夢の中の私の影
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#159 [紫陽花]
そう、これが現実。なにが起ころうと日は沈みまた登る。それはたとえどんなに辛い事が起ころうとも変わることのない絶対的な日常。
本当に陽乃が言ったように二人が殺されたという事実を忘れる日が来てしまうかもしれない。
:08/05/16 22:50
:F905i
:onveKzNY
#160 [紫陽花]
けれど私は二人を忘れたくない。同じ時間を過ごしてきた仲間とも言える旧友を心の中からも消えさせたくない。
そして里山君、赤崎さんのためにも絶対に犯人を見つけ出し刑務所にぶち込んでやる。
:08/05/16 22:50
:F905i
:onveKzNY
#161 [紫陽花]
「……ゆ…きちゃん。柚紀ちゃん!!どうかしたの?名前呼んでるのに全然反応しないんだもん」
陽乃は血色の良い頬を少し膨らませながら不機嫌そうな顔をして私の名を呼んだ。
しまった。
つい考えすぎて陽乃の話を無視していたみたいだ。
:08/05/16 22:51
:F905i
:onveKzNY
#162 [紫陽花]
「ごめん。ちょっと考えごとしてて……」
「……そう?」
心の中で謝りながらも視線を陽乃から外し東の空を見上げる。きれいなオレンジ色の太陽が私を包む。
今日もまた一日が始まった。
:08/05/16 22:53
:F905i
:onveKzNY
#163 [紫陽花]
 ̄
その日の夜、突然優人さんから電話があった。
:08/05/18 18:48
:F905i
:d4TsLrzs
#164 [紫陽花]
「もしもし、優人です。突然だけど明日ひま?ちょっと捜査のことで話したいことがあるから会えるかな?」
今日は週末の金曜日。部活入っていなければ友達との予定も入れていなかった私にとって断る理由もなく、さらに捜査の為ならば進んで協力したい。
:08/05/18 18:48
:F905i
:d4TsLrzs
#165 [紫陽花]
「大丈夫ですよ。どこに行けばいいですか?」
「じゃあ、とりあえず明日の10時に駅前ね」
駅前?警察署じゃないのか。正直私はあの建物が嫌いだったからその提案は嬉しかった。
あの建物に一歩足を踏み入れると何故かいつも底知れない恐怖感が私の胸を浸食する。
:08/05/18 18:49
:F905i
:d4TsLrzs
#166 [紫陽花]
その恐怖感は酷いときには内臓に何か異物が埋め込まれているような変な違和感に変わり、また頭を内側から叩くような激しい頭痛に変化することもあった。
「分かりました。駅前ですね」
そう言って今日はそれだけで電話を切った。
:08/05/18 18:49
:F905i
:d4TsLrzs
#167 [紫陽花]
明日は優人さんに会える。いつもならそれだけでほんのりと私の胸は温もりを作り出すのに今日はどこか違った。まるで警察署に踏み入ったときの恐怖感が私の胸をしめつける。
「………寝よ」
恐怖感を振り払うように毛布にくるまる。少しだけ露出している肌と柔らかい毛布が接触しくすぐったい。
:08/05/18 18:50
:F905i
:d4TsLrzs
#168 [紫陽花]
「優人さんの話ってなんだろ……」
その疑問の答えが導かれることはなく、私は意識を枕へと委ねた。
:08/05/18 18:50
:F905i
:d4TsLrzs
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