・・悪魔なキミ・・
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#567 [みい]
「じゃあ兄さんには悪いけど…俺がお先に柚稀ちゃんをいただこうかな」
淕は私に顔を近付けてきた。
嫌だ…嫌だよ。蓮とじゃなきゃ。蓮以外の人となんか…。
「…イタダキマス」
面白がるような淕の声が間近で聞こえ、私は強く目を閉じる。
その時だった。
:08/08/08 18:28
:SH905i
:V2IHnmoY
#568 [みい]
バキイッ!
物凄い音が聞こえ、私を押さえ付ける力が急になくなったのだ。
驚いて目を開けると、淕の姿もない。
そして、淕の代わりに私の視界に入ってきたのは…
「無事かっ…?」
紛れも無い、蓮だった…。
:08/08/08 18:29
:SH905i
:V2IHnmoY
#569 [みい]
「れ、蓮…っ」
あまりの安堵感に、我慢しきれず涙をこぼす私を、蓮は優しく抱きしめてくれた。
「今のうちに、お前は早く逃げろ」
よく見ると、蓮は傷だらけだ。あれだけの人数を相手にしたのだ、まだマシなほうだろう。
「なんで?蓮も一緒に…」
:08/08/08 18:30
:SH905i
:V2IHnmoY
#570 [みい]
行こうよ、と言いかけた私を、蓮の言葉が遮った。
「俺は…まだ、こいつに伝えなきゃなんねえことがあるから」
そう言い、うずくまる淕を見る蓮。
「そんなのいいよ!こんな人に何言ったって無理だもん!」
こんな人、相手にするだけ時間の無駄だよっ…。
:08/08/08 18:32
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#571 [みい]
私の必死の説得にも、蓮は首を縦に振ろうとしない。
「何をっ…」
何をそんなに伝えたいの?そう言いかけた時だった。
「よくも…やってくれたね、兄さん」
淕が立ち上がり、他の連中もボロボロになりながらも、いつの間にか私達を囲むように立っていたのだ。
:08/08/08 18:33
:SH905i
:V2IHnmoY
#572 [みい]
「柚っ!逃げろ!」
蓮の言葉に急いで逃げようとしたが、間に合わなかった。
「おーっと、逃がさないよ。まだまだお楽しみはこれからだからね」
淕に捕まえられてしまったのだ。
「兄さん。柚稀ちゃんを無事に家に帰したいならさ…」
淕がそこまで言うと、二人の男が蓮を取り押さえた。
:08/08/08 18:34
:SH905i
:V2IHnmoY
#573 [みい]
蓮はそのまま淕を見据えている。
「…抵抗しちゃダメだよ。一切…ね」
淕が言い切った瞬間、デブが蓮のお腹にパンチを食らわせた。
顔を歪めた蓮の口の端から、血が流れる。
「蓮っ!!」
「ショーはこれからだよ、柚稀ちゃん」
何人もの男が、一斉に蓮に飛び付いた。
:08/08/08 18:36
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#574 [みい]
いや…蓮が、蓮が…。
時折見える蓮の姿は、もう血まみれだった。
「かっこいいね〜。そんなに柚稀ちゃんのこと、大切なんだ」
無関心そうに言う淕に、私は必死に訴えた。
「お願い、もうやめて…!このままだとっ…蓮、死んじゃう…!」
口に出すのすら恐ろしい。蓮が死んでしまう、なんて…。
:08/08/08 19:00
:SH905i
:V2IHnmoY
#575 [みい]
しかし、私の懇願への返事はあまりに残酷なものだった。
「死ぬ…?ああ、それもいいかもしれないね。どうせなら殺しちゃおっか」
楽しそうに笑う淕。
…この人、狂ってる…。
あまりに非情な言葉に、目眩がした瞬間だった。
凄まじい音と共に、何台ものバイクが入ってくる。
:08/08/08 19:01
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#576 [みい]
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:08/08/08 19:03
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