あなただけを…
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#301 [みゅ]
ゆう
ありがとう
また感想板の方にも
泣いたら報告よろしく
:08/05/25 22:03 :SH703i :☆☆☆
#302 [みゅ]
この日,家に帰ると
とりあえず葵にメールした。
「帰ってきたよー!」
するとまた電話をかけて
きてくれた。
:08/05/25 22:57 :SH703i :☆☆☆
#303 [みゅ]
「どーやった?」
「どーやったって言われても…。
とりあえず頑張った!笑」
「なんやねん,それ〜!」
と2人で笑いあった。
:08/05/25 23:04 :SH703i :☆☆☆
#304 [みゅ]
そして,今日のことを
根掘り葉掘り聞かれた後,
「ありがとう,
勉強なったわ!笑」
と笑って電話を切った。
…あ〜あ,本当に私,よしくんと
やっちゃったんだなあ。
な〜んて,葵との電話の後
あらためて考えると
恥ずかしくなってきた。
:08/05/25 23:11 :SH703i :☆☆☆
#305 [みゅ]
ちょっと前にきてた
よしくんからのメール…。
『とうとうやっちゃったな。
ごめんな,ありがとう。
んで,どーやった?』
…みんなどーやった?
って聞くんだよなー。
:08/05/25 23:20 :SH703i :☆☆☆
#306 [みゅ]
正直…
必死すぎて残念ながら
あんまり覚えてない。汗
だからどーやった?って
漠然とした質問には
かなり答えづらい。
でも,これでよしくんを
繋ぎ止めれたという
勝手な安心感が得られたことは
はっきり覚えている
:08/05/25 23:24 :SH703i :☆☆☆
#307 [みゅ]
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
春休みに入り,自由になったので
私はよしくんと2人で
カラオケに行くことに…
しかし,私の近所のカラオケは
フリータイムでうまくいけば
6時間唄い放題である。
2人だと3時間も歌えば
ネタもつきてくる。
:08/05/27 17:58 :PC :v3k.sQQ.
#308 [みゅ]
そこでお互い1人ずつ
友達を呼ぶことにした。
よしくんは中山さんを
私は愛を呼ぶ。
というつもりだったのだが…
:08/05/27 18:12 :PC :v3k.sQQ.
#309 [みゅ]
愛の家はかなり特殊で
今日呼び出してしまうと
3日後,葵もいれてみんなで
遊ぶ日に遊べなくなってしまう
かもしれないらしい…。汗
だから愛を呼ぶことは
できなかった。
そこで,私は美佐を
よぶことにした。
:08/05/27 18:18 :PC :v3k.sQQ.
#310 [みゅ]
中山さんと美佐が順番に
やってきて,4人でカラオケ。
うたいながら話しながら
楽しい時間をすごした。
よしくんが私の隣に
座るので,必然的に
中山さんと美佐は隣に
座ることになる。
:08/05/27 18:20 :PC :v3k.sQQ.
#311 [みゅ]
美佐は彼氏ができたことも
なかったし,男慣れを
あまりしていないのでは…
と,少し心配だったが
中山さんの変キャラの
おかげで楽しそうだった
ので安心した。
そして,時間がきたので
解散することに。
:08/05/27 18:27 :PC :v3k.sQQ.
#312 [みゅ]
私が家に帰ってしばらくすると
美佐からメールがきた。
『今日誘ってくれて
ありがとう〜♪
中山さんバリいい人やった★
愛が好きになるのわかる
気がするわ!!んでさ,
美佐も中山さんと
メールしたいねんけど
アド教えてくれん?』
と,言われた。
:08/05/27 18:30 :PC :v3k.sQQ.
#313 [みゅ]
…やばい。
言っちゃ悪いが正直
美佐と愛を並べて
愛を選ぶひとはよっぽどの
物好き以外いないだろう。
とりあえず…
『でも,愛の好きな人やし…』
と送る。
:08/05/27 18:42 :PC :v3k.sQQ.
#314 [みゅ]
『でも,葵とか美月とかも
メールしてるやん!!
別に美佐やって好きなわけ
ちゃうねんからいいやん!!』
と,言われた。
反論できず葵に相談する。
:08/05/27 18:46 :PC :v3k.sQQ.
#315 [みゅ]
すると,
『なんで美佐誘ったん?!
美月アホやなぁ〜』
と怒られた。
『とりあえず愛に全部
話して,愛に美佐を
諦めさせてもらい!!』
といわれた。
ので,そのままとりあえず
葵に従い愛に全部話した。
:08/05/27 18:53 :PC :v3k.sQQ.
#316 [みゅ]
そして,美佐にも
『愛の好きな人やから
愛に聞いてみて,いいって
言ったらいいよ』
とメールした。
10分ほどしてから
『愛がいいって言ったから
中山さんのアドおしえて♪』
…えっ?
:08/05/27 18:55 :PC :v3k.sQQ.
#317 [みゅ]
美佐が嘘をつくとは
思えないが,急いで
愛に確認する。
すると…
『うん,いいって言った。』
と…。
:08/05/27 18:59 :PC :v3k.sQQ.
#318 [みゅ]
『何で?ほんまにいいん?』
と,言っても
『うん。』
としか言わない。
愛がこの調子ではしかたが
ないのでしかたなく美佐に
アドレスを教えることになった。
:08/05/27 21:21 :PC :hUTUzn.c
#319 [みゅ]
:08/05/27 21:23 :PC :hUTUzn.c
#320 [みゅ]
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
3日後,私達は炭川さんの
地元のボーリング場へと
向かっていた。
この日,よしくんは来れず
メンバーは炭川さん,中山さん
私,葵,愛,そして優花だった。
優花はよしくんの学校の
文化祭に葵ときていた子で
名字が丸山なので
あだなをまるさんという。
:08/05/27 21:35 :PC :hUTUzn.c
#321 [みゅ]
まるさんが何故突然来る
ことになったのかというと
よしくん達の同級生にも
まるさんというあだ名の
人がいるらしいのだ。
そこでせっかくだから
まるさん同士のご対面を
させようという名目で
やってきたのだ。
:08/05/27 21:49 :PC :hUTUzn.c
#322 [みゅ]
本当は葵や愛の好きな人が
みたかっただけらしいが…笑
男まるさんは遅れてくると
いうことだったので
6人でボーリングをし始めた。
:08/05/27 21:51 :PC :hUTUzn.c
#323 [みゅ]
正直,みんな上手では
なかった。
でも,わーわー騒いでる
だけで楽しかった。
そして,男まるさんから
連絡がきたのでボーリング場を
出て,カラオケへむかう。
ここで男まるさんと合流
することになっていた。
:08/05/27 21:56 :PC :hUTUzn.c
#324 [みゅ]
すると,カラオケの前に
失礼ながらみるからに
丸い男の人がたっていた。
それを見て
「門丸〜!!」
と,中山さんが叫ぶ。
「中山〜!!」
と叫びながらよってくる
ところからしてこの
門丸さんがまるさんなんだろう。
:08/05/27 22:02 :PC :hUTUzn.c
#325 [みゅ]
門丸さんの第一印象は
メガネをかけているし
丸いので,体全体から
優しさがにじみでている
ような人だった。
:08/05/27 22:05 :PC :hUTUzn.c
#326 [みゅ]
「男まるさんですか〜?
とりあえずアドレス
教えてください!!笑」
と,優花が早口でまくしあげる。
優花は慣れないと言葉が
聞き取れないほど早口で
みんなのムードメーカー的
存在である。
:08/05/28 18:31 :PC :EPnOgxYQ
#327 [みゅ]
とりあえずみんなで中に
入って歌いはじめる。
門丸さんは選曲がかわってる
中山さんタイプだった。
優花は…普通。
上手じゃないけど下手じゃない。
:08/05/28 18:42 :PC :EPnOgxYQ
#328 [みゅ]
3時間ほど歌って
解散することに…
駅まで送ってもらい
さよならをする。
そうやって別れた後
ちょっとたってから
私達はとりあえず先輩達に
メールを送る。
これが毎回の決まりだった。
:08/05/30 18:07 :PC :0uZBsI/6
#329 [みゅ]
私達のために時間とお金を
さいてくれたお礼メールである。
これは好きな人とか
関係なくみんなに送る。
このときくらいしか
他の先輩とメールすることなんて
なかったし…。
:08/05/30 18:14 :PC :0uZBsI/6
#330 [みゅ]
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
次の日の朝,もう春休みなので
私は10時半くらいまで
寝ていた。
その間携帯が何度も何度も
鳴っていたのだが睡魔の方が
強かったようで
起きることはできなかった。
しばらくしてからメールを開く。
メールは美佐からだった。
:08/05/30 18:18 :PC :0uZBsI/6
#331 [みゅ]
『中山さんに告白っぽい
ことしちゃった…。』
そして,その後に
『中山さんと付き合うことに
なりました。愛にはちゃんと
言ったから。』
…えっ?
:08/05/30 18:20 :PC :0uZBsI/6
#332 [みゅ]
寝ぼけていた頭が冴えて
ベッドから飛び起きた。
でも,頭が冴えた割には
どうしていいのかわからず
とりあえず愛に
『美佐から聞いたけど…。
大丈夫?』
と,メールした。
:08/05/30 18:23 :PC :0uZBsI/6
#333 [みゅ]
その後,よしくんと葵に
『どーしよ?中山さんと
美佐が付き合っちゃった!!』
と送った。
ほんとに頭の中は
パニックだった。
…私のせいだ
:08/05/30 18:25 :PC :0uZBsI/6
#334 [みゅ]
よしくんからは
『俺も中山から聞いた!!
かぼちゃん大丈夫かな…?』
と…。
葵は結構性格のきつい子なので
かなり責められてしまった。
そして,肝心の愛は…
:08/05/30 18:26 :PC :0uZBsI/6
#335 [みゅ]
落ち込んではいたが
思っていたよりは元気そうで
『さっき谷口先輩もメール
くれたわ♪優しいなぁ…。
うちはまぁ大丈夫かな。
美佐ちゃん可愛いし
しょうがないわ〜』
と,もうすでに若干立ち直り
かけているかんじだった。
:08/05/30 18:29 :PC :0uZBsI/6
#336 [みゅ]
私は自分が責められるのが
嫌だったので
美佐をせめて責任転嫁した。
今思うと情けないし
最低だな…
:08/05/30 18:30 :PC :0uZBsI/6
#337 [みゅ]
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
愛の話が落ち着いたと
いうころに,私の元に
葵からの電話がかかってきた。
でてみると悩ましげな声で
「さっきなー…,炭川さんに
うちのために彼女と別れた
から付き合って欲しいって
いわれてん。」
…ん?
:08/05/30 18:35 :PC :0uZBsI/6
#338 [みゅ]
炭川さんが?
彼女と別れた?
葵のために?
んで葵に告白?
頭の中で?マークが交錯する。
:08/05/30 18:38 :PC :0uZBsI/6
#339 [みゅ]
最近色んなことが
ありすぎて頭がついていかない。
でも,その後すぐに
喜びがこみあげてきた。
「よかったやん!!
で,もう返事はしたん?」
テンション高めに私が言うと…
:08/05/30 18:48 :PC :0uZBsI/6
#340 [みゅ]
「考えさせてください
って言った。」
と,予想外の答えが…
「何で?!あんなに好き
やったやん!!」
「だってな,タイミング
悪すぎやねん。うちもーすぐ
引っ越すやん?
やから,今はこっちの友達が
一番大事やねん。
やからちょうど気持ち
冷めてきたころやって…。」
:08/05/30 18:57 :PC :0uZBsI/6
#341 [みゅ]
「そっかぁ…。」
「うちのクラスの真希
おるやん?あの子にも相談
してんけど,もしかしたら
気持ち戻るかもしれんから
付き合ってみたら?
っていわれてん。
それって先輩に失礼やんな?」
:08/05/30 18:59 :PC :0uZBsI/6
#342 [みゅ]
「でもさ,うちも真希ちゃんの
いうとおりやと思うよ!!
あんなにずっと好きやったやん。
付き合ってみるべきやって!!」
…正直私は葵の気持ちは
おいといて2人に付き合って
ほしかった。
キューピッドを気取りたかった
のかもしれない…
:08/05/30 19:06 :PC :0uZBsI/6
#343 [みゅ]
なんやかんやいいながら
私はいつも遊ぶ6人の
メンバーが好きだった。
愛と中山さんはうまく
いかなかったけど
ほんとは6人でずっと
仲良くやっていきたかったんだ。
:08/05/30 19:08 :PC :0uZBsI/6
#344 [みゅ]
「…わかった。付き合ってみる
ことにするわ!!確かにこれから
どーなるかわからんもんな!!
ありがとう♪」
そう葵がいって電話を切った。
私は嬉しかったのでそのまま
よしくんにすぐ連絡した。
『葵,炭川さんと付き合う
ことにするって!!』
:08/06/09 18:24 :PC :hVvFkVQo
#345 [みゅ]
この頃の私とよしくんは
呆れるほどにバカップル
満開だった。
ついこの間も突然よしくんから
電話がかかってきた。
とても申し訳なさそうな声で
「あんな,俺の友達が知らん
間に女の子呼んでたみたいで
今一緒に女の子もおるねん。」
「そーなんや!!
まぁ,楽しんで〜」
:08/06/09 18:29 :PC :hVvFkVQo
#346 [みゅ]
私がそう言うと
「ごめんな,ほんまごめんな」
と何度も謝りながら
「絶対何にもないからな!!」
最後はそういって電話を
きった。
その前は私があげた
ストラップがちぎれてしまったと
わざわざ謝罪の電話をくれた。
:08/06/09 18:31 :PC :hVvFkVQo
#347 [みゅ]
こんな些細なことでも
わざわざ電話をくれて
本気で謝罪してくれる…。
愛されてるんだなぁって思った。
:08/06/09 18:34 :PC :hVvFkVQo
#348 [みゅ]
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
葵の電話から1週間ほど
経った頃…
ちょうど私がよしくんと
2人でいたときに
葵からメールがあった。
内容は…
『炭川さんと別れたい…』
:08/06/09 18:40 :PC :hVvFkVQo
#349 [みゅ]
…えっ?
まだ1週間ちょいですよ…。
なんて思いながら詳しく
話を聞く為によしくんと
葵の家へと向かった。
:08/06/09 18:54 :PC :hVvFkVQo
#350 [みゅ]
葵は家の前で私達を
待ってくれていた。
「美月〜,谷口先輩〜,
わざわざすいません。」
「全然いいんやけど…。
いきなりどーしたん?」
「だってな…。」
:08/06/09 18:57 :PC :hVvFkVQo
#351 [みゅ]
と,葵が話した1番の理由は
やっぱりちゃんとすきに
なれないと言う事だった。
:08/06/09 19:02 :PC :hVvFkVQo
#352 [みゅ]
付き合い始めてから
電話やメールで「好き」
と何度も言われたらしいのだが
それがどーしても
気持ち悪かったらしい…。
それと,もう1つ理由があった。
それは…
:08/06/13 23:03 :SH703i :☆☆☆
#353 [みゅ]
私たちも思っていたことだが
炭川さんの言ってることが
矛盾していたから。
:08/06/13 23:06 :SH703i :☆☆☆
#354 [みゅ]
葵が炭川さんと付き合い
始めた直後に私は炭川さんに
メールをしてみた。
『いつから葵の事好き
だったんですかー?』
って。
そしたら…
:08/06/17 18:12 :PC :Lw7xh/z2
#355 [みゅ]
『初めてメールしてきて
くれたときからいい子やなぁ
っと思ってたよ。』
…んー?
それってちょっとおかしく
ないですか?
葵とメールし始めてから
彼女できたのに…
:08/06/17 18:14 :PC :Lw7xh/z2
#356 [みゅ]
葵本人もこのことは
聞いていたらしく…
調子のいいことばかり
言っているように感じたらしい。
それでやっぱり付き合っている
べきではないと思ったそうだ。
:08/06/17 18:18 :PC :Lw7xh/z2
#357 [みゅ]
「今から先輩にメールするから
一緒におってくれん?」
と,葵が不安そうだったので
「「いいよ♪」」
と,2人で返事した。
「なんて送ったらいいかな?」
「シンプルなんで
いいんちゃう?」
:08/06/17 18:27 :PC :Lw7xh/z2
#358 [みゅ]
と,いうことで
『別れてもらえませんか?』
と,メールした。
するとすぐに返事が…
『はぁ?』
のみだった。
:08/06/17 18:37 :PC :Lw7xh/z2
#359 [みゅ]
「何か怖いねんけど〜!!泣」
と,葵が泣きそうな声をだす。
私はよしくんと2人で葵を
励ましながら…
葵は先輩と何通か
メールを交わす。
しばらくして結局2人の
破局が成立した。
:08/06/17 18:46 :PC :Lw7xh/z2
#360 [みゅ]
「何かすっきりした〜。
ありがとう♪」
そういう葵の顔は
晴れ晴れしていた。
:08/06/17 18:51 :PC :Lw7xh/z2
#361 [みゅ]
そしてこの日の夜,私のもとに
炭川さんからメールが届いた
『今日12時くらいなったら
電話してもいいかな?』
と。
:08/06/18 22:39 :SH703i :☆☆☆
#362 [みゅ]
炭川さんにはよしくんと
喧嘩する度に間に立って
もらっていたので
一応よしくんに渋々承諾を得て
『いいですよ』
と返事をした。
:08/06/18 22:44 :SH703i :☆☆☆
#363 [みゅ]
そして12時ごろ,
炭川さんからの電話。
「ごめんね,いきなり…」
「いや,いつもお世話に
なってるんでこれくらい
全然いいですよ♪」
そこからはお互い今日のことは
触れずに他愛ない世間話に
花を咲かせた。
:08/06/18 23:55 :SH703i :☆☆☆
#364 [みゅ]
2時間ほど話した後,
「ありがとう,そろそろ
ねよっか」
ということで電話を切った。
この日からちょくちょく
炭川さんから連絡が
くるようになった。
:08/06/18 23:59 :SH703i :☆☆☆
#365 [みゅ]
私も先輩が元気になれば…
と思い励まし続けていた。
「美月ちゃん妹みたいで
かわいいわ」
「私も先輩のことお兄ちゃん
みたいやと思ってますよ」
:08/06/19 00:03 :SH703i :☆☆☆
#366 [みゅ]
なんて会話もしながら。
もちろんよしくんは
かなり嫌がっていたが…。
:08/06/19 00:07 :SH703i :☆☆☆
#367 [みゅ]
葵や愛には
「狙われとんちゃうん〜?」
なんていわれたりもしたけど
そんなことありえないと
思っていた。
:08/06/19 23:28 :SH703i :☆☆☆
#368 [みゅ]
:08/06/19 23:33 :SH703i :☆☆☆
#369 [みゅ]
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
そんなこんなで激動の春休みを
終えた私達は高校生になった。
葵は県外へ行ってしまい,
愛とは別々の高校だったので
みんなバラバラになった。
:08/06/20 00:04 :SH703i :☆☆☆
#370 [みゅ]
私は高校へは中学の部活で
一緒だった祥子と行くことに。
自分で言うのもおかしいけど
私はあまり社交的な方では
ないので,友達ができるか
すごく不安だった。
:08/06/20 15:24 :SH703i :☆☆☆
#371 [みゅ]
祥子を頼りにしていたのだが
クラスが離れてしまい,
私は6組,祥子は5組だった。
自分のクラスに入り,指定された
席に座る。
最初は近くの席の人とかと
話したりするものだが…
:08/06/20 15:30 :SH703i :☆☆☆
#372 [みゅ]
私の席は1番右の1番前。
後ろの席は眼鏡をかけた
明らかにおとなしそうな女の子。
隣の席はものすごく目つきの
悪い男の子。
斜め後ろは話しかけるなオーラを
放っている女の子。
:08/06/20 15:33 :SH703i :☆☆☆
#373 [みゅ]
:08/06/23 23:54 :SH703i :☆☆☆
#374 [みゅ]
そう思ったので最初は
クラスに友達を作らず
祥子に頼りっぱなしだった。
しかし,どんどん友達を
増やしていく祥子を見て
少し焦りを感じた。
:08/06/23 23:56 :SH703i :☆☆☆
#375 [みゅ]
1週間ほど経った頃
さすがにこれではダメだと思い,
意を決して未だに1人でいる
話しかけるなオーラを
放っている斜め後ろの女の子に
話し掛けてみることにした。
「中学どこやった?」
それだけで精一杯だった。
:08/06/27 18:17 :PC :d76LBJQk
#376 [みゅ]
その女の子の名前は
林野美香といい,私の想像
していたような子ではなく
すぐ仲良くなれた。
友達ができて,今までと
全く違う生活に浮かれていた
からだろうか…
このころの私とよしくんは
一般的にいう倦怠期の
ようなものになっていた。
:08/06/27 18:24 :PC :d76LBJQk
#377 [みゅ]
でも,私はあまり気にして
いなかった。
どこかに変な自信が
あったのだろう。
よしくんは私から離れて
行かないという自信が…
そして私は…
やってはいけないことをした。
:08/06/27 18:32 :PC :d76LBJQk
#378 [みゅ]
それはある日,祥子の
何気ない一言から。
「うちのクラスの山田君に
アドレス聞きたいねんけど
ついてきてくれん?」
もちろん
「いいよ♪」
と,付いて行った。
:08/06/27 18:36 :PC :d76LBJQk
#379 [みゅ]
「なー,なー,山田君!
アド教えてくれん?」
祥子がそういって山田君に
言い,2人がアドレスを
交換するのを私は見ていた。
ただ,見ているだけで
よかったのに…。
:08/06/27 18:44 :PC :d76LBJQk
#380 [みゅ]
このとき何故か私は
「ついでにうちにも
教えてー!!」
と,言ってしまったのだ。
とても軽い気持ちで。
ただの興味本位で。
よしくんへの裏切りと
わかっていながら…。
『ばれなきゃいいや。』
なんて思ったんだ。
:08/06/29 14:19 :PC :I7iZIRmA
#381 [みゅ]
このころまだ倦怠期だった
私にとって,この山田君との
メールは癒しになった。
今まで同年代の男の子と
メールしたことなかった
私は,それが新鮮で…
楽しくてしかたがなかった。
:08/06/29 14:22 :PC :I7iZIRmA
#382 [みゅ]
毎日毎日,授業中も…
家に帰ってからも…
朝起きてから
夜寝てしまうまでずっと
メールは続いた。
メールしない日なんて
なかった。
さすがによしくんに
罪悪感は感じていたが
やめられなかった。
:08/06/29 14:24 :PC :I7iZIRmA
#383 [みゅ]
山田君にはちゃんと
私には彼氏がいることを
言っていたし,恋愛相談
したりされたりしていたので
恋愛感情は全くと
言っていいほどなかった。
友達以上恋人未満って
いうのかな…。
:08/06/29 14:27 :PC :I7iZIRmA
#384 [みゅ]
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
私は高校では祥子と
一緒にバレー部に入り
『みゆ』という
コートネームをもらった。
そんなこんなで順調な
高校生活を送っていた
のだが…。
:08/06/29 14:30 :PC :I7iZIRmA
#385 [みゅ]
毎晩毎晩よしくんと電話
していると毎月の電話代
がものすごいことに
なってしまい,お互い
こっぴどくしかられて
しまった。
でも,日課になって
しまったものがそう簡単に
やめられるわけもなく…
:08/06/29 14:32 :PC :I7iZIRmA
#386 [みゅ]
それでも電話をし続けた為
親の怒りが爆発。
携帯をかえることに…
2時間45分通話無料の
すぐれものである。笑
:08/06/29 14:35 :PC :I7iZIRmA
#387 [みゅ]
そこで携帯を変えた直後
よしくんからアド変が…
みた瞬間恥ずかしくて
顔が赤くなりながらも
思わず笑ってしまった。
そのアドレスは…
:08/06/29 14:37 :PC :I7iZIRmA
#388 [みゅ]
:08/06/29 14:38 :PC :I7iZIRmA
#389 [みゅ]
そして本文には
『美月のアドレスにも
俺の名前いれといてな!!』
と。
正直私は恥ずかしすぎて
いやだった。
:08/06/29 14:40 :PC :I7iZIRmA
#390 [みゅ]
でも,私が
『イニシャルだけでいい?』
と聞くと
『いやや,ちゃんと名前で
いれてや。』
…小学生のわがままか!!笑
:08/06/29 14:41 :PC :I7iZIRmA
#391 [みゅ]
しかたなく美香に
一緒に英文を考えて
もらい,
『私はよしくんにずっと
ついていきます』
的なアドレスにした。
すると,よしくんは満足
そうだった。笑
:08/06/29 14:43 :PC :I7iZIRmA
#392 [みゅ]
この携帯の話で倦怠期は
ほぼ完璧になくなった。
そして,今までのように
幸せな日々が続いた。
:08/06/29 14:45 :PC :I7iZIRmA
#393 [みゅ]
そして,学校のほうでは
文化祭が近づいていた。
文化祭ということで
いろいろ作業しているうちに
大分クラスにもなじむことが
でき,楽しい学校生活を
送っていた。
:08/06/29 14:47 :PC :I7iZIRmA
#394 [みゅ]
あの,最初に隣の席だった
目つきの悪い男の子も
幡中君といって
話せるようになった。
:08/06/29 14:48 :PC :I7iZIRmA
#395 [みゅ]
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
文化祭の日
私は愛を文化祭に
よんでいた。
愛がくるなり美香が
「私あの子嫌い。」
と,私にこそっと耳打ち
してきた。
まあ,一般の人には物凄く
理解し難い制服の着こなし
だったので仕方がないかも
しれないが…。笑
:08/06/29 14:51 :PC :I7iZIRmA
#396 [みゅ]
文化祭は特にすることも
なかったので
ぶらぶら歩きまわっておわった。
打ち上げがあったのだが
始まるまでに物凄く時間が
あったので,私は一度
愛を地元まで送ってから
打ち上げに行くことに
なっていた。
:08/06/29 14:54 :PC :I7iZIRmA
#397 [みゅ]
その電車の中でも私はずっと
山田君とメールしていた。
その時,愛が突然
「美月にはさあ…谷口先輩が
いるんやから山田君との
メールやめたら?」
と,言ってきた。
:08/06/29 14:55 :PC :I7iZIRmA
#398 [み]
私は
「よしくんに悪いことしてる
のはわかってるんやけど…
今,メールやめることは
できん。」
と,いってしまった。
すると,
「谷口先輩以外とそんなに
ずっとメールしてるのが
もう浮気やん!!」
と,愛がいいだしたのだ。
:08/06/29 15:48 :PC :i.FmiOVU
#399 [み]
「メールしてるだけで
別に実際話したことないし
山田君もうちに彼氏いるの
知ってるねんからこんなん
浮気ちゃうわー!!」
と,私が言ってもしきりに
愛はそれが浮気だといいはる。
:08/06/29 15:50 :PC :i.FmiOVU
#400 [み]
そのうち,恋愛経験もなく
他人に影響されやすく
愛のことを信用していた
私はだんだん
『私のしていることは
浮気なのか…』
と,洗脳されていった。
:08/06/29 15:52 :PC :i.FmiOVU
#401 [み]
すると,愛が突然
「もう山田君に二股
かけられてもらえば?」
と,いいだした。
「どこに二股かけられてって
いっていいですよっていう
人がおるんよ!!笑」
:08/06/29 15:54 :PC :i.FmiOVU
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