*柴日記*
最新 最初 🆕
#588 [向日葵]
「社会のルールかよ。じゃあ停学でもしやがれっ!あたしは痛くも痒くもねぇんだよ!!」

教師は祐子にたじたじだ。
下手をすれば祐子が飛びかかってくるのではないかと心配だからだ。
そんなのだから、祐子の心は更に納得出来なくなる。

結局祐子は何も見なかった事にされ、煙草は没収された。

――――――――…………

廊下を歩いている時だった。

「森下さんっ!」

振り返れば、向こうから神田一朗が走って来る。
そしてお約束のように何も無い所でスッ転ぶ。

⏰:08/09/15 01:52 📱:SO906i 🆔:☆☆☆


#589 [向日葵]
祐子はため息をついて彼に近づく。

「お前には気をつけると言う言葉はないのか……」

「そんな事より、さっき先生に煙草見つかったんじゃ……っ。教室に歩いて行く時、怒鳴り声が聞こえて……」

「見なかった事にするってよ」

「そ、そっかぁ……」

祐子はハッと気づき、周りに目を向ける。

あの祐子と話していると、神田一朗が変な目で見られているのを視線で感じた。

―ドウイウ関係?

―下僕?パシリ?

―マサカ恋人?

―違ウダロ。森下ガ良イヨウニ使ッテルダケダロ。

⏰:08/09/15 01:58 📱:SO906i 🆔:☆☆☆


#590 [向日葵]
直接言う事も出来ない馬鹿共。

いや……1番の馬鹿は、神田一朗か……。

関わらなかったら、こんな事言われる事も無かったのに……。

「――でね、森下さん」

「神田」

祐子は神田一朗の話を遮る。
そして冷たい目で彼を見つめる。

「あたしに二度と関わるな。お前がいたら、目障りなんだ」

神田一朗は固まる。

これでいい。

祐子は回れ右をして去って行った。

⏰:08/09/15 02:02 📱:SO906i 🆔:☆☆☆


#591 [我輩は匿名である]
>>578
誤]消毒駅
正]消毒液

>>581
誤]優しいだなんて思うだなんて
正]優しいと思うだなんて

>>585
誤]そるに
正]それに

⏰:08/09/16 00:44 📱:SO906i 🆔:☆☆☆


#592 [向日葵]
すいません上も私です

⏰:08/09/16 00:45 📱:SO906i 🆔:☆☆☆


#593 [向日葵]
「オイ一朗」

一朗の友人が呼びかける。

「お前何急に全力疾走してんだよ」

「ちょっとね」

「ってかお前、森下祐子となんか喋んない方がいいぞ。それでなくてもお前先生から可愛がられてる優等生なんだからさ」

一朗は運動はともかく、勉強では優秀だった。
それは2年生の間では有名で、注目はされていた。

だから、問題児である森下祐子と絡めば悪影響が出るとでも友人は思っているのだろう。

「優等生……ね……」

彼女は珍しがる訳でなく、普通に接してくれたから、新鮮だった。

⏰:08/09/16 00:52 📱:SO906i 🆔:☆☆☆


#594 [向日葵]
自分に向かって呆れた表情や、怒った表情、しまいには殴られそうになるけど、1つ1つ彼女を知る度楽しくなっていった。

「……もしかして」

[うっとおしい]

あの言葉の意味は……。

―――――――――…………

下校の音楽が鳴る。
それを聞きながら、誰もいない教室で祐子は机に突っ伏して目を瞑っていた。

珍しく、今日は教師との口喧嘩だけだったから、暴れたりないと言うか……。

「帰ってサンドバッグでも叩こうかね……」

⏰:08/09/16 00:57 📱:SO906i 🆔:☆☆☆


#595 [向日葵]
立ち上がり、沈みかけの夕日を見る。

今日も1日が終わる……。

教室を出て、下駄箱へ向かう。
靴を履き替えて、自転車置き場へ向かおうとした時、勢いよく引っ張られた。

「森下さ……」

この声は……。

「神田?」

神田一朗は祐子を追いかけてきたのか、息を切らせて祐子の腕を掴んできた。

下校時間なので校舎に残っていた生徒は帰る為下駄箱へやってくる。
祐子は手を払い退け、歩き出した。

⏰:08/09/16 01:00 📱:SO906i 🆔:☆☆☆


#596 [向日葵]
「森下さん話を聞いて」

「話なんかない」

祐子はカゴに鞄を入れ、鍵を刺す。

「僕はあるんだ!だから聞いてっ」

自転車のストッパーを外し、自転車を出す。
またがり、ペダルに足をかけると同時に、神田一朗は前に立ちはだかった。

「聞いてくれなきゃのかないよ」

ハンドルを傾けて方向転換しようとするも、また前へやって来て通せんぼする。

祐子は眉間にシワを寄せると長いため息を吐いた。

⏰:08/09/16 01:04 📱:SO906i 🆔:☆☆☆


#597 [向日葵]
「昼間あたしが言った事忘れたのか?」

「すっごく傷ついた」

「本音だ。私は本音しか言わない」

「嘘だ。あれは僕の為に言ったんでしょ?」

祐子はハンドルに肘をおいて頬杖をつく。

「だとしても事実には変わらない。あたしなんかと関わればお前は損する。そんな役にはなりたくない。だからうっとおしい。それだけの事だ」

「僕が誰と関わろうが僕の自由だっ!だから損しても誰の責任でもない。僕が悪い」

⏰:08/09/16 01:08 📱:SO906i 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194