まさか、そん中の一人が…本当にあかりに告白して、あかりと付き合いだすなんて思いもしなかった。
俺は……ふざけて言い出したことをすっかり忘れて……あかりとそいつが付き合ってることが"ゲーム"感覚でみんなの賭けに使われてるなんて知らなかった…」
そこまで言うと凪は自嘲気味に笑って園田の方をむいた
園田は……驚いた様子で凪を見つめている
:08/03/14 02:17
:N905i
:CUXm7HdU
#34 [みぉり]
凪「有希……1年の夏休み、うちに来たときにさ……あかりが"中学の時、賭事で告白されて付き合って傷ついた"って……俺に話したよね…"そんな奴許せない"って…あかりのために…泣いてたよな?」
園田は何も言わない
凪「……有希の涙を見て…あかりに何があったのか…初めて全部知ったんだ………全部俺のせいなんだよ……」
凪は言い終わると、"ごめん"と呟き頭を深々と下げた
:08/03/14 02:29
:N905i
:CUXm7HdU
#35 [みぉり]
園田は黙って凪を見つめるだけ…
恭「……凪にその話を聞いて……俺は瀬戸に好きだって気持ちを信じてもらいたいと思って…撮影を続けてきた……だけど…………」
次の瞬間、俺の言葉を遮るように園田が口を開いた
有「……………勝手すぎる」
:08/03/14 02:34
:N905i
:CUXm7HdU
#36 [みぉり]
凪もその声にゆっくりと顔を上げた
園田はまっすぐに……怒りとも悲しみともとれる顔で続ける
有「あんたら……人の気持ちなんだと思ってんの?………あかりが…傷ついたこと知ってて…なんでそんなに勝手なことばっかりしてんのよ……」
:08/03/14 02:42
:N905i
:CUXm7HdU
#37 [みぉり]
有「……あかりが好きを信じられるようになったらそれでいいって?」
凪と俺は何も言えない
確かに……そのためだけに…撮影の中で、俺なりに気持ちを伝えてきたつもりだった
有「凪……」
:08/03/14 02:45
:N905i
:CUXm7HdU
#38 [みぉり]
園田が凪をまっすぐに見据えて言う
有「自分がしたこと………あかりに話さないままで…友達続けるつもり?」
凪はその言葉に俯いて答えない
次に園田は俺を見つめた
有「今泉くん」
:08/03/14 02:56
:N905i
:CUXm7HdU
#39 [みぉり]
有「あかり……あなたを傷つけたって……泣きたいのずっと堪えてきたよ…それを…さっきのあの一瞬で……あかりを支えてきたはずの"あなたの好き"があかりの気持ちを全部崩した………」
俺は目を逸らしたい衝動にかられたが、キッと園田を見つめる
園田は黙って俺と目を合わせたままで動かない
数秒の沈黙
:08/03/14 03:03
:N905i
:CUXm7HdU
#40 [みぉり]
有「二人がどう思ってるか…私にはどうでもいいことだよ……だけどね、自分がしたことの責任はしっかりとりなよ………このまま黙ってみてるだけでいいと思うならそれはそれでいい、でも………自分のせいで傷つけた人にはきちんと向き合うべきじゃないの」
園田は呟くように哀しげに言うと静かに保健室を出ていく
俺たちは……その様子を黙って見ているだけだった
:08/03/14 03:11
:N905i
:CUXm7HdU
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