・・悪魔なキミ・・
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#81 [みい]

思わず目を丸くしてたたずむ俺に、朝とは180度違う態度をとる佐々木。


「お前いつからいた?」


朝より数トーン低い声に、まさかのお前呼ばわり。

圧倒されちまって声も出ねえ。

「ま、どうでもいいや。分かったっしょ?俺の本性」


いやいや未だに理解に苦しんでますけど。

⏰:08/05/08 22:56 📱:SH905i 🆔:3XMTJPj6


#82 [みい]

「何お前、二重人格?」


やっと出たと思ったらくだらねえ質問だな、おい。


「…つーかみんなが俺を勘違いしてるだけ。天然系でおっとりした男子ってね」


くくっと可笑しそうに笑いながらシャツを羽織る佐々木。


「早瀬柚稀もそのうちの一人だろうね。本当の俺はこんなだっつーのに」

⏰:08/05/08 22:57 📱:SH905i 🆔:3XMTJPj6


#83 [みい]

「お前、柚のこと…」
「柚?随分親しげだな」


佐々木は再び渇いた声で笑う。


「何とも思ってねーよ、あんなガキ。」


奴が続けて放った一言に、俺は思わず絶句した。


「なんか俺のこと好きみたいだけどさ、はっきり言って迷惑なんだよね」

⏰:08/05/08 22:58 📱:SH905i 🆔:3XMTJPj6


#84 [みい]

朝とは打って変わって、人を馬鹿にするような笑みを浮かべる佐々木は更に続ける。


「ヤるにしてもガキ相手じゃねえ?つまんなそうだし」


ここで俺の頭に1つの疑問が生まれる。


「じゃあなんで朝あいつを…」


誘った?とまで言い切る前に、奴は質問に端的に答えて下さった。

⏰:08/05/08 23:00 📱:SH905i 🆔:3XMTJPj6


#85 [みい]

「からかうためだよ、暇つぶしの遊び」
「遊び?」

反射的に眉をひそめる。


「そ♪大好きな片思いの男にずたずたにフラれちゃうかわいそうな女の子。見てみたいんだよね〜…」


そんなことを呟き、舌なめずりしながらニヤつく佐々木を見て俺は全身に鳥肌が立ったのを感じた。


…なんだこいつ、ただの変態じゃねーか…気持ちわり…。

⏰:08/05/08 23:03 📱:SH905i 🆔:3XMTJPj6


#86 [みい]

「染谷も見てみたくない?」
「いや、別に」


佐々木は短く答えた俺の顔をじーっと見たあと、鼻で笑って、


「あ、そ」


と鞄を持って立ち上がった。


「あんた早瀬のこと好きなの?」


…んなわけねーじゃん。無礼も大概にしやがれ。

⏰:08/05/08 23:04 📱:SH905i 🆔:3XMTJPj6


#87 [みい]

「まさか」

俺が先程の佐々木と同様に鼻で笑うと、佐々木は、


「ふーん……。まあどっちでもいいけど…邪魔しないでね?」


と俺に近付きながら言う。


「つーか俺関係ねーから。勝手にやってろ」


こいつらがどうなろうと俺が知ったこっちゃねえ。

⏰:08/05/08 23:04 📱:SH905i 🆔:3XMTJPj6


#88 [みい]

「ならいいんだけど。じゃ」


最後にまた嫌な笑い声を上げると、奴は教室から出ていった。


取り残された俺。


なんだあいつ…てっきり柚のこと好きなのかと思ってた。
他校の女連れ込んで放課後学校でヤるなんて、たいしたタラシじゃねえか。


つーか…恐ろしい二重人格っぷり。

⏰:08/05/08 23:06 📱:SH905i 🆔:3XMTJPj6


#89 [みい]

ま、俺も人のこと言えねーけど。


佐々木は柚の前ではぶってて、放課後はタラシ。

俺は柚の前では性悪で、他の奴等相手には100匹くらい猫をかぶる。


…どっちもどっちだな(笑)


「…って、あー!!部活……!!;」


急いでグラウンドまで走ったけど、結局部活は終わっちまってた。

⏰:08/05/08 23:07 📱:SH905i 🆔:3XMTJPj6


#90 [みい]

………………………………

――*柚稀Side*――

いつもの帰り道。だけど今日は!!今日ばかりは!!!!なにもかもが…輝いて見える……♪


そう、時は流れて今日は金曜日。明日は…ずっと憧れだった佐々木君との……で、デートですっ//


「何うきうきしてんだよ;」


口角が緩みっぱなしの私の後ろから低い声が呟く。

⏰:08/05/08 23:08 📱:SH905i 🆔:3XMTJPj6


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