あなただけを…
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#201 [みゅ]
でもちょっと不安だったので
逃げたことの謝罪とともに
メールでよしくんに
聞いてみることにした。
『さっきは思わずにげちゃった。
ごめんね。んで,のりは
どうなったん?』
すると返事はすぐにきた。
『とりあえずアイスで誰にも
言わない約束はさせといたから!!
あいつ結構口堅いから
大丈夫やとは思うけど…』
:08/04/25 17:07 :PC :.1uoOUD6
#202 [みゅ]
…やっぱり買収されたんだ。笑
まぁ,まだ小学生だしね。
可愛いもんだな。
…なんて思っていたのだが,
意外にのりはずる賢く,その後
なにかあるたびにこのときの
話を出してきては私達を
脅しにかかってきたのであった。
:08/04/25 17:52 :PC :.1uoOUD6
#203 [みゅ]
一応のりの買収にも成功し,
正月とは思えないほど
平和な1日を終え
明日のハードスケジュールに
耐えるためにみんなは
ぞくぞくと眠りに落ちていった。
そんな中,私は激しい睡魔に
襲われながらも今日こそは…
と必死に目を見開いていた。
:08/04/25 17:57 :PC :.1uoOUD6
#204 [みゅ]
『俺今から下降りて待ってる
から,5分経ったら
降りてきて。』
待ちに待ったよしくんからの
メールがきてドキドキしながら
時間が過ぎるのを待つ。
でも,たったの5分なのに
こーゆー時に限って何度
時計を見ても時間が進まない…
:08/04/25 17:59 :PC :.1uoOUD6
#205 [みゅ]
必死に目を見開いたまま
必死に5分耐え抜き
部屋をでていこうとした
そのとき…
「どこいくの?」
と,お母さんの声。
…やばっ
自慢じゃないけどウソつくの
めちゃくちゃ下手なんだよな〜汗
「ト,トイレ!!」
:08/04/25 18:02 :PC :.1uoOUD6
#206 [みゅ]
とっさにでた,苦し紛れで
ありきたりなウソ…
「ふ〜ん。」
…いやいや,母さん。
ふ〜んって!!
興味ないなら聞くなよ!!
とかおもったけどまぁいいや。
まだ疑われてないんだし。
と,思い直しそろ〜っと
部屋をでてよしくんの
元へと向かった。
:08/04/25 18:18 :PC :.1uoOUD6
#207 [みゅ]
「おまたせ…。」
…なんだろう,この感じ。
ものすごく緊張するんですけど。
しかし,よしくんは全くいつもと
変わらずに
「おう♪」
と,片手をかるくあげた。
そして…
「あのさ,ここからやったら
誰かがトイレに起きたら
声聞こえてばれてまうやん!!
やから,スキー用具置くとこの
奥にある倉庫みたいなところ
いかへん?」
:08/04/25 18:26 :PC :.1uoOUD6
#208 [みゅ]
…まぁ確かにそうだな〜。
せっかくのりを抑えたのに
ここでばれたら嫌だしな〜。
と,思い
「うん♪」
と返事をした。
「じゃあいこか♪」
ということでとりあえず
音をたてないように
倉庫へ向かう。
:08/04/25 18:35 :PC :.1uoOUD6
#209 [みゅ]
…ってか暗っ!!
倉庫の中は真っ暗で
すぐ側にいるはずのよしくんの
顔すらはっきりみえない…。
「ここ暗すぎん?」
と,いうと
「暗いから誰もこんなとこに
人がおるとかおもわへんやろ♪」
:08/04/26 11:46 :PC :FeCfevSI
#210 [みゅ]
:08/04/26 11:47 :PC :FeCfevSI
#211 [みゅ]
:08/04/26 11:50 :PC :FeCfevSI
#212 [みゅ]
誰もこないようなところなのに
突然足音が倉庫に向かって
近付いてくる。
よしくんの顔をみると
驚きながらも顔の前に
人差し指をたて
「し〜」
っと,合図された。
:08/04/26 11:53 :PC :FeCfevSI
#213 [我輩は匿名である]
:08/04/28 16:41 :SH703i :☆☆☆
#214 [みゅ]
とりあえずよしくんに従い
息を殺し,その場に
固まっていることにした。
…とん,とん,とん
:08/04/28 16:57 :PC :EibNicz.
#215 [みゅ]
…もしも親とかだったら
どうしよう。
トイレにしたら長いからって
探しにきたりしてたら…。。。
不安が胸をよぎる。
…がらっ
:08/04/28 16:59 :PC :EibNicz.
#216 [みゅ]
:08/04/28 17:00 :PC :EibNicz.
#217 [みゅ]
足音の主はペンションの
おじさんだった。
…よかった♪
よしくんの顔をみるとほっとした
ような表情をしていた。
「すいませんでした!!」
:08/04/28 17:04 :PC :EibNicz.
#218 [みゅ]
とりあえずもう倉庫に
いるわけにもいかなく
なってしまったので,私達は
謝りながら倉庫から早足で
でていった。
「焦った〜」
「ほんまな,よかった〜
おっちゃんで!!」
:08/04/28 17:07 :PC :EibNicz.
#219 [みゅ]
なんて笑い合いながら
とりあえず最初に
待ち合わせした場所に
戻ってきた。
「どーする?」
「もうどっこも行くとこ
ないもんなあ…。
今日はもう解散する?」
:08/04/28 17:17 :PC :EibNicz.
#220 [みゅ]
「そーやなぁ…」
と,よしくんがちょっと
悩みながら…
「こんなこと滅多にないから
色々しようと思ってんけどな〜。
まあいっか!!笑」
「色んな事って何やねん!!笑」
「まぁ,秘密で。
じゃあ,今日はもどろっか♪」
ということでこの日は何もなく
解散することになった。
:08/04/28 17:21 :PC :EibNicz.
#221 [みゅ]
私的にはみんなでの旅行中に
夜中にこっそり抜け出して
会えただけでもかなり満足♪
なんか,青春って感じだし…
こーゆーの憧れだったし★
ハプニングもあったけど
幸せなお正月旅行は
こんな感じで幕を閉じた
のであった。
:08/04/28 17:23 :PC :EibNicz.
#222 [みゅ]
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
旅行から帰ってきたら
受験生ということもあり
どこにも行くことがなく
平凡な毎日が過ぎていき
あっという間に冬休みが
終わってしまった。
:08/04/28 17:29 :PC :EibNicz.
#223 [みゅ]
始業式の日
葵が私の元に走ってきて
「今週の土曜日,炭川さんと
約束したからちゃんと美月も
谷口先輩もあけといてな♪」
とだけ言うと私の返事も
聞かずに自分のクラスへ
走って行ってしまった。
今週の土曜かぁ…
:08/04/28 17:32 :PC :EibNicz.
#224 [みゅ]
とりあえずよしくんに
メールしてみる。
『今週の土曜,なんか予定ある?
葵が炭川さんと遊ぶから美月らも
きてって言われたんやけど…』
と,送ると
『中山って前一緒に人生ゲーム
したやつ覚えとる?
あいつと遊ぶ約束してんねん。
でも,そっちも面白そうやし
どーしよかなぁ?』
…中山さんとか懐かしい。笑
:08/04/28 17:37 :PC :EibNicz.
#225 [みゅ]
『あつ,かぼちゃん誘って
3:3で遊ぼうや♪』
ちなみにかぼちゃん=愛
である。
なんでかぼちゃんという
あだ名がついたかというと…
:08/04/28 17:40 :PC :EibNicz.
#226 [みゅ]
まだみんなで遊んだことの
ないころに私がよしくんに
愛のことを
「美月の友達に鳥飼ってる子が
おるねんけど…
鳥の名前がかぼちゃとさんま
っていうねんて!!笑」
という話をしたのがきっかけで
その後,愛が話に出るたび…
:08/04/28 17:44 :PC :EibNicz.
#227 [みゅ]
「かぼちゃとさんまの子?」
といっていたのが
「かぼちゃ?」
となり,呼び捨てはかわいそう
ということでかぼちゃちゃんが
縮んでかぼちゃんとなったのだ。
これでわかっていただけたと
思うが愛はかなりかわってる…
:08/04/28 17:46 :PC :EibNicz.
#228 [みゅ]
『葵に聞いてみるわ!!』
と,よしくんに返事を返し
今度は私が葵のクラスまで
走っていった。
「あおい〜!!あのさ…」
と事情を説明する。
すると…
:08/04/28 17:49 :PC :EibNicz.
#229 [みゅ]
「全然いいよ!!ってか
なんか合コンみたいやな!!笑」
…確かに。
はたからみたら合コンみたいに
見えるだろうな〜
なんて思いつつ今週の土曜は
3:3で遊ぶこととなった。
:08/04/28 17:51 :PC :EibNicz.
#230 [みゅ]
なんやかんやですぐに
約束の土曜日に…
場所は先輩方の好意で
私達の地元のカラオケ。
受験生で中学生の私達には
かなりありがたかった。
:08/04/28 17:55 :PC :EibNicz.
#231 [みゅ]
私だけ家が違う方向だったので
一人で待ち合わせ場所へ向かう。
10分ほどまつとみんなが
続々と集まってきた。
私とよしくんと炭川さんは
1度は全員と顔をあわせた
ことがあるので普通に
「ど〜も♪」
と、皆に挨拶した。
:08/04/28 17:58 :PC :EibNicz.
#232 [みゅ]
他の3人は初対面なので
自己紹介などをしていた。
そして,ご対面が終わった
ところでカラオケに
入り唄うことになったのだが…
:08/04/28 18:00 :PC :EibNicz.
#233 [みゅ]
「最初,誰がうたう…?」
初対面の人の前で歌える
度胸はみんな全くなく
ジャンケンになってしまった。
「じゃんけん…ほい!!」
と,よしくんの掛け声と
ともに皆思い思いに手を出す。
:08/04/28 18:04 :PC :EibNicz.
#234 [みゅ]
結局よくあるパターンで
よしくんの1人負け。
ということで座ってる順
によしくんから時計まわり
で歌っていくことになった。
ちなみに私は1番最後♪
:08/04/28 18:38 :PC :EibNicz.
#235 [みゅ]
みんなが順番に歌っていく。
葵はみんなが認めるほど
歌がうまい!!
愛は声がぶりっこのようで
若干気持ち悪い…笑
炭川さんは普通に上手。
声はちょっとくぐもった感じ。
中山さんは…選曲が変。笑
変な人とは聞いてたけど
失礼ながら雰囲気から特徴的で
愛に負けず劣らずだった。
:08/04/28 18:41 :PC :EibNicz.
#236 [みゅ]
そして,6人で昼の12時半から
夕方6時までぶっ通しで
唄い続けカラオケをでる。
ここで誰が言い出したのか
わからないがみんなで
アドレス交換をすることになった
これが後々悲劇をうむとは
このときは誰も思っては
いなかっただろう。
:08/04/28 18:59 :PC :EibNicz.
#237 [みゅ]
流れで私も炭川さんと
中山さんのアドレスを聞き
よしくんも葵と愛の
アドレスを聞いていた。
これで全員が全員のアドレスを
しっていることになった。
そして,
「じゃあ,また♪」
と解散していった。
:08/04/28 19:02 :PC :EibNicz.
#238 [みゅ]
解散後,家についたころ
くらいに愛からメールがきた。
『まだわからんけど,うち
中山さん好きかもしれん!!
から,またみんなで遊ぶ機会
つくってな♪』
…早ッ!!
でもこれで丁度3:3だし
遊びやすくもなるかな★
:08/04/28 19:06 :PC :EibNicz.
#239 [みゅ]
今思うとこの時から
愛は私達に嘘を
つき続けていたのかな?
:08/04/30 10:28 :SH703i :☆☆☆
#240 [みゅ]
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
それから私達はしばらく
平凡な毎日を送った。
受験生なので遊ぶ機会
は極端にへっていったが
3人とも自分の恋を
充実したものにしようと
必死だった。
:08/05/01 16:52 :PC :1Jtc26xo
#241 [みゅ]
2月に入り,私立の高校受験が
近付いてきた。
しかし,私達は受験よりも
気になっていたことがあった。
バレンタインデーだ。
:08/05/01 17:04 :PC :1Jtc26xo
#242 [みゅ]
試験はバレンタインの前
だったので,一応試験
優先だったけど。
愛と葵は私立専願だったし。
葵は元は県外に住んでいたので
高校はそっちにいくらしい…
…さみしくなるなぁ。
このときは本気でそう思っていた
:08/05/01 17:08 :PC :1Jtc26xo
#243 [みゅ]
入試は,自分の中ではそれなりの
出来だったと思う…。
ってか思いたかった。笑
滑り止めなのに落ちたら
洒落になんないし。笑
:08/05/01 17:19 :PC :1Jtc26xo
#244 [みゅ]
他の2人もそれなりのでき
だったようで,それからは
受験のことは忘れて
バレンタインの作戦を練った。
とりあえず私達みたいな
がきんちょの相手を
してくれているお礼を込めて
自分達の本命だけではなく
先輩達みんなにあげよう
ということになった。
:08/05/01 17:36 :PC :1Jtc26xo
#245 [みゅ]
でも,今年のバレンタインは
平日なので私達が渡しにいくか
取りにきてもらうかしかない。
しかも,とりにきてもらうと
言っても炭川さんの家は
私達の地元とは正反対で
定期もないのでお金も時間も
かかってしまう。
さすがにそこまで図々しい
ことは頼めない…
…どーしよ。
:08/05/01 17:44 :PC :1Jtc26xo
#246 [みゅ]
悩みに悩んだ末,やっぱり
渡しに行くのは私達だし…
ということで先輩達の学校まで
渡しにいくことにしたのだが。
『学校にこられるとちょっと…。
それやったらとりに行くわ!!』
と,3人共にいわれて
しまった。汗
:08/05/01 17:49 :PC :1Jtc26xo
#247 [みゅ]
と,いうことで悪い気は
するがまたまた私達の地元
まで来てもらうことにした。
学校帰りそのまま来てくれる
ということだったので
3人の学ラン姿が見れる
のも密かな楽しみだった。
:08/05/01 18:10 :PC :1Jtc26xo
#248 [みゅ]
〜バレンタイン当日〜
愛は何故か委員長になって
いたので委員会があった。
と,いうことで私と葵の
2人で駅まで炭川さんと
中山さんを迎えにいった。
「やっば〜!!めちゃ緊張
するんやけど…。」
と葵はめちゃめちゃ不安
そうだった。
:08/05/01 18:20 :PC :1Jtc26xo
#249 [みゅ]
私はよしくんが遅れると
いうことでちょっとテンション
が低かった。
…なんでこんな日に。
葵はそんな私のことを
気にする余裕は全くないらしく
駅に近付くにつれて
しきりに鏡とにらめっこ
していた。
:08/05/01 18:34 :PC :1Jtc26xo
#250 [みゅ]
10分ほど歩き,駅についた。
そこには先輩達はもう
来ていたようで
キョロキョロしながら
私達を探してくれていた。
「せんぱ〜い」
と,2人で叫びながら
走って近付く。
:08/05/03 12:57 :PC :R7QMYMTI
#251 [みゅ]
「待たせてすいませんでした!!」
「いや,さっききたところだから
全然大丈夫だよ♪ところで…
かぼちゃんは?」
「それが…あの子何故か
委員長なんで,委員会が
あってまだ学校なんですよ。」
と,私が答えている間
葵は制服姿の先輩に
みとれていた。笑
:08/05/03 13:00 :PC :R7QMYMTI
#252 [みゅ]
「そっか…。
じゃあ,美月ちゃん達が
通ってる学校までいこっか♪」
と,いうことでまたきた道を
戻っていくことに…。
中学へ向かう10分間は
緊張して先輩からの質問に
答えることしかできなかった。
:08/05/03 13:06 :PC :R7QMYMTI
#253 [みゅ]
学校について,門の前で
4人で愛を待つ。
緊張で自然と葵は私と
先輩達は先輩達でと
いう風に別れて話す様に
なってしまっていた。
:08/05/03 13:22 :PC :R7QMYMTI
#254 [みゅ]
しばらく待っていると
〜♪
私の携帯が鳴った。
『委員会終わった!!
今どこおるん〜?』
という愛からのメールだった。
『門の前おるから今から
ダッシュでこい!!』
と,返事を返し先輩達に
「かぼちゃん,もうきます♪」
とだけ報告した。
:08/05/03 13:29 :PC :R7QMYMTI
#255 [みゅ]
2分ほどしてから愛が
息をきらして走ってきた。
「すっ,すいません…」
「走ってこなくても別に
よかったのに。」
と,中山さんがいうと
「でも,美月が…」
:08/05/03 13:36 :PC :R7QMYMTI
#256 [みゅ]
…やべっ
と思った私は
「愛,委員会長かったな!!」
と余計なことを言いそうに
なった愛の言葉をさえぎった。
「あっ,うん。」
…セーフ♪
「ちょっ,そんなことよりさ…」
:08/05/03 13:41 :PC :R7QMYMTI
#257 [みゅ]
「バレンタインわたさな!!」
と,葵。
…確かに。
ということで何故かまた
この場に本命のいない私が
先頭をきることに…
:08/05/03 13:43 :PC :R7QMYMTI
#258 [みゅ]
「あのっ,先輩…」
「ん?」
「わざわざきてもらって
ありがとうございます。
これ…バレンタインなんで…」
と,しどろもどろいうと
「ありがとう♪でも,後で
谷口にしばかれそうやな〜」
:08/05/03 13:47 :PC :R7QMYMTI
#259 [みゅ]
と笑いながら受け取ってくれた。
その後,愛や葵も先輩に
顔を赤らめながらチョコを
渡した。すると,
〜♪
メール?
:08/05/03 13:49 :PC :R7QMYMTI
#260 [みゅ]
『もうすぐ駅つくで〜』
というよしくんからの
メールだった。
「よしくんもうすぐくるみたい
なんで私駅まで
行って来ますね♪」
と,いうと
「みんなで迎えにいって
あげようや」
ということでまたまた
駅までの道を今度は4人で
ぞろぞろと歩いた。
:08/05/03 13:52 :PC :R7QMYMTI
#261 [みゅ]
もうやりきった〜という
こともあり,緊張がほどけて
会話は弾んだ。
駅につくとよしくんが
「お前らもまだおったん?笑
みんなしてこれからどっか
いくつもりなん?」
と,いってから私にこっそり
「今日2人でご飯いこうかと
思ってたのに…」
と耳打ちした。
:08/05/03 13:58 :PC :R7QMYMTI
#262 [みゅ]
「せっかくきたしな〜」
と,男3人で色々と話はじめる。
なので,私達も3人で話しながら
結論がでるのを待つことに…
5分ほど別々に話していると…
:08/05/03 14:01 :PC :R7QMYMTI
#263 [みゅ]
「じゃあ,またな。
美月,行くぞ!!」
「葵ちゃんとかぼちゃんも
いこっか♪」
と,どーなったのかは
よくわからないが
突然2手に別れる事になった。
「うっ,うん。じゃあ
また学校で!!」
戸惑いながら他の4人と
別れ,よしくんについていく。
:08/05/04 12:35 :PC :46m5c2XM
#264 [みゅ]
「どーゆーことになったん?」
と聞くと
「他のみんなはせっかく
きたから4人でカラオケ
行くってさ〜」
ふ〜ん…
「じゃあ,美月らは今から
どこいくん?」
:08/05/04 12:50 :PC :46m5c2XM
#265 [みゅ]
「だ〜か〜ら〜
ご飯いくつもりやったって
いったやろ!!」
と,呆れたように言われた。
「どこたべにいこか?」
「どこでもいいけどな〜」
2人とも優柔不断なので
話が前に進まない…
:08/05/04 12:56 :PC :46m5c2XM
#266 [みゅ]
「じゃあ〜,じゃんけんして
俺が勝ったら回転すしで
美月が勝ったらパスタな!!」
「わかった♪」
「じゃんけんほいっ!!」
私はパー
よしくんは…
グー
:08/05/05 12:03 :PC :XFhDwOPc
#267 [みゅ]
ということで私が勝ったので
パスタを食べに行くことに…
最近ほんとにお互い時間も
お金もなくて,たまに夜一緒に
ご飯を食べるとなっても
コンビニ弁当を川で食べたり
していたのでご飯を食べに行く
というのがちょっと嬉しかった。
:08/05/05 12:06 :PC :XFhDwOPc
#268 [みゅ]
店に入り他愛無い話に
話を咲かせる。
1番幸せな時間。
しかし,私には門限がある
門限は9時なのでご飯を
たべていると一瞬で
返らなくてはならない時間に
なってしまう。
:08/05/05 12:17 :PC :XFhDwOPc
#269 [みゅ]
でも,よしくんは毎回文句も
言わず時間通りに家まで
送ってくれる。
…優しいんだけどなぁ。
このころの私には1つ
悩み事があった。
それは…
よしくんのボディタッチが
最近エスカレートしてきたこと。
:08/05/05 12:24 :PC :XFhDwOPc
#270 [みゅ]
私は中3だけど
よしくんは高2…
しかも男の子だし
私の受験のせいで会える時は
かなり限られてくる。
もう付き合いはじめて
3ヶ月半…
そろそろ我慢の限界が
きてしまったのだろう。
でも…
:08/05/05 12:28 :PC :XFhDwOPc
#271 [みゅ]
私はどーしてもそれを
うけいれられなかった。
…怖い。
それがいつも頭の中にあった。
私にとっては未知の世界…
そんなところに足を
踏み入れる勇気はなかった。
それに…
よしくんには悪いが
そういうことをされている
自分が何故か汚らわしく
思えてしまっていた。
:08/05/05 12:35 :PC :XFhDwOPc
#272 [みゅ]
私のまわりには経験者など
もちろんいなかった。
だから,
「どーしよ?」
と言っても
「うーん…」
とあまり参考になるアドバイス
はもらえない。
:08/05/05 12:49 :PC :XFhDwOPc
#273 [みゅ]
とにかく私は毎回のように
よしくんの行為を拒否
し続け,嫌だといい続けていた。
そんな日が続いた3月の
ある日…
:08/05/05 13:01 :PC :XFhDwOPc
#274 [みゅ]
何の前触れもなく
よしくんからのメールが
いきなり冷たくなった。
何を送っても
『うん』
『そーなんや』
としか返ってこなくなったのだ。
:08/05/05 13:03 :PC :XFhDwOPc
#275 [みゅ]
公立高校の入試を控え,
緊張や不安で精神的に
不安定になっていた私の
癒しだったよしくんとの連絡
がそんなことになってしまい
私は半端なく落ち込んだ。
何があったのか聞いても
全然答えてくれないし
どーしていいのかも
全くわからなかった。
:08/05/05 13:07 :PC :XFhDwOPc
#276 [みゅ]
そんな不安定なまま入試を
終え,自己採点では
合格してもしなくても
おかしくないような点数。
よしくんは相変わらず
冷たいまま…
精神的に少し病んでいた。
しかし,3日くらいしてから…
:08/05/05 13:16 :PC :XFhDwOPc
#277 [みゅ]
突然また何の前触れもなく
よしくんが普通に戻った。
もしかしたら前よりも少し
テンションが高かったかも
しれない。
でも,相変わらず何があったのか
聞いても何も教えては
くれなかった。
…納得いかない
:08/05/05 13:19 :PC :XFhDwOPc
#278 [みゅ]
…あんなに悩んで毎晩
泣いてすごしたのに
秘密なんて許せない。
そう思った私はよしくんが
酔っ払っているときに
聞き出すことにした。
「あのさ,こないだまでずっと
何か悩んでたみたいやったやん?
あれって何で悩んでたん?」
「あ〜,美月にも一応
言ってた方がいいかな〜
実はな…」
:08/05/05 13:22 :PC :XFhDwOPc
#279 [みゅ]
予想通り酔っ払いのよしくんは
すらすらと何があったのかを
話してくれた。
でも,その内容はあまりに
ショックで聞かなければ
よかったかな…と後々
とても後悔した。
その内容を要約すると…
:08/05/05 13:24 :PC :XFhDwOPc
#280 [みゅ]
3月に入ったある日,駅で
小学生の時の女の同級生に
であった。その人は小学生の
ころの彼女だった。
その元彼女に
「私と付き合ってくれん?」
といわれた…
でもそんときは
「そんなんどうせ冗談やろ〜」
と流したそうだ。
:08/05/05 13:28 :PC :XFhDwOPc
#281 [みゅ]
でも,そのあとにその女が
「冗談やと思うんやったら
私とやってみる?」
と,言ったらしい…。
それで欲求不満で私となかなか
進まないよしくんは
とりあえず連絡先を交換し
その女に乗り換えるか
悩み続けていたんだそうだ。
:08/05/05 13:32 :PC :XFhDwOPc
#282 [みゅ]
最後によしくんは
「でも,やっぱり俺は美月
じゃないとあかんなって
思ったからもう連絡先も
消したし,ちゃんと断ったで♪」
…そーゆー問題?
私はこの話を聞いている間
涙がとまらなかった。
…1週間以上も悩み続ける
ような問題だったの?
そんな程度の気持ちだったの?
結局は体が目当てなんだ。
:08/05/05 13:41 :PC :XFhDwOPc
#283 [みゅ]
私は悲しくなったとともに
大きな不安に襲われた。
正直,よしくんはもてる方
ではない。
それに,男子校なので他の女の子
と関わることがほとんどない。
だから…安心しすぎていた。
:08/05/08 21:58 :PC :v8HQdrnI
#284 [みゅ]
もしまた万が一今回のような
誘惑があると,私から簡単に
離れていってしまう可能性が
ないとは…言い切れない。
5年の片思いがやっと
実ったのだ。
もちろん,別れたくなんかない。
:08/05/08 22:01 :PC :v8HQdrnI
#285 [みゅ]
私が少し勇気を持って前に進めば
よしくんは離れていかない
のではないか…。
私が我慢してこの幸せが
続くなら,私が我慢しよう。
そう考え,私は決心して
よしくんにメールした。
:08/05/08 22:04 :PC :v8HQdrnI
#286 [みゅ]
『よしくん,もういいよ。』
『…えっ?』
『ずっと我慢させてられんし
またこんなことが
あったら嫌やし。』
『でも…。』
『美月がいいんだから
いいの!!』
:08/05/08 22:09 :PC :v8HQdrnI
#287 [みゅ]
このメールの後,よしくんは
何度も謝ってくれた。
無理しなくてもいいよとも
言ってくれた。
でも,珍しく今回は
私の決意は固かった。
:08/05/08 22:11 :PC :v8HQdrnI
#288 [みゅ]
3日後,私は運良く志望校
に合格した。
その高校へは私の中学から
14人中13人合格した。
みんなで喜びながら,
帰路につく。
その間,友達中に連絡
し続けた。もちろん先輩にも。
よしくんにはもちろん
1番に。親よりも先に連絡した。
:08/05/08 22:19 :PC :v8HQdrnI
#289 [みゅ]
そして,家につき一段落
したところでよしくんから
メールがきた。
『明日,うちの家夕方4時
くらいから誰もいなく
なるねんけど…』
これだけでよしくんが何を
言いたいかは鈍感な私にも
察しがついた。
『いいよ…。いくわ』
:08/05/08 22:41 :PC :v8HQdrnI
#290 [みゅ]
それだけ返事をした。
その後すぐに私は葵に
メールをした。
葵や愛にはよしくんとの
事は全て話していたから。
『明日,頑張ってくる!!』
すると葵は電話をかけて
きてくれた。
:08/05/08 22:46 :PC :v8HQdrnI
#291 [みゅ]
「大丈夫?何も言って
あげれんけど…。
ムダ毛処理だけはちゃんと
していきや!!笑」
と,笑わせてくれた。
でも,やっぱりこの日の夜
はよく眠れなかった。
:08/05/08 22:49 :PC :v8HQdrnI
#292 [みゅ]
翌日,3月22日。
この日の夕方3時すぎ
『今からいくね。』
と,メールして
よしくんの家へむかう。
:08/05/08 22:51 :PC :v8HQdrnI
#293 [みゅ]
駅からよしくんの家までの
距離がいつもの倍くらいに
感じる…。
足がなかなか進まない。
いつもより時間をかけ
みなれた家にたどり着く。
「おじゃましまーす!!」
誰もいないとわかっているけど
緊張をほぐすために大きな声を
だしてよしくんの部屋に向かう。
:08/05/08 22:57 :PC :v8HQdrnI
#294 [みゅ]
部屋に入るとよしくんは
ギターを弾いていた。
よしくんの部屋には昔から
何度も来た事があるので
自分の部屋のように
ソファベットに座り
「やっぱあの坂きついわ〜」
なんて平静を装う。
:08/05/08 23:01 :PC :v8HQdrnI
#295 [みゅ]
態度とは裏腹に心臓は
口から出てきそうな
勢いだった。
すると,よしくんが私の隣に
座り,それと同時に2人の
唇がふれた。
「本当にいいの?」
:08/05/09 18:23 :PC :wr3Sig2E
#296 [みゅ]
「まあ…そのためにきたし。
それにいまさら嫌って言っても
とまらんのちゃう?笑」
なんて笑いながら言ってみる。
本当は心臓が口から
でてきそうなのに。
強がりだからね。笑
:08/05/16 00:07 :SH703i :☆☆☆
#297 [みゅ]
:08/05/21 00:13 :SH703i :☆☆☆
#298 [みゅ]
そのまま私達はベッドに
倒れ込み,この日初めて
1つになった。
お互い初めてだったけど…
私は心の底から
「初めてがよしくんでよかった」
と,思った。
今もそう…思ってるよ。
:08/05/21 00:16 :SH703i :☆☆☆
#299 [みゅ]
あなただけを愛しています
そしてこれからもずっと
愛し続けます
この時は本気でそう思ったんだ
:08/05/21 00:19 :SH703i :☆☆☆
#300 [ゆう§∫§]
バカ〜〜Q笑っ
なんか複雑なぁ...
あの終わり方ならまぢ泣く自信あるでG笑っ
:08/05/25 19:55 :912SH :kVrI73KE
#301 [みゅ]
ゆう
ありがとう
また感想板の方にも
泣いたら報告よろしく
:08/05/25 22:03 :SH703i :☆☆☆
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