夢の中の私の影
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#269 [紫陽花]
だけど私の体は思ったより素直で
「お願いします」
と声をかけた後、少し、ほんの少しだけ、肩が触れ合うまで優人さんの近くへ行ってしまうのだった。
:08/06/23 00:02
:F905i
:EaJBTFrg
#270 [紫陽花]
:08/06/23 00:07
:F905i
:EaJBTFrg
#271 [紫陽花]
――――――………
―――――……
喉がイタい。
嘔吐した後の胃酸がこみ上げてきたようなヒリヒリとした焼け付く痛みが私を襲う。
それに声も出ない。
だが喉が痛くとも、声がでなくとも、やっぱりこれは夢だな、なんて不思議と納得している自分が面白い。
:08/06/24 23:13
:F905i
:kVepP.ak
#272 [紫陽花]
もう夢には馴れてしまった。
いつものように影も光りもない無の世界の中に私は存在していた。
そして、いつものように叫び声が聞こえ始めた。
:08/06/24 23:14
:F905i
:kVepP.ak
#273 [紫陽花]
いやだぁぁああ!!
お願いだから助けて!!!!
ゴキ
やめ……やめて……
許してぇぇええ!!!
ゴキ
:08/06/24 23:15
:F905i
:kVepP.ak
#274 [紫陽花]
断末魔
その言葉がよく似合っている。
叫び声よりも奇声に近い声は、いつか夢のように知っている声だった。
いつもならこの声を発している人物を思い出せない。
それに、もうすぐ私は目覚めるだろう。
:08/06/24 23:15
:F905i
:kVepP.ak
#275 [紫陽花]
けれど今日はなかなか現実に引き戻される気配がない。
………なに、この臭い
私はあたりを包むこの異臭に顔をしかめた。いや、暗闇で何も見えないのだがきっと私は顔をくしゃくしゃにして、この異臭を感じているだろう。
それほどに臭い。
:08/06/24 23:16
:F905i
:kVepP.ak
#276 [紫陽花]
肉が腐ったような腐乱臭。
その臭いのせいか周りの空気もぬるぬると私の表面に纏わりつく。腐った臭いが、まるで蜘蛛の糸にとらえられた獲物のように私の体中をぐるぐると包んでいるようだ。
そんな事を考えていると次の瞬間、一際大きな叫び声が辺りを揺らした。
:08/06/24 23:17
:F905i
:kVepP.ak
#277 [紫陽花]
やめて!
やめて!
やめて!
やめて!
やめて!
柚紀ちゃんやめてぇぇえええ!!!
ゴキ
:08/06/24 23:17
:F905i
:kVepP.ak
#278 [紫陽花]
……今、私の名前を呼んだ?
「ギャアァァア!!!!」
:08/06/24 23:18
:F905i
:kVepP.ak
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