夢の中の私の影
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#32 [紫陽花]
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目を開けるとそこには真っ白な天井と清潔感を漂わせる純白のカーテンがひらりひらりと風に揺れていた。
:08/04/11 21:39
:F905i
:ylE0ZPrI
#33 [紫陽花]
「また、やっちゃった…」
体育の授業で陽乃と一緒にプールへ入り、とりあえず体を水に慣らしたところまでは鮮明に記憶があり思い出すことができる。
けれど10分ほどたった頃からだろうか急に体が鉛のように重くなり瞼さえも開けておくのが億劫に感じ、最後に見えたのは陽乃の青ざめた顔。
:08/04/11 21:40
:F905i
:ylE0ZPrI
#34 [紫陽花]
また心配かけてしまった……。
保健室のベッドの上で小さく寝返りをうち、自己嫌悪に入る。白く清潔なシーツたちとは裏腹に私の心は暗く自分の不甲斐なさにため息がでる。
なんでこんなにプールが苦手なのだろう。
:08/04/11 21:43
:F905i
:ylE0ZPrI
#35 [紫陽花]
それに、私の悩みはプールだけではない。あの奇妙な夢のこともある。
「さっさと陽乃に相談していればよかったなぁ…」
そう思いながらも清潔感漂うこの部屋の静寂が私の瞼を落とさせるのには、そう時間はかからなかった。
:08/04/11 21:43
:F905i
:ylE0ZPrI
#36 [紫陽花]
:08/04/11 21:48
:F905i
:ylE0ZPrI
#37 [紫陽花]
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「陽乃!!おはよう」
「おはよう柚紀ちゃん。あのね聞いてよ〜」
季節は夏を早々と迎えもう、少し哀愁を帯びた風の吹く秋へと変化していた。
:08/04/13 09:11
:F905i
:SVHYHgLM
#38 [紫陽花]
陽乃とは毎朝一緒に学校へ行っているし今までと変わらず、いたって普通の生活を送っていた。
ある一点をのぞいては。
あの奇妙な夢のことだ。
最近、前以上に夢見が悪く寝汗も秋だと言うのに尋常じゃないほどかいている。
:08/04/13 10:30
:F905i
:SVHYHgLM
#39 [紫陽花]
そんな憂鬱な秋の日、事件は起こった。いや、螺旋階段のような終わりの見えない事件は始まったのだ…。
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:08/04/14 21:14
:F905i
:ygl5UK7Q
#40 [紫陽花]
「おはよ〜みんな!!」
陽乃は朝から元気で、みんなに声をかける。
「おはよ陽乃、柚紀。ねえ、ちょっとこれ見て…」
クラスの友人である香奈は私たちを見るなり声のトーンを一つ落として、ある一点に視線を当てた。
私と陽乃も視線をおって教室を見回してみる。
「……花瓶?」
:08/04/14 21:15
:F905i
:ygl5UK7Q
#41 [紫陽花]
クラスの窓側の席に白く質素な百合の花が飾ってあった。
確かあの席に座っていたのは美化委員の里山君のはず。
里山君は私と幼稚園からの腐れ縁で、幼稚園から高校までずっと同じ学校だった。
:08/04/14 21:16
:F905i
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