【続】あいつはあの子のことが好き。
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#100 [みぉり]
でも……現実はそんなにやさしくない
絢さんと今泉さんに関係があったのは揺るぎない事実で
………私を想いながらも他の人と関係を持つことができることも事実
あ「……ッ…なんでかなぁ…ッ…」
:08/03/16 14:53
:N905i
:p/AqwKkM
#101 [みぉり]
告白されたけど、やっぱりからかわれてたんだって………
わりきれないよ
苦しくて
息ができなくなるなんて
こんなに胸のおくが重くて
涙がとまらないなんて
:08/03/16 18:39
:N905i
:p/AqwKkM
#102 [みぉり]
そのまま眠りこんでしまった次の日早朝、携帯の電源を入れると有希から何通もメールが入っていた
自分のこのどうしようもない気持ちを打ち明けられるのは有希だけ………
私は有希の携帯に電話をかけた
:08/03/16 18:44
:N905i
:p/AqwKkM
#103 [我輩は匿名である]
あげます

:08/03/16 20:24
:SH902iS
:it70PiTI
#104 [みぉり]
:08/03/16 20:53
:N905i
:p/AqwKkM
#105 [かえで]
ほんとにすきです*
がんばって^ω^つ
:08/03/16 20:55
:W43H
:WOtNrvuQ
#106 [みぉり]
>>102から
プルルル………プルルル………ガチャ
有「あかりっ!?!?」
電話先の有希は朝とは思えない声を張り上げる
あ「うん……あの…昨日は」
有「今どこっ!?!?」
あ「え?家に……」
有「家ね!?わかった!!」
フ"ッ…………プー…プー…
まだ話し途中なのに……
:08/03/16 21:02
:N905i
:p/AqwKkM
#107 [みぉり]
:08/03/16 21:03
:N905i
:p/AqwKkM
#108 [みぉり]
>>106から
あ「………有希のせっかち」
物凄い勢いで電話を切られ、しばし呆然としていたが
10分もしないで携帯に有希から着信がきた
ピッ……
あ「もしも……」
有「ごめんっ………勢いで家まで来ちゃったんだけど……」
:08/03/16 21:07
:N905i
:p/AqwKkM
#109 [みぉり]
さっきとは真逆な声のトーンに思わず吹き出しそうになった
あ「……やっぱり(笑)」
"今開けるから"と電話を切って静かに階段を降りる
リビングにある置時計を見るとまだ朝の5時半すぎだった
ガチャ……
:08/03/16 21:16
:N905i
:p/AqwKkM
#110 [みぉり]
扉を開けると、申し訳なさそうな顔の有希
有「朝早く……ごめん」
あ「ううん、ありがとう」
私がにっこり笑うと、有希がほっとしたように微笑んだ
静かに階段をのぼり、私の部屋に入る
:08/03/16 21:18
:N905i
:p/AqwKkM
#111 [みぉり]
有希は部屋に入ると急に黙り込んでしまった
あ「有希?」
有「………ひっぱたいちゃった」
ぽつりと言う声に私は聞き返す
あ「え?誰を?」
:08/03/16 21:21
:N905i
:p/AqwKkM
#112 [みぉり]
有希は腕を組み、ムスっとしながら
有「今泉恭平」
と怒り全開オーラで言った
あ「……………はいぃぃっ!?!?」
思わず叫ぶ私の口を有希が慌ててふさぐ
:08/03/16 21:24
:N905i
:p/AqwKkM
#113 [みぉり]
有「(小声)あかりっ!!お家の人起きちゃうよっ!!」
あ「んーっ………ぷはっ」
落ち着いた私を見て有希が手を外した
あ「…………会ったの?」
私の問い掛けに有希はうなずき、私が屋上を飛び出してからの出来事を話してくれた
:08/03/16 21:27
:N905i
:p/AqwKkM
#114 [みぉり]
凪のことも………
私はショックのあまり言葉を失った
あの…"賭けゲーム"は凪が言い出したことだったなんて
今泉さんもそのことを凪から聞いていたなんて
:08/03/16 21:32
:N905i
:p/AqwKkM
#115 [みぉり]
有希は話し終えた後、俯いて何か考えてるみたいだった
今泉さん……絢さんと関係を切ったきっかけって………
凪にそのことを聞いたからだったんだ
それまで……私を好きでも……無理だって考えてたってことだよね
………私も同じだったのかも
:08/03/16 21:35
:N905i
:p/AqwKkM
#116 [みぉり]
いつだったか……
有希に凪への気持ちを聞いた日
有希の涙を見ながら、私は……"真野篤"に対して……
"好きを信じてもらえなかったら"って考えたことがあった
:08/03/16 21:37
:N905i
:p/AqwKkM
#117 [愛]
すっごい面白いですZ続きがすごぃ気になる
頑張って下さいねぇIツ~
:08/03/16 21:45
:W53K
:sN7PSE/o
#118 [みぉり]
あの時、いくら想像してみても答えを見付けだせなかった理由が…
今なら少しわかる
きっと……"そんなことない"って思ってたから
"近づくこと"も"何か変わること"もないって考えてた……
ううん……"しない"って決めて動こうとも思わなかったんだ
:08/03/16 21:53
:N905i
:p/AqwKkM
#119 [みぉり]
:08/03/16 21:54
:N905i
:p/AqwKkM
#120 [みぉり]
>>118から
有「……あかり」
あ「ん?」
有「あかりは………これからどうしたい?」
あ「…………」
有「前は…"私には何もできない"って言ってたよね」
そうだ……今泉さんを傷つけていたことに気付いた次の日
有希にそう言った
:08/03/16 22:13
:N905i
:p/AqwKkM
#121 [みぉり]
有「今度は……動けるよ、前みたいにためらう理由はない」
あ「………」
有希の言葉を黙って聞く
確かに、これから先の私たちは……たぶん私がどうするかで決まる
私は……どうしたい?
:08/03/16 22:16
:N905i
:p/AqwKkM
#122 [みぉり]
有「……真野のことも…………遠慮しなくていいんだよ」
!!!!!
あ「有希っ!?…ッ…知ってたの?」
驚く私にバツの悪そうな顔の有希が舌を出して笑った
:08/03/16 22:18
:N905i
:p/AqwKkM
#123 [みぉり]
有「………あかりわかりやすいんだもん」
あ「うそぉ〜…………いつから?」
有「球技大会直後?から…んー……最初はなんとなくだったけど……一緒に歩いててたまに真野と廊下ですれ違うと黙り込んだりすることあったしね」
有希は思い出しながら淡々と言う
あ「マジですか…………泣」
:08/03/16 22:23
:N905i
:p/AqwKkM
#124 [みぉり]
私が肩を落とすと有希はくすりと笑った
有「まぁ……気付いた時に言うべきだったんだけど……」
そこまで言って言葉をつまらせた有希
あ「………わかってるよ?私のこと………………考えてくれた結果黙っててくれたんでしょ?」
:08/03/16 22:26
:N905i
:p/AqwKkM
#125 [みぉり]
"ありがとう"と言うと、有希は顔をあげて涙を目にいっぱいためて首を振って笑った
有希のやさしさが本当にうれしくて落ち着いた私は
昨日の備品室での出来事を話すことに……
つたない私の話を有希は黙って聞いてくれた
:08/03/16 22:32
:N905i
:p/AqwKkM
#126 [みぉり]
有「……今泉さんの気持ちも…………ちょっぴりわかるなぁ」
あ「え?」
有「そりゃ、あかりの中学こと知ってたくせにってむかついた気持ちもあるよ……でもさ、きっと………傷つくことが怖いことも…あるよなぁって思って……」
有希は天井を仰ぎながら話す
有「………見てるだけでよかったのが……近くにいられるようになったら……欲張りにもなるんだよね」
:08/03/16 22:53
:N905i
:p/AqwKkM
#127 [みぉり]
有「だから……今泉くん、絢先輩と……きっぱり切ったんだろうし……あかりのこと…本当に想ってるからこそ…だと思う…………」
有希は少しずつ声のトーンを落として
有「…………本当は全部わかってるんでしょう?」
私に問い掛ける
:08/03/16 22:55
:N905i
:p/AqwKkM
#128 [
]
面白いです

主さんのペースで頑張って下さい

:08/03/16 22:56
:SH902iS
:it70PiTI
#129 [みぉり]
私は何も答えずに黙る
有「…まぁ、まずは……あかりがどうしたいか……誰を想っているか……考えてみなよ」
有希は言うと立ち上がり、"その顔じゃ今日はお休みね"といたずらっこみたいに笑って帰っていった
玄関で有希を見送って、洗面所に行く
:08/03/16 23:00
:N905i
:p/AqwKkM
#130 [みぉり]
>>

さん

ありがとうございます

頑張りますので

お付き合いください

:08/03/16 23:02
:N905i
:p/AqwKkM
#131 [みぉり]
>>129から
あ「うわっ……ぶさいく」
鏡に映った自分の顔に思わず呟く
まぶたはぼっこり腫れて二重が一重になってるし
顔全体がむくんでるし……
リビングへ時間を見に行くと時刻は6時半を示していた
……お風呂はいろ
:08/03/16 23:08
:N905i
:p/AqwKkM
#132 [みぉり]
お風呂にゆっくり浸りながら、まぶたをマッサージ
あー……気持ちいいなぁ…
こうやってお湯にゆっくり浸かってのんびりした気持ちになれたのって…すごい久しぶりな気がする
コンコン……
「あかり?」
:08/03/16 23:13
:N905i
:p/AqwKkM
#133 [みぉり]
お母さんだッ!!
昨日はご飯も食べずに寝ちゃったから………謝らなきゃ
あ「うんッ…早く目が覚めたから……昨日はごめんなさい」
「体調は大丈夫なの?」
あ「ん…でも……今日は休み……たいかな」
「……わかったわ、学校に連絡しておくからゆっくりなさい」
:08/03/16 23:16
:N905i
:p/AqwKkM
#134 [みぉり]
お母さんは何も聞かずに学校を休ませてくれた
……顔がめちゃめちゃむくんでることも、まぶたが腫れてることも
そんなお母さんの優しさにも助けられて一日をゆっくり過ごした
:08/03/16 23:23
:N905i
:p/AqwKkM
#135 [みぉり]
翌日、有希に"今日のお昼休みに屋上で"とだけメールして
学校へと向かう
・・・・"真野篤"を見ていたあの時間通り
教室にカバンを置いて、備品室へと向かったー・・・
:08/03/16 23:43
:PC
:rigkQ.SE
#136 [みぉり]
備品室の窓から"真野篤"を探した
・・・・グラウンドを走っている姿を見ながら自分の気持ちをもう一度見つめなおしたかったから
彼女がいなくなった"真野篤"に・・・・私は近づきたい
なんて・・・・そんなことは全然思えない自分がいる
:08/03/16 23:46
:PC
:rigkQ.SE
#137 [みぉり]
私は大きく深呼吸をすると、すぐに備品室をあとにした
少し早いけど・・・教室に行ってみんなの登校を待つ
一人・・・二人と登校しはじめて、いつものようににぎやかな教室
凪も来たけど・・・・・お互い目も合わさずにSHR、授業へと進んだ
:08/03/16 23:52
:PC
:rigkQ.SE
#138 [みぉり]
今日は幸いなことに選択授業もない
4時間目が終わるとすぐに教室を出て、屋上へと向かった
扉の前で有希と会ってから、いつもの場所でお弁当を広げる
あ「ね・・・・有希、ひとつだけわかったことがあったよ」
有「ん?」
:08/03/17 00:33
:PC
:mVcJvHaI
#139 [みぉり]
あ「私ね・・・"真野篤"に・・・・近づきたいって思えないんだ」
有「・・・・・へぇ」
あ「有希は・・・・・凪に近づきたいって思う?」
有「なっ・・・なんでいきなり私ぃ?!」
突然の質問に有希は、顔を真っ赤にさせる
:08/03/17 00:35
:PC
:mVcJvHaI
#140 [みぉり]
あ「なんでもっ(笑)・・・・ねぇ?」
有「・・・・////・・・・思う」
あ「そっかぁ〜・・・・」
私は空を見上げて大きく息を吐き出した
そんな私に有希は"なによ一体"と赤くなった顔をごまかすみたいに呟く
あ「・・・・ううん、ありがとっ有希」
:08/03/17 00:38
:PC
:mVcJvHaI
#141 [みぉり]
有「え??」
あ「ちゃんと・・・・見えたことがひとつだけあったなって確信できたからさっそのお礼♪」
有希はキョトンと"変なあかり"と笑って私にデコピンする
私は額をさすりながらも笑って、お昼休みを過ごした
:08/03/17 00:41
:PC
:mVcJvHaI
#142 [みぉり]
そのまま・・・何日も過ぎていって・・・・
凪とは席が隣なのに一切話さなかった
さすがにクラスメートも何人かは気づいて"大丈夫?"って声かけてくれたりして
私と凪がいつまでもこのままでいることはクラスにとっても
いいことではないなって感じたりしながらも・・・・
どうしても・・・・話しかけられずにいた
:08/03/17 00:52
:PC
:mVcJvHaI
#143 [みぉり]
選択授業でも、凪と今泉さんはバラバラに教室に来るし
私たち3人が一緒になって話すこともなくなって・・・・
そんな日々が1,2週間ほど続いたある放課後
石田先生に頼まれた仕事を終えて教室に戻るとー・・・
凪が一人、静かに窓に寄りかかるように立っていた
:08/03/17 00:54
:PC
:mVcJvHaI
#144 [みぉり]
・・・・・入るのやめようかな
一瞬、そんな考えが頭の中をよぎる
でも・・・・いつまでもこのままでいいわけない
私は凪と・・・・友達でいたいから
:08/03/17 00:56
:PC
:mVcJvHaI
#145 [みぉり]
戸口で大きく息を吸い込むと、勢いよく扉を開けた
ガラッ
その音に凪が反応してこちらを見つめる
驚いてはいない様子だ
もしかして・・・・私を待っててくれたの?
:08/03/17 00:58
:PC
:mVcJvHaI
#146 [みぉり]
私はつかつかと自分の席まで歩く
凪はゆっくりと寄りかかっていた体を起こして私の方へと向き直った
凪「・・・・・よぉ」
あ「ん・・・・」
:08/03/17 01:00
:PC
:mVcJvHaI
#147 [みぉり]
なんて切り出そう・・・・と言葉に詰まっていると
凪「ごめんなさい」
あ「・・・・・・・」
凪が私に深く頭を下げて謝罪する
:08/03/17 01:07
:PC
:mVcJvHaI
#148 [みぉり]
凪「有希から・・・・聞いただろう?」
あ「ん・・・・聞いた」
私が呟くと凪は顔をゆっくりと上げて・・・
真剣な顔で私をまっすぐに見つめる
:08/03/17 01:08
:PC
:mVcJvHaI
#149 [みぉり]
凪「謝って済む問題じゃないってわかってる・・・・あの時・・・中学ん時は知らなかったけど、去年の夏休みに・・・有希から聞いたとき・・・すぐに俺のせいだって気づいてた・・・」
私は黙って・・・でも凪から目をそらさないで聞く
凪「でも・・・俺は・・・・・勇気がなくて・・・あかりや有希に嫌われるのが怖くて・・・・いえなかったッ・・・」
:08/03/17 01:10
:PC
:mVcJvHaI
#150 [みぉり]
凪「中学ん時・・・あきらが・・・・・あかりで賭けしてたって・・・その原因は全部俺で・・・俺があんなことさえ言い出さなければ・・・あかりは」
凪は思いつめた表情で言葉を紡ぐ
その顔で私は・・・凪もずっと苦しかったんだって気づいた
・・・・一昨日、有希が言ってたっけ
:08/03/17 01:16
:PC
:mVcJvHaI
#151 [みぉり]
いつものようにお昼を食べていた一昨日
有希が"凪が彼女作らなくなった理由がなんとなくわかった"って・・・
何のことかわからなかったけど・・・・今の話でピンときた
:08/03/17 01:17
:PC
:mVcJvHaI
#152 [みぉり]
あ「凪・・・・ちょっと聞いて?」
凪は私の言葉に一瞬、表情をこわばらせて・・・でもすぐにキッと私をしっかりと見つめてくれた
・・・・私の言葉に何を言われても受け入れようって
逃げないって・・・そんな決意のようなものを感じた
:08/03/17 01:20
:PC
:mVcJvHaI
#153 [みぉり]
あ「正直・・・あの賭けゲームのきっかけが・・・凪だったなんてショックだった・・・・すごく悲しかったし・・・どうしてって何度も思った」
私は一呼吸おいて続ける
あ「だけど・・・・ねぇ凪?・・・私は賭けゲーム自体の責任が凪にあるって思ってない」
私の言葉に凪は一瞬、目を丸くする
:08/03/17 01:23
:PC
:mVcJvHaI
#154 [みぉり]
あ「確かに・・・凪が言い出さなければ私はあんなに悲しい思いはしなかったかもしれない・・・・でも、結局はあきらが勝手にしたことだよ」
私は"あきら"という名前を口にして・・・中学の時を思い出した
"あきら"・・・・結構かっこよかったし、人気もあったから
告白されて嬉しくて・・・・・浮かれてた
付き合った理由は・・・もちろん密かに恋心を持っていた相手だったから
:08/03/17 01:27
:PC
:mVcJvHaI
#155 [みぉり]
あ「あきらが・・・・自分で決めて私に告白してきた、私はそれを自分で付き合うことを決めた・・・・それだけのこと」
言葉にしながら思った
あぁ、こんなにシンプルなことだったんだって
:08/03/17 01:31
:PC
:mVcJvHaI
#156 [みぉり]
あ「その結果が・・・まぁ・・・私は振られちゃったわけだけど」
私は苦笑いしながら凪に言う
凪は真剣な目つきのままでじっと私を見つめる
あ「凪・・・・私が恋愛できなくなったのは自分のせいだから・・・自分には誰とも付き合う権利なんてないって・・・思ったでしょう?」
:08/03/17 01:36
:PC
:mVcJvHaI
#157 [みぉり]
凪「・・・ッ!!!!」
その言葉に凪は俯いてしまった・・・・
やっぱり・・・思った通りだ
あ「だから・・・・夏休み明けから・・・・誰とも付き合わなくなった」
:08/03/17 01:38
:PC
:mVcJvHaI
#158 [みぉり]
私が"違う?"と訊ねると、俯いた凪は両手をぐっと硬く握った
あ「私ね・・・・・有希に・・・あの日、有希が保健室で今泉さんをひっぱいた日に家で言われたことがあるの」
凪は私の声に俯いていた顔をあげる
あ「"傷つくのが怖いこともあるよ"って・・・」
:08/03/17 01:42
:PC
:mVcJvHaI
#159 [みぉり]
瞬間、凪の目から一筋の涙が流れた
あ「そりゃ・・・正しいことをして・・・立ち向かうことって大事だよ、当たり前のことかもしれない・・・・でもさ、人間だもん・・・やっぱり、つらくなったり逃げ出したくなったり・・・・聞きたくないことから耳をそむけたくなることだってある」
言いながら私は自分自身へも話しかける
凪は""
:08/03/17 01:46
:PC
:mVcJvHaI
#160 [みぉり]
あ「凪は・・・・・その時ちょっとタイミングが悪かったんだよ、有希から話を聞いた夏休みのあの凪は・・・・・少し傷つくのが怖かっただけ・・・それは逃げたとかそういうことじゃなくて・・・今きちんと私に向き合ってくれてるのがその証拠」
私が笑って言うと凪は流れる涙を拭いながら何度も"ごめんごめん"と繰り返した
:08/03/17 01:50
:PC
:mVcJvHaI
#161 [みぉり]
あ「ん・・・・・・でも・・・やっぱりちょっと許せないとこはあるかな」
私が笑顔から真顔になると、凪も涙をキレイに拭ってもう一度向き直る
凪「・・・・うん・・・俺、あかりに絶交されても当然だと思ってる」
:08/03/17 01:53
:PC
:mVcJvHaI
#162 [みぉり]
あ「・・・・・・・・・絶交なんてしませんけど?」
凪「え?・・・・イチチチチチチチッッ」
言うが早いか私は背伸びして凪の両頬を思いっきりひっぱった
凪は今度は痛みのあまりに涙を流す
:08/03/17 01:56
:PC
:mVcJvHaI
#163 [みぉり]
あ「よしっ・・・・これでチャラね」
私が両手を離すと凪は必死に真っ赤になった頬をさすった
あ「・・・・凪、これからも友達よ?・・・変な気遣いはやめて・・・凪がどうしても納得できないのであれば、凪の思うように恋愛してくれることが私に対する謝罪ってことにして?」
:08/03/17 01:58
:PC
:mVcJvHaI
#164 [みぉり]
凪「あかり・・・ッ・・・」
あ「若菜くーん?返事は?」
凪「・・・うんっ・・・ありがとう!!!」
やっと凪は笑顔になって私たちは握手をして
お互いの長年のモヤモヤと心の重しが一気になくなったのを感じた
:08/03/17 02:01
:PC
:mVcJvHaI
#165 [みぉり]
凪「あかり・・・・・恭ちゃんのことなんだけど」
その名前に思わず、動きが止まってしまった
あ「今泉・・・さん?」
私は心臓が大きく波打って、両手にぐっと力が入る
:08/03/17 02:05
:PC
:mVcJvHaI
#166 [みぉり]
凪「ちょっと・・・聞いて欲しいことあるんだ」
私は黙ってコクンと頷くと凪はぽつりと話し始めた
凪「恭ちゃん・・・あかりのことずっと好きだったって・・・知ってるよね?・・・・俺がそのことを知ったのは・・・去年の夏休み前だった」
:08/03/17 03:47
:PC
:mVcJvHaI
#167 [みぉり]
凪「暗室で・・・恭ちゃんの写真ファイルからあかりの写真見つけた、そのあかりは・・・・中学生・・・たぶん2年くらいだと思う」
あ「えっ・・・中学っ・・・・?!」
その事実に驚きを隠せなかった
だって・・・中学2年って・・・3年近く前だ
:08/03/17 03:49
:PC
:mVcJvHaI
#168 [みぉり]
凪「まぁ・・・・とにかく恭ちゃんは中学ん時に偶然、写真に写りこんだあかりに一目ぼれして・・・・・・・・・告白したんだって」
あ「・・・・・いつ?」
今泉さんはが私の"あの言葉"を知ってたということから
中学に一度、告白をされたのかもしれないって考えはあった
:08/03/17 03:51
:PC
:mVcJvHaI
#169 [みぉり]
凪「中3になる前の・・・・・春休み」
あ「えっ・・・・その時期は・・・ッ」
私の言葉に凪は静かに頷く
凪「そう・・・あかりがあきらの"賭けゲーム"を知った前後だ」
:08/03/17 03:52
:PC
:mVcJvHaI
#170 [みぉり]
再び、中学の記憶を手繰り寄せる
中3になる前の春休み・・・・終了式の日の放課後
あきらに呼ばれていきなり振られて・・・・
玄関で、男の子たちがあきらに掛け金払うだのっていう話を聞いた
ショックのあまり・・・・その前後の記憶が私にはほとんどない
:08/03/17 03:55
:PC
:mVcJvHaI
#171 [みぉり]
お母さんに聞いたけど、その日から2,3日高熱で寝込んでたって・・・
歩いて帰ってきたときも普通じゃなかったってびっくりしたのよって話されたっけ
その後からの生活は・・・しっかり記憶がある
:08/03/17 03:57
:PC
:mVcJvHaI
#172 [みぉり]
【訂正】
>>170×その前後の→その後の
間違いが多くて申し訳ありません((( ;゚Д゚)))
:08/03/17 03:58
:PC
:mVcJvHaI
#173 [みぉり]
>>171から
ということは・・・・
あ「・・・・終了式の日だ」
凪「・・・・思い出したの??!!」
呟く私に凪は驚いた様子で目を見開く
:08/03/17 04:01
:PC
:mVcJvHaI
#174 [みぉり]
あ「ん・・・なんとなくだけど・・・・」
私は自分の記憶を凪に話すと凪は"学校に会いに行ったって聞いたから多分その日だ"と返してくれた
私が・・・"あの言葉"を使った最初の人が・・・今泉さんだったんだ
:08/03/17 04:03
:PC
:mVcJvHaI
#175 [みぉり]
私が一人、納得していると凪がなにやらカバンの中をごそごそをかき回している
なにやら探しものをしてるっぽい
あ「凪?何か探し物〜?手伝う???」
凪「あっこれだっ!!!!」
私の言葉を押しのけて、凪は嬉しそうに笑って私に一枚の紙を差し出した
:08/03/17 04:09
:PC
:mVcJvHaI
#176 [みぉり]
あ「??」
わけもわからず、とりあえず受け取って紙に目を落とす
どうやら・・・ポスターみたい
えーと・・・・なになに・・・ッ・・
:08/03/17 04:10
:PC
:mVcJvHaI
#177 [みぉり]
大々的なキャッチコピーがど真ん中に書いてある
横には"高校生の写真コンクール"との記載
私は思わず凪を見つめた
あ「コレって・・・ッ」
凪「・・・・・そ、コンテストの募集チラシ・・・あかりモデルやったでしょ」
:08/03/17 04:13
:PC
:mVcJvHaI
#178 [みぉり]
凪はにこっと笑って言う
その声に促されるようにもう一度、チラシに目を向ける
コンクールの作品は・・・・一般投票で選ばれるらしい
指定の美術館での作品公開での即時投票とネット投票
その結果発表はー・・・・・今日?
:08/03/17 04:15
:PC
:mVcJvHaI
#179 [みぉり]
私は顔をあげて、凪を見つめると凪はふっと笑った
凪「今日発表なんだ・・・・潮見美術館で入選した作品の展示会やってる」
凪とチラシを交互に見つめながら、凪の言葉の意味を考える
あ「今泉さん・・・・入選した・・・の?」
:08/03/17 04:19
:PC
:mVcJvHaI
#180 [みぉり]
私が呟くように訊ねると凪は心底嬉しそうに頷く
凪「・・・・見てあげてよ、俺の一生のお願い」
凪はきっちりと私に向き直って、深々と頭をさげた
あ「え・・・と、・・・・でも・・・美術館ってもう閉館して」
凪「あと30分あるからっ!!!!自転車なら15分くらいで着くよ」
:08/03/17 04:23
:PC
:mVcJvHaI
#181 [みぉり]
凪が"早く早く"と急かす
私はまだ見に行くとも行ってないのに、つい凪に乗せられて
自転車を全速力で漕ぎ、一人で潮見美術館に向かった
:08/03/17 04:25
:PC
:mVcJvHaI
#182 [みぉり]
キィィー・・・・
必死で自転車を漕いで美術館につく
慌てて、駐輪場に停めてから静かにその扉をあけて中に入った
さすがに閉館10分前とあって人はほとんどいない
入ってすぐに受付で場所を訊ねると・・・・
私は大きく波打つ心臓を押さえながらゆっくりとその会場へ向かった
:08/03/17 04:28
:PC
:mVcJvHaI
#183 [みぉり]
ドクンッ・・・・
会場前にあるパネルを目にした瞬間、心臓が大きく跳ねた
そのパネルには写真コンクールのテーマが・・・書かれたいた
テーマ【愛おしきもの】
:08/03/17 04:30
:PC
:mVcJvHaI
#184 [みぉり]
ドキン・・・・ドキン・・・
うるさいくらい鳴り響く心臓を気にしながらもゆっくりとその会場へ入っていく
壁一面に入選作品らしき大小様々な写真がいくつか並んでいる
入り口から奥へ進むにしたがって上位の作品公開となってるみたい
作品を見回しながら足を進める
:08/03/17 04:35
:PC
:mVcJvHaI
#185 [みぉり]
・・・・まだないなぁ
部屋の半分近くまで歩みを進めてもまだ今泉さんの作品はない
壁伝えに進んでいた私の足はいつのまにか最奥まで来ていた
ふと視線を変えて最奥の壁に目を移した私は・・・・・言葉を失った
:08/03/17 04:38
:PC
:mVcJvHaI
#186 [アンカー]
:08/03/17 05:45
:D705imyu
:4nQClq06
#187 [
]
:08/03/17 06:57
:SH903iTV
:UpPn6Ulk
#188 [
]
あげます

:08/03/17 12:47
:SH902iS
:T47xASH.
#189 [愛]
すっごい気になるッIZZ
あげまぁす
:08/03/17 15:05
:W53K
:XYbBEI.g
#190 [みぉり]
【あげてくださった皆様】
ありがとうございます!!
これから更新しますので・・・・お付き合いくださいっ(。→‿←。)
:08/03/17 23:26
:PC
:mVcJvHaI
#191 [みぉり]
>>185から
入り口から見てきた写真の多くは、風景や家族
空や校舎・・・・
サイズはまばらだったけどそれでも両手で広げて持つことができるくらいの大きさだった
:08/03/17 23:29
:PC
:mVcJvHaI
#192 [みぉり]
・・・・・今私の目の前にある、この最奥の壁の写真は
写真というよりも大きな大きなパネルだ
人がゆうに5人は収まるであろう大きなパネル
:08/03/17 23:31
:PC
:mVcJvHaI
#193 [みぉり]
パネルの横に・・・・評論の文と投票者のコメントが並んでいる
"純粋さに心を打たれた"
"切なくなった"
"撮影者の気持ちが入り込んできた"
:08/03/17 23:39
:PC
:mVcJvHaI
#194 [みぉり]
あ「・・・ッ・・・」
コメントを読んでから私はゆっくりとパネルのまん前に立った
しっかりと顔をあげてパネルを見つめる
:08/03/17 23:52
:PC
:mVcJvHaI
#195 [みぉり]
・・・・・こんなにたくさん
そこに写っていたのは全部私だった
:08/03/18 00:44
:PC
:2E1mUTkk
#196 [ゆうき]
おもしろすぎです


メッチャハマりました


頑張って下さい!!
:08/03/18 01:38
:D903i
:yVyk.48Y
#197 [みぉり]
>>ゆうきさん
ありがとうございます♪頑張ります!!
:08/03/18 01:49
:PC
:2E1mUTkk
#198 [みぉり]
>>195から
大きな大きなパネルには何枚も何枚も・・・・たくさんの私が写っていた
引き伸ばされたもの、写真のサイズそのままのものだったりと・・・
色々なサイズの写真がパネルいっぱいに広がっている
:08/03/18 01:54
:PC
:2E1mUTkk
#199 [みぉり]
その一枚一枚を見るようにゆっくりと視線を動かす
あ、図書室のときの・・・・なんでこんなに怖い顔してるの私(笑)
真剣に本を読んでいるらしい私、
これ・・・・凪とお弁当取り合ってた時のだ
必死にお弁当を渡すまいとしてる私、
:08/03/18 01:57
:PC
:2E1mUTkk
#200 [みぉり]
・・・これは撮影初日のだ(笑)
ガッチガチで全然笑えてない私、
顔・・・・こんなに赤くなってた?!
一生懸命、カメラに向かって撮らせまいとしている私、
:08/03/18 01:58
:PC
:2E1mUTkk
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