・・悪魔なキミ・・
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#151 [みい]
おかゆを乗せたお盆を片手に、奴の部屋のドアを叩く。
…が、返事無し。
「…?…入りますよー…?」
私は仕方なく自分でドアを開けて、部屋に入った。
「ねえ、おかゆ作ったんだけ…ど…」
そう言いながらお盆を机に置いた時、ようやく気付く。
:08/05/17 23:07
:SH905i
:8P2NvsDQ
#152 [みい]
こいつっ…!!寝てやがるっ!!!!
ふとベッドを見ると、そこにはすーすーと寝息を立てる染谷蓮。
人に食い物作れとか言っといて寝てんなよ!!!!
私はすぐにでも目の前で眠る染谷蓮をたたき起こしたい衝動に駆られたが、さすがに病人には手は上げられない。
というよりそれ以前に、この悪魔にそんなことしたら私は一たまりもないだろう……;;
:08/05/17 23:09
:SH905i
:8P2NvsDQ
#153 [みい]
「もうっ……」
怒りを含ませた声で呟き、ベッドの傍に脱力して座る。
そしてベッドの中の染谷蓮にちらりと目をやった。
……やっぱ熱あるなあ…。顔、赤い…。
どこまでもお人よしな私は、一旦部屋を出て、濡れタオルを作り持ってきた。
「…にしても、」
:08/05/17 23:10
:SH905i
:8P2NvsDQ
#154 [みい]
染谷蓮の寝顔を見ながら私は呟く。
…悪魔も寝顔はかわいいんだあ…
熱のせいで少し紅潮した頬に、まだあどけなさを感じさせる。
私はくすっと笑ってから、濡れタオルを置くために染谷蓮のおでこに手を延ばした。
しかし、その手が少し触れた瞬間…
:08/05/17 23:11
:SH905i
:8P2NvsDQ
#155 [みい]
「ひぃっ!!!!」
目を閉じたままの染谷蓮に手首をがしっと掴まれる。
なっ…!!起きてるの!?
そう思って奴の顔の前で空いている右手をぶんぶんと振ってみるが…反応無し;
もうっ!なんなのよお〜!!!!;;
困った私がそのままでいると、染谷蓮の口が微かに開く。
:08/05/17 23:13
:SH905i
:8P2NvsDQ
#156 [みい]
「…ゆず……」
苦しそうに奴が発した言葉は、意外や意外、私の名前だった。
…へ?私?
何?と言いかけたとき…
「す…き…」
す?き?…………
………すっ、『好き』〜〜!?!?//
:08/05/17 23:14
:SH905i
:8P2NvsDQ
#157 [みい]
え!?何、ちょっとタンマ!!好きって…好きって!!ぇえっ!?!?//どっ、どーゆう意味!?!?//
パニックに陥った私は、掴まれたままだった手を勢いよく引き離し、さらには濡れタオルを奴の顔面めがけて投げ付けてしまった。
「ぶへっ!?!?」
「あた…あたし!帰る!!//」
やっとの思いでそれだけ吐き捨てると、奴の返事も聞かないで染谷宅を出た。
:08/05/17 23:16
:SH905i
:8P2NvsDQ
#158 [みい]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
更新
Stopします
えと、、感想等もしよ
かったらもらえると
嬉しいです、、(Д)
>>1みい
感想板
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
:08/05/17 23:19
:SH905i
:8P2NvsDQ
#159 [みい]
自分の部屋に入ると、力が抜けてそのまま床にへたり込んでしまった。
さっきのはただの寝言。そんなのわかってる。
でもっ…でも!!
胸のドキドキが収まらない…。
「うぎゃあ〜〜!!」
私は頭を抱え込むと、床でごろごろとのたうちまわった……。
:08/05/18 18:29
:SH905i
:W.jJFIP6
#160 [みい]
……………………………
悪魔の寝言ごときのせいでろくに眠れないまま、夜は明けてしまった…;
「ふあ〜あ…」
階段を下りながら、盛大にあくびをする。
そして最後の角を曲がった瞬間、
「遅い」
「ひゃあっ!!!」
:08/05/18 18:30
:SH905i
:W.jJFIP6
#161 [みい]
なんと目の前に染谷蓮が立っていた。
「な、なんで…?風邪は…?」
奴は今日は休むだろうと勝手に思い込んでいた私は、口をぱくぱくさせながら奴に問う。
「治った。」
な、治ったってあんた…;
てゆうか…やっぱりちょっと意識しちゃうんですけど〜〜!!;//
:08/05/18 18:31
:SH905i
:W.jJFIP6
#162 [みい]
「そっ、そう!!よかったね!!」
できるだけ顔を合わせないようにしながら私は奴の隣をすり抜け、歩き出した。
「おかげさまで」
後ろから奴の声が届く。
「…と言いたいとこだけど」
そこまで聞こえると、声が止んだ。
:08/05/18 18:32
:SH905i
:W.jJFIP6
#163 [みい]
私が不思議に思って、振り向こうとしたその時、
「お前は誰に向かって物投げ付けてんだよ…」
と明らかに不機嫌そうな声が聞こえた。
……やばっ!!そういや私昨日、動揺のあまり奴の顔に…濡れタオルを……;
「…ごめんなさい;」
:08/05/18 18:33
:SH905i
:W.jJFIP6
#164 [みい]
染谷蓮は、前を向いたまま謝った私の態度が気に入らないらしく、
「それ、謝ってんの?」
と更に声を低くして耳元で囁いてきた。
咄嗟に昨日の出来事を思い出してしまう。
寝言と言えど、あんなこと言われたら誰でも意識しちゃうでしょ!?
「ごめんなさいってば!//」
:08/05/18 20:11
:SH905i
:W.jJFIP6
#165 [みい]
これ以上一緒にいると自分が変になってしまいそうで、とりあえず謝罪の言葉を叫んでから、私はこの場から逃げ出そうとした。
が、次の瞬間…
「柚っ!!」
私の名前を呼ぶ悪魔の声。
強く掴まれる腕。
ぐるりと回る視界。
:08/05/18 20:12
:SH905i
:W.jJFIP6
#166 [みい]
「危ねーんだよ姉ちゃんっ!!」
私達の真横を、そんな大声と共に車が通り過ぎた。
全てがスローモーションのように感じられ、頭上から大きな溜息と、
「何してんだよ…」
呆れたような呟き。
そこでふと我に返る。
:08/05/18 20:14
:SH905i
:W.jJFIP6
#167 [みい]
「ぎゃああっ!!//」
私は力いっぱい目の前にある奴の胸板を押しやった。
「ぐえっ!?」
「おおおお先にっ!!//」
上擦る声でようやく叫ぶと、さっき落としてしまった鞄を素早く拾って、走り出した。
「おまっ…マジでざけんなよっ!!」
ふざけてなんかないっつーの!!//
:08/05/18 20:15
:SH905i
:W.jJFIP6
#168 [みい]
もう…嫌!!なんでこんなに…。
車に轢(ヒ)かれそうになった私を庇ってくれただけじゃん!!
『柚っ!!』
いつも余裕こいてる悪魔の、初めて聞く焦りの混じった声。
その直後、勢いよく引き寄せられた男らしくて厚い胸板。
……だあーっ!!//もう思い出すの止めっ!!忘れろ私!!
:08/05/18 20:17
:SH905i
:W.jJFIP6
#169 [みい]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
更新
Stopします
読んでくれている方
がいたら、よければ
感想等もらえると嬉
しいです、、(>Д<)
>>1みい
感想板
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
:08/05/18 20:21
:SH905i
:W.jJFIP6
#170 [みい]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Story4〜らしくない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
:08/05/19 23:15
:SH905i
:pvtxA1Kg
#171 [みい]
――*蓮Side*――
あの日以来、なんか柚がおかしい。
『あの日』とは、俺が風邪で寝込んだ日のことだ。
「おい蓮、見ろよあれ!!」
ぼーっと考え事をしてた俺に話し掛けてきたのは、矢野聡(ヤノ サトシ)。こっちでは唯一本性を見せることができるダチだ。
「んあ?」
:08/05/19 23:16
:SH905i
:pvtxA1Kg
#172 [みい]
俺は矢野の指差す先に視線だけ移す。その先には…
最近俺を苛立たせる態度ばかりとる、柚の姿。
「今日も柚ちゃん最高!!」
「…どこが」
初めて聞いた時、心底驚いた。
矢野は柚が『お気に入り』なのだ。
「矢野ってほんと悪趣味な」
「悪趣味なんかじゃねえよ!柚ちゃんはマジかわいい!!」
:08/05/19 23:17
:SH905i
:pvtxA1Kg
#173 [みい]
あんなくそばか女のどこがいいんだか…。
「なあ!!お前本っ当に柚ちゃんと付き合ってねーの!?」
突然矢野に思い切り強く肩を掴まれた。
「だから。何回も言ってやってんだろ。俺はあんな奴、御免だ。」
毎度お馴染みの質問に、俺は深い溜息をつく。
:08/05/19 23:18
:SH905i
:pvtxA1Kg
#174 [みい]
大体初めて話し掛けてきた時も、
『お前…柚ちゃんと付き合ってんの?』
だったもんな。俺はあん時思わず飲み物吹き出しちまったっつーの。くだらなすぎてね。
「ならいいんだけどさ…。なんでいつも一緒に登下校してんだよ!?」
恨めしそうに俺を見る矢野。
「暇つぶし」
:08/05/19 23:19
:SH905i
:pvtxA1Kg
#175 [みい]
そう一言で返すと、矢野はぶーぶーと文句をたれる。
「ずりーよ…。俺も柚ちゃんと一緒に歩きてえよ……」
こいつマジで変わった奴だな。柚と歩くことなんて特に羨ましがられることでもなんでもない。
「しかも家隣とかさあ…はっ!!お前まさか!!柚ちゃんと%*★§※£なこととかしてんじゃねえだろうな!?」
「あほかっ!!んなわけねえだろ!!」
:08/05/19 23:22
:SH905i
:pvtxA1Kg
#176 [みい]
掴まれたままの肩をものすごい力で揺さ振られ、俺はぐらんぐらんになりながらも否定した。
俺が柚と?矢野、頼むから冗談は顔だけにしてくれ。
……………………………
「おい、柚」
「私、さえちゃんと帰るから!!」
…またかよ。最近柚は意地でも俺と帰ろうとしない。
…まあ別にいいんだけど。
:08/05/19 23:23
:SH905i
:pvtxA1Kg
#177 [みい]
俺は家に帰ってから、ベッドに突っ伏した。
うあー…暇だ……。
……あ。あいつがいたじゃん!
俺はおもむろに携帯を開くと、通話ボタンを押した。
……早く出ろよ…。
『なんやねん蓮!!』
…おいおい、久々の友からの電話にそれはないだろ。
:08/05/19 23:24
:SH905i
:pvtxA1Kg
#178 [みい]
「久々だっつーのに…お前も随分と薄情になったな、弘樹」
俺が柚の代わりに暇つぶしに選んだのは、石川弘樹(イシカワ ヒロキ)。大阪の高校にいたころのツレだ。
『や!!ちゃうねんて、すまんすまん!!今忙しねん!!』
「お前が忙しいだなんて珍しいな」
いっつもぼーっと加賀美あきのことばっか見てたくせに…。
『それがやな…明日!!あきと遊園地デートすんねん♪』
:08/05/19 23:25
:SH905i
:pvtxA1Kg
#179 [みい]
せやからいろいろせなあかんことあんねん〜、って…
…は?
「お前加賀美あきと付き合ってんの?いつの間に?」
『…まだ付き合ってへん…』
……はあ??
よくよく話を聞いてやると、明日は翔と吉田も来るらしい。
「…デートじゃねえだろ、それ」
『失礼やな!!れっきとしたデートやっちゅーねん!!』
:08/05/19 23:27
:SH905i
:pvtxA1Kg
#180 [みい]
…変わってねえなあ。
俺は思わず口元を緩めた。
『で、なんやねん?』
「へ?」
『なんか言いたいことあったから電話してきたんとちゃうん?』
ん〜…この状況だとまさか暇つぶしなんて言えねえしな。柚のことでも聞いてもらうか。
「…ムカつく女がいるんだよ」
:08/05/19 23:29
:SH905i
:pvtxA1Kg
#181 [みい]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
更新
Stopします
もしよかったら感想
もらえると、励みに
なるのでぜひぜひお
願いします(>Д<)
>>1みい
感想板
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
:08/05/19 23:32
:SH905i
:pvtxA1Kg
#182 [我輩は匿名である]
:08/05/23 20:27
:N905i
:3DAbMTRM
#183 [みい]
昔からの柚との関係、再会、そして最近の態度の変化を弘樹に説明する。
俺が話し終えると、受話器の向こうから笑い声が聞こえた。
「…何がおかしい」
『いやあ〜、珍しなあ思て♪あの蓮がそないな女にふり回されとるとは…」
そう言って、弘樹はまた笑った。
…俺が振り回されてる?冗談じゃねーよ。
:08/05/24 23:15
:SH905i
:iuHZ6YLo
#184 [みい]
『女に不自由しやんかったお前がなあ〜…』
弘樹はまだ笑みを残した声で言う。
確かに俺はあっちにいた頃は女関係は激しかった。今あんま遊んでねーのは、柚をからかうほうがおもしろいから。そんだけ。
「言っとくけど。俺はあいつに振り回された覚えは全くない」
『ほーん…ま、蓮がそない言うんやったらええけど』
:08/05/24 23:16
:SH905i
:iuHZ6YLo
#185 [みい]
こいつの言うこと全部腹立つ…。
「なんかイライラすっから今日は加賀美あきオカズにしよ」
『な…っ!!あかんあかんっ!!!!あほかお前は!!!!』
嘘だよ、仕返しだばーか。あんな何も知らなそーな純粋ちゃんでできっかよ。
………………………………
電話切る直前にも「あきで妄想したらほんまにしばくで!!」とか言ってたし…。
:08/05/24 23:17
:SH905i
:iuHZ6YLo
#186 [みい]
あいつ絶対顔真っ赤にして怒ってたんだろうな〜…まじウケる。
…にしても予想外だった。俺が柚に振り回されてるなんて思ってもなかったし、思いたくもねえ。
事実、俺は振り回してる側の人間だ。柚にとって俺は今までも、これからも「厄介な男」であって、それ以外の何者でもない。
…弘樹のせいでとんだ暇つぶしになっちまった。
:08/05/24 23:18
:SH905i
:iuHZ6YLo
#187 [みい]
ま、ヘタレの弘樹、明日の健闘でも祈ってやるか。どーせあいつには無理だろうけど。
俺が心ん中で弘樹を散々けなし終わったとき、家の電話が鳴った。
誰だよこんな時間に…はいシカト決定。
部屋のベッドに横になったまま携帯をいじる俺。
が、そんな俺に挑戦するかのように鳴りつづける呼び出し音。
:08/05/24 23:19
:SH905i
:iuHZ6YLo
#188 [みい]
負けたのは俺だった。舌打ちをしてから受話器をとる。
「はい?」
『あ、蓮君!?』
…柚んとこのおばちゃんか。
「そうですけど…母親ならまだ帰ってないっすよ?」
俺の母さんと柚んとこのおばちゃんは仲が良い。
『違うのよ、ねえ柚知らない!?』
:08/05/24 23:20
:SH905i
:iuHZ6YLo
#189 [みい]
柚…?
「さあ…確か今日は……」
記憶を辿ると、
『私、さえちゃんと帰るから!!』
柚の生意気な言葉を思い出した。
「室田と帰るって言ってた気が…」
『さえちゃんはもう家に戻ってるらしいのよ…でも……』
そこでおばちゃんの声が途切れる。
:08/05/24 23:22
:SH905i
:iuHZ6YLo
#190 [みい]
「もしもし?」
俺が先を促すと、
『柚…まだ帰ってこなくて…。こんなに遅くなること初めてで、携帯も繋がらないし……』
俺は腕時計を見る。長針は10の数字のすぐ手前を指していた。
…あんの馬鹿…っ!
「俺、捜してきます」
:08/05/24 23:24
:SH905i
:iuHZ6YLo
#191 [みい]
俺はそれだけ言うと、おばちゃんの返事も聞かずに受話器を置いた。
そのまま飛び出すように玄関を出る。
…………………………………
ゲーセン、本屋、薬局…あいつが行きそうな場所をあたってみたが、どこにもいない。
くそっ…どこにいんだよ…!
時は10時半を過ぎて、俺はかなり焦っていた。
:08/05/24 23:25
:SH905i
:iuHZ6YLo
#192 [みい]
胸がやけにざわつく。
嫌な考えが頭に浮かぶ。
「……っ!!冗談じゃねえぞ、まじで……」
縁起でもない思いつきを振り切るように、また走り出そうとした時だった。
「あ、あの…」
後ろから声がして、振り返ると…柚がキョトンと立っていた。
:08/05/24 23:27
:SH905i
:iuHZ6YLo
#193 [みい]
――*柚稀Side*――
角を曲がると、息を切らした悪魔の後ろ姿。
こんな時間にこんな場所で会うなんて思いもしなかったから、私はびっくりして迂闊(ウカツ)にも声を掛けてしまった。
私の声に反応して、染谷蓮は勢いよく振り返り、目を丸くする。
「あ…えっと…、な、何してるの?」
:08/05/24 23:28
:SH905i
:iuHZ6YLo
#194 [みい]
何となく気まずい空気だったから、とりあえず作り笑いをする。
「……お前こそ何してた。こんな時間まで…」
そんな私に悪魔は眉間にシワを寄せて尋ねてきた。
お、お兄さん…顔が恐いよ…;;
「え、あの…さえちゃんと別れてから、中学の時の友達に会って…晩御飯を一緒に…」
:08/05/24 23:29
:SH905i
:iuHZ6YLo
#195 [みい]
たじたじになりながらも答えている間に、じりじりと詰め寄ってくる悪魔。私は逃げ場を失った。
相変わらず顔はかなり恐い。泣く子も一発で黙りますね…これは;
「え?えへ…へ…?」
怒ってる?なんで?私のせい?
様々な疑問が渦巻いて、変な笑みが漏れる。
:08/05/24 23:30
:SH905i
:iuHZ6YLo
#196 [みい]
その瞬間、悪魔の右手が勢いよく上げられる。
ひぃいっ!!殴られる…っ!?!?
恐怖を感じとって、強く目をつぶった。
けど、次に奴がとった行動は、私の想像とは掛け離れてたものだった。
「無事で、よかった…」
:08/05/24 23:32
:SH905i
:iuHZ6YLo
#197 [みい]
……え?
一瞬何が起きたのかわかんなかった。
でも、抱き寄せられた腕と、少し熱くなってる体は、紛れも無くさっきまで目の前にいた染谷蓮のものだった。
あの日、私を庇ってくれた時と同じように耳元で溜息が聞こえる。
私、悪魔に抱きしめられてる…?!
「え?あ、あの…?」
:08/05/24 23:33
:SH905i
:iuHZ6YLo
#198 [みい]
私が声を出すと、染谷蓮はぱっと私から離れて、
「早く帰れ。おばちゃん心配してんぞ」
と吐き捨てるように言って、家とは反対方向にすたすたと歩いていってしまった。
な、何今の!!//優しく抱きしめて「無事でよかった」っ!?
キャラ間違えてるよ!?!?//
でも…すぐにいつもの感じに戻ってたし…まじ意味わかんない!!
:08/05/24 23:34
:SH905i
:iuHZ6YLo
#199 [みい]
家に帰ると、早速お母さんに叱られた。
「なんで電話に出ないの!!」
「充電切れちゃってて…」
ごめんなさい、と謝ると、お母さんが深く息をついてから、
「あ!蓮君に会った!?」
なんて聞いてくるもんだから何となくドキッとしてしまった。
「あ、会ったけど…?」
:08/05/24 23:35
:SH905i
:iuHZ6YLo
#200 [みい]
私の答えを聞くと、お母さんは安心したようだ。
「よかったわ〜。お母さん、蓮君ちに電話しちゃったのよ、柚知らないかって。そしたら捜しに行くって言ってくれて…」
…まさかとは思ったけど、やっぱり捜してくれてたんだ…。
何となくわかってはいたものの、驚いてしまった。
「ちゃんと蓮君にお礼言っとかなきゃ」
:08/05/24 23:36
:SH905i
:iuHZ6YLo
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