カンノウ小説。(18禁)
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#9 [兎春]
これだけ様々な人間が、同じ箱に閉じ込められて……
揺られているんだからすごいと思う。
門倉紫帆(カドクラシホ)は、ある種感心にも似た気持ちで周りを見回した。
:08/03/21 00:48
:P702iD
:YYWwoyuk
#10 [兎春]
『次は…〇〇……』
電車特有の放送がされてしばらくすると
反対側のドアが開いて、さらにたくさんの人が入ってきた。
:08/03/21 00:49
:P702iD
:YYWwoyuk
#11 [兎春]
そのせいで紫帆はさらに電車の奥、隅へと追いやられていく。
“電車から降りるの、大変だろうな…”
なんて呑気なことを考えていたその時、
大きく電車が揺れて、紫帆はバランスを崩した。
:08/03/21 00:50
:P702iD
:YYWwoyuk
#12 [兎春]
「……っうわ」
思わず声が出る。
それでもなんとかよろめかずに済んだのは誰かに肩を“ガッ”って掴まれたからだ。
:08/03/21 00:50
:P702iD
:YYWwoyuk
#13 [兎春]
「……っと、大丈夫?」
掴んだ人が言った。
人が多すぎて、とてもじゃないが真後ろにいるその人の正面を向くことが出来ない。
:08/03/21 00:52
:P702iD
:YYWwoyuk
#14 [兎春]
それで紫帆は、
首だけをその人の方へ向けて、言った。
「あ、はい。ありがとうございます(笑)」
:08/03/21 00:52
:P702iD
:YYWwoyuk
#15 [兎春]
そっちを向いて、驚いた。
同じ学校の制服。
名札の色で判断するところ、多分ひとつ上の先輩。
しかも、
さらさらストレートの髪に優しそうな笑顔。
その人は結構爽やかな…俗に言う“イケメン”だったからだ。
:08/03/21 00:53
:P702iD
:YYWwoyuk
#16 [兎春]
「そう。なら良かった」
先輩が優しそうに、ニコッと笑う。
どうやら、顔だけじゃなくて性格も良いみたいだ。
紫帆はなんとなく特した気分になって、
なんとも思わずにまた正面に向き直した。
:08/03/21 00:54
:P702iD
:YYWwoyuk
#17 [兎春]
………。
………この時、一体誰が想像できただろう。
まさかこの後、紫帆の人生を大きく左右するような出来事が起こるなんて。
:08/03/21 00:54
:P702iD
:YYWwoyuk
#18 [兎春]
:08/03/21 00:56
:P702iD
:YYWwoyuk
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