・・悪魔なキミ・・
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#731 [みい]

私達ドッジボールチームは、かなり張り切ったものの、3位という微妙な成績に終わった。


「お疲れ!3位でも立派なもんだよ!」
「サッカーはどうだった?」


矢野君は蓮とは違い、サッカーチームに属しているのだ。


「いいとこまで行ったんだけどねー…惜しくも2位」


苦笑を浮かべ、矢野君が答える。

⏰:08/09/17 00:23 📱:SH905i 🆔:K0tbq4dg


#732 [みい]

「すごいじゃん、2位なんて!お疲れ様!」


私が驚いて声を上げると、矢野君はエヘヘというように笑ったあと、


「っとやべ、柚ちゃん急がねえと!バスケの決勝、今から始まるってよ!」


と私の手をとって走り出した。


蓮達、決勝まで進んだんだ…!

⏰:08/09/17 00:24 📱:SH905i 🆔:K0tbq4dg


#733 [みい]

体育館のドアを開けると、中はものすごい人と熱気に包まれていた。


「うわ、すっげえ人…。ちょ、すんません、通して〜」


矢野君が半ば強引に人混みを掻き分け、最前列に連れて来てくれた。


「よっしゃ、蓮頑張れー!」


矢野君が大声を出すと、靴紐を結んでいた蓮がこちらを向く。

⏰:08/09/17 00:24 📱:SH905i 🆔:K0tbq4dg


#734 [みい]

そして呆れたような顔をする。


矢野君はにししと笑い、自分の隣にいる私を指差した。


私に気付いた蓮は、一瞬驚いた顔をしたあと、笑みを浮かべ拳を出し、その親指を上げる。


そして口パクで


マ カ シ ト ケ


と言葉を送ってきた。

⏰:08/09/17 00:25 📱:SH905i 🆔:K0tbq4dg


#735 [みい]

私が蓮に笑い返していると、蓮に誰かが近付いてくるのが見えた。


…佐々木君だ。


私の淡い恋心を弄んだにっくき男!


佐々木君が蓮に何やら話し掛けている。が、もちろんこちらには聞こえるはずもなく。


でも、蓮の顔が険しくなったのは私にもわかった。

⏰:08/09/17 00:26 📱:SH905i 🆔:K0tbq4dg


#736 [みい]

「…何話してんだ、あいつら」


不穏な雰囲気の二人に、矢野君も眉を潜める。



・・*蓮Side*・・


「染谷、前はよくもやってくれたな」


えーっと、こいつは確か…そうだ、佐々木だ。変態みたいな趣味持ってる奴。

⏰:08/09/17 00:27 📱:SH905i 🆔:K0tbq4dg


#737 [みい]

「は?何が?」
「何がじゃねえよ!ミキちゃんがいる前で、俺をボコボコにしやがって!」


ああ、素で忘れてた。あん時のことか。


「んな昔のことかよ。あれはお前がわりいんだろ」


お前が、柚の気持ち踏みにじったんじゃねえか。


少々呆れ気味に言葉を放つ。

⏰:08/09/17 00:28 📱:SH905i 🆔:K0tbq4dg


#738 [みい]

それでもタコみたいに真っ赤な顔をした佐々木は引き下がらない。


「あのあとミキちゃんに振られたんだ!お前のせいで…!」


あ゙ー、まじ勘弁。逆恨みもいいとこだな。そんでもって唾飛ばすな、汚ねえから。


「あーわりいわりい、あの程度でやられちまうとは思わなかったからさ」


面倒臭くなった俺は、立ち上がりその場から去ろうとした。

⏰:08/09/17 00:29 📱:SH905i 🆔:K0tbq4dg


#739 [みい]

「俺、バスケ部なんだよね〜」


佐々木から逃れようとしたのに、奴はそんなことを言いながらまだついて来る。


「…だから何?」
「お前より俺のが絶対上手い!」


自慢げに言い切る佐々木に、いい加減うんざりした。


「あっそ。じゃあ頼りにしてるよ。どうせ同じチームだろ」

⏰:08/09/17 00:30 📱:SH905i 🆔:K0tbq4dg


#740 [みい]

クラス対抗なんだから同じクラスの佐々木とは同じチームだ。


「お前なんかより俺のがかっこいいってことを、全校生徒に知らしめてやる!覚悟しとけ!」


手に負えねー…。勝手にほざいてろ、変態佐々木。


・・*柚Side*・・


蓮は私が佐々木君に騙されてたことなんか知らないだろうし…。

⏰:08/09/17 00:31 📱:SH905i 🆔:K0tbq4dg


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