よすが
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#546 [○○&◆.x/9qDRof2]
「遅いようで早いなぁ。もう昼休みかぁ」

廊下を歩きながらそんなことを考える。死んでからは時間の進みがやけに遅く感じた。とりあえず教室に戻ろうと踵を返せば早くも廊下に生徒が溢れ出していた。

⏰:22/10/25 15:58 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#547 [○○&◆.x/9qDRof2]
「あれ?」

ちょうどその時、教室を出て来たらしい人物を見付けた。.......孝だ。昼休みなのに弁当も持たず、購買とは反対の方向に歩いていく。一瞬だけ見えた顔は、何だか上の空を通り越して沈んだ表情が伺える。

⏰:22/10/25 15:59 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#548 [○○&◆.x/9qDRof2]
「何してるんだろ、アイツ。非常階段の方に.......屋上に行くのかな」

そこまで呟いてハッと我に返る。

「馬鹿みたい。私、何を気にしてたんだろ。確かに面白いけど、アイツが元気ないと調子狂うんだよね、うん」

⏰:22/10/25 15:59 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#549 [○○&◆.x/9qDRof2]
誰にも聞こえないはずなのに言い訳じみた事を呟いてみた。とにかくこのままでは気に入らないので、私は孝の後についていくことに決めた。

⏰:22/10/25 15:59 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#550 [○○&◆.x/9qDRof2]
>>500-550

⏰:22/10/25 15:59 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#551 [○○&◆.x/9qDRof2]
>>550-580

⏰:22/10/25 16:00 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#552 [○○&◆.x/9qDRof2]
>>580-610

⏰:22/10/25 16:00 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#553 [○○&◆.x/9qDRof2]
(続)

「ねぇ、」

コンクリートの踊り場を過ぎた辺りで、孝の後ろ姿に問い掛ける。返事はないと思っていても、気になってしまいつい話し掛けてしまった。吹き抜けの非常階段を上がり、孝は無言のまま屋上に出た。降りてくる太陽の光に目を細める。

⏰:22/10/25 17:15 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#554 [○○&◆.x/9qDRof2]
「ねぇ。何でそんなに元気ないの?」

孝はそのまま足を進め、屋上の中央に腰を下ろす。私もその後に続いて隣に座り込んだ。

「あんた、熱くないの?この炎天下で暖められたコンクリートは、熱いよ。今の私にはわかんないけど」

体育座りに体勢を変えて、孝を見る。

「あんたが元気ないとさ、私が調子狂うんだけど」

⏰:22/10/25 17:16 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


#555 [○○&◆.x/9qDRof2]
そこまで言ったところで、一つの疑問が浮上してきた。調子が狂う?私は孝が嫌いだ。嫌がらせをするから。なのに嫌がらせがないと今度は調子が狂う?

.......矛盾している。

違う。私は嫌がらせがないから調子が狂うんじゃない。いつもうるさいくらい元気な孝が、落ち込んでるから調子が狂ってるんだ。そうだ、そうなんだ。少しの無言と少しの葛藤に終止符を打った私は、溜め息を一つ落とした。

⏰:22/10/25 17:16 📱:Android 🆔:zH8LnywQ


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