*柴日記*
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#842 [○○&◆.x/9qDRof2]
#9 [不発花火]
「どうして僕を置いてったの?」
「僕はまだ生きていたのに」
「どうして?」


君は僕を許してくれるだろうか。

「ごめ、ごめん…本当にごめん…怖かったんだ…責められるのが」

⏰:22/10/04 17:26 📱:Android 🆔:☆☆☆


#843 [○○&◆.x/9qDRof2]
『君を殺した』と責められるのが。


あの日たまたま雨が振っていて、僕はブランコを漕ぐ君の背中をいつものように押していたんだ。

ほんの少しの雨だったから、構わず親友である君と遊んでたんだ。

⏰:22/10/04 17:26 📱:Android 🆔:☆☆☆


#844 [○○&◆.x/9qDRof2]
君を喜ばせたくて、雨粒がキラキラと宝石のように綺麗だったから、いつもより強く背中を押していたんだ。
⏰:10/12/17 22:11 📱:SH04B

⏰:22/10/04 17:26 📱:Android 🆔:☆☆☆


#845 [○○&◆.x/9qDRof2]
#10 [不発花火]
『立ったら、きっともっと楽しいよ』

その言葉で立ち上がった君の背中を僕が強く押した瞬間、雨で濡れた鉄で出来た手摺りから君は手を離してしまい、君の小さな体は宙を舞った。

高く飛んだ君の体は地面に強く叩き付けられ、しばらくビクビクと痙攣し、血を吐き出した後ピクリとも動かなくなった。

⏰:22/10/04 17:27 📱:Android 🆔:☆☆☆


#846 [○○&◆.x/9qDRof2]
僕は怖くなってしまい、逃げ出してしまった。

「違、違う…助けたかったんだ…本当だよ…ごめん、ごめんよ…」

「嘘だ」

⏰:22/10/04 17:27 📱:Android 🆔:☆☆☆


#847 [○○&◆.x/9qDRof2]
無表情な君からは、何も感じられなかった。

怒りも悲しみも何も感じられない、君。

僕はただそれに恐怖を感じるしかなかった。

⏰:22/10/04 17:27 📱:Android 🆔:☆☆☆


#848 [○○&◆.x/9qDRof2]
ゆびきりげんまん
ゆびきりげんまん、うそついたらはりせんぼんのーます。
ゆびきった。

「私ね、昔約束したんだ」
「約束?へぇー、誰とよ?」

⏰:22/10/04 17:33 📱:Android 🆔:☆☆☆


#849 [○○&◆.x/9qDRof2]
図書館の机。
私の前に座る友達が読んでいた本を閉じた。こんな話にも興味を持ってくれたらしい。
広辞苑を読んでいたのだから、相当暇だっただけなのかも知れないけど。

「誰かは思い出せないんだ。どんな約束かもよく憶えていない」

⏰:22/10/04 17:33 📱:Android 🆔:☆☆☆


#850 [○○&◆.x/9qDRof2]
「何それ。約束した事しか憶えていないの?」
「うん。誰かと指切りげんまんしたんだ」
ゆびきりげんまん、うそついたらはりせんぼんのーます。

⏰:22/10/04 17:34 📱:Android 🆔:☆☆☆


#851 [○○&◆.x/9qDRof2]
ゆびきった。
頭の中で、そのフレーズがずっと反芻される。
あの約束で、初めて交わした指切りげんまん。

⏰:22/10/04 17:34 📱:Android 🆔:☆☆☆


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