*柴日記*
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#912 [○○&◆.x/9qDRof2]
「誰かは思い出せないんだ。どんな約束かもよく憶えていない」
「何それ。約束した事しか憶えていないの?」
「うん。誰かと指切りげんまんしたんだ」
:22/10/04 17:49
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:☆☆☆
#913 [○○&◆.x/9qDRof2]
ゆびきりげんまん、うそついたらはりせんぼんのーます。
ゆびきった。
頭の中で、そのフレーズがずっと反芻される。
あの約束で、初めて交わした指切りげんまん。
:22/10/04 17:50
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:☆☆☆
#914 [○○&◆.x/9qDRof2]
でもいつだったっけ?結構幼い頃だったような気がする。
でも人生4、5年ぐらい生きてりゃあの歌には出会えるし。何とも確証がない。頭の中で壊れたようにあのフレーズがずっと流れる。
:22/10/04 17:50
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:☆☆☆
#915 [○○&◆.x/9qDRof2]
ゆびきりげんまん、うそついたらはりせんぼんのーます。
ゆびきった。
「…あっ」
「…?どしたの?」
「思い出したのよ」
「誰と約束したかを?」
「ううん、約束した事を」
:22/10/04 17:50
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:☆☆☆
#916 [○○&◆.x/9qDRof2]
うそついたら、ね?
約束した相手の声だけが頭の中で再生される。
少し低い女の子の声。顔は忘れたけど、声は思い出せる。
赤いランドセルに黄色い帽子をかぶって、約束したんだ。
あれは多分初めての指切りげんまん。
:22/10/04 17:50
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:☆☆☆
#917 [○○&◆.x/9qDRof2]
「一緒に地獄へ堕ちよう、って約束したんだ」
あの子は、憶えてるのかな。
:22/10/04 17:50
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#918 [○○&◆.x/9qDRof2]
【決意】
ベッドの中で彼にしがみつきながら、朦朧とした意識の中で私は考えた。
:22/10/04 17:51
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#919 [○○&◆.x/9qDRof2]
―今日、言おう。
きっかけを待っていたらいつまで経っても切り出せない。
彼と私は求めるものが違いすぎる。
:22/10/04 17:52
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#920 [○○&◆.x/9qDRof2]
彼を強く感じ、私の思考はそこで途切れた。
ランジェリーを着けながらどう切り出そうか考えていると、3年間の彼との思い出がぼんやりと浮かんできた。
:22/10/04 17:52
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#921 [○○&◆.x/9qDRof2]
温かく、そして切なくなった。
でも、これでいい。彼との今までの生活は、決して悲しいものじゃない。愛しているからこそ、大切に思うからこそ、お互いのために離れよう。
:22/10/04 17:52
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