・・悪魔なキミ・・
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#708 [みい]

前に蓮がおでこにキスしてくれたとき、実は起きていたのだということを。


私が説明するなり、蓮の顔がかあっと赤くなる。


「だから、そのお返し」


私がそう言うやいなや、蓮は私を勢いづけて自分の腕の中に収めた。


「…悪趣味だ、タヌキ寝入りなんて」

⏰:08/09/09 01:53 📱:SH905i 🆔:TKUnuITc


#709 [みい]

「蓮、照れてるの?」


あの蓮が、あんなに赤面するなんて思いもよらなかったから。


「…黙れ」


私の質問に答えないまま、蓮は腕に力を込めた。


「れ、蓮、苦しっ…!」


呼吸もできない程に強く抱きしめられる。

⏰:08/09/09 01:54 📱:SH905i 🆔:TKUnuITc


#710 [みい]

「俺を小馬鹿にした罰だ」


耳の後ろから聞こえる蓮の声。


馬鹿になんかしてないよ。ちょっとからかっただけ。


こんなこと声に出したら、何されるか分かったもんじゃないから死んでも言わないけどね。


私が好きなのは、あなただけよ。


蓮……。

⏰:08/09/09 01:55 📱:SH905i 🆔:TKUnuITc


#711 [みい]










・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
LastStory〜君のすべてを
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⏰:08/09/09 01:56 📱:SH905i 🆔:TKUnuITc


#712 [みい]

「ね!蓮は何の種目に出るの?」


蓮が退院してから1ヶ月以上経ち、季節もすっかり秋めいたこの頃。


私達の学校では、一年に一度の大イベントである「球技祭」が今週の土曜日に迫っているのです!


大のイベント好きの私としては、それはそれは楽しみで…楽しみな の に!


「ハア?球技祭なんてたりーの、俺が参加するわけねえじゃん」

⏰:08/09/09 01:57 📱:SH905i 🆔:TKUnuITc


#713 [みい]

「ぇえっ!?参加しないの!?クラス対抗なんだよ!?」
「だから何だよ」


何って…一人でも減ったらうちのクラスが不利じゃん!


「…蓮〜…」
「無理」


上目遣いおねだり作戦も失敗…。


くそう…と次の手を考えていると、

⏰:08/09/09 01:59 📱:SH905i 🆔:TKUnuITc


#714 [みい]

「染谷!お願いだからさ〜、バスケに来てよ!お前が来てくれたら絶対優勝間違いなし!」


とクラスメイトの柏木君が蓮に声を掛ける。


「…あー、悪い、俺その日は用事が」
「おっけいです!染谷蓮はバスケに参加ってことで!」


断りかけた蓮の言葉に声をかぶせると、柏木君は嬉しそうに目をきらきらと輝かせた。

⏰:08/09/09 02:00 📱:SH905i 🆔:TKUnuITc


#715 [みい]

「じゃ、染谷はバスケってことで!」
「うん!よろしくね!」


柏木君の背中を見送ったあと、後ろから寒気を感じる。


「お前…何勝手なことしてくれてんだ」


学校用の仮面が今にも音を立てて崩れんとばかりに、口元をひくつかせる蓮。


「え、いやあの…柏木君も喜んでたし…」

⏰:08/09/09 02:01 📱:SH905i 🆔:TKUnuITc


#716 [みい]

「…ったく、仕方ねーな」


ふうっ、と息を吐いて、蓮が呟く。


「出てくれるの!?」


そんな蓮とは正反対に、もはや小躍りしてしまいそうなくらい喜んでる私。


柏木君だって、「蓮が出れば優勝!」みたいなこと言ってたし…本気でうちのクラス、優勝できちゃうかも!

⏰:08/09/09 02:01 📱:SH905i 🆔:TKUnuITc


#717 [みい]

「…そのかわり、欲しいモンがある」
「欲しいもの?えっと…あの、そんな高くないものならどうにかならなくも、ない…かも…」


今月ピンチだからなあ〜…って、この男はこんなことで彼女に物をせびるんかい!


「てゆうかなんで私がっ…」


この流れのおかしさに気付き、反論しかけた私の耳元で蓮が言う。


「お前」

⏰:08/09/09 02:02 📱:SH905i 🆔:TKUnuITc


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