*柴日記*
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#822 [○○&◆.x/9qDRof2]
君は僕を許してくれるだろうか。

「ごめ、ごめん…本当にごめん…怖かったんだ…責められるのが」


『君を殺した』と責められるのが。

⏰:22/10/04 17:21 📱:Android 🆔:☆☆☆


#823 [○○&◆.x/9qDRof2]
あの日たまたま雨が振っていて、僕はブランコを漕ぐ君の背中をいつものように押していたんだ。

ほんの少しの雨だったから、構わず親友である君と遊んでたんだ。

君を喜ばせたくて、雨粒がキラキラと宝石のように綺麗だったから、いつもより強く背中を押していたんだ。
⏰:10/12/17 22:11 📱:SH04B 🆔:f3tn8iq6

#10 [不発花火]
『立ったら、きっともっと楽しいよ』

その言葉で立ち上がった君の背中を僕が強く押した瞬間、雨で濡れた鉄で出来た手摺りから君は手を離してしまい、君の小さな体は宙を舞った。

高く飛んだ君の体は地面に強く叩き付けられ、しばらくビクビクと痙攣し、血を吐き出した後ピクリとも動かなくなった。

僕は怖くなってしまい、逃げ出してしまった。

「違、違う…助けたかったんだ…本当だよ…ごめん、ごめんよ…」

「嘘だ」

⏰:22/10/04 17:21 📱:Android 🆔:☆☆☆


#824 [○○&◆.x/9qDRof2]
無表情な君からは、何も感じられなかった。

怒りも悲しみも何も感じられない、君。

僕はただそれに恐怖を感じるしかなかった。

⏰:22/10/04 17:21 📱:Android 🆔:☆☆☆


#825 [○○&◆.x/9qDRof2]
ギィギィ、と錆びた音が廃れた公園に響き渡る。

僕の横でブランコを漕ぐのは、あの時と何一つ変わらない君。

⏰:22/10/04 17:22 📱:Android 🆔:☆☆☆


#826 [○○&◆.x/9qDRof2]
亡き君に告ぐ
⏰:10/12/17 22:07 📱:SH04B 🆔:f3tn8iq6

⏰:22/10/04 17:22 📱:Android 🆔:☆☆☆


#827 [○○&◆.x/9qDRof2]
#3 [不発花火]
僕がまだこの公園で遊んでいた時は、周りは古びた団地で、道路を渡ってすぐに優しいおばあちゃんがいる駄菓子屋があって、その少し離れた所に友達の家が経営している本屋があったはずだった。

⏰:22/10/04 17:22 📱:Android 🆔:☆☆☆


#828 [○○&◆.x/9qDRof2]
でも今は見渡しても駄菓子屋も本屋も古びた団地もなく、コンクリートのビルや綺麗な高層マンションがそびえ立っていた。

⏰:22/10/04 17:23 📱:Android 🆔:☆☆☆


#829 [○○&◆.x/9qDRof2]
その中でこの廃れた公園だけは昔と何一つ変わらずに、まるでここだけ世界が違うように佇んでいた。
⏰:10/12/17 22:08 📱:SH04B 🆔:f3tn8iq6

⏰:22/10/04 17:23 📱:Android 🆔:☆☆☆


#830 [○○&◆.x/9qDRof2]
#4 [不発花火]
でも、昔はたくさんの子供達やその母親で賑わっていた公園も、今ではしんと静まり返っている。


ただ、ブランコの音がギィギィと鳴り響いている。

⏰:22/10/04 17:23 📱:Android 🆔:☆☆☆


#831 [○○&◆.x/9qDRof2]
君は変わらないな」

ブランコを囲む鉄柵に座る僕の横で無言のまま小さくブランコを漕ぎ続ける君に僕は話し掛けた。

十何年という長い時間は、僕を大人にするのは充分すぎる程だった。

⏰:22/10/04 17:23 📱:Android 🆔:☆☆☆


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