・・悪魔なキミ・・
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#61 [みい]

何てったって最大の弱みを握られてしまっているんだから。


「よろしい♪」


満足気にそう言うと、私の腕をぱっと解放して、口笛を吹きながら歩き始める。


…なんでもう道もわかるのに、私が一緒に行ってやんなきゃならないのよ!!


前を歩く背中を力いっぱい睨みながら通学路を急いだ。

⏰:08/05/08 13:26 📱:SH905i 🆔:3XMTJPj6


#62 [みい]

……………………………

登校してきた生徒で賑わう昇降口。


あっ!!あの後ろ姿は…佐々木君だあっ♪//


「さっ、佐々木君!!おはよっ//」


私は今世紀最大の勇気を振り絞って彼に声を掛けた。


「はよー早瀬……って…?」

⏰:08/05/08 13:27 📱:SH905i 🆔:3XMTJPj6


#63 [みい]

振り向いて返事をしてくれた佐々木君の視線が私の後ろに止まる。


ん?何?後ろ…?

ぎょえーーっ!!わ、忘れてた!!こいつの存在!!!

私のすぐ後ろにはにこにこ顔の悪魔が立っている。しかも何のつもりか私の肩に手なんか置いちゃって!!


「ちょっ、やめてよ!!」


私は奴の手を払うのにもう必死だ。

⏰:08/05/08 13:29 📱:SH905i 🆔:3XMTJPj6


#64 [みい]

「どーも♪俺、転校生の…」
「あ!!染谷だっけ?よろしくね♪俺同じクラスの…」


そんな私を完璧スルーしながら佐々木君に話し掛ける染谷蓮。佐々木君もこの状況見て、どうにかしてやろうとか思わないわけ〜!?;

佐々木君の言葉を遮るように、染谷蓮が信じられないことを口にした。


「知ってる、佐々木でしょ?こちらこそよろしく♪」


唖然とする私と佐々木君。

⏰:08/05/08 17:00 📱:SH905i 🆔:3XMTJPj6


#65 [みい]

唖然としたのは一緒だが、そのあとの反応は異なる。


「なんでもう俺の名前知ってんの!?」


とどことなく嬉しそうに奴に問う佐々木君。


そんな彼とは対照的に、


「お願いだから余計なこと言わないで!!」


必死に目で訴える私…。

⏰:08/05/08 17:01 📱:SH905i 🆔:3XMTJPj6


#66 [みい]

そんな私達を面白がるように笑ったあと、


「や、佐々木はいろいろと有名だからさ♪」


と意味深ともとれる発言をする染谷蓮…。


染谷蓮の言葉を聞いたあと、佐々木君は、


「なんだよそれーっ!!(笑)あ、そだそだ…」

⏰:08/05/08 17:02 📱:SH905i 🆔:3XMTJPj6


#67 [みい]

と鞄の中をごそごそとあさり始めた。

よかったあ…(涙)そんな気にしてないみたいだ。佐々木君ってのほほんとしてるもんなあ(笑)いろいろと鈍いのかも。


そんなことを考えながら安心していた私の目の前に、ぴっと2枚の紙切れが現れる。

「へ?………ぁあっ!!これっ…!!」


佐々木君が私の目の前に差し出したのは、以前から私が見たがっていた映画のチケットだった。

⏰:08/05/08 17:02 📱:SH905i 🆔:3XMTJPj6


#68 [みい]

「これ、前から早瀬見たがってたじゃん?だから、どうかなって…」


鼻の頭を掻きながら、語尾を小さくする佐々木君。


えっ?えっっ?つまりそれって……


デートのお誘い!?!?!?!?


「いっ、いいの!?」
「てゆーか、早瀬がよければ…」

⏰:08/05/08 21:50 📱:SH905i 🆔:3XMTJPj6


#69 [みい]

そんなのOKに決まってんじゃないすか!!!!//


「私でいいならぜひ//」


赤くなった顔を隠すように下を向きながら答えると、


「まじで!?よかったあ〜…。今週の土曜だから♪」


忘れないでね、と付け加えると佐々木君は友達と一緒に階段を上がっていった。

⏰:08/05/08 21:51 📱:SH905i 🆔:3XMTJPj6


#70 [みい]

佐々木君とっ……映画デート…//


「おい、早く教室行くぞ」


さっきからすっかり存在を忘れていた染谷蓮に頭を叩かれても全然腹が立たない。


けっ、つまんね〜…なんていう悪魔のぼやきもオールスルー。


土曜…早く来ないかなあ……♪//

⏰:08/05/08 21:52 📱:SH905i 🆔:3XMTJPj6


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