・・悪魔なキミ・・
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#230 [みい]
室田はそれに反応して、またにやっと笑うと、
「取られちゃうよ?柚のこと」
と言ってくる。
…何言ってんだこいつ。
室田が言わんとしていることはわかる。会田だろ?でも、俺には関係ない。
「取られるも何も、あんな女いらねえし」
:08/06/01 22:37
:SH905i
:cxlp0rTo
#231 [みい]
つーか『取られる』って…そもそも俺のもんでもないし。
百歩譲って俺のもんだとしても、喜んで会田にくれてやる。
「ふーん…ま、ならいいけど♪」
じゃ、と手を挙げて室田は去っていった。
…やっぱ室田って奴、嫌いだわ。無駄なお節介野郎って一番うぜえ人種。
俺は舌打ちをしてからまた歩き出した。
:08/06/01 22:38
:SH905i
:cxlp0rTo
#232 [みい]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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>>1みい
感想板
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
:08/06/01 22:40
:SH905i
:cxlp0rTo
#233 [みい]
――*柚稀Side*――
「へっっ!?」
「いや、だから…そろそろ返事を…//」
昨日の雨はすごかったねー、とか、当たり障りのない会話をしながら帰り道を歩いていると、突然会田君が例の件について切り出した。
「あ、いや、えーっと…//」
やばい…結論なんてまだ出てないよ〜!!
:08/06/04 22:41
:SH905i
:7Fk4E26Q
#234 [みい]
まさか今日返事を求められるとは夢にも思っていなかった私は、目を泳がせて口ごもる。
どうしよう…やっぱ断るべきかな……。
そんなことを考えていたら、
「俺、早瀬先輩のこと本気で好きです」
という会田君の声。
:08/06/04 22:42
:SH905i
:7Fk4E26Q
#235 [みい]
顔をあげると、いつの間にか私の真正面に立った会田君は、少し赤面しながらも目では私をしっかり捕らえていた。
「まじで幸せにします。だから…俺と付き合って下さい」
会田君はそう言うと、頭を下げながら手を差し出す。
会田君……。
私なんかのことを、こんなにまで想ってくれる人は、この先現れるのだろうか。
:08/06/04 22:43
:SH905i
:7Fk4E26Q
#236 [みい]
……決めた。
私は会田君の手をとった。
「早瀬先輩、…ってことは…?」
会田君が上目遣いで不安げに聞いてくる。
「よろしくお願いします//」
私の返事を聞くと、会田君は「よっしゃー!!」と大きな声で叫び、ガッツポーズをした。
:08/06/04 22:44
:SH905i
:7Fk4E26Q
#237 [みい]
「恥ずかしいからやめてよ〜//」
私が笑いながらそう言うと、会田君は、
「だって超嬉しいんだもん!!」
と満面の笑みで答える。
なんか…かわいい!!やばい、私の方こそすごい嬉しいかも!!
その後も二人でじゃれあい?ながら、家路を歩いた。
:08/06/04 22:44
:SH905i
:7Fk4E26Q
#238 [みい]
………………………………
――*会田Side*――
5日前、憧れだった早瀬先輩と、なんと付き合えることになってしまった♪
もう〜、嬉しすぎ!!!!
だって先輩まじ可愛すぎだし!!二人でいる時間は幸せなんです♪
でも…その幸せな時間はかなり限られている。それは昼休みだけなのだ。
:08/06/04 22:46
:SH905i
:7Fk4E26Q
#239 [みい]
原因は、染谷…先輩、って人。
早瀬先輩はどうも染谷先輩には逆らえないらしい。登下校を一緒に「させられている」のだ。
一緒に登下校したがるなんて…そんなの絶対早瀬先輩のこと好きだからじゃん!!
こないだそう言ったら、
「違う違う!!ただ私が困るの見て楽しんでるだけなの!!」
:08/06/04 22:48
:SH905i
:7Fk4E26Q
#240 [みい]
って早瀬先輩は笑ってたけど…
納得いかねえし!!!!
こうなったら直談判しかねえ!!
………………………………
放課後、俺は二人をこそこそと尾行した。
特に会話はないみたいだな…。
つーか俺、なんでこんなことやってんだろ…。
:08/06/04 22:49
:SH905i
:7Fk4E26Q
#241 [みい]
無性にみじめになったが、これも早瀬先輩の為!と気を取り直す。
そうこうしてる間に、家に到着した。
あー…聞いてはいたけど、まじで隣同士なんだ…。
結構…いや、かなり嫌だわ。
二人が互いに家へ入っていったのを確認してから、俺は階段を上る。
向かうは…染谷先輩の家。
:08/06/04 22:51
:SH905i
:7Fk4E26Q
#242 [みい]
多少の緊張を押し殺し、インターホンを鳴らす。
………出ない。
帰ってねーのか?…いやいやさっき家入ってったじゃん。
俺はもう一回ボタンを押す。
『…はい?』
もともと冷たい声が、機械を通してさらに無機質に響く。
:08/06/04 22:51
:SH905i
:7Fk4E26Q
#243 [みい]
「あ、あの…ちょっと話があるんですけど…」
うわー!!なんで弱腰になっちゃってんだよ俺!しっかりしろ!!
『…誰?』
「1年の会田です」
答えると、少し間があいたあと、染谷先輩がドアから顔だけ出して、
「柚ん家は隣だけど」
:08/06/04 22:52
:SH905i
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#244 [みい]
と不機嫌そうに言ってくる。
「いや、染谷先輩に話があって来ました」
内心ビビってるけど、毅然とした態度で振る舞った…つもりだ。
染谷先輩は少し目を見開いた後、
「あ、そ。どーぞ」
と言ってドアを大きく開ける。
:08/06/04 22:53
:SH905i
:7Fk4E26Q
#245 [みい]
「失礼します」
いざ出陣!!頑張れ俺!!
………………………………
「話って何?柚のこと?」
染谷先輩の部屋に通してもらい、俺は床に正座をし、染谷先輩はベッドに寝転がっている。
つーか…さっきも思ったけど、「柚」って呼んでるんだ…。
:08/06/04 22:55
:SH905i
:7Fk4E26Q
#246 [みい]
彼氏の俺でさえ「柚」なんて呼んだことねーのに!!
まあそこはぐっとこらえて、本題に入る。
「早瀬先輩のこと、ってゆうか…あなたのことです」
「…俺?悪いけど、俺にはそっちの趣味はねーぜ?お前とは付き合えねーよ?」
こっちは真剣なのに、染谷先輩は余裕たっぷりで、笑いながら俺を小馬鹿にしてくる。
:08/06/04 22:56
:SH905i
:7Fk4E26Q
#247 [みい]
「そうじゃなくて!!」
俺は思わず声を張り上げる。
「染谷先輩は…早瀬先輩のこと、どう思ってるんですか!?」
染谷先輩は、眉間に皺を寄せ、俺を見る。
「どう思ってようがお前には関係ねーだろ」
「関係あります。俺は早瀬先輩の彼氏ですから」
:08/06/04 22:58
:SH905i
:7Fk4E26Q
#248 [みい]
俺の最後の一言に、染谷先輩は目を吊り上げる。
「…彼氏?」
「はい、そうですけど?」
俺は彼氏なんだよ〜だ!!と自慢せんとばかりに胸を張る。
が、そんな俺を見て、染谷先輩は鼻で笑うと、携帯をいじりだした。
…なんだよ!!内心焦ってんだろ!!本当は早瀬先輩のこと好きなくせに!!!!
:08/06/04 22:59
:SH905i
:7Fk4E26Q
#249 [みい]
「単刀直入に聞きます」
俺は前置きをしてから、胸の中で限界まで膨れ上がった疑惑をぶつける。
「染谷先輩は、早瀬先輩のこと…好きですよね?」
染谷先輩の、携帯をいじる右手が止まる。
目だけが俺を捕らえる。
「さっきも同じようなこと言ったと思うけど、だったら何なの?俺が柚のこと好きだったら、お前に何の関係があるわけ?」
:08/06/04 23:01
:SH905i
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#250 [みい]
「さっきも言いましたけど、俺は彼氏ですから。知っておきたいだけです」
負けじと強気に出てみる。
染谷先輩は携帯を閉じ、顔をこちらに向けて言葉を放った。
「ああ、好きだよ」
…やっぱり好きなんじゃねーかよ。
:08/06/04 23:02
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