*柴日記*
最新 最初 全 
#124 [向日葵]
:08/03/31 02:59
:SO903i
:☆☆☆
#125 [向日葵]
―*3日目*―
越姉って本当に鈍感。
小4の俺でも分かるのに、いつになったら柴の気持ち分かるんだろうなー。
(神田家・長男・空談)
今日は待ちに待った体育祭!クラス別の色のハチマキを頭に巻いて、靴紐をしっかり結んだ所で開始のアナウンス、そして空砲。
オレンジの絵が描かれたクラス旗を掲げて、皆で行進。
:08/04/01 00:29
:SO903i
:☆☆☆
#126 [向日葵]
日焼け止めを塗らなければならない程の太陽。
でもそれすらも胸をワクワクさせる。
プログラムのラジオ体操から始めまれば、それから先は戦いの始まりだ。
「あー!体がウズウズするー!」
誰よりもこの日を待ち望んでいた美嘉は、両拳を上げて叫ぶ。
側では日傘をさした椿が微笑んでいた。
まずは1年生からの種目なので、首にタオルを巻いて作ったポンポン、その他応援グッズを持って準備万端。
:08/04/01 00:36
:SO903i
:☆☆☆
#127 [向日葵]
体育祭は縦割り、つまり1年、2年、3年のB組が1つのチームとなっている為、応援はかかせない。
「ハイ、皆声出して行くよー!」
私が声を上げると、皆も「オー!!」と元気よく返してくれた。
そういえば、と、保護者が集まっている場所を見る。
お母さん達が見に来るとか言ってたけど、いつ来るのかは聞いてない。
柴も多分来るだろうけど……。
私は空を見上げた。
:08/04/01 00:40
:SO903i
:☆☆☆
#128 [向日葵]
病弱そうな柴は、この直射日光に堪えれるのだろうか……と不安になる。
ずっと外にいたら溶けてしまいそうな気さえする。
「越、どうかした?」
袖を捲って、日焼けなんか関係ないと言う風な美嘉が空を見上げたまま固まった私に問いてきた。
「ううん、なんでも」
パァン!と乾いた音が響いたかと思えば、リレーが始まった。
周りは一気に騒がしくなって、グラウンドの熱気は更に高まっていった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
うー……緊張してきたなー……。
:08/04/01 00:45
:SO903i
:☆☆☆
#129 [向日葵]
いくつかの種目を終え、2年生のリレーが始まろうとしていた。
実は私、3番目にリレーを走る事になっていた。
頭の中で、何度も走るシミュレーションを繰り返す。
足がちゃんと動いてくれるか心配だなぁ……。
「えっつ!体ガチガチ!」
アンカーの美嘉が肩をポンと叩いてきた。
「越足早いんだから何も心配ないでしょ?」
「美嘉には負けるけどね」
:08/04/01 00:49
:SO903i
:☆☆☆
#130 [向日葵]
でもウジウジしてはいられないと、自分の顔をパンッ!と叩いて一喝し、深呼吸する。
<選手、入場!>
アナウンスが流れたので、私達は走り出した。
場所に着けば、第1走者の準備が始まる。
汗が一筋顎へと流れる……。
銃声が鳴り響けば、一斉に走り出した。
今は2位キープ。
手を握り合わせて頑張れと祈る。
しかし2走者目に事件が。
転んでしまったのだ。
:08/04/01 00:53
:SO903i
:☆☆☆
#131 [向日葵]
次の走者の私は焦った。
今は9クラス中6位。
巻き返せるか心配だ。
走る位置についても、他のクラスの子達はドンドン行ってしまった。
「越ちゃん……っ!ごめんね!!」
転んだ子が私にバトンを渡した。
緊張が体を硬直させる。
……その時。
「おねーちゃぁん!頑張ってぇ!」
ん?苺?
走りながら、探せば、お母さんに抱き上げられた苺、桜、空、柴がいた。
:08/04/01 00:56
:SO903i
:☆☆☆
#132 [向日葵]
「お姉ちゃんいけー!」
「越姉!しっかり!」
皆恥ずかしいくらい叫ぶ中、柴は静かに、だけど面白そうに笑っていた。
ありがとう皆……お姉ちゃん、頑張ります!!
一気にやる気が出た私は、先に走る人をめがけて走り出した。
1人、2人、3人……4人……!
5人目抜けそうな所で、次の子にバトンを渡した。
息が上手く出来なくて苦しい。
:08/04/01 01:00
:SO903i
:☆☆☆
#133 [向日葵]
「越ナイスファイトー!」
「ま、前の人と……あまり差が無かったのが救いだったよ……」
襟元を持ってパタパタ仰ぐ。
ドッと汗が出てきて、何度も袖で拭いた。
しばらくして、美嘉にバトンが渡った。
しかしさすが美嘉。
1位との距離をグングン縮めて、ラストは逆転勝利。
ゴールテープを切ったと同時に、美嘉の「よっしゃー!」と言う声が聞こえた。
:08/04/01 01:04
:SO903i
:☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194