*柴日記*
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#350 [向日葵]
そんな私を柴はクスクス笑った。
「まるで子供だね。しゃっくり出すだなんて……」
その笑顔にまた泣きそうになったけど必死に堪える。
「ご……ごめん……。すぐ泣きやむから……」
「いいよ別に。越も俺に甘えてくれてるから嬉しいし」
さっと顔が赤くなった。
柴に無意識の内に甘えていた自分が恥ずかしくなった。
おかげど涙も引っ込んでくれる。
:08/06/09 00:23
:SO903i
:☆☆☆
#351 [向日葵]
「そ、そういえば柴、庭にいたんじゃなかったの?」
「散歩に行ってたんだ。で、帰って来たらこうなってたって訳」
「会話……聞いてた?」
「会話?」
立川君との会話。
確実に私の好きな人が柴とバレてしまう会話。
聞かれていれば……マズイし気まずい……。
「んーあまり」
良かった……。
「越の好きな人は俺なんだーとは思ったけど」
:08/06/09 00:26
:SO903i
:☆☆☆
#352 [向日葵]
ん?としばらく動きをとめた。
それって……つまり。
……――――――っ!
「聞こえてるじゃないっ!」
動揺を隠せない私に対し、柴は楽しそうと言うか嬉しそうと言うか、にっこり笑っている。
「嬉しいなー。越が俺を好きだなんてー」
「ち、ちが……っ、あくまで家族としてで……」
「本当に?」
急に真面目な灰色の瞳が接近した。
:08/06/09 00:29
:SO903i
:☆☆☆
#353 [向日葵]
そんな真剣に聞かないで欲しい。
余計「うん」と肯定するのが恥ずかしくなってしまう。
「本当に、ちが……」
目をそらそうとした時、今以上に柴が近づいて距離を詰める。
「俺は越が好きだよ」
目を見開いた。
柴が……私を好き……?
「う……そ……」
「本当。ずっと前から好きって言ってるし、態度で示してるけど、越はまったく気づかないんだもんなー」
:08/06/09 00:33
:SO903i
:☆☆☆
#354 [向日葵]
>>319に感想板がありますんで良かったらお願いします

:08/06/09 00:34
:SO903i
:☆☆☆
#355 [向日葵]
「そんな事……」
言われたって……。
「で、越は?」
また覗き込まれる。
顔が熱くなる。
顔が近づけば、その分私は離れた。
しかし何故か強気な柴は、更に近づく。
「な、な、にが……」
「俺の事、好き?嫌い?どっち?」
そ、そりゃもちろん好きだけど……。
……ええい……こうなりゃヤケだ……。
「普通!」
:08/06/13 00:00
:SO903i
:☆☆☆
#356 [向日葵]
はい……?
自分の言った言葉に自分で驚く。
やっぱりと言うか柴も驚いている。
わ、私、今何って?
「普通……って……。」
柴がうなだれて頭をポリポリかく。
ああやっぱり普通って言っちゃったんだ私……。
ヤケだ!と意気込んだ割りに全然ヤケになってない辺り自分がとことん情けない……。
「や、だって、その……」
「まぁいっか……。嫌いって言われるよりマシだしね」
:08/06/13 00:04
:SO903i
:☆☆☆
#357 [向日葵]
柴はニッと笑う。
「でもきっと好きって言ってもらえるようにするから。越も俺が越を好きって分かったなら、ちゃんと意識してよね」
くしゃりと前髪辺りを撫でる。
意識なんて、ずっと前からしてる。
その笑顔、その声、その瞳……。
柴の全部が、私のたった1つの心臓を揺れ動かす。
私もいつか……言えたなら……迷わず言いたい……。大好きって……。
:08/06/13 00:07
:SO903i
:☆☆☆
#358 [向日葵]
―*8日目*―
なんか最近、越姉の雰囲気が変わったみたい。
なんて言うの、女っぽくなったって言うか……。
もしかして柴のせい?
(神田家・長男・空談)
「さてと……。柴、どれから乗る?」
「絶叫系以外……」
「なんでよっ。せっかく遊園地に来てるっていうのに!」
今日は土曜日。
私は柴と遊園地に来ているのだ。
:08/06/13 00:12
:SO903i
:☆☆☆
#359 [向日葵]
何故かと言うと、それは昨日の事だった。
―――――――――
―――――――――――
[フリーパスチケットォ!?]
お母さんが会社から2枚のフリーパスチケットを貰ってきたのだ。
[たまには皆で遊んどいで。いつもあたし達が世話んなってっからね]
1枚で3人までいけると言うなんとも素晴らしいチケット。
遊園地なんていつぶりだろうと心踊らせ、皆にどうするか訊いてみた。
……が。
:08/06/13 00:15
:SO903i
:☆☆☆
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