あなただけを…
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#1 [みゅ]
 

実話をもとにしたフィクションです
初めて書くので読みにくい
と思いますが是非読んで下さい
感想もお願いします
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3484/

⏰:08/03/27 10:42 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#2 [みゅ]
 

森川美月 15歳




…私,恋してます!!

⏰:08/03/27 10:45 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#3 [みゅ]
 

なんやかんやで小学5年から
ずっと片思い。

もう中3の秋…
高校生になったらこの恋は
卒業しよう!!
そう心に決めていた。

⏰:08/03/27 10:47 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#4 [みゅ]
 

だって叶わぬ恋だから。


私の好きな人…


幼なじみの2つ上のお兄ちゃん。

⏰:08/03/27 10:49 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#5 [みゅ]
 

幼なじみの家族とは
本当の家族みたいに仲良し。
旅行はたいがい一緒にいくし
誕生日は必ずみんなで祝うし…


本当の兄妹みたいで…
近すぎて,叶わぬ恋。
きっと妹としか見られてない。。

⏰:08/03/27 10:54 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#6 [みゅ]
 

私の好きな人…

谷口良樹 17歳
そしてその弟
谷口信宏 16歳
そして私の3人は年子
だったこともありずっと一緒
にあそんでいた。

家は車で30分くらい離れてた。

⏰:08/03/27 11:05 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#7 [みゅ]
 

11月3日。

私の好きな人,よしくんの
学校の文化祭の日

私立の男子校で,よしくんは
ギター部だった。

文化祭は舞台でライブだと
言っていたので乗り気で
なかった友達を連れ
こっそり見にやってきたのである

⏰:08/03/27 11:17 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#8 [みゅ]
 

「美月,どの人?」

「愛,ほら,あそこの黒い服!!」

「遠すぎて全然顔わからん〜」

友達の愛と会話しながらも
…顔なんて見えなくても
やっぱかっこいいな。

なんて思ったり。

⏰:08/03/27 11:21 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#9 [みゅ]
 

「美月,愛!!」

「あっ,葵と優香!!」

「せっかくだし一緒にみよ〜」

…結局4人でみることに。


⏰:08/03/27 11:34 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#10 [みゅ]
 

「ドラムの人かっこい〜」
なーんて葵は言ってるけど
私には他の人は目に入らない。


…よしくんだけみれればいい

⏰:08/03/27 11:36 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#11 [みゅ]
 

ライブも終わり,幸せな時間
が過ぎ去ってしまった帰り道

「美月!!」

「美樹おばちゃん」

よしくん達のお母さんだ。

「今夜森川家もうちでご飯
だから乗せてってあげようか?」

⏰:08/03/27 11:46 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#12 [みゅ]
 

ということで,友達と別れて
谷口家へ…

すると,そこには

『ドラムの人だあ〜』
とか心の中で叫ぶ。

ライブの後遊びに来てたらしい

⏰:08/03/27 12:27 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#13 [みゅ]
 

その他にももう1人来ていて
ドラムの人は炭川さん
眼鏡の人は中山さん
というらしい。

2人ともとてもいい人で
一緒に人生ゲームまでした。

まさか,また会う事になる
とは全く思わずに…

⏰:08/03/27 13:18 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#14 [みゅ]
 

次の日…

「え〜,あのドラムの人と

会ったの?」

「うっ,うん。たまたまだけど」

葵…そんなに気にいってたんだ。

「美月の好きな人の友達でしょ?
お願い,アドレス聞いてきて!!」

⏰:08/03/27 13:50 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#15 [みゅ]
 

「いいよ!!」

葵は積極的だなあ。

〜その夜〜

「よしくんにメールしなきゃ」

メールする口実できたし
葵にちょっと感謝。

⏰:08/03/27 14:15 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#16 [みゅ]
 

その次の日から葵と炭川さんは
メールをし始めた。
炭川さんの話をする葵は
幸せそうで輝いていた。

積極的な葵が…


うらやましかった。

行動を起こせない自分が


もどかしかった。

⏰:08/03/27 14:40 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#17 [みゅ]
 

そして11月6日 運命の日

この日の夜,突然めったに
メールしないよしくんから
メールが届いた。






「まだ起きてる?」

⏰:08/03/27 15:34 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#18 [みゅ]
 

急いで返事を返す

「起きてるよ!!どーしたの?」






「話があるんだけど…いい?」

⏰:08/03/27 15:53 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#19 [みゅ]
 

なんかしちゃったっけ?
なんて事を考えながら

「いいよ」

と返した。




10分たっても返事がこない。
だんだん不安になってきたころ…

⏰:08/03/27 21:17 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#20 [みゅ]
 

返事が来た。

不安になりながら
メールをひらける。

友達紹介してとか言われたら
どーしようかと…

でも,そこには予想外な
事が書かれていた。

⏰:08/03/27 21:20 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#21 [みゅ]
 

「俺,美月の事どーしようもない
くらい好きなんだけど
俺らみたいな幼なじみが
付き合うとかどう思う?」

…好き?

よしくんが?

私を?

⏰:08/03/27 21:23 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#22 [ゆん☆]
頑張ってください。

⏰:08/03/27 21:26 📱:W42S 🆔:t.F5O796


#23 [みゅ]
 

頭がパニックになった。
ずっと片思いだと思ってたから

…返事かえさなきゃ

「ちょっとまだ頭が混乱
してて美月達のことは
わかんないけど幼なじみが
付き合うのはありだと思う」

と,わけのわからない返事を
かえしてしまった…

⏰:08/03/27 21:27 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#24 [みゅ]
 

すると今度は3分ほどで
返事が返ってきた

「ずっと,俺達が付き合っても
いいんかな?って思って
言えなかったけどもう
そんなんどーでもよくなる
くらい好きやねん」


…まじですかー!!

やばい,ドキドキとまんない。

⏰:08/03/27 21:35 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#25 [みゅ]
 

ゆんさん

見逃してましたー
読んでもらって嬉しいです
ありがとうございます
がんばります

⏰:08/03/27 21:41 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#26 [我輩は匿名である]
美月って私と
同じ名前

なんかうれしい

⏰:08/03/27 21:57 📱:F903i 🆔:xmns28oM


#27 [みゅ]
 

でも,私が1番悩んでる事
を言ってみることにした。
「美月もよしくんが好き。
だけど,お兄ちゃんとして
好きなのか,男の人として
好きなのかわかんない」




…私の今の正直な気持ち。

⏰:08/03/27 22:13 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#28 [みゅ]
 

匿名さん

ほんとですか?
美月って名前綺麗ですよね

⏰:08/03/27 22:21 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#29 [みゅ]
 

それでもよしくんは

「俺もにたようなこと
悩んでた。
でも,自分が抑えられない
くらい美月が好きなんだ」
って言ってくれた。

心から嬉しかった。
だから…



「美月もやっぱりよしくん
のことすきです」

⏰:08/03/27 23:18 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#30 [みゅ]
 

そしたら…
「じゃあ今からマジ告りするね。
俺と付き合ってください」




「はい,お願いします」

私はもちろんこう答えた

⏰:08/03/27 23:21 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#31 [みゅ]
 

「まじ?
ほんとに俺でいいの?」

…いまさら何言ってんだ

「当たり前じゃん」

「やったー!!
よろしくね」


こうして11月6日は
私たちの記念日になった

⏰:08/03/27 23:27 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#32 [みゅ]
 

次の日

私は学校に行ってさっそく
クラスで一緒にいる愛と
美佐に話した

すると2人は私が長い間
片思いしていたことを
知っていたのですごく
喜んでくれた。


…幸せだった

⏰:08/03/27 23:31 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#33 [みゅ]
 

「あ〜あ,とうとう美月にも
男ができちゃったかー」

と歎く美佐。

実は私たち3人共
彼氏いない歴=年齢だったんです

私は卒業したけど…笑

美佐は可愛いのになんで
できないのかな?
愛は変人だから納得だけど。笑

⏰:08/03/28 00:17 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#34 [みゅ]
 

その日はテストだったにも
関わらずテンションが
下がることはなかった。

幸せすぎたから

でも私は中3,いわゆる受験生
遊んでばかりいられない…はず

明日と明後日はオープン
ハイスクールだし。

⏰:08/03/28 00:25 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#35 [みゅ]
 

でも,オープンハイ=電車にのる

ということは帰りが
いつもより遅くても怪しくない!!

これを利用しない手はなかった

なんせ親には内緒の
付き合いだから。


⏰:08/03/28 00:29 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#36 [みゅ]
 

オープンハイスクールの日
正直高校見学とかどーでもいい

はやく地元に帰って会いたい




…よしくんに。

⏰:08/03/28 00:31 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#37 [みゅ]
 

私の願い通り高校見学は
予定より少し早くおわった

よしくんとの待ち合わせは
私の家の最寄り駅。

私が着いた時にはまだ
よしくんはきてなかった。

〜♪
メールが届いた
「今ついた〜」

…どーしよ,ドキドキとまんない

⏰:08/03/28 00:35 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#38 [みゅ]
 

階段を降りてきて

「やっほー♪」

そー言った彼氏として
初めて会ったよしくんは
より一層かっこよくみえて
やばかった…笑

「とっ,とりあえず公園
にでも行く?」

顔がみれなーい。

⏰:08/03/28 00:45 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#39 [みゅ]
 

初めてのデート…
とりあえず近くの公園の
ベンチに腰をおろす

なんで今まで幼なじみと
して会っていたときの
ように普通にできないのか…

沈黙の苦手な私は
ひたすらくだらない事を
しゃべり続けた

⏰:08/03/28 01:12 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#40 [みゅ]
 

2時間ほどしゃべったころ

〜♪

『今どこなの?』

お母さんだ…

「誰から?」

「お母さん…」

「じゃあそろそろかえろっか」


帰りたくないな。

⏰:08/03/28 09:19 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#41 [みゅ]
 

お母さんに
『すぐ帰る』
と返事を返し,遠回りして
家の近くまで送ってもらった

バイバイしたくない…
そのときよしくんが

「美月,明日も
高校見学だよな?」

「そーだよ。」

「じゃあ,俺明日も同じ時間に
こっちくるから明日も会おうよ」


やったー,幸せ…笑

⏰:08/03/28 09:27 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#42 [みゅ]
 

その日の夜

よしくんからのメールで

『最後バイバイするとき
ちゅーしようかと思った
けどできんかった〜』



…ちゅー?


『そーなんだ〜』

ちゅーなんて心の準備が…笑

⏰:08/03/28 10:15 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#43 [みゅ]
 

昔は,よくちゅーしてたな…


私はずっと普通だと思ってたが
谷口家と遊びに行った帰りは
毎回子供がお互いの家族全員と
おやすみとさよならのちゅーを
するのがしきたりだった

⏰:08/03/28 11:47 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#44 [みゅ]
 

物心ついたころから
そうしてきたので
当たり前だと思っていた

小学校3年くらいかな
ちゅーしなくなったの。

私が小3のときよしくんは小5
当たり前っちゃ当たり前か。

あのころはなんだか寂しかったな


なんてことを考えながら
眠りについた

⏰:08/03/28 11:53 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#45 [みゅ]
 

次の日も高校見学

本命の高校ではなかったので
ほとんど見てるふり。

でも楽しみなことがあると
時間が経つのは遅い



…まだおわんないの?

⏰:08/03/28 17:27 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#46 [みゅ]
 

やっと長かった高校見学もおわり
地元に帰ってきた

「美月〜,帰ろうか」

と声をかけてくれたのは
幼稚園からの親友の由里だ

「由里,実は…」

と事情を説明すると由里は

「まじ!!やったじゃん!!
おめでとう。じゃあ先
帰っとくね」

と言って笑顔で帰っていった

⏰:08/03/28 18:26 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#47 [みゅ]
 

みんなが喜んでくれる
ってうれしいな

とか思いつつよしくんを待つ






…おそーい。

15分ほどしてからメールがきた

『あと10分くらいでつく』

⏰:08/03/28 19:03 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#48 [みゅ]
 

まだあと10分もかかるのか…
寒いなあ〜

とか考えながら1人寂しく
待ち続けた。


しばらくして,聞き慣れた声。

「悪い,遅くなった」

⏰:08/03/28 20:04 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#49 [みゅ]
 

「遅いよ〜,寒かったし」

なんて言いながら昨日と
同じ公園へ移動。

「寒かった?ごめんな」

とよしくんが言ってベンチに
座った瞬間,私の肩に暖かい
何かが触れた。

隣をみるとセーターの
よしくんが微笑んでいた。
「これで大丈夫?」

⏰:08/03/28 21:00 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#50 [みゅ]
 

私の肩に触れた物は



〜よしくんの学ラン〜


私はよしくんの優しさと
気遣いに顔が真っ赤になった


「ありがとう」

としか言えなかった。

⏰:08/03/28 21:18 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#51 [みゅ]
 

ここからは昨日と同じ

相変わらず私がしゃべりまくって
親からメールがきて
遠回りして送ってもらった…




違うのは私の肩によしくんの
学ランがかかっていることだけ




⏰:08/03/28 22:57 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#52 [みゅ]
 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

次の日から私は学校に携帯を
持っていくようになった。

できるだけずっとよしくんと
連絡をとっていたいから

授業中でもかまわずメールした

くだらない話でも楽しかった

⏰:08/03/29 23:29 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#53 [みゅ]
 

『明日,俺学校早くおわるんだ
けど…会いにいっていい?
前に美月が言ってた川に
連れていってよ』

お昼時に突然の
よしくんからのお誘いメール。

嫌なわけないじゃん

『いいよ,明日楽しみにしてる』

私…明日,デートするんだ

…へへへ。笑

⏰:08/03/30 00:16 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#54 [みゅ]
 

授業中なのに顔がにやける


…ヘヘヘ。笑

多分正面からみてたら
気持ち悪いだろうな


でもそんなこと気にしない

だって…ねぇ。笑

⏰:08/03/30 13:57 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#55 [みゅ]
 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

〜デート当日〜

約束通り私は前々から
言っていた川によしくんを
連れていってあげた。

川は特に何もないので
2人でいろんな話をした

学校であったこと
家でのこと…など

2人で行った川 [jpg/30KB]
⏰:08/03/31 10:20 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#56 [みゅ]
 

日が暮れて辺りが暗く
なってきたころ

〜♪
美月の携帯がなった

「メールだ!誰だろ?」

…よしくん?
なんで一緒にいるのにメール?

疑問に思いながらも
メールを開いてみると…

⏰:08/03/31 10:43 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#57 [みゅ]
 




『ちゅーしてもいい?』



…思わず,微笑んでしまった

⏰:08/03/31 10:45 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#58 [みゅ]
 

「なんで笑ってるん!!
…返事は?」


可愛いな〜
なんて思いながら返事を返した



『いいよ』

⏰:08/03/31 11:15 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#59 [みゅ]
 

よしくんの顔が近づいてくる


…心臓が口からでてきそう


ちゅっと優しく私の唇に
よしくんの唇が触れた

と,そのとき

「んっ」

⏰:08/03/31 11:18 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#60 [みゅ]
 

よしくんの舌が私の口に
入ってきた…

「ん〜」

初めての事なのでどーしていいか
わからず,されるがままに
しているしかなかった。



⏰:08/03/31 12:06 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#61 [みゅ]
 

唇が離れた後,2人は
照れ笑いをしながら
帰路についた。

「順番,逆になっちゃったけど…
手つなご?」

と,よしくんが私の顔を
のぞきこむ

「…うん」

多分あたし,顔真っ赤だ


⏰:08/04/02 11:10 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#62 [みゅ]
 

差し出された手を握る

するとよしくんの体温が
伝わってきた

「美月,手冷たすぎ!笑」

なんていいながら一生懸命
手を暖めてくれるよしくんが
今,何よりも愛おしい。

⏰:08/04/06 09:59 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#63 [みゅ]
 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
〜学校にて〜

「美月〜,聞いて聞いて!」

と,廊下の端から葵がすごい
勢いで走ってきた

「わかったから落ち着いて!笑
そんな焦らなくても聞くから。
どーしたの?」


⏰:08/04/06 10:23 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#64 [みゅ]
 

「今度の日曜…遊ぶことに
なっちゃった!」

「え?誰と?」

「炭川さんだよ!もう忘れたの」

…忘れてた〜
そーいえば葵,炭川さんと
メールしてたんだった

遊ぶ約束までしたんだ

⏰:08/04/06 13:12 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#65 [みゅ]
 

「まじ〜!やったね!
頑張って♪」

「ありがと♪美月と美月の
彼氏さんのおかげだよ!」

…私,役に立てたかな

このままうまくいくといいな

⏰:08/04/06 14:23 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#66 [みゅ]
 

久々に更新
誰かみてくれるかな?

⏰:08/04/11 00:17 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#67 [みゅ]
 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

そして迎えた日曜日


この日からかな…

おかしくなっちゃったの。

⏰:08/04/11 00:18 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#68 [みゅ]
 

その日私はたまたま愛と
お菓子を作る約束をして
材料を2人で買いに行く
ところだった

〜♪
…んっ,葵から電話?
珍しいなあ

なーんて思いながら電話に
でてみる

「葵,どーしたの?」

「…今から会うけど緊張
しすぎて無理!!ちょっ,
今から来て〜」

⏰:08/04/11 00:26 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#69 [みゅ]
 

「今から?愛もいるんだけど…」

「愛ならいいよ!!笑
今駅だから!!まってるね」

…ツー,ツー,ツー

私まだ行くって言って
ないのに…

と思いながらもちょっと
楽しくなってきて愛と
予定変更して駅へ向かった

⏰:08/04/12 11:42 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#70 [みゅ]
 

駅へ向かう途中
私はよしくんにメールした
炭川さんと友達だしね

『今日炭川さんと美月の友達
が会うんだって!!』




これが間違いの始まりだった

⏰:08/04/12 11:48 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#71 [みゅ]
 

私と愛が駅につくと
ちょっとお洒落した葵が
固い顔をしていた

「葵,大丈夫?」

というと声を震わせながら

「炭川さん,次の電車に
乗ってるんだって…
どーしよ?」

どーしよって…汗


⏰:08/04/12 11:52 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#72 [みゅ]
 

会うしかないでしょ〜

とか思ってたら突然
思ってもないことばが…

「あっ,そーだ!!美月1回会った
ことあるんだよね?」

…嫌な予感

「先に会って話してきてよ」

やっぱり…
ってかなんでだよ!!汗

⏰:08/04/12 11:56 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#73 [みゅ]
 

「いやいや,それは
おかしいでしょ」

って言っても葵と愛は
きいてない…

結局私が先に1人で
会いにいくことに…泣

なんでこーなるんだ。。

⏰:08/04/12 12:14 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#74 [みゅ]
 

なんてことをわいわい
やってたら炭川さんの乗ってる
電車がやってきた

「改札でたところで待ってる
ってメール来た!!美月お願い!!」

…お願いって。汗

私は観念して渋々改札に向かった

何故か私,愛,葵の順で
縦に並んで

⏰:08/04/12 13:01 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#75 [みゅ]
 

改札の近くの角で2人は
覗いて待ってると言って
そこからは1人で炭川さんの元へ

1度会っただけだが顔は
なんとか覚えていた

ってか気まずいだろ!!汗
とりあえず会釈して

「お久しぶりです」

と言うのが精一杯だった

「久しぶりだね」

覚えてくれてたんだろうか?
そう優しく言った炭川さんの
後ろに何故か見覚えのある顔が…

⏰:08/04/12 13:06 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#76 [みゅ]
 

「よしくん?なんで?」

「美月がメールくれたから♪」

…あほ

「すっちゃんと会う子
はどこ?」

すっちゃん=炭川さんなんだろう

「あの角の向こうに…」

⏰:08/04/12 14:27 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#77 [我輩は匿名である]
頑張って下さい

⏰:08/04/13 02:53 📱:F705i 🆔:☆☆☆


#78 [みゅ]
 

匿名さん

ありがとうございます
励みになります
頑張ります

⏰:08/04/13 10:46 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#79 [みゅ]
 

私は葵を角から
ひっぱりだした

「葵ちゃん?」

炭川さんが優しく声をかける

炭川さんは身長175pくらいで
眼鏡をかけていていいお兄さん
って雰囲気である


⏰:08/04/13 10:57 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#80 [みゅ]
 

「…はっ,はい」

葵が顔を赤らめながら
返事をする

2人の初対面が終わった
ところで私,愛,よしくんは
ひきあげようとした

「じゃあ,ごゆっくり♪」

すると…

「えっ,せっかくだし一緒に
いたらいいじゃん」

と炭川さん

⏰:08/04/13 11:14 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#81 [みゅ]
 

「そんな…悪いですよ」

と言って後ろをみると
葵が目で「2人にしないで」
っと訴えていた

よしくんもまんざらでも
なさそうだし…
愛はニヤニヤ楽しそうだし…

…はあ

「じゃあ5人で遊びましょうか」

…なんでこーなるんだ

⏰:08/04/13 11:25 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#82 [みゅ]
 

でも私達の地元は田舎
どこにも行く場所がなかった

「どこいきましょ?」

なーんて言ってるとよしくんが

「あっ,もっちゃん家いこか」

…もっちゃん?

なんだかわからないまま
私達は全く知らない人の家に
行くことになってしまった


⏰:08/04/13 12:08 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#83 [みゅ]
 

もっちゃんと呼ばれる人の
家によしくんと炭川さんは

「もっちゃん,入るでー」

と叫んでずかずかと入っていき
勝手に入ったくせに私達に
自分の家のように

「どうぞ。和室でいい?」

なんて言っていた

⏰:08/04/14 16:04 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#84 [みゅ]
 

…おーい

なんて心で思いながらも
体と口は

「おじゃましまーす」

なんていいながら入って
いってしまっていた


⏰:08/04/14 16:08 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#85 [みゅ]
 

和室に案内してもらうと
机をはさみ男と女に別れて座った

最初は軽く話しをしたり
トランプやウノをしたりしてた

そして大分馴染んできたころ
誰がいいだしたのかわからないが
電気をけし,窓を閉め
部屋を真っ暗にした
そして,

「美月」

と耳元でよしくんにささやかれ
振り返った瞬間

「んっ?!」

⏰:08/04/14 16:17 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#86 [みゅ]
 

私の唇によしくんの唇がふれた

「んっ,ちょっ,みんないるやん」

と私が囁くと

「真っ暗やからみえへんって
それに…」

「それに?」

「人おるともえるやろ♪」

…あほー(涙)

⏰:08/04/14 16:44 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#87 [はる]
めっちゃおもろい
更新頑張ってください

⏰:08/04/14 17:08 📱:SH704i 🆔:58NyXEpE


#88 [みゅ]
 

はるさん

そんなこと言ってもらえて
感激です
ありがとうございます

⏰:08/04/14 17:14 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#89 [みゅ]
 

なんて言ってると突然

「まぶしっ」

光が私達を照らした

よくみると愛が携帯で
私達を照らしていた

そして愛,葵,炭川さんの順で並び
こっちを見つめていた

「なっ,何…?」

⏰:08/04/14 17:27 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#90 [みゅ]
 

「今,なにしてたんー?笑」

「驚き方尋常じゃなかったで?」

っと,愛,葵に言われどきっとした
慌ててごまかそうと

「なんにも『ちゅー♪笑』

…ん?

⏰:08/04/14 17:51 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#91 [みゅ]
 

なにか聞こえたような…

聞こえなかったことに
したいような…

「ちゅーとか2人の
ときにしろよなー笑」

と炭川さんの声…

…やっぱり(泣)

「よしくんー

⏰:08/04/14 17:55 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#92 [みゅ]
 

「だから今度はいきなり
光当てんといてな!
次は何してるかわからんから♪」

…って何無視しとるねん!

とかつっこんでみたけど
効果はもちろんなし。

3人はニヤニヤしながら光を
消して部屋はまた暗闇に戻った

⏰:08/04/14 18:06 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#93 [ゎか]
ばりおもろいやん★笑
ニヤけたわ〜(^_^)!!

⏰:08/04/14 19:06 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#94 [みゅ]
 

ありがと
なかなかリアルやろ?笑

⏰:08/04/14 20:05 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#95 [みゅ]
 

…よしくんの隣は危険だ

そう判断した私は移動しようと
思い,立ち上がろうとした

そのとき

「うわあっ」

突然ぐいっと腕が引っ張られた


⏰:08/04/15 09:21 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#96 [みゅ]
 

「どこいくの?」

…ドキッ

「いや,ちょっと…汗」

「ふーん。」





なんか嫌な予感…。

⏰:08/04/15 16:51 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#97 [みゅ]
 

すると,突然腕を掴まれ
そのまま畳みに押し倒された。


…嫌な予感的中。

「何してんの

っと小声で抗議する。




が…


⏰:08/04/15 19:39 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#98 [ゆな]
続き気になるー!!!
楽しみにしてるんで
また更新して下さいね☆

⏰:08/04/15 20:28 📱:PC 🆔:ymVCiBEQ


#99 [みゅ]
 

ゆなさん

ありがとうございます☆
頑張ります

⏰:08/04/15 20:49 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#100 [みゅ]
 

「声だしたらみんなに
ばれちゃうよ?」

…鬼だ,悪魔だ。

そう思ったが,言い返す言葉
がなく黙っていると
それが同意の合図だと
思ったのか…

唇を塞がれた

⏰:08/04/15 20:59 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#101 [みゅ]
 



「んっ,…ん?」

突然腹部に違和感が。。

…えっ?まさか?





そのまさかだった

⏰:08/04/15 21:43 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#102 [みゅ]
 

私の服の中によしくんの手が
侵入しようとしていた

「見られたらどーするんよ」

と抗議してもやっぱり効果なし…

「そんときはそんときやろ♪」

…なんか,楽しそう。。汗


⏰:08/04/16 09:27 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#103 [みゅ]
 

他の3人は私が今どーゆー
状況にあるかなんてことは
知らないので,呑気に
世間話に花を咲かせていた。

…ホッとしたような〜
気付いて欲しいような〜

なんて思ってる間にも
よしくんの手は胸元へと
向かっていく。

と,そのとき

「もう6時やん!帰らな!」

⏰:08/04/16 10:24 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#104 [みゅ]
 

愛が叫んだ。

それと同時によしくんの
手の侵入もとまり,
部屋に明かりがついた。

「じゃあ送ってくよ」

と言いながら炭川さんが
立ち上がり,みんな
それに続いた。

「おじゃましましたー!」
と,知らない人に挨拶して
その家を後にした

⏰:08/04/16 15:04 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#105 [みゅ]
 




駅から私の家は愛や葵の家とは
別方向だったので
私,よしくん。
炭川さん,愛,葵というふうに
別れて帰った


⏰:08/04/16 15:17 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#106 [みゅ]
 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

家に帰ってから
葵からメールがきた。

『今日は来てくれてありがと♪
たすかったー!2人とか緊張
しすぎてまだ無理やわ。汗
やから今度も谷口先輩
連れて5人とかであそんでな☆』

…えっ?今度もですか?

それは微妙…
とか思いながらも

『うん!もちろん!』

と返信してしまうのが
私の性格…

⏰:08/04/16 15:24 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#107 [みゅ]
 

ちなみに〜
谷口先輩=よしくんである。

私がこの時愛と遊んで
いなければ…

後悔するのはもっと先の
話である

⏰:08/04/16 15:29 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#108 [みゅ]
 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

半月ほど何もなく平和に
過ぎていっていた。

そんなある日衝撃的な話を聞いた

それは葵からで,泣きそうに
なりながら話す彼女に
私は声をかけれなかった。

⏰:08/04/16 22:30 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#109 [みゅ]
 





「炭川さん,彼女できたって…」





⏰:08/04/16 22:30 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#110 [みゅ]
 

「えっ,ど…,え?」

あまりに突然だったので
言葉がでなかった。汗

「なんか,電車で一目惚れ
した人に告白したんやって!
30の人やで?ありえんっ…」

と,葵は怒りをぶちまけた。

この日私は葵の話を聞いて
あげることしかできなかった

⏰:08/04/17 15:58 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#111 [みゅ]
 

とりあえず家に帰ってすぐ
よしくんにメールした。

『炭川さん彼女出来たって
聞いた?なんでなん?』

すると,返事はすぐきた

『らしいな!俺もさっき聞いた!
詳しく聞いたらまたメールする』

そこで,私はおとなしくよしくん
からの連絡を待つことにした。

⏰:08/04/17 16:04 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#112 [みゅ]
 

しばらくしてからきた
連絡の内容をまとめると

葵と会う前から好きだった人
電車で一目惚れ
相手は12歳年上
炭川さんから告白

と,ゆーことだった

⏰:08/04/18 11:32 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#113 [みゅ]
ちょっとパソコンから…

⏰:08/04/18 18:17 📱:PC 🆔:CWndRrUs


#114 [みゅ]
 

私はすぐに葵にメールした。
すると思っていたより元気そうに

『彼女できててもメールは
しててくれてるみたいやし
彼女と別れるまで待ってみるわ』

と,言っていた。


…葵は強いな。。。

⏰:08/04/18 18:23 📱:PC 🆔:CWndRrUs


#115 [みゅ]

私は改めて葵を尊敬すると共に
恋する女の子って強いなぁ
っと実感していた。

そして,炭川さんがに
腹がたった。
葵が炭川さんの事好きなのを
知っていたはずなのに…

何を考えているのだろう。

⏰:08/04/18 18:40 📱:PC 🆔:CWndRrUs


#116 [みゅ]

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

それからは特に何もなく
私とよしくんの関係も順調
だったし,葵も炭川さんとの
メールは続いていた。

そして12月も半ばとなり,
最大のイベント…
クリスマスを迎えようと
していた。

⏰:08/04/18 18:40 📱:PC 🆔:CWndRrUs


#117 [みゅ]

私とよしくんは付き合う前から
幼馴染という関係で毎年一緒に
クリスマスも過ごしていた。

多分,今年も一緒は一緒だが
皆ですごすことになるだろう…

そう思い私はクリスマスには
特に何も期待していなかった。

⏰:08/04/18 20:13 📱:PC 🆔:fDJHRSNw


#118 [みゅ]

まあ,一緒に過ごせるし…
そんな考えだった。


プレゼントは何かしなくちゃ。
とは思っていた

でも,恋愛経験がほぼゼロの私
には何がいいのかなんて全く
わからなかった。
プレゼントなんてもちろん
したことなかったから…

⏰:08/04/18 20:20 📱:PC 🆔:fDJHRSNw


#119 [みゅ]

色んな人に相談したりした。
アクセサリー,服,香水など…

正直私はあまりお洒落に
興味があった方ではないので
アクセサリーや服を買う
勇気がなかった。

気に入ってもらえなかったら…
と思ってしまうのである。

⏰:08/04/18 20:28 📱:PC 🆔:fDJHRSNw


#120 [みゅ]

結局…失敗もないだろうと
いうことでクッキーにした。

今思えば質素なクリスマス
プレゼントだと思うが…

そのときの私には精一杯だった。


⏰:08/04/18 20:35 📱:PC 🆔:fDJHRSNw


#121 [みゅ]

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
クリスマス1週間前

久々によしくんが私の家にきた。

「お邪魔しまーす!!」

「そんな元気よく言っても
誰もおらんからなー。笑」

「あっ,そーなん!?損したー」

なんてふざけたりして。

⏰:08/04/18 20:47 📱:PC 🆔:fDJHRSNw


#122 [みゅ]

たいしてすることもなかったし
2人で私の勉強机に落書きした。

『ずっと一緒にいようね』

なんて書いたりして…笑
バカップル満開で
相合傘も書いた♪笑

幸せなひととき。

⏰:08/04/18 21:31 📱:PC 🆔:fDJHRSNw


#123 [みゅ]

まだ,付き合い始めて
1ヶ月ちょっと。

これくらいいいよね♪笑



でも,幸せな時間は
あっという間に過ぎ去って
いってしまうもの…

⏰:08/04/18 22:01 📱:PC 🆔:fDJHRSNw


#124 [みゅ]

すぐによしくんが帰る時間に
なってしまった。

寂しい別れ際…

「あのさ,ちょっと早いけど。
多分,クリスマス2人じゃ
会えないからさ。
こんなもんやけど。汗」

と言って,クッキーに手紙を
添えた物を渡した。

⏰:08/04/18 22:31 📱:PC 🆔:fDJHRSNw


#125 [みゅ]

「えっ,ほんまにくれるん?」

「もちろんやん!!でもほんまに
形とかぐちゃぐちゃやねん。汗
こんなんでごめんな。」

私が謝るとよしくんは笑顔で…

「いや,めっちゃ嬉しいねんけど!
ほんまありがとう!!
食べんとおいとこっかな♪」

⏰:08/04/18 22:49 📱:PC 🆔:fDJHRSNw


#126 [みゅ]

「せっかくやからちゃんと
たべてや〜!!笑」

なんていいながらも
よしくんの言葉がものすごく
嬉しかった。

こんな風にこっちが恥ずかしく
なりそうなこともさらっと
言ってくれるとこ…

好きだなぁって実感した。

⏰:08/04/18 22:53 📱:PC 🆔:fDJHRSNw


#127 [みゅ]

「その袋の中に手紙も入ってる
からまたゆっくり読んでな!!」

「わかった。ほんまありがとう♪
じゃあ,またメールするわ!!」

と,よしくんは帰っていった。

寂しくなった部屋に1人でいると

〜♪
メールがきた。

『我慢できんくて電車で
クッキーたべっちゃった♪
おいしかったよ☆』

よしくんからだった。

⏰:08/04/18 23:05 📱:PC 🆔:fDJHRSNw


#128 [みゅ]

このメールが嬉しくて嬉しくて

本当に幸せで幸せで

よしくんのことが好きで好きで

しかたがなかった。


⏰:08/04/18 23:07 📱:PC 🆔:fDJHRSNw


#129 [みゅ]
 

読んで下さってる方
誤字多すぎてすいません

⏰:08/04/19 00:06 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#130 [みゅ]
<Font="-1">
その夜,よしくんから
メールがきた。

『次の日曜なんかある?いつも
地元やから遠出してみよ♪』

確かにずっと地元でしか
遊んでいない。
私たちは学生でお互いバイトも
していない。
私なんかお小遣いは月に
3千円…

</Font>

⏰:08/04/19 10:43 📱:PC 🆔:6B/NMikY


#131 [みゅ]

タグミス。汗

⏰:08/04/19 10:47 📱:PC 🆔:6B/NMikY


#132 [みゅ]

1回遊びに行くとすぐに
なくなってしまう。

だからずっとデートは地元
かどちらかの家だった。

『暇だよ♪どっかいきたーい!!』

と返信して,遠出ってどこかなぁ
っとわくわくしながら
考えていた。

⏰:08/04/19 10:51 📱:PC 🆔:6B/NMikY


#133 [みゅ]

〜♪
返事きた!!と思い,わくわく
しながらメールをひらくと…






『でも俺あんま金ないから…
ハーバーでいい?』


がくっ

⏰:08/04/19 10:57 📱:PC 🆔:6B/NMikY


#134 [みゅ]

…結局金ないんかい!!

と思ったけど,正直私も
なかったし2人でハーバーに
行ったこともなかったので

『いいよ〜☆じゃあ楽しみに
してるね♪』

とメールを返しこの日は
そのまま眠りについた。

⏰:08/04/19 11:00 📱:PC 🆔:6B/NMikY


#135 [みゅ]

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

そして待ちにまった日曜日

私は約束した電車に乗り
よしくんが乗ってくるのを
待っていた。

…こんな風にどっか行くの
初めてだし,なんか変に
緊張してきた。。

私が電車にのった駅から
よしくんが乗ってくる駅までは
6駅ある。時間にして約15分。

⏰:08/04/19 11:08 📱:PC 🆔:6B/NMikY


#136 [みゅ]





15分がものすごく長く感じる。





⏰:08/04/19 11:16 📱:PC 🆔:6B/NMikY


#137 [みゅ]

私は15分を妄想に費やし
時間が経つのを待った。

幸い,私の激しい被害妄想
のおかげで時間はあっという間
に過ぎていきよしくんが
電車に乗ってきた。

「おはよ〜」

⏰:08/04/19 11:25 📱:PC 🆔:6B/NMikY


#138 [みゅ]

「おはよ♪」

…いつもよりちょっと,,,
かっこいいかも。笑
恥ずかしいから絶対
言わないけど。

なんて思いながら
私たちはハーバーへむかった。

⏰:08/04/19 11:28 📱:PC 🆔:6B/NMikY


#139 [みゅ]

ハーバーは日曜という事
もあり,人であふれていた。

「すごい人やな〜。
迷子なりそう」

と,私が言うと

「美月方向音痴やもんな!笑
はぐれたあかんで。」

と手を握ってくれた。

そんな些細なことでも
幸せだと感じる

⏰:08/04/19 11:36 📱:PC 🆔:6B/NMikY


#140 [みゅ]

わたし達は何をするとかいう
目的は全くなかったので
とりあえずモザイクへむかった。

そこで初めての
プリクラをとることに…

あの狭い中に2人で入るのが
あんなにも緊張するなんて
思ってもみなかったけど。

「ちゅーしてるのとろな♪」

⏰:08/04/19 11:53 📱:PC 🆔:6B/NMikY


#141 [みゅ]

…えっ。

「絶対いや〜」

そんな恥ずかしい事
できるわけないじゃん。

「え〜。とろうよ〜」

なんて言ってるけどもう無視。

3,2…

ぐいっ。

⏰:08/04/19 12:04 📱:PC 🆔:6B/NMikY


#142 [みゅ]

ちゅっ













ぱしゃ!!


⏰:08/04/19 12:54 📱:PC 🆔:6B/NMikY


#143 [有輝]
きたー
眠たいながらも
少しづつ
読むわっ

⏰:08/04/19 13:00 📱:SH903i 🆔:KNJ8wkvk


#144 [みゅ]

…えっ


画面を見てから恨めしい目で
よしくんを見る

すると,よしくんは
ニヤニヤしながら

「美月が無視するから
悪いねんで〜」


⏰:08/04/19 13:02 📱:PC 🆔:6B/NMikY


#145 [みゅ]
 

有輝

気付かんかったー
ありがと
下手くそやけどよろしく

⏰:08/04/19 13:48 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#146 [みゅ]

「も〜!!」

なんて怒ってみた。

でも,実は嬉しかったり…笑

まあ,そんなこんなで
プリクラ機を後にし,
ゲーセンへ向かった。

⏰:08/04/20 12:56 📱:PC 🆔:3Bfk8W9M


#147 [みゅ]

ゲーセンに入ってすぐ

「これめっちゃ可愛い〜♪」

と私が見つけたのはUFO
キャッチャーのミッキー
のキーホルダー。

…欲しいなぁ〜と
眺めていると,,,

「俺こーゆーの得意やから
とったるわ!!」

⏰:08/04/20 13:14 📱:PC 🆔:3Bfk8W9M


#148 [みゅ]

「えっ,ほんまに??」

「当たり前やん!!
ちょっと鞄もっといて♪」

そういうと100円を入れ
一発でミッキーを掴んだ。


でも…

⏰:08/04/20 13:26 📱:PC 🆔:3Bfk8W9M


#149 [みゅ]

ミッキーがUFOキャッチャーの
掴むところにひっかかり
もちあがったくせに
落ちてこなかった。

「こんなことあるねんなぁ〜」

とかいいながら,
いまだにぶらさがっている
ミッキーを2人で眺める。

「あっ,すいません!!」

ちょうど店員さんが通りかかった
のでとってもらった。

⏰:08/04/20 13:33 📱:PC 🆔:3Bfk8W9M


#150 [みゅ]

こうしてミッキーはたったの
100円で私の物に…

「ほんまに得意やねんなぁ!!
ちょっと尊敬するわ。笑」

と私がいうと

「こんなんで尊敬されてもな〜」

とかいいながら顔は
嬉しそうに微笑んでいた。

⏰:08/04/20 13:37 📱:PC 🆔:3Bfk8W9M


#151 [みゅ]

次に私が見つけたのは
ナイトメアのキーホルダー。

「ナイトメアもメジャーに
なってんなぁ〜」

すると横からよしくんが

「こーゆーやつはうまくいったら
2つはとれるわ」

といいつつ100円をいれていた。

⏰:08/04/20 13:41 📱:PC 🆔:3Bfk8W9M


#152 [みゅ]

すると本当にキーホルダー
が2つもちあがっていく。

私がぽけーとみてる間に
簡単にとってしまった。

のだが…

おちてきたのは1つだけ。
もう1つはおちてくるはずの
枠にひっかかってしまっていた。

「またかよ〜」

⏰:08/04/20 13:46 📱:PC 🆔:3Bfk8W9M


#153 [みゅ]

また,さっきと同じ
店員さんに取ってもらう。

無事に2つ手に入ったので
1つずつわけっこした。

「ちょっと俺今日調子
いいんかもしれん♪」

「調子乗ったら痛い目
みるで〜!!笑」


「あっ,スティッチ発見♪」


⏰:08/04/20 13:49 📱:PC 🆔:3Bfk8W9M


#154 [みゅ]

よしくんが見つけたスティッチは
うさぎの着ぐるみをかぶって
いてものすごく可愛かった。

「今の俺やったらいけるかも。」

と言っていたのだが…


1回目は失敗だった。

「あ〜あ,残念!!笑」

⏰:08/04/20 13:52 📱:PC 🆔:3Bfk8W9M


#155 [みゅ]

「ちょっと待って!!
もう1回だけ!!」

そういいながら100円を費やす。

3回目くらいでようやく
もちあがったのだが…


⏰:08/04/20 13:55 📱:PC 🆔:3Bfk8W9M


#156 [みゅ]

今日はそういう日なのだろう。

やはりひっかかって
すんなりと落ちては
きてくれなかった。

「…ぷっ」

思わず2人で顔をみあわして笑う

その後,結局また店員さんの
お世話になったのだが
何故か3回とも同じ
店員さんだったので
みんなで苦笑いだった。

⏰:08/04/20 13:59 📱:PC 🆔:3Bfk8W9M


#157 [みゅ]

キーホルダーも手に入り
満足してゲーセンをでた。

「どこいく〜??」

「俺三ノ宮行きたいねんけど…
いってもいい??」

「いいよ♪」

ということで三ノ宮に
いくことに。


⏰:08/04/20 14:15 📱:PC 🆔:3Bfk8W9M


#158 [みゅ]

三ノ宮もやはり…

人,人,人でビル,ビル,ビル
って感じだった。

…なんかすごい威圧感。

よしくんはそんなこと気にも
せずにどんどん歩いていく。

…来慣れてるんだろうな。

⏰:08/04/20 14:18 📱:PC 🆔:3Bfk8W9M


#159 [みゅ]

そして,アクセサリーばかり
売っている店にはいった。

すると突然よしくんが…

「あのさ,クリスマスの
プレゼント。どーしようか
悩んだんやけど美月が
どんなん好きかわからんくって…
美月が欲しいもの選んで??」

と申し訳なさそうな顔で
言った。

⏰:08/04/20 14:26 📱:PC 🆔:3Bfk8W9M


#160 [みゅ]

「そんなん全然いいのに!!
ってか美月なんてクッキー
やで??こんな高い物
選ばれへんって。汗」

と言うと

「クッキーおいしかったし
気持ちこもってるやん♪
俺はそんなんできひんから。
そんなめちゃくちゃ高いのは
さすがに無理やけど…
ある程度やったら大丈夫。」

⏰:08/04/20 14:29 📱:PC 🆔:3Bfk8W9M


#161 [みゅ]

「ほんまにいいん??」

「うん!!ってか選んで
くれないと困るから。」

ということで私は素直に
よしくんの言葉に甘える
ことにした。

けど,ここで私の欠点が
顔をだす。

⏰:08/04/20 15:00 📱:PC 🆔:3Bfk8W9M


#162 [みゅ]

私は極度の優柔不断だった。

「これ可愛いなぁ〜。
でもこっちも…」

なんて悩み続けること
30分。。

しびれをきらしたよしくんが

「じゃあ,この2つから
選んで?」

とネックレスを2つ
もってきてくれた。

⏰:08/04/20 15:07 📱:PC 🆔:3Bfk8W9M


#163 [みゅ]

どっちも可愛かったが
ここでまた悩んでは
だめだと思い,

「じゃあ〜,こっち!!」

と,うっすらピンク
がかっている方を指さした。

「わかった!!じゃあ,待ってて」

⏰:08/04/20 15:14 📱:PC 🆔:3Bfk8W9M


#164 [みゅ]

そういってよしくんはレジ
へむかっていった。

…いくらやったんやろ??
ほんとによかったんかなぁ??

ちょっと不安になる。

あんなに口癖のように
「お金がない〜」って
言っていたから。

⏰:08/04/20 15:18 📱:PC 🆔:3Bfk8W9M


#165 [みゅ]

そんな私の不安を知らず
会計を済ませて戻ってきた
よしくんは早速私に
ネックレスをつけてくれた。

そして,若干照れながら

「学校行く時も寝る時も
絶対はずさんといてな。
ずっとつけてて。」

と言ってくれた。

⏰:08/04/20 15:24 📱:PC 🆔:3Bfk8W9M


#166 [みゅ]

「うん。ずっとつけとく!!」

…ほんとにありがとう。

この日の帰り道は
お互いなんだか照れくさくて
会話がぎこちなかった。

でも,2人の間には
暖かい空気が流れていた。

⏰:08/04/20 22:16 📱:PC 🆔:MwdI6vlk


#167 [みゅ]

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

クリスマスはやはり例年通り
4家族ほどが集まって
プレゼント交換をしたりして
わいわいすごした。

私とよしくんはいつもより
少し距離を置き誰にも
関係がばれないように
していた。

⏰:08/04/20 22:28 📱:PC 🆔:MwdI6vlk


#168 [みゅ]

この日,メールで葵は炭川さんが
彼女とクリスマスを過ごしている
ことをかなり嘆いていた。

しかし,

「炭川さんに,まだ諦め
ませんからってメール
おくった!!」

と,言っていた。
まだまだ気持ちは
かわらないらしい…

強いなぁ〜

⏰:08/04/20 22:34 📱:PC 🆔:MwdI6vlk


#169 [みゅ]

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

その後,学校も冬休みを向かえて
年越しシーズンとなってきた。

私の家族は年末によしくん家族と
長野までスキーしに行くことに
なっていた。

年越しもそこでする予定
になっていた。

⏰:08/04/20 22:46 📱:PC 🆔:MwdI6vlk


#170 [みゅ]

夜の10時頃に高速前で
待ち合わせをして出発。

もちろん車は別々。

まあ夜だからすぐ寝るし
一緒でも意味ないけど…

朝起きてスキー場で
会うのが楽しみだった。

⏰:08/04/21 21:23 📱:PC 🆔:eQTlHNmQ


#171 [みゅ]

途中私の寝ている間に
ちょっとずつ休憩をとり

私が起こされた頃には
もう着く直前だった。

急いでパンなどを食べ
スキーウェアを着る。

⏰:08/04/21 21:32 📱:PC 🆔:eQTlHNmQ


#172 [みゅ]

なんやかんや準備して
結局子供達だけ先に
すべりにいくことに…

ちなみに子供達とは
私,よしくん,
のぶちゃん(よしくんの弟)
のり(私の5つ下の弟)
の4人である。

⏰:08/04/21 21:52 📱:PC 🆔:eQTlHNmQ


#173 [みゅ]

たいていいつも遊ぶと
なったらこの4人で
遊んでいる。

しかし,私の弟の
のりはよしくんのことが
かなり好きらしく
いつもべったりだった。

だから,2人組になるとしたら
私はのぶちゃんとなるのが
いつものパターンだった。

⏰:08/04/21 22:00 📱:PC 🆔:eQTlHNmQ


#174 [みゅ]

小さい時からずっと
そうだった。
なのにいまさらよしくんと
2人になれるはずもなく

リフトにのるのもやはり
よしくんの隣には
当たり前のようにのりがいた。


⏰:08/04/21 22:02 📱:PC 🆔:eQTlHNmQ


#175 [みゅ]

結局この日,私がよしくんと
2人きりになるときは
1度もなく,私達の泊まる
ペンションに戻ることに
なってしまった。

ペンションでは
谷口家と森川家の部屋は
向かい合わせになっていた。
 

⏰:08/04/21 22:14 📱:PC 🆔:eQTlHNmQ


#176 [みゅ]

みんなくたくただったので
とりあえず風呂に入り,
部屋でごろごろしていた。

しばらくすると

「そろそろご飯たべよか〜」

と,美樹おばちゃんの声。

「は〜い」

とお母さんが返事をし,
みんなのそのそと重たい体
をひきずって食堂へむかった。

⏰:08/04/22 17:47 📱:PC 🆔:L61BUB9E


#177 [みゅ]

食堂では私とよしくんは
向かい合わせに座った。

ご飯を食べている間
みんなに気付かれないように
目を合わせたり,
足を絡ませてみたり…

顔が赤くなってないか
だけが心配だったけど。笑

⏰:08/04/22 17:52 📱:PC 🆔:L61BUB9E


#178 [みゅ]

ご飯を食べ終わった後
今日が12月31日だったことも
あり,みんな部屋に戻らずに
K-1をみていたのだが…

朝から晩までスキーを
していたのでカウントダウン
するまえに,順番にダウン
していってしまった。

⏰:08/04/22 17:58 📱:PC 🆔:L61BUB9E


#179 [みゅ]

私も結局ダウンし,部屋に
戻って爆睡してしまった。

朝起きるとよしくんからの
メールが5件ほど…

開いてみると

『夜中こっそり部屋でれる?』

『おーい!!ねちゃったの?』

などなど。
そして最後が…

⏰:08/04/22 18:00 📱:PC 🆔:L61BUB9E


#180 [みゅ]

『下のところでまってるから。』

…やばっ!!汗
早く返事しなきゃ!!
でも,もう朝だし意味ないかなぁ
なんて悩みながらとりあえず

『ごめん,寝てた。もしかして
待っててくれてた?』

と送ってみた。

⏰:08/04/22 18:03 📱:PC 🆔:L61BUB9E


#181 [みゅ]

が…


もちろん返事はなかった。

…よしくんに会うの怖いなぁ。

そう思っていても時間は
とまってくれない。

すぐに朝食の時間に
なってしまった。

⏰:08/04/22 18:05 📱:PC 🆔:L61BUB9E


#182 [みゅ]

…怒ってるんだろうなぁ。

そう思いながら朝食の席につく。

しかし,私の心配をよそに
いつもと変わらない様子で
よしくんは,


「おはよう♪」

と挨拶してくれた。

でも,目だけは…
悲しそうな…
寂しそうな…
なんともいえない目をしていた。

⏰:08/04/22 18:23 📱:PC 🆔:L61BUB9E


#183 [みゅ]

このとき,私は

よしくんにもうこんな顔は
絶対にしてほしくないし
させちゃだめだ。
そう思った。

そして今日も長くハードな
1日がはじまった。

⏰:08/04/22 18:25 📱:PC 🆔:L61BUB9E


#184 [みゅ]

言い忘れていたが,正直
私はスキーがかなり下手だ。

びびりなのでスピードが
でるのが怖くて常に八の字
でないとすべれない。

よしくんはそんな私とは正反対。
今まで出会ってきた人たちの中で
ダントツで上手だった。

⏰:08/04/22 18:29 📱:PC 🆔:L61BUB9E


#185 [みゅ]

のぶちゃんもよしくんほど
とはいかないがなかなか
上手だった。

のりはまだ小学生なので
怖いものしらず。
よしくんについていくのが
楽しいらしく,私とは
比べ物にならないほどの
スピードで上達していた。

⏰:08/04/22 18:31 📱:PC 🆔:L61BUB9E


#186 [みゅ]

これでおわかりのように
4人のなかで一番へたくそ
なのはもちろん私である。

しかも,とろい。汗

滑っているときはだいたい
心優しいのぶちゃんが
私がちゃんとついてきているか
確認しながら滑ってくれていた。

⏰:08/04/22 18:33 📱:PC 🆔:L61BUB9E


#187 [みゅ]

しかし,よしくん的にはそれが
気に食わなかったらしい…

昨日とは違い今日は突然

「俺が美月に教えたるから
先行ってていいで。」

と,2人を追い払った。

…明らかに怪しいでしょー

って思ったけど。。。
まあいっか。

⏰:08/04/22 18:36 📱:PC 🆔:L61BUB9E


#188 [みゅ]

のり達に続きリフトに乗る。
私達が乗ったリフトには
カバーのようなものが
ついていてた。

「み〜つ〜き♪」

と,よしくんに呼ばれて
顔を向けると…

⏰:08/04/24 21:21 📱:PC 🆔:Z9ttr9ME


#189 [みゅ]

ちゅ〜…

そして唇が離れた後に

「やっと2人になれたな♪」

そして…

「今日また夜メールするから
今日は起きといてな。」

「頑張る…。汗
昨日はほんまごめんな。」

⏰:08/04/24 21:27 📱:PC 🆔:Z9ttr9ME


#190 [みゅ]

こんな会話をしていると
すぐに頂上までついてしまった。

上ではのり達も待って
くれていた。

「いこか〜」

とのよしくんの一声で
みんな滑りはじめる。

でもやはり,私が足を引っ張る…

⏰:08/04/24 21:33 📱:PC 🆔:Z9ttr9ME


#191 [みゅ]

それを気にして,
またいつものように
のぶちゃんが待ってくれる。

が,今日はやはり

「俺が美月教えたるから
お前はのり見とけ!!」

と,よしくんが追い払う。

⏰:08/04/24 21:37 📱:PC 🆔:Z9ttr9ME


#192 [みゅ]

「わかった〜
じゃあ,下で待ってるわ〜」

と,言いながらのぶちゃんは
先に滑っていったのり
の後を追っていった。

私は正直よしくんと2人
で滑りたくない…

⏰:08/04/24 21:39 📱:PC 🆔:Z9ttr9ME


#193 [みゅ]

だって…

劣等感はんぱない…笑

でもこの日のよしくんは
根気よく私の相手をしてくれた。

「美月も頑張ってうまくなって
来年は2人でスキー旅行
いこ〜や♪」

何度もこういいながら…

⏰:08/04/24 21:43 📱:PC 🆔:Z9ttr9ME


#194 [みゅ]

そして,今日も夕方まで
なんとか滑りきり
ペンションに戻った。

昨日より疲れはましだった
のでご飯も昨日より
元気よくたべた。笑

⏰:08/04/24 21:53 📱:PC 🆔:Z9ttr9ME


#195 [みゅ]

そして,ご飯が食べ終わり
みんなでぞろぞろと部屋に
引き返そうとしていた時

…ぐっ

後ろからよしくんに服を
引っ張られる。

そして目で合図された。

…ゆっくり1番最後まで残って

⏰:08/04/24 22:02 📱:PC 🆔:Z9ttr9ME


#196 [みゅ]

合図された通り階段を
とろとろのぼる…

そして,みんなが先に
行ったのを確認すると

本日2回目!!笑

ちゅっ

すると…

⏰:08/04/24 22:13 📱:PC 🆔:Z9ttr9ME


#197 [みゅ]
 

「「あっ」」

何故か階段の下に隠れている
のりと目が合う。

…みられたっ

3人ともが一瞬思考停止
したあと突然

⏰:08/04/24 23:07 📱:SH703i 🆔:☆☆☆


#198 [みゅ]

「ラブシーンや!!」

と思い出したかのように
のりがニヤニヤしながら
叫びだした。

「ちょっ,しー!!怒」

とよしくんがのりをだまらせて
いる間に,私は恥ずかしさの
あまりに2人を残してその場から
逃げ出してしまった。

…どーしよ。ばれちゃった。汗

⏰:08/04/25 16:56 📱:PC 🆔:.1uoOUD6


#199 [みゅ]

…やばいよ〜泣

2人を残しとりあえず部屋
に戻ってきたのはいいものの
さっきのことが頭から離れず,
思わず布団に突っ伏した。

…これからのりにどんな顔して
接したらいいんだろ?

⏰:08/04/25 17:00 📱:PC 🆔:.1uoOUD6


#200 [みゅ]

しばらくするとニヤニヤ
したままののりが
アイスを片手に戻ってきた。

…買収されたのかな。笑

親に言うつもりはなさそう
だったのでとりあえずは
安心しても大丈夫…だよね?

⏰:08/04/25 17:02 📱:PC 🆔:.1uoOUD6


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