・・悪魔なキミ・・
最新 最初 🆕
#241 [みい]

無性にみじめになったが、これも早瀬先輩の為!と気を取り直す。


そうこうしてる間に、家に到着した。


あー…聞いてはいたけど、まじで隣同士なんだ…。


結構…いや、かなり嫌だわ。


二人が互いに家へ入っていったのを確認してから、俺は階段を上る。

向かうは…染谷先輩の家。

⏰:08/06/04 22:51 📱:SH905i 🆔:7Fk4E26Q


#242 [みい]

多少の緊張を押し殺し、インターホンを鳴らす。


………出ない。


帰ってねーのか?…いやいやさっき家入ってったじゃん。


俺はもう一回ボタンを押す。


『…はい?』


もともと冷たい声が、機械を通してさらに無機質に響く。

⏰:08/06/04 22:51 📱:SH905i 🆔:7Fk4E26Q


#243 [みい]

「あ、あの…ちょっと話があるんですけど…」


うわー!!なんで弱腰になっちゃってんだよ俺!しっかりしろ!!


『…誰?』
「1年の会田です」


答えると、少し間があいたあと、染谷先輩がドアから顔だけ出して、


「柚ん家は隣だけど」

⏰:08/06/04 22:52 📱:SH905i 🆔:7Fk4E26Q


#244 [みい]

と不機嫌そうに言ってくる。


「いや、染谷先輩に話があって来ました」


内心ビビってるけど、毅然とした態度で振る舞った…つもりだ。


染谷先輩は少し目を見開いた後、


「あ、そ。どーぞ」


と言ってドアを大きく開ける。

⏰:08/06/04 22:53 📱:SH905i 🆔:7Fk4E26Q


#245 [みい]

「失礼します」


いざ出陣!!頑張れ俺!!


………………………………

「話って何?柚のこと?」


染谷先輩の部屋に通してもらい、俺は床に正座をし、染谷先輩はベッドに寝転がっている。


つーか…さっきも思ったけど、「柚」って呼んでるんだ…。

⏰:08/06/04 22:55 📱:SH905i 🆔:7Fk4E26Q


#246 [みい]

彼氏の俺でさえ「柚」なんて呼んだことねーのに!!


まあそこはぐっとこらえて、本題に入る。


「早瀬先輩のこと、ってゆうか…あなたのことです」
「…俺?悪いけど、俺にはそっちの趣味はねーぜ?お前とは付き合えねーよ?」


こっちは真剣なのに、染谷先輩は余裕たっぷりで、笑いながら俺を小馬鹿にしてくる。

⏰:08/06/04 22:56 📱:SH905i 🆔:7Fk4E26Q


#247 [みい]

「そうじゃなくて!!」


俺は思わず声を張り上げる。


「染谷先輩は…早瀬先輩のこと、どう思ってるんですか!?」


染谷先輩は、眉間に皺を寄せ、俺を見る。


「どう思ってようがお前には関係ねーだろ」
「関係あります。俺は早瀬先輩の彼氏ですから」

⏰:08/06/04 22:58 📱:SH905i 🆔:7Fk4E26Q


#248 [みい]

俺の最後の一言に、染谷先輩は目を吊り上げる。


「…彼氏?」
「はい、そうですけど?」


俺は彼氏なんだよ〜だ!!と自慢せんとばかりに胸を張る。


が、そんな俺を見て、染谷先輩は鼻で笑うと、携帯をいじりだした。

…なんだよ!!内心焦ってんだろ!!本当は早瀬先輩のこと好きなくせに!!!!

⏰:08/06/04 22:59 📱:SH905i 🆔:7Fk4E26Q


#249 [みい]

「単刀直入に聞きます」


俺は前置きをしてから、胸の中で限界まで膨れ上がった疑惑をぶつける。

「染谷先輩は、早瀬先輩のこと…好きですよね?」


染谷先輩の、携帯をいじる右手が止まる。
目だけが俺を捕らえる。


「さっきも同じようなこと言ったと思うけど、だったら何なの?俺が柚のこと好きだったら、お前に何の関係があるわけ?」

⏰:08/06/04 23:01 📱:SH905i 🆔:7Fk4E26Q


#250 [みい]

「さっきも言いましたけど、俺は彼氏ですから。知っておきたいだけです」


負けじと強気に出てみる。


染谷先輩は携帯を閉じ、顔をこちらに向けて言葉を放った。



「ああ、好きだよ」



…やっぱり好きなんじゃねーかよ。

⏰:08/06/04 23:02 📱:SH905i 🆔:7Fk4E26Q


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194