夢の中の私の影
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#74 [紫陽花]
「君、柚紀ちゃ……ん?」

建物の中に入り5分ぐらいした頃だろうか、いきなり後ろから名前を呼ばれた。

⏰:08/04/27 19:44 📱:F905i 🆔:wFdsYbZI


#75 [紫陽花]
突然名前を呼ばれ多少驚いたが、私を呼んだ声はどこかで聞いたものだった。



「……優人おじさん!!」

私を迎えに来てくれたのは優人おじさんだった。

⏰:08/04/27 19:44 📱:F905i 🆔:wFdsYbZI


#76 [紫陽花]
優人おじさんは私の唯一の家族とも呼べる人。母の弟に当たる人だ。だが弟と言っても母とはまったく血がつながっていない。要するに養子の子だったらしい。


そんなおじさんは男の人とは思えないほどの直毛でいつもサラサラの前髪を風になびかせている。

⏰:08/04/27 19:45 📱:F905i 🆔:wFdsYbZI


#77 [紫陽花]
仕事が忙しいらしく、もう二度と会えないと思っていた。それに私のことなんて記憶に残ってないと思っていた。

だから私は独りぼっちなんだ……そう思っていたのに。


最後にあったのは祖母のお葬式のとき。刑事になった、とはそのとき聞いていたがまさかここで勤務していたなんて…。

⏰:08/04/27 19:46 📱:F905i 🆔:wFdsYbZI


#78 [紫陽花]
「びっくりした―!!先輩に女の子を迎えに行けって言われてたけど、まさか柚紀ちゃんだなんて……って大丈夫!?」

私は知らず知らずのうちになかり緊張していたみたいだった。この威圧感の中で知っている人を見つけた安心からか思わず涙ぐんでいた。

⏰:08/04/27 19:46 📱:F905i 🆔:wFdsYbZI


#79 [紫陽花]
「なんでもない…あくびだから……」

強がってみたけどおじさんには分かっていたみたいだ。

そっと私の頭に手を乗せ

「大丈夫だから。怖くないよ」

まるで泣きじゃくる子をあやすように優しく包み込むように声をかけてくれた。

⏰:08/04/27 19:47 📱:F905i 🆔:wFdsYbZI


#80 [紫陽花]
おじさんには超能力でもあるのか、頭を撫でられただけで心の中のもやもやはなくなり欠伸だと言い張った涙もなくなり落ち着きを取り戻せた。

「私もう子供じゃないんだからね」

⏰:08/04/27 19:48 📱:F905i 🆔:wFdsYbZI


#81 [紫陽花]
おじさんは少しキョトンとしたがすぐに笑顔になり私に言葉をかけた。

「そんな強がりが言えるならもう平気だね。じゃあ付いてきて」

⏰:08/04/27 19:48 📱:F905i 🆔:wFdsYbZI


#82 [紫陽花]
私はハッとした。
一瞬忘れていたが私はこれからいろいろと質問されるのだ。そのことを考えると体が少しこわばるのが分かった。


話をするところは4階にあるらしくエレベーターへと二人で乗り込む。その間優人おじさんは自分の話をしてくれた。

⏰:08/04/27 19:49 📱:F905i 🆔:wFdsYbZI


#83 [紫陽花]
無事警官になったこと。
その後、殺人事件を主に取り扱う部署に入ったということ。

そして今、担当している事件は里山君と赤崎さんの殺人事件ということ。

⏰:08/04/27 19:50 📱:F905i 🆔:wFdsYbZI


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