狼男にご注意を
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#71 [マイマイ]
  

「好きって何??」

私はぼぉーっとしながら小さく呟いた。

「どーしたの夜深??」

智香は突然訳の分からない事を言った私を可笑しそうに見ながら言う。

「へっ??…ぁ…別に…」

.

⏰:08/03/30 09:57 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#72 [マイマイ]
  

「夜深…焦らなくったっていつか大事に思える人は出てくるよ。」

智香は私の頭に手をぽんっと置いて笑った。

「だよね…」

私も智香の方を向いて笑った。

「2人とも僕忘れてない?;」

.

⏰:08/03/30 10:00 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#73 [マイマイ]
  

野沢くんが少し苦笑いしながら言った。

「「忘れてた(笑)」」

私と智香が同時に言った。

「ひどすぎる…」

それから3人で笑いあった。

.

⏰:08/03/30 10:03 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#74 [マイマイ]
  

「夜深っ!!
次移動教室だから早く行かないとっ!!」

智香がハッと思い出したように言った。

「あっ!!そっか!!
私日直だから先に行ってて??」

私はガタッと席を立ち上がり言った。

.

⏰:08/03/30 10:08 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#75 [マイマイ]
  

「了解っ!!」

智香と野沢くんは2人で教室から出て行った。

「私も早く行こっと!」

私は教室の鍵を閉めるために前にある鍵を取りに行く。

ーガタッ

.

⏰:08/03/30 10:11 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#76 [マイマイ]
  

「あっ…」

私は取った鍵を床に落としてしまった。

「握力大丈夫かな?;;」

何てふざけた事を考えながらしゃがみ込み床に落ちた鍵に手を伸ばす。

「ふぅ〜…
早くしないと遅刻しちゃう!」

.

⏰:08/03/30 10:14 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#77 [マイマイ]
  

軽くため息をついてから立ち上がりスカートをはたきながらドアに向かった。

ーズキッ

「…っ!?」

突然胸元の傷が痛んだ。

(今日はよく痛むな…)

.

⏰:08/03/30 10:16 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#78 [マイマイ]
  

胸元を軽くこすりながら思った。

ーガラッ

「いっそっげーっ!!」

1人変にテンションが高いまま教室の外にでた。

「…っ…」

.

⏰:08/03/30 10:25 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#79 [マイマイ]
  

息が出来ない…

「やっと見つけた…」

私にそう言ったのは
転校生の牙塚恭弥だった。

「はぁ…っ…」

胸元の痛みがだんだん酷くなって私はしゃがみ込みそうになる。

.

⏰:08/03/30 10:29 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#80 [マイマイ]
  

だけど私の体は床にはつかなかった…

顔をあげるとそこには大きな胸板があった。

私の腰には手が添えてあり私を支えている。

「はぁ…誰な…の??」

私は私を支えている手を掴みながら言う。

.

⏰:08/03/30 10:39 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#81 [マイマイ]
  

ゆっくりと顔をあげると私を真っ直ぐ見つめる整った顔…

「ずっと探したんだ…
忘れるなよ…」

牙塚恭弥は目を細めて私を見ながら空いている手で私の胸元をゆっくりとなぞった。

「…っ!!//」

.

⏰:08/03/30 10:44 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#82 [マイマイ]
  




ストップします
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.

⏰:08/03/30 10:46 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#83 [あひる]


読んでますっ★

野沢クン=沢野クン
ですかね
もし違ったらすみません;

更新ふぁいとです!

⏰:08/03/30 11:04 📱:SH902i 🆔:IzZXJ6hQ


#84 [マイマイ]
  




あひるさん
本当ですね
ご指摘ありがとう
ございますね
頑張りますっ




.

⏰:08/03/30 16:26 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#85 [マイマイ]
  

私は目を見開きとっさにその腕を掴み離そうとするが腕はびくともしない。

「やっ…!」

牙塚恭弥は胸元をなぞっていた手でゆっくりと前のボタンを開ける。

「何するのっ!?///」

.

⏰:08/03/30 16:31 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#86 [マイマイ]
  

私の必死の抵抗も虚しく前のボタンは3つ開けられた。

「やっぱり…」

牙塚恭弥はぼそりと呟き私の胸元の傷を目を細めながら見つめる。

「いやっ!!!…私っ!!
あなた何か知らないっ!!」

.

⏰:08/03/30 16:35 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#87 [マイマイ]
  

私が言うと
牙塚恭弥は私の胸元に顔を埋めた。

「なっ///」

誰も居ない廊下…

私はいったい何をしているんだろう…

「俺は知ってる…」

.

⏰:08/03/30 16:42 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#88 [マイマイ]
  

牙塚恭弥は胸元に顔を埋めたまま私を見上げ言った。

「えっ…っ!??」

すると牙塚恭弥は私の胸元の傷をぺろっと舐めた。

「もう離さない…」

私を見上げる目は…
まるで野獣のような…
まるで…狼…

.

⏰:08/03/30 16:47 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#89 [マイマイ]
  

不意にあの狼が頭をよぎった。

真っ黒な瞳に吸い込まれそうになる…

私を支える筋肉質な腕に壊されそうになる…

狼の毛並みのような灰色の髪が顔をかすめる…

胸が高鳴る…

.

⏰:08/03/30 16:55 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#90 [マイマイ]
  

ードクンッドクンッ

"逃げられない…"

「いやっ!!!
離してっ!!あなたなんか知らないっ!!」

私は牙塚恭弥の胸を強く押した。

「何故逃げる???」

.

⏰:08/03/30 17:02 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#91 [マイマイ]
  

「授業遅れるからっ!!」

とっさに出た言い訳だったんだ…

「遅れなかったら良いのか??」

牙塚恭弥は私を見つめながら首を傾げた。

「もぉ遅いよ…」

.

⏰:08/03/30 18:25 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#92 [マイマイ]
  

私は牙塚恭弥の胸元に手を添えながら言った。

「遅れたくないか??」

無理に決まってる。
ここから移動教室まで五分弱はかかる。
時間は後二分…

「遅れたくわ無いけど…」

.

⏰:08/03/30 18:28 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#93 [マイマイ]
  

「夜深が望なら…」

牙塚恭弥は私の目の横にキスを落として私を軽々と持ち上げた。

「きゃっ!??///
なっ何するのっ!?//」

私は反射的にいきなり持ち上がった体に驚き牙塚恭弥の首に腕を回す。

.

⏰:08/03/30 18:33 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#94 [マイマイ]
  

「走るぞ…
捕まっとけよ。」

牙塚恭弥は私をお姫様だっこして言った。

「そんなっ…」

とは言いながらも私は体が宙を浮いている恐怖に体を硬直させて牙塚恭弥にしがみつく。

.

⏰:08/03/30 18:44 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#95 [マイマイ]
  




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⏰:08/03/30 18:54 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#96 [マイマイ]
  

「道案内よろしく。」

牙塚恭弥はにっこり笑った後走り出した。

「…っ!」

速い…
怖い怖い怖いっ!!!
私は涙目になりながら必死に肩にしがみつく。

「次どっち??」

.

⏰:08/03/30 21:51 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#97 [マイマイ]
  

「かい…だん…お…下りて…っ…!!!」

余りの怖さに声が震える。

「了解。」

牙塚恭弥は走った状態で余裕の表情で言った。

「しんどくないの…キャッ!」

.

⏰:08/03/30 22:01 📱:F904i 🆔:VjOTRXeM


#98 [沙倭]
沙倭(サワ)です♪
頑張って下さいd(@^∇゚)/

⏰:08/03/30 22:58 📱:auSH34 🆔:8P0Rx.8c


#99 [ミキ]
とても面白いです(p愛qO∀o*)+゚

文章も読みやすくて,物語に引き込まれます
更新頑張ってください

⏰:08/03/30 23:45 📱:P904i 🆔:eh4PilAc


#100 [マイマイ]
  

沙倭さん
読んでくださって
ありがとうございます
頑張りますね

ミキさん
本当ですか
とても嬉しいです
もっと引き込めるような
文章を目指して
頑張りますね

.

⏰:08/03/31 01:17 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#101 [マイマイ]
  

突然私の体が上下に動き始めた。

牙塚恭弥が猛スピードで階段を下り始めたからだ。

「キャッ!!落ちるよっ!!」

ゆさゆさと上下に揺れる体の反動で放り出されそうな予感がする。

.

⏰:08/03/31 01:24 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#102 [マイマイ]
  

「落とさない。」

ードクンッ

前を見つめながら言った牙塚恭弥はぎゅっと私を抱きしめた。

「…あなた…いったぃ…」

私は首にしがみ付いたまま小さく呟いた。

.

⏰:08/03/31 02:19 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#103 [マイマイ]
  

「ずっと会いたかったんだぞ…
ずっと探してた…」

牙塚恭弥は走りながら私を見ずに少し悲しそうに言った。

「…?…わからないょ…」

私は牙塚恭弥の胸元に顔を埋めて首を振った。

「いつか…わかるさ…」

.

⏰:08/03/31 02:24 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#104 [マイマイ]
  

彼は怪しげに笑って私に向かって言った。

「…あっ!!
ここっ!!ここだよっ!」

私は彼の胸元を軽く叩いて言った。

「そうか…」

ーガラッ

.

⏰:08/03/31 02:33 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#105 [マイマイ]
  

「お前らー…
遅い…ぞぉ!???」

先生が目を点にして私たちを見る。
教室中の視線が私たちに注がれる。

「…えぇぇえぇえっ!!」

みんなが大きな声を出してざわめき始める。

「…へっ??」

.

⏰:08/03/31 11:28 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#106 [マイマイ]
  

私はすっかり忘れていたのだった…

自分の状況を…

「夜深どーゆうこと!?」

女子たちが怪しげに笑って大きく叫ぶ。

「ぇ…あっ!!!!
ちっ違っ…これはっ!」

.

⏰:08/03/31 11:33 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#107 [マイマイ]
  

私は牙塚恭弥にお姫様だっこされていることに気づき否定しながら、牙塚恭弥の腕の中で暴れる。

「わかったから…
席に着きなさい。」

先生は顔を少し赤らめてコホンと咳払いをした。

「ちょっ…下ろしてっ!」

.

⏰:08/03/31 11:37 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#108 [マイマイ]
  

私が暴れながら言うと牙塚恭弥はゆっくりと私を床に下ろした。

「…っ///」

私は下ろされた後、素早く席に着いた。

ーキーンコーンカーンコーン

(間に合ったんだ…)

.

⏰:08/03/31 11:42 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#109 [マイマイ]
  




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#110 [マイマイ]
  

正直…
私には心当たりがあるの。
牙塚恭弥が誰なのか…

でも…
ありえないよね…

まさか…
あの人が…

狼だなんて…

.

⏰:08/03/31 13:10 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#111 [マイマイ]
  

そんな事を外を見ながら考えていると

「夜深っ!!
どーゆう事なのっ?(笑)」

いきなり智香がのしかかってきて興味津々に笑いながら言ってきた。

「んー……」

.

⏰:08/03/31 13:14 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#112 [マイマイ]
  

私はぼぉーっとしながら小さく唸った。

「はぁ???
何なのよ〜っ!!
ちゃんと答えなさいよ〜!」

智香は面白くなさそうにぐらぐらと私の肩を揺らす。

「私もよくわかんない…」

.

⏰:08/03/31 13:16 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#113 [マイマイ]
  

「何それ〜…」

智香は面白くなさそうに頬を膨らませた。

「本当…
何なんだろうね…」

私は一つ小さく深く溜め息をついた。

「夜深も大変だね。」

.

⏰:08/03/31 13:25 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#114 [マイマイ]
  

そう言って智香は私の頭をぽんぽんと撫でた。

「ぅん…」

小さく呟いた私の目線の先には先程と変わらず男女に囲まれた牙塚恭弥がいた。

ーズキッ

また少しだけ…
胸元の傷が痛んだ。

.

⏰:08/03/31 13:30 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#115 [マイマイ]
  




ゆっくりと胸元の傷を撫でながら、さっき開けられたボタンを閉じた。

「痛いなぁ…」




.

⏰:08/03/31 13:32 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#116 [マイマイ]
  
ー−…‥・

「深水さん…
付き合って下さい!!」

早くお昼ご飯を食べたいのに屋上に呼び出されてしまった。

「ごめんなさい…」

私はいつものように頭を深々と下げて謝る。

「そんなっ…」

.

⏰:08/03/31 14:27 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#117 [マイマイ]
  

あ…っ!!!
ちなみに私の本名は
深水 夜深(シンスイ ヨミ)

「ごめんなさい…
私…竹内くんの…ことは…友達としか…。」

言葉が詰まる…
本当に私の大嫌いな時間。
昨日まで友達だった人が…
他人以下になってしまう瞬間…

.

⏰:08/03/31 14:33 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#118 [マイマイ]
  

「そっか…」

ーズキッ

竹内くんが悲しそうに下を向いて呟いた。

「本当に…
ごめんなさい…」

不意に涙が目に浮かんできそうになる。

.

⏰:08/03/31 14:35 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#119 [マイマイ]
  

「謝るぐらいなら…
付き合ってくれよ。」

竹内くんが本当に小さな声で呟いた。

「…っ…!!!」

竹内くんは走って言ってドアを思いっきり閉めた。

ーバァンッ!!!

.

⏰:08/03/31 14:38 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#120 [マイマイ]
  

鉄の重いドアが勢い良く閉まった凄い音に、私はびくりと肩を震わせる。

「付き…合えば良かった…のかな…??…っ!」

私はその場にしゃがみ込んだ。

「そんなの俺が許さねーよ。」

.

⏰:08/03/31 14:42 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#121 [マイマイ]
  

上からあの男の声が聞こえる。

「牙塚…恭弥…」

私は上をゆっくりと見上げながら言った。

「何だ??夜深??(笑)」

牙塚恭弥はゆっくりと怪しげに笑いながら私に近寄った。

.

⏰:08/03/31 14:46 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#122 [マイマイ]
  

「あなたは狼…??」

私は真っ直ぐ目を見つめて言った。

「やっと会えた…」

牙塚恭弥は嬉しそうに笑って私を抱き締めた。

「なんで…」

私は抵抗せずに彼の胸に身をゆだねたまま呟いた。

.

⏰:08/03/31 14:49 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#123 [マイマイ]
  




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⏰:08/03/31 14:59 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#124 [マイマイ]
  

「さぁな…」

彼は小さく呟き、私を愛おしそうに抱き締めた。

「ねぇ…離して??
私…ご飯食べなくちゃ…」

私は彼をぐっと押して、ゆっくりと離れながら言った。

「嫌だ。」

.

⏰:08/03/31 17:24 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#125 [マイマイ]
  

彼は私をもう一度引き寄せて強く抱き締めた。

「…っ!!///
お願い…だから…」

私は顔を背けながら少し強めに言った。

「何で逃げるんだよ…
やっと会えたのに…
夜深は嬉しくないのか??」

.

⏰:08/03/31 17:27 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#126 [マイマイ]
  

彼は少し幼さの残った声で私の耳元で呟いた。

「よくわからない…」

私は首を横に振りながら小さく答えた。

「っ!!!」

いきなり牙塚恭弥が私の肩を勢い良く掴み、私の顔をじっと見つめる。

.

⏰:08/03/31 17:31 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#127 [マイマイ]
  

真っ黒な瞳の奥に…
私は野獣が見えたような気がした。

「いやっ!!!!」

私は首を振りながら牙塚恭弥を拒絶する。

しかし、それを何食わぬ顔で見つめた後、牙塚恭弥は私に顔を近付けた。

.

⏰:08/03/31 17:34 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#128 [マイマイ]
  

必死に暴れても牙塚恭弥の腕はびくともしなかった。

「…んっ!!??」

私の唇が塞がれて息をする事さえ許されない。

目を開けばそこには綺麗な顔があって…
私の傷が疼いた。

.

⏰:08/03/31 17:38 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#129 [ゆか]
続き気になります
がんばって★

⏰:08/03/31 18:08 📱:N703iD 🆔:w3Wi4W26


#130 [マイマイ]
  




ゆかさん
ありがとうございますっ
頑張りますね

今から更新っ




.

⏰:08/03/31 22:44 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#131 [マイマイ]
  

「んっ…ゃ…」

私は苦しくなって牙塚恭弥の胸元を押す。

「夜深…」

苦しくて苦しくてうっすらと目に涙が浮かぶ。

そんな私を無視してどんどんと激しさを増すキス。

.

⏰:08/03/31 22:50 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#132 [マイマイ]
  

「んっ…はぁ…っ…」

ゆっくりと解放された唇から私は必死に空気を吸い込んだ。

「まだだ…」

そう言ってまた私に深く口づける…

「もぉ…ゃぁ…んっ…」

.

⏰:08/03/31 22:53 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#133 [マイマイ]
  

次の瞬間口の中に異物感がした…

「んぁっ!?…はぁ…」

私はぎゅっと目を瞑り必死に牙塚恭弥の胸元を叩いた。

私の口内で動き回るものはきっと舌だ…

唇の隙間から漏れる卑猥な音に頭がクラクラする。

.

⏰:08/03/31 22:58 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#134 [マイマイ]
  

「夜深…??」

突然心配したような優しい声が聞こえたと思うと唇が楽になった。

「っ…ハァハァ…」

軽く酸欠状態の私はその場から逃げたくても頭がクラクラして逃げれない。

.

⏰:08/03/31 23:21 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#135 [マイマイ]
  

「夜深…ごめっ…!!」

ードンッ

私は最後の力を振り絞って牙塚恭弥を突き飛ばした。

「あっち行ってよっ!!」

私は苦しい呼吸を何とかこなしながら叫んだ。

.

⏰:08/03/31 23:27 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#136 [マイマイ]
  

「夜深っ!!!」

牙塚恭弥は困惑しながらも凄い速さで私に近寄って来た。

「あっち行ってたらっ!!」

私はしゃがみ込み耳を塞ぎながら言った。

「俺…」

.

⏰:08/03/31 23:29 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#137 [マイマイ]
  

苦しい…
私の目から涙がぽろぽろとこぼれ落ちる。

「…っ…ぅッ…」

小さな嗚咽が私の口から漏れて行く。

「夜深…??
泣くなよ…俺…どうしたら良いんだ??」

.

⏰:08/03/31 23:33 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#138 [マイマイ]
  

牙塚恭弥は慌てふためきながら私をいろんな角度から覗き込もうとする。

「あっち行って…」

私は小さく呟いた。

「俺…」

「早くっ!!!」

私は大きな声で言った。

.

⏰:08/03/31 23:35 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#139 [マイマイ]
  




一旦ストップします
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.

⏰:08/03/31 23:36 📱:F904i 🆔:OA0pEh4A


#140 [さき]
頑張って下さい

⏰:08/04/01 00:43 📱:SO903iTV 🆔:ocG/HzsY


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