・・悪魔なキミ・・
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#425 [みい]

くそう…夜はまだまだこれからなのに…。


たまにしかできない夜更かしに未練たらたらなまま、眠りにつきかけたその瞬間。


ガラガラガラーっ!


「ひぃいっ!!!!」


私の大っ嫌いなアレ…つまりアレですよアレ。ピカッて光って、おへそに落ちるやつ!

⏰:08/07/22 01:10 📱:SH905i 🆔:rH5bUJqA


#426 [みい]

その、私が名を口にするのも怖がるアレが…


ゴロゴロ…!


「いやあーーっ!!!!」


派手に光を放ちながら、鳴りはじめたってわけです…。


嫌だ、ど、どうしよう…!こんな、こんなの、とてもじゃないけど一人じゃいられない!心臓持たない!!

⏰:08/07/22 01:11 📱:SH905i 🆔:rH5bUJqA


#427 [みい]

そうだ、さえちゃんだ!さえちゃんに泊まりにきてもらおう!


「さ、さえちゃんに電話…」


ボタンを押す指すらやたらと震える。ああ、私ってなんて小心者なんだろう…。

「あっ!さえちゃ…」
『おかけになった番号は、只今電波の届かない場所か、…』


…なぜこんな大事な時に繋がらなーいっ!

⏰:08/07/22 01:13 📱:SH905i 🆔:rH5bUJqA


#428 [みい]

〜っ…仕方ないっ!蓮なら隣だし、すぐ来れるだろうし…!


RRRR……


携帯の呼び出し音が、やけに長く感じられる。


もうっ…早く出てよおっ…!


『はい』


や、やっと出たっ…!にしてもなんて無愛想なんだ。でもこの際そんなの関係ねえ!

⏰:08/07/22 01:14 📱:SH905i 🆔:rH5bUJqA


#429 [みい]

「れっ、蓮?」
『…何、どうした?』


電話をかけたはいいものの…よくよく冷静になって考えてみると、こんな夜に蓮を自分の家に誘うなんてこと、できない…;しかも家族がいないときに。
だってそんな大胆なこと…、やっぱ無理だあっ!//


「い、いや、何でもない…」


蓮じゃなくて他をあたろう、と思った瞬間…

⏰:08/07/22 01:17 📱:SH905i 🆔:rH5bUJqA


#430 [みい]

ゴロゴロ…ピシャーンッ!


「いやあああっ!!」
『柚!?』


や、やっぱもう無理ーっ!!!!


「今すぐうちに来て!お願い!」
『…待ってろ』


ピッ、という電子音が聞こえたあと、私は携帯を机に放り投げ、ベッドの上で布団にくるまった。


早く…、早く、来て…っ!

⏰:08/07/22 01:18 📱:SH905i 🆔:rH5bUJqA


#431 [みい]

隣だからすぐ来てくれるだろうと思ったのに…30分経った今も、玄関のインターホンは鳴らない。


「ふえっ…れん〜っ…」


名前を呼んでみても、返事はない。



その代わりに待ちに待った、ピンポーン、という、この場面にそぐわない間抜けな音。


私は急いで玄関のドアを開ける。

⏰:08/07/22 01:19 📱:SH905i 🆔:rH5bUJqA


#432 [みい]

その先には雨に濡れ、走ってきてくれたのか、息が上がっている蓮が立っていた。


私は蓮を見るなり抱きつく。


「…遅い…」
「わりい、矢野んち行ってた」


矢野君ってどこ住んでたっけ?隣町?そのまた隣だっけか…?


「つーか何?何があった?」

⏰:08/07/22 01:20 📱:SH905i 🆔:rH5bUJqA


#433 [みい]

蓮は私を自分から引き離し、小刻みに震える私の目を見る。


「か、かかか…かみな、り…」
「は?」


「だからっ!雷!嫌いなの!」


ああ、1日に2回もこの単語を口にするなんて…今日は厄日だ…。


「…雷ごときで、この俺をあのくそ強い雨ん中、走らせたってわけ?」

⏰:08/07/22 01:21 📱:SH905i 🆔:rH5bUJqA


#434 [みい]

見ると蓮の口元がヒクヒクしている。


「そ、そうだけど…?」


少し怯えながらも、肯定すると…


「…焦って損した」


はあ、と溜息をつきながらこめかみに手をやる蓮。


その態度にカッチーンときたのは、私。

⏰:08/07/22 01:22 📱:SH905i 🆔:rH5bUJqA


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