あなただけを…
最新 最初 全
#101 [みゅ]
「んっ,…ん?」
突然腹部に違和感が。。
…えっ?まさか?
そのまさかだった
:08/04/15 21:43 :SH703i :☆☆☆
#102 [みゅ]
私の服の中によしくんの手が
侵入しようとしていた
「見られたらどーするんよ」
と抗議してもやっぱり効果なし…
「そんときはそんときやろ♪」
…なんか,楽しそう。。汗
:08/04/16 09:27 :SH703i :☆☆☆
#103 [みゅ]
他の3人は私が今どーゆー
状況にあるかなんてことは
知らないので,呑気に
世間話に花を咲かせていた。
…ホッとしたような〜
気付いて欲しいような〜
なんて思ってる間にも
よしくんの手は胸元へと
向かっていく。
と,そのとき
「もう6時やん!帰らな!」
:08/04/16 10:24 :SH703i :☆☆☆
#104 [みゅ]
愛が叫んだ。
それと同時によしくんの
手の侵入もとまり,
部屋に明かりがついた。
「じゃあ送ってくよ」
と言いながら炭川さんが
立ち上がり,みんな
それに続いた。
「おじゃましましたー!」
と,知らない人に挨拶して
その家を後にした
:08/04/16 15:04 :SH703i :☆☆☆
#105 [みゅ]
駅から私の家は愛や葵の家とは
別方向だったので
私,よしくん。
炭川さん,愛,葵というふうに
別れて帰った
:08/04/16 15:17 :SH703i :☆☆☆
#106 [みゅ]
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
家に帰ってから
葵からメールがきた。
『今日は来てくれてありがと♪
たすかったー!2人とか緊張
しすぎてまだ無理やわ。汗
やから今度も谷口先輩
連れて5人とかであそんでな☆』
…えっ?今度もですか?
それは微妙…
とか思いながらも
『うん!もちろん!』
と返信してしまうのが
私の性格…
:08/04/16 15:24 :SH703i :☆☆☆
#107 [みゅ]
ちなみに〜
谷口先輩=よしくんである。
私がこの時愛と遊んで
いなければ…
後悔するのはもっと先の
話である
:08/04/16 15:29 :SH703i :☆☆☆
#108 [みゅ]
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
半月ほど何もなく平和に
過ぎていっていた。
そんなある日衝撃的な話を聞いた
それは葵からで,泣きそうに
なりながら話す彼女に
私は声をかけれなかった。
:08/04/16 22:30 :SH703i :☆☆☆
#109 [みゅ]
:08/04/16 22:30 :SH703i :☆☆☆
#110 [みゅ]
「えっ,ど…,え?」
あまりに突然だったので
言葉がでなかった。汗
「なんか,電車で一目惚れ
した人に告白したんやって!
30の人やで?ありえんっ…」
と,葵は怒りをぶちまけた。
この日私は葵の話を聞いて
あげることしかできなかった
:08/04/17 15:58 :SH703i :☆☆☆
#111 [みゅ]
とりあえず家に帰ってすぐ
よしくんにメールした。
『炭川さん彼女出来たって
聞いた?なんでなん?』
すると,返事はすぐきた
『らしいな!俺もさっき聞いた!
詳しく聞いたらまたメールする』
そこで,私はおとなしくよしくん
からの連絡を待つことにした。
:08/04/17 16:04 :SH703i :☆☆☆
#112 [みゅ]
しばらくしてからきた
連絡の内容をまとめると
葵と会う前から好きだった人
電車で一目惚れ
相手は12歳年上
炭川さんから告白
と,ゆーことだった
:08/04/18 11:32 :SH703i :☆☆☆
#113 [みゅ]
ちょっとパソコンから…
:08/04/18 18:17 :PC :CWndRrUs
#114 [みゅ]
私はすぐに葵にメールした。
すると思っていたより元気そうに
『彼女できててもメールは
しててくれてるみたいやし
彼女と別れるまで待ってみるわ』
と,言っていた。
…葵は強いな。。。
:08/04/18 18:23 :PC :CWndRrUs
#115 [みゅ]
私は改めて葵を尊敬すると共に
恋する女の子って強いなぁ
っと実感していた。
そして,炭川さんがに
腹がたった。
葵が炭川さんの事好きなのを
知っていたはずなのに…
何を考えているのだろう。
:08/04/18 18:40 :PC :CWndRrUs
#116 [みゅ]
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
それからは特に何もなく
私とよしくんの関係も順調
だったし,葵も炭川さんとの
メールは続いていた。
そして12月も半ばとなり,
最大のイベント…
クリスマスを迎えようと
していた。
:08/04/18 18:40 :PC :CWndRrUs
#117 [みゅ]
私とよしくんは付き合う前から
幼馴染という関係で毎年一緒に
クリスマスも過ごしていた。
多分,今年も一緒は一緒だが
皆ですごすことになるだろう…
そう思い私はクリスマスには
特に何も期待していなかった。
:08/04/18 20:13 :PC :fDJHRSNw
#118 [みゅ]
まあ,一緒に過ごせるし…
そんな考えだった。
プレゼントは何かしなくちゃ。
とは思っていた
でも,恋愛経験がほぼゼロの私
には何がいいのかなんて全く
わからなかった。
プレゼントなんてもちろん
したことなかったから…
:08/04/18 20:20 :PC :fDJHRSNw
#119 [みゅ]
色んな人に相談したりした。
アクセサリー,服,香水など…
正直私はあまりお洒落に
興味があった方ではないので
アクセサリーや服を買う
勇気がなかった。
気に入ってもらえなかったら…
と思ってしまうのである。
:08/04/18 20:28 :PC :fDJHRSNw
#120 [みゅ]
結局…失敗もないだろうと
いうことでクッキーにした。
今思えば質素なクリスマス
プレゼントだと思うが…
そのときの私には精一杯だった。
:08/04/18 20:35 :PC :fDJHRSNw
#121 [みゅ]
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
クリスマス1週間前
久々によしくんが私の家にきた。
「お邪魔しまーす!!」
「そんな元気よく言っても
誰もおらんからなー。笑」
「あっ,そーなん!?損したー」
なんてふざけたりして。
:08/04/18 20:47 :PC :fDJHRSNw
#122 [みゅ]
たいしてすることもなかったし
2人で私の勉強机に落書きした。
『ずっと一緒にいようね』
なんて書いたりして…笑
バカップル満開で
相合傘も書いた♪笑
幸せなひととき。
:08/04/18 21:31 :PC :fDJHRSNw
#123 [みゅ]
まだ,付き合い始めて
1ヶ月ちょっと。
これくらいいいよね♪笑
でも,幸せな時間は
あっという間に過ぎ去って
いってしまうもの…
:08/04/18 22:01 :PC :fDJHRSNw
#124 [みゅ]
すぐによしくんが帰る時間に
なってしまった。
寂しい別れ際…
「あのさ,ちょっと早いけど。
多分,クリスマス2人じゃ
会えないからさ。
こんなもんやけど。汗」
と言って,クッキーに手紙を
添えた物を渡した。
:08/04/18 22:31 :PC :fDJHRSNw
#125 [みゅ]
「えっ,ほんまにくれるん?」
「もちろんやん!!でもほんまに
形とかぐちゃぐちゃやねん。汗
こんなんでごめんな。」
私が謝るとよしくんは笑顔で…
「いや,めっちゃ嬉しいねんけど!
ほんまありがとう!!
食べんとおいとこっかな♪」
:08/04/18 22:49 :PC :fDJHRSNw
#126 [みゅ]
「せっかくやからちゃんと
たべてや〜!!笑」
なんていいながらも
よしくんの言葉がものすごく
嬉しかった。
こんな風にこっちが恥ずかしく
なりそうなこともさらっと
言ってくれるとこ…
好きだなぁって実感した。
:08/04/18 22:53 :PC :fDJHRSNw
#127 [みゅ]
「その袋の中に手紙も入ってる
からまたゆっくり読んでな!!」
「わかった。ほんまありがとう♪
じゃあ,またメールするわ!!」
と,よしくんは帰っていった。
寂しくなった部屋に1人でいると
〜♪
メールがきた。
『我慢できんくて電車で
クッキーたべっちゃった♪
おいしかったよ☆』
よしくんからだった。
:08/04/18 23:05 :PC :fDJHRSNw
#128 [みゅ]
このメールが嬉しくて嬉しくて
本当に幸せで幸せで
よしくんのことが好きで好きで
しかたがなかった。
:08/04/18 23:07 :PC :fDJHRSNw
#129 [みゅ]
読んで下さってる方
誤字多すぎてすいません
:08/04/19 00:06 :SH703i :☆☆☆
#130 [みゅ]
<Font="-1">
その夜,よしくんから
メールがきた。
『次の日曜なんかある?いつも
地元やから遠出してみよ♪』
確かにずっと地元でしか
遊んでいない。
私たちは学生でお互いバイトも
していない。
私なんかお小遣いは月に
3千円…
</Font>
:08/04/19 10:43 :PC :6B/NMikY
#131 [みゅ]
:08/04/19 10:47 :PC :6B/NMikY
#132 [みゅ]
1回遊びに行くとすぐに
なくなってしまう。
だからずっとデートは地元
かどちらかの家だった。
『暇だよ♪どっかいきたーい!!』
と返信して,遠出ってどこかなぁ
っとわくわくしながら
考えていた。
:08/04/19 10:51 :PC :6B/NMikY
#133 [みゅ]
〜♪
返事きた!!と思い,わくわく
しながらメールをひらくと…
『でも俺あんま金ないから…
ハーバーでいい?』
がくっ
:08/04/19 10:57 :PC :6B/NMikY
#134 [みゅ]
…結局金ないんかい!!
と思ったけど,正直私も
なかったし2人でハーバーに
行ったこともなかったので
『いいよ〜☆じゃあ楽しみに
してるね♪』
とメールを返しこの日は
そのまま眠りについた。
:08/04/19 11:00 :PC :6B/NMikY
#135 [みゅ]
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
そして待ちにまった日曜日
私は約束した電車に乗り
よしくんが乗ってくるのを
待っていた。
…こんな風にどっか行くの
初めてだし,なんか変に
緊張してきた。。
私が電車にのった駅から
よしくんが乗ってくる駅までは
6駅ある。時間にして約15分。
:08/04/19 11:08 :PC :6B/NMikY
#136 [みゅ]
:08/04/19 11:16 :PC :6B/NMikY
#137 [みゅ]
私は15分を妄想に費やし
時間が経つのを待った。
幸い,私の激しい被害妄想
のおかげで時間はあっという間
に過ぎていきよしくんが
電車に乗ってきた。
「おはよ〜」
:08/04/19 11:25 :PC :6B/NMikY
#138 [みゅ]
「おはよ♪」
…いつもよりちょっと,,,
かっこいいかも。笑
恥ずかしいから絶対
言わないけど。
なんて思いながら
私たちはハーバーへむかった。
:08/04/19 11:28 :PC :6B/NMikY
#139 [みゅ]
ハーバーは日曜という事
もあり,人であふれていた。
「すごい人やな〜。
迷子なりそう」
と,私が言うと
「美月方向音痴やもんな!笑
はぐれたあかんで。」
と手を握ってくれた。
そんな些細なことでも
幸せだと感じる
:08/04/19 11:36 :PC :6B/NMikY
#140 [みゅ]
わたし達は何をするとかいう
目的は全くなかったので
とりあえずモザイクへむかった。
そこで初めての
プリクラをとることに…
あの狭い中に2人で入るのが
あんなにも緊張するなんて
思ってもみなかったけど。
「ちゅーしてるのとろな♪」
:08/04/19 11:53 :PC :6B/NMikY
#141 [みゅ]
…えっ。
「絶対いや〜」
そんな恥ずかしい事
できるわけないじゃん。
「え〜。とろうよ〜」
なんて言ってるけどもう無視。
3,2…
ぐいっ。
:08/04/19 12:04 :PC :6B/NMikY
#142 [みゅ]
:08/04/19 12:54 :PC :6B/NMikY
#143 [有輝]
:08/04/19 13:00 :SH903i :KNJ8wkvk
#144 [みゅ]
…えっ
画面を見てから恨めしい目で
よしくんを見る
すると,よしくんは
ニヤニヤしながら
「美月が無視するから
悪いねんで〜」
:08/04/19 13:02 :PC :6B/NMikY
#145 [みゅ]
有輝
気付かんかったー
ありがと
下手くそやけどよろしく
:08/04/19 13:48 :SH703i :☆☆☆
#146 [みゅ]
「も〜!!」
なんて怒ってみた。
でも,実は嬉しかったり…笑
まあ,そんなこんなで
プリクラ機を後にし,
ゲーセンへ向かった。
:08/04/20 12:56 :PC :3Bfk8W9M
#147 [みゅ]
ゲーセンに入ってすぐ
「これめっちゃ可愛い〜♪」
と私が見つけたのはUFO
キャッチャーのミッキー
のキーホルダー。
…欲しいなぁ〜と
眺めていると,,,
「俺こーゆーの得意やから
とったるわ!!」
:08/04/20 13:14 :PC :3Bfk8W9M
#148 [みゅ]
「えっ,ほんまに??」
「当たり前やん!!
ちょっと鞄もっといて♪」
そういうと100円を入れ
一発でミッキーを掴んだ。
でも…
:08/04/20 13:26 :PC :3Bfk8W9M
#149 [みゅ]
ミッキーがUFOキャッチャーの
掴むところにひっかかり
もちあがったくせに
落ちてこなかった。
「こんなことあるねんなぁ〜」
とかいいながら,
いまだにぶらさがっている
ミッキーを2人で眺める。
「あっ,すいません!!」
ちょうど店員さんが通りかかった
のでとってもらった。
:08/04/20 13:33 :PC :3Bfk8W9M
#150 [みゅ]
こうしてミッキーはたったの
100円で私の物に…
「ほんまに得意やねんなぁ!!
ちょっと尊敬するわ。笑」
と私がいうと
「こんなんで尊敬されてもな〜」
とかいいながら顔は
嬉しそうに微笑んでいた。
:08/04/20 13:37 :PC :3Bfk8W9M
#151 [みゅ]
次に私が見つけたのは
ナイトメアのキーホルダー。
「ナイトメアもメジャーに
なってんなぁ〜」
すると横からよしくんが
「こーゆーやつはうまくいったら
2つはとれるわ」
といいつつ100円をいれていた。
:08/04/20 13:41 :PC :3Bfk8W9M
#152 [みゅ]
すると本当にキーホルダー
が2つもちあがっていく。
私がぽけーとみてる間に
簡単にとってしまった。
のだが…
おちてきたのは1つだけ。
もう1つはおちてくるはずの
枠にひっかかってしまっていた。
「またかよ〜」
:08/04/20 13:46 :PC :3Bfk8W9M
#153 [みゅ]
また,さっきと同じ
店員さんに取ってもらう。
無事に2つ手に入ったので
1つずつわけっこした。
「ちょっと俺今日調子
いいんかもしれん♪」
「調子乗ったら痛い目
みるで〜!!笑」
「あっ,スティッチ発見♪」
:08/04/20 13:49 :PC :3Bfk8W9M
#154 [みゅ]
よしくんが見つけたスティッチは
うさぎの着ぐるみをかぶって
いてものすごく可愛かった。
「今の俺やったらいけるかも。」
と言っていたのだが…
1回目は失敗だった。
「あ〜あ,残念!!笑」
:08/04/20 13:52 :PC :3Bfk8W9M
#155 [みゅ]
「ちょっと待って!!
もう1回だけ!!」
そういいながら100円を費やす。
3回目くらいでようやく
もちあがったのだが…
:08/04/20 13:55 :PC :3Bfk8W9M
#156 [みゅ]
今日はそういう日なのだろう。
やはりひっかかって
すんなりと落ちては
きてくれなかった。
「…ぷっ」
思わず2人で顔をみあわして笑う
その後,結局また店員さんの
お世話になったのだが
何故か3回とも同じ
店員さんだったので
みんなで苦笑いだった。
:08/04/20 13:59 :PC :3Bfk8W9M
#157 [みゅ]
キーホルダーも手に入り
満足してゲーセンをでた。
「どこいく〜??」
「俺三ノ宮行きたいねんけど…
いってもいい??」
「いいよ♪」
ということで三ノ宮に
いくことに。
:08/04/20 14:15 :PC :3Bfk8W9M
#158 [みゅ]
三ノ宮もやはり…
人,人,人でビル,ビル,ビル
って感じだった。
…なんかすごい威圧感。
よしくんはそんなこと気にも
せずにどんどん歩いていく。
…来慣れてるんだろうな。
:08/04/20 14:18 :PC :3Bfk8W9M
#159 [みゅ]
そして,アクセサリーばかり
売っている店にはいった。
すると突然よしくんが…
「あのさ,クリスマスの
プレゼント。どーしようか
悩んだんやけど美月が
どんなん好きかわからんくって…
美月が欲しいもの選んで??」
と申し訳なさそうな顔で
言った。
:08/04/20 14:26 :PC :3Bfk8W9M
#160 [みゅ]
「そんなん全然いいのに!!
ってか美月なんてクッキー
やで??こんな高い物
選ばれへんって。汗」
と言うと
「クッキーおいしかったし
気持ちこもってるやん♪
俺はそんなんできひんから。
そんなめちゃくちゃ高いのは
さすがに無理やけど…
ある程度やったら大丈夫。」
:08/04/20 14:29 :PC :3Bfk8W9M
#161 [みゅ]
「ほんまにいいん??」
「うん!!ってか選んで
くれないと困るから。」
ということで私は素直に
よしくんの言葉に甘える
ことにした。
けど,ここで私の欠点が
顔をだす。
:08/04/20 15:00 :PC :3Bfk8W9M
#162 [みゅ]
私は極度の優柔不断だった。
「これ可愛いなぁ〜。
でもこっちも…」
なんて悩み続けること
30分。。
しびれをきらしたよしくんが
「じゃあ,この2つから
選んで?」
とネックレスを2つ
もってきてくれた。
:08/04/20 15:07 :PC :3Bfk8W9M
#163 [みゅ]
どっちも可愛かったが
ここでまた悩んでは
だめだと思い,
「じゃあ〜,こっち!!」
と,うっすらピンク
がかっている方を指さした。
「わかった!!じゃあ,待ってて」
:08/04/20 15:14 :PC :3Bfk8W9M
#164 [みゅ]
そういってよしくんはレジ
へむかっていった。
…いくらやったんやろ??
ほんとによかったんかなぁ??
ちょっと不安になる。
あんなに口癖のように
「お金がない〜」って
言っていたから。
:08/04/20 15:18 :PC :3Bfk8W9M
#165 [みゅ]
そんな私の不安を知らず
会計を済ませて戻ってきた
よしくんは早速私に
ネックレスをつけてくれた。
そして,若干照れながら
「学校行く時も寝る時も
絶対はずさんといてな。
ずっとつけてて。」
と言ってくれた。
:08/04/20 15:24 :PC :3Bfk8W9M
#166 [みゅ]
「うん。ずっとつけとく!!」
…ほんとにありがとう。
この日の帰り道は
お互いなんだか照れくさくて
会話がぎこちなかった。
でも,2人の間には
暖かい空気が流れていた。
:08/04/20 22:16 :PC :MwdI6vlk
#167 [みゅ]
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
クリスマスはやはり例年通り
4家族ほどが集まって
プレゼント交換をしたりして
わいわいすごした。
私とよしくんはいつもより
少し距離を置き誰にも
関係がばれないように
していた。
:08/04/20 22:28 :PC :MwdI6vlk
#168 [みゅ]
この日,メールで葵は炭川さんが
彼女とクリスマスを過ごしている
ことをかなり嘆いていた。
しかし,
「炭川さんに,まだ諦め
ませんからってメール
おくった!!」
と,言っていた。
まだまだ気持ちは
かわらないらしい…
強いなぁ〜
:08/04/20 22:34 :PC :MwdI6vlk
#169 [みゅ]
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
その後,学校も冬休みを向かえて
年越しシーズンとなってきた。
私の家族は年末によしくん家族と
長野までスキーしに行くことに
なっていた。
年越しもそこでする予定
になっていた。
:08/04/20 22:46 :PC :MwdI6vlk
#170 [みゅ]
夜の10時頃に高速前で
待ち合わせをして出発。
もちろん車は別々。
まあ夜だからすぐ寝るし
一緒でも意味ないけど…
朝起きてスキー場で
会うのが楽しみだった。
:08/04/21 21:23 :PC :eQTlHNmQ
#171 [みゅ]
途中私の寝ている間に
ちょっとずつ休憩をとり
私が起こされた頃には
もう着く直前だった。
急いでパンなどを食べ
スキーウェアを着る。
:08/04/21 21:32 :PC :eQTlHNmQ
#172 [みゅ]
なんやかんや準備して
結局子供達だけ先に
すべりにいくことに…
ちなみに子供達とは
私,よしくん,
のぶちゃん(よしくんの弟)
のり(私の5つ下の弟)
の4人である。
:08/04/21 21:52 :PC :eQTlHNmQ
#173 [みゅ]
たいていいつも遊ぶと
なったらこの4人で
遊んでいる。
しかし,私の弟の
のりはよしくんのことが
かなり好きらしく
いつもべったりだった。
だから,2人組になるとしたら
私はのぶちゃんとなるのが
いつものパターンだった。
:08/04/21 22:00 :PC :eQTlHNmQ
#174 [みゅ]
小さい時からずっと
そうだった。
なのにいまさらよしくんと
2人になれるはずもなく
リフトにのるのもやはり
よしくんの隣には
当たり前のようにのりがいた。
:08/04/21 22:02 :PC :eQTlHNmQ
#175 [みゅ]
結局この日,私がよしくんと
2人きりになるときは
1度もなく,私達の泊まる
ペンションに戻ることに
なってしまった。
ペンションでは
谷口家と森川家の部屋は
向かい合わせになっていた。
:08/04/21 22:14 :PC :eQTlHNmQ
#176 [みゅ]
みんなくたくただったので
とりあえず風呂に入り,
部屋でごろごろしていた。
しばらくすると
「そろそろご飯たべよか〜」
と,美樹おばちゃんの声。
「は〜い」
とお母さんが返事をし,
みんなのそのそと重たい体
をひきずって食堂へむかった。
:08/04/22 17:47 :PC :L61BUB9E
#177 [みゅ]
食堂では私とよしくんは
向かい合わせに座った。
ご飯を食べている間
みんなに気付かれないように
目を合わせたり,
足を絡ませてみたり…
顔が赤くなってないか
だけが心配だったけど。笑
:08/04/22 17:52 :PC :L61BUB9E
#178 [みゅ]
ご飯を食べ終わった後
今日が12月31日だったことも
あり,みんな部屋に戻らずに
K-1をみていたのだが…
朝から晩までスキーを
していたのでカウントダウン
するまえに,順番にダウン
していってしまった。
:08/04/22 17:58 :PC :L61BUB9E
#179 [みゅ]
私も結局ダウンし,部屋に
戻って爆睡してしまった。
朝起きるとよしくんからの
メールが5件ほど…
開いてみると
『夜中こっそり部屋でれる?』
『おーい!!ねちゃったの?』
などなど。
そして最後が…
:08/04/22 18:00 :PC :L61BUB9E
#180 [みゅ]
『下のところでまってるから。』
…やばっ!!汗
早く返事しなきゃ!!
でも,もう朝だし意味ないかなぁ
なんて悩みながらとりあえず
『ごめん,寝てた。もしかして
待っててくれてた?』
と送ってみた。
:08/04/22 18:03 :PC :L61BUB9E
#181 [みゅ]
が…
もちろん返事はなかった。
…よしくんに会うの怖いなぁ。
そう思っていても時間は
とまってくれない。
すぐに朝食の時間に
なってしまった。
:08/04/22 18:05 :PC :L61BUB9E
#182 [みゅ]
…怒ってるんだろうなぁ。
そう思いながら朝食の席につく。
しかし,私の心配をよそに
いつもと変わらない様子で
よしくんは,
「おはよう♪」
と挨拶してくれた。
でも,目だけは…
悲しそうな…
寂しそうな…
なんともいえない目をしていた。
:08/04/22 18:23 :PC :L61BUB9E
#183 [みゅ]
このとき,私は
よしくんにもうこんな顔は
絶対にしてほしくないし
させちゃだめだ。
そう思った。
そして今日も長くハードな
1日がはじまった。
:08/04/22 18:25 :PC :L61BUB9E
#184 [みゅ]
言い忘れていたが,正直
私はスキーがかなり下手だ。
びびりなのでスピードが
でるのが怖くて常に八の字
でないとすべれない。
よしくんはそんな私とは正反対。
今まで出会ってきた人たちの中で
ダントツで上手だった。
:08/04/22 18:29 :PC :L61BUB9E
#185 [みゅ]
のぶちゃんもよしくんほど
とはいかないがなかなか
上手だった。
のりはまだ小学生なので
怖いものしらず。
よしくんについていくのが
楽しいらしく,私とは
比べ物にならないほどの
スピードで上達していた。
:08/04/22 18:31 :PC :L61BUB9E
#186 [みゅ]
これでおわかりのように
4人のなかで一番へたくそ
なのはもちろん私である。
しかも,とろい。汗
滑っているときはだいたい
心優しいのぶちゃんが
私がちゃんとついてきているか
確認しながら滑ってくれていた。
:08/04/22 18:33 :PC :L61BUB9E
#187 [みゅ]
しかし,よしくん的にはそれが
気に食わなかったらしい…
昨日とは違い今日は突然
「俺が美月に教えたるから
先行ってていいで。」
と,2人を追い払った。
…明らかに怪しいでしょー
って思ったけど。。。
まあいっか。
:08/04/22 18:36 :PC :L61BUB9E
#188 [みゅ]
のり達に続きリフトに乗る。
私達が乗ったリフトには
カバーのようなものが
ついていてた。
「み〜つ〜き♪」
と,よしくんに呼ばれて
顔を向けると…
:08/04/24 21:21 :PC :Z9ttr9ME
#189 [みゅ]
ちゅ〜…
そして唇が離れた後に
「やっと2人になれたな♪」
そして…
「今日また夜メールするから
今日は起きといてな。」
「頑張る…。汗
昨日はほんまごめんな。」
:08/04/24 21:27 :PC :Z9ttr9ME
#190 [みゅ]
こんな会話をしていると
すぐに頂上までついてしまった。
上ではのり達も待って
くれていた。
「いこか〜」
とのよしくんの一声で
みんな滑りはじめる。
でもやはり,私が足を引っ張る…
:08/04/24 21:33 :PC :Z9ttr9ME
#191 [みゅ]
それを気にして,
またいつものように
のぶちゃんが待ってくれる。
が,今日はやはり
「俺が美月教えたるから
お前はのり見とけ!!」
と,よしくんが追い払う。
:08/04/24 21:37 :PC :Z9ttr9ME
#192 [みゅ]
「わかった〜
じゃあ,下で待ってるわ〜」
と,言いながらのぶちゃんは
先に滑っていったのり
の後を追っていった。
私は正直よしくんと2人
で滑りたくない…
:08/04/24 21:39 :PC :Z9ttr9ME
#193 [みゅ]
だって…
劣等感はんぱない…笑
でもこの日のよしくんは
根気よく私の相手をしてくれた。
「美月も頑張ってうまくなって
来年は2人でスキー旅行
いこ〜や♪」
何度もこういいながら…
:08/04/24 21:43 :PC :Z9ttr9ME
#194 [みゅ]
そして,今日も夕方まで
なんとか滑りきり
ペンションに戻った。
昨日より疲れはましだった
のでご飯も昨日より
元気よくたべた。笑
:08/04/24 21:53 :PC :Z9ttr9ME
#195 [みゅ]
そして,ご飯が食べ終わり
みんなでぞろぞろと部屋に
引き返そうとしていた時
…ぐっ
後ろからよしくんに服を
引っ張られる。
そして目で合図された。
…ゆっくり1番最後まで残って
:08/04/24 22:02 :PC :Z9ttr9ME
#196 [みゅ]
合図された通り階段を
とろとろのぼる…
そして,みんなが先に
行ったのを確認すると
本日2回目!!笑
ちゅっ
すると…
:08/04/24 22:13 :PC :Z9ttr9ME
#197 [みゅ]
「「あっ」」
何故か階段の下に隠れている
のりと目が合う。
…みられたっ
3人ともが一瞬思考停止
したあと突然
:08/04/24 23:07 :SH703i :☆☆☆
#198 [みゅ]
「ラブシーンや!!」
と思い出したかのように
のりがニヤニヤしながら
叫びだした。
「ちょっ,しー!!怒」
とよしくんがのりをだまらせて
いる間に,私は恥ずかしさの
あまりに2人を残してその場から
逃げ出してしまった。
…どーしよ。ばれちゃった。汗
:08/04/25 16:56 :PC :.1uoOUD6
#199 [みゅ]
…やばいよ〜泣
2人を残しとりあえず部屋
に戻ってきたのはいいものの
さっきのことが頭から離れず,
思わず布団に突っ伏した。
…これからのりにどんな顔して
接したらいいんだろ?
:08/04/25 17:00 :PC :.1uoOUD6
#200 [みゅ]
しばらくするとニヤニヤ
したままののりが
アイスを片手に戻ってきた。
…買収されたのかな。笑
親に言うつもりはなさそう
だったのでとりあえずは
安心しても大丈夫…だよね?
:08/04/25 17:02 :PC :.1uoOUD6
#201 [みゅ]
でもちょっと不安だったので
逃げたことの謝罪とともに
メールでよしくんに
聞いてみることにした。
『さっきは思わずにげちゃった。
ごめんね。んで,のりは
どうなったん?』
すると返事はすぐにきた。
『とりあえずアイスで誰にも
言わない約束はさせといたから!!
あいつ結構口堅いから
大丈夫やとは思うけど…』
:08/04/25 17:07 :PC :.1uoOUD6
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194