・・悪魔なキミ・・
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#711 [みい]










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LastStory〜君のすべてを
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⏰:08/09/09 01:56 📱:SH905i 🆔:TKUnuITc


#712 [みい]

「ね!蓮は何の種目に出るの?」


蓮が退院してから1ヶ月以上経ち、季節もすっかり秋めいたこの頃。


私達の学校では、一年に一度の大イベントである「球技祭」が今週の土曜日に迫っているのです!


大のイベント好きの私としては、それはそれは楽しみで…楽しみな の に!


「ハア?球技祭なんてたりーの、俺が参加するわけねえじゃん」

⏰:08/09/09 01:57 📱:SH905i 🆔:TKUnuITc


#713 [みい]

「ぇえっ!?参加しないの!?クラス対抗なんだよ!?」
「だから何だよ」


何って…一人でも減ったらうちのクラスが不利じゃん!


「…蓮〜…」
「無理」


上目遣いおねだり作戦も失敗…。


くそう…と次の手を考えていると、

⏰:08/09/09 01:59 📱:SH905i 🆔:TKUnuITc


#714 [みい]

「染谷!お願いだからさ〜、バスケに来てよ!お前が来てくれたら絶対優勝間違いなし!」


とクラスメイトの柏木君が蓮に声を掛ける。


「…あー、悪い、俺その日は用事が」
「おっけいです!染谷蓮はバスケに参加ってことで!」


断りかけた蓮の言葉に声をかぶせると、柏木君は嬉しそうに目をきらきらと輝かせた。

⏰:08/09/09 02:00 📱:SH905i 🆔:TKUnuITc


#715 [みい]

「じゃ、染谷はバスケってことで!」
「うん!よろしくね!」


柏木君の背中を見送ったあと、後ろから寒気を感じる。


「お前…何勝手なことしてくれてんだ」


学校用の仮面が今にも音を立てて崩れんとばかりに、口元をひくつかせる蓮。


「え、いやあの…柏木君も喜んでたし…」

⏰:08/09/09 02:01 📱:SH905i 🆔:TKUnuITc


#716 [みい]

「…ったく、仕方ねーな」


ふうっ、と息を吐いて、蓮が呟く。


「出てくれるの!?」


そんな蓮とは正反対に、もはや小躍りしてしまいそうなくらい喜んでる私。


柏木君だって、「蓮が出れば優勝!」みたいなこと言ってたし…本気でうちのクラス、優勝できちゃうかも!

⏰:08/09/09 02:01 📱:SH905i 🆔:TKUnuITc


#717 [みい]

「…そのかわり、欲しいモンがある」
「欲しいもの?えっと…あの、そんな高くないものならどうにかならなくも、ない…かも…」


今月ピンチだからなあ〜…って、この男はこんなことで彼女に物をせびるんかい!


「てゆうかなんで私がっ…」


この流れのおかしさに気付き、反論しかけた私の耳元で蓮が言う。


「お前」

⏰:08/09/09 02:02 📱:SH905i 🆔:TKUnuITc


#718 [みい]

「…へ?」
「柚のすべてが欲しい」





……ハィイ!?!?




「えっ、あの、すべて…というのはつまり…」
「うちのクラスが優勝したらの話にしてやる。これ決定事項」


…なっ、なんですとーっ!?

⏰:08/09/09 02:03 📱:SH905i 🆔:TKUnuITc


#719 [みい]

……………………………

というわけであって。


早瀬柚稀、悩みに悩んでいます。


だって…「すべて」って…!全部、ってことだよね…?


全部…。心も…カラダ、も?


ひょ、ひょぇえ〜!!!!無理!そんなあ…無理無理!

⏰:08/09/09 02:04 📱:SH905i 🆔:TKUnuITc


#720 [みい]

べっ、別に蓮とその…そうゆうコトするのが嫌ってわけじゃないよ?


…ないんだけど、なんか…まだ、怖いっていうか…。
だって私、何を隠そう…未体験ですし…。


そこまで考えた途端、フラッシュバックのように、蓮が入院していたときの一コマが思い出される。


蓮の身体を拭いてあげた時のことだ。

⏰:08/09/09 02:05 📱:SH905i 🆔:TKUnuITc


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