・・悪魔なキミ・・
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#677 [みい]

……………………………

「失礼しまーす…」


今日も学校帰りに制服のまま、病室に訪れる柚。


「柚、おかえり」


俺がそう言うと、いつもは「ただいま!」ってベッドまで駆け寄って来てくれる。


…いつもは。

⏰:08/08/26 01:00 📱:SH905i 🆔:fijO4rPk


#678 [みい]

なのに今日はこちらに近づこうとしない。


「柚?」


呼び掛けても、困ったような表情を浮かべ、俺をちらっと見たあと目を泳がせる。



…ああ、わかった。このせいか。


「柚、こっちにおいで」

⏰:08/08/26 01:01 📱:SH905i 🆔:fijO4rPk


#679 [みい]

「で、でも…」


柚は目線を俺に向けると、すぐに俯く。


「いいから。早く」


こう言われるともう抗えないのか、柚は覚悟を決めたかのようにゆっくりと俺がいるベッドに歩を進める。


上半身に何も纏っていない俺、に。

⏰:08/08/26 01:01 📱:SH905i 🆔:fijO4rPk


#680 [みい]

怪我のせいで風呂に入れない俺は、ベッドの上で自分で身体を拭いていたのだ。


で、幸か不幸か、ちょうどその最中に柚が来たってわけ。


「柚、拭いて」


自分で持っていた濡れタオルを柚に手渡す。


「えっ?」

⏰:08/08/26 01:02 📱:SH905i 🆔:fijO4rPk


#681 [みい]

柚は動揺を隠せないらしい。それを裏付けるように、みるみるうちに顔が紅く色づく。


「早く」


低い声で促せば、柚はぎゅっと目をつぶり、震える手で俺の胸板へタオルを押し付ける。


そのままゆっくりとタオルを滑らせる柚。


それでも欲張りな俺は、柚が目を閉じたままなのが気にくわない。

⏰:08/08/26 01:03 📱:SH905i 🆔:fijO4rPk


#682 [みい]

「柚、そこもう拭いた」
「あっ…」


不意にぶつけられた不満に驚き一瞬目を開けるが、またすぐに逸らされる視線。


「ちゃんと見ろよ」


手で柚の顎を捉え、自分のほうに向かせる。


…今にも泣きそうな顔。

⏰:08/08/26 01:04 📱:SH905i 🆔:fijO4rPk


#683 [みい]

違う。俺はこいつにこんな顔をさせたいわけじゃない…。


「…悪い、もういいよ」


俺は柚からタオルを取り返すと、手早く身体を拭き、パジャマを着た。


その間中、柚はずっと俯いていた。


着替え終わると、物音もなくなって苦しい沈黙。

⏰:08/08/26 01:05 📱:SH905i 🆔:fijO4rPk


#684 [みい]

「…り、淕、今日は遅いねっ?」


静まった病室に響く、柚の明るい声。


「あ、でも昨日来たもんね!今日は…来ないかな…」


俺は…


「そうそう、聞いて!淕ったら昨日の帰り…」
「俺は、『淕』じゃない」

⏰:08/08/26 01:06 📱:SH905i 🆔:fijO4rPk


#685 [みい]

「…え?」


柚の無理に作った笑顔が強張る。


「淕のほうがよかったか?」


あの時親父がこっちに連れてきたのも、

ガキの頃、お前に出会ったのも、

今、お前の目の前にいるのも。


全部、『淕』のほうが?

⏰:08/08/26 01:07 📱:SH905i 🆔:fijO4rPk


#686 [みい]

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更新すとっぷします

遅くなってしまって本当
すみませんでした..

こんなふがいない主です
が、読者様の感想がパワ
ーの源ですので、是非一
言お願いします..

>>1みい感想板
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⏰:08/08/26 01:13 📱:SH905i 🆔:fijO4rPk


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