☆ヒカリ☆BLです
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#141 [YOU]
凛…
いつものように呼んでくれ、俺を…
病室を飛び出したかった。
まるで知らない奴を見るような目で俺を見ていた。
取り乱すな!落ち着け!自分に何度も言い聞かせた。
雪が居てくれなかったら、俺はどうなっていただろう…
:08/05/14 23:19
:F905i
:6Fi3PAX.
#142 [YOU]
凛は無邪気に話をしていた。
『兄妹っていいね』
『凛ちゃんはいたの?』
『雪!』
まずい!って顔をしたけど、遅かった。
さっきまで笑っていたのに、急に俯き、表情が暗くなった。
『僕は…いたの?』
:08/05/14 23:22
:F905i
:6Fi3PAX.
#143 [YOU]
頭をおさえだして、考えている。
思い出してほしい反面…
苦痛な姿を見ているのは辛い。
『凛、無理に思い出すな、ゆっくりでいい』
『…ロクさん』
ドキッとした…
:08/05/14 23:25
:F905i
:6Fi3PAX.
#144 [YOU]
そう簡単には記憶は戻らないだろう…
ゆっくりでいい…時間がいくらかかっても。
せっかく、また出会えたんだ。
『ロクさんは優しいね』
凛の顔を見ていたら、どんどん赤くなっていく。
:08/05/14 23:28
:F905i
:6Fi3PAX.
#145 [YOU]
こんな所は、全く変わってない…
自然と笑みがこぼれる。
何かが変わったらとしたら、6年経って…
凛は本当に綺麗になっていた。
くせ毛の髪は肩まで伸びていて、気のせいか少し痩せたかな?
:08/05/14 23:30
:F905i
:6Fi3PAX.
#146 [YOU]
でも、良かった…
あの笑顔は変わっていない。
―――凛?
お前に聞きたい事、話したい事が山ほどある。
どうして、お前の前から消えたか。
:08/05/14 23:33
:F905i
:6Fi3PAX.
#147 [YOU]
好きな奴は出来たか?
沢山…沢山話をしたいよ。
でも、記憶を失ってしまった今…
俺の事なんて、一握り程も覚えていないだろう…
凛…?俺達は、結ばれてはいけない運命なのか?
:08/05/14 23:36
:F905i
:6Fi3PAX.
#148 [YOU]
『お兄ちゃん!?』
雪に呼ばれて、我に返った。
『さっきから、どうしたの?』
『すまん』
『そろそろ帰ろ?』
凛に別れを告げ、帰ろうとした。
:08/05/14 23:38
:F905i
:6Fi3PAX.
#149 [YOU]
何かに引っ張られる感じがして、振り返ると、
スーツの裾を思い切り引っ張られていた。
『どうした?』
顔を真っ赤にした凛は、どもりながらも…
『あっ…明日も、会いに来てくれますか?』
と言われた。
:08/05/14 23:40
:F905i
:6Fi3PAX.
#150 [YOU]
なんか…俺まで照れてしまい、頬が熱かった。
凛の頭を撫でながら、明日も来る事を約束した。
帰り道で雪は嬉しそうに話し始めた。
『お兄ちゃん!良かったね、逢えて』
今回は本当に雪に感謝だ。
:08/05/14 23:43
:F905i
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