・・悪魔なキミ・・
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#130 [みい]
なんで…なんで私まで早退しなきゃなんないのよおーっ!!!!!!
「いいじゃん授業の一つや二つ」
まだ2限始まったばっかだったっつーのっ!!!!
現在私と悪魔こと染谷蓮は、平日の真昼間に学校からの帰り道を歩いています…。
なぜかってゆうと…話は30分ほど前に遡る。
:08/05/16 23:24
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#131 [みい]
………………………………
「先生、保健室行っていいすか?」
染谷蓮が手を挙げたのは2限が始まって5分くらいしてからだった。
「おう、どうした?具合悪いのか?」
「ちょっと頭痛が…」
頭痛だと?悪魔が頭痛なんて…ありえねえ〜…。嘘っぽ〜。
私はそんなひねくれた考えを頭に浮かべながら、教科書を眺めていた。
:08/05/16 23:24
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#132 [みい]
しかし、この次の瞬間。私は信じられない最悪な一言を先生から告げられることになる…。
「じゃあ誰か…保健委員、付き添ってやれ」
ああかわいそうな保健委員……
……保健委員って私じゃん!!!!
「えっ!!一人で行けるんじゃ…」
「ごめんね〜…ちょっと一人じゃ…コホッ」
:08/05/16 23:25
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#133 [みい]
私の必死の抵抗を、わざとらしい演技で遮る染谷蓮…。
咳なんかしやがって…嘘つきっ!!お前本当はめっちゃ元気なんだろ!!私は騙されないんだから!!
「早瀬〜頼んだぞ?」
「……はい」
…騙されたわけじゃないんだから!!私は先生に頼まれて、保健委員としての仕事をするだけだもん!!
みんなにはバレないように染谷蓮を一睨みすると、私は奴の腕を引っ張って教室を出た。
:08/05/16 23:27
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#134 [みい]
「どうせ嘘でしょ?あんたのサボりに私まで付き合わせないでよね!!」
最低男である佐々木の件も終わったので、弱みを握られているわけではない私は最近こいつに反抗することを覚えた。
「そんなつもりじゃなかったんだけど。わりいな!!」
へらへら笑う染谷蓮に腹が立つ。いや、腹が立つなんてもんじゃ足りない。逆立ちでもしてしまいそうな勢いだ。
:08/05/16 23:29
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#135 [みい]
しかし次の染谷蓮の言葉は何かひっかかった。
「今日暑いからたりーんだよ」
……今日涼しいんだよ?天気予報で言ってたもん。
「…ちょっと失礼しまーす」
私は精一杯手を伸ばして私より15p以上は身長が高いであろう染谷蓮のおでこに触れた。
:08/05/16 23:30
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#136 [みい]
「うわっ!!」
思わず手を引っ込める。
あまりにも奴のおでこが熱かったからだ。
「本当に熱あるよ!?」
私がそう言うと、染谷蓮は嘘?と呟きながら自分もおでこに触れ、
「あー…あるかもね」
とそのまま前髪をかき上げ、苦笑した。
:08/05/16 23:31
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#137 [みい]
あるかもね、じゃないでしょ!!;
「早く保健室!!」
保健委員の血が騒いで、焦ってぐいぐいと腕をひく私に奴は、
「んな大袈裟な」
と頭を掻きながら面倒臭そうな顔を見せる。
そんな態度にも腹が立つけど、さすがに病人は放っておけない。
:08/05/16 23:32
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#138 [みい]
私はなんてお人よしなんだろ…。
うざがる染谷蓮を引っ張って保健室まで連れていった。
………………………………
「うーん、ちょっと最近疲れてるみたいね。風邪だわ」
保健室の速水先生が体温計を見ながら言った。
「今日はお家に戻ったほうがいいわね。お家の人いる?」
:08/05/16 23:34
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#139 [みい]
「いないっす。お隣りさんならいるけど」
はあ!?うちもあんたんちと同じく共働きだっつーの!!
私は怪訝そうに奴を見た。
「お隣りさんにお迎え頼むわけにもいかないわよね〜…」
そう言って苦笑する速水先生に、染谷蓮は、
「つーか、こいつ」
:08/05/16 23:34
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