*柴日記*
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#936 [○○&◆.x/9qDRof2]
茂みを掻き分けてどのくらい進んだだろうか、コテージが見えてきた。だが、周囲に人影らしきものはない。あの中で、あいつはまた淫らなことをしているんじゃないだろうか。

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#937 [○○&◆.x/9qDRof2]
見たくない。はずなのに、ぼくのからだは意識を無視して行動していた。ぼくは建物の裏側から、周囲の様子を伺いながら慎重に近づいた。そしてコテージの壁にはりついて、窓からこっそりと内部を覗く。

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#938 [○○&◆.x/9qDRof2]
緊張しながらも、ぼくはひとみの姿を探した.......だが、ひとみどころか中には誰の姿も無かった。ほっとしたのと同時に、期待を裏切られたような気分だった。

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#939 [○○&◆.x/9qDRof2]
もう帰った後だったのだろうか。ぼくは、表に回ってコテージのドアを開けた。やはり中には誰もいない。だが、テーブルの上に置かれた赤い布がぼくの目に映った。

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#940 [○○&◆.x/9qDRof2]
あれは……制服のスカーフだ。近づこうとしてコテージの中に一歩足を踏み入れた瞬間、頭に衝撃が走ってぼくは崩れ落ちた。痛みに顔を歪めているぼくの耳に、男の声が聞こえた。

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#941 [○○&◆.x/9qDRof2]
「こいつ、やっちゃっていいの?」
「うん。いいよ」

それに答えたのは.......間違いない、ひとみだ!どういうことだ?なぜひとみがぼくを?

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#942 [○○&◆.x/9qDRof2]
「ずっと付きまとわれててさ。キモいんだよね」

ぼくはもうお前に付きまとうつもりは無い!だが、男の足が倒れているぼくのみぞおちを強打したため、声にはならなかった。

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#943 [○○&◆.x/9qDRof2]
痛みをこらえて目を開けると、視線の先には嫌悪感に満ちたひとみの顔があった。視界の端を棒のようなものが通りすぎると、すぐに頭に痛みを感じた。何かが弾けるような感覚の後、ぼくは意識を失った。

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#944 [○○&◆.x/9qDRof2]
現実を遮断する直前に聞いたのは、ひとみの声だった。

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#945 [○○&◆.x/9qDRof2]
「ストーカーだったなんて、幻滅した.......好きだったのに」

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