･ﾟ*･love story ..から始まった恋:･ﾟ'★たまに⑱

結局、翌日も話しは進まないまま…
亮二との話し合いを始めて１ヶ月近くたった。

あづさは何度か実家に帰ろうかと悩んだが‥
亮二と生活をしながらの話し合いを選んだ。

亮二にも…
どれだけツラい思いをさせただろう

それでもあづさの気持ちは揺るがなかった

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『あづの気持ちが、そんなに決まっているのなら離婚しよう』

突然、亮二が言い出した

『幸せにしてあげれなかったケド‥これがあづの幸せに繋がるなら‥』

初めて‥亮二の涙を見た

あづさは胸が苦しくなった‥。

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本当に亮二との生活が終わってしまうんだ‥。

こんな時‥
不思議な程、楽しかったことしか思い出せない。

あづさは
亮二を裏切って…
自分で決めて言い出した事なのに
涙がとまらない自分が許せなかった。

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そして…
そんなあづさの頭を撫でてくれる亮二が愛おしかった。

【この人と出会えてよかった…】

『亮二…今までありがとうございました。』

亮二はそぉ言うあづさの涙を拭い微笑んだ…

二人は皮肉なコトに11月22日‥良い夫婦の日に離婚届を出した。

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あづさは実家に帰っていた。

一番上の姉も半年前に離婚して‥二人の子供を連れて帰ってきていた

母は
『にぎやかになったわねぇ』と笑ってくれたが‥
父は不機嫌なままだった

両親にまだ彼の話しはしていなかった‥。

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『一週間くらい、旅行に行ってくる』

あづさは家族にそぉ言って大阪に向かった‥。

早く‥彼のあのたくましい腕に抱きしめて欲しかった。

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あづさは新幹線の窓から流れる景色を見ていた‥

本当にコレで良かったのだろうか‥
離婚して良かったのか…

二年前のあの時に離婚すれば良かったのか‥
そぅすれば、他の誰かに抱かれるコトはなかったのかも‥

彼と出逢わなければ良かったのか‥

いろんな想いが頭をよぎった‥。

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ホームに彼の姿を見つけた

『翔ッ！』

あづさは彼の胸に飛び込んで、泣いてしまった。

『あづ‥よしよし‥』

彼はあづさを抱きしめて
頭を撫でてくれた。

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何故、あんなにも涙が零れてしまったのか‥
あづさにもわからなかった。

ただ‥
彼の腕の中は温かくて‥

この先、ずっと…
この腕に抱きしめられたいと願っていた

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こんなに長い時間を彼と一緒に過ごせるのは
初めてだった‥

『あづ。このまま一緒に暮らさへん？』

『まだ…親に翔の事、話してないんだ。どこで知り合ったのか聞かれても‥‥』

『携帯でって言うたら‥出会い系やと思われるやろうしやなぁ』

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