☆ヒカリ☆BLです
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#1 [YOU]
:08/05/07 23:42
:F905i
:9EiO.I8Y
#2 [YOU]
ロク…?
元気にしてる?
あれから…6年たつんだ
僕は、ずっと…ずっと…ロクを愛してるよ。
:08/05/07 23:44
:F905i
:9EiO.I8Y
#3 [YOU]
『いってらっしゃい、坊ちゃん』
『いってくる』
門の所で兄貴が送り出してくれる。
25歳になってもこんな事されて、正直恥ずかしい。
やめてとも言えないし…
:08/05/07 23:47
:F905i
:9EiO.I8Y
#4 [YOU]
大きなため息をつきながら空を見る。
『いい天気だなぁ』
僕は今、仕事場に向かっている。
仕事は、普通のサラリーマン…と言いたい所だが、父の持っている会社に強制的に入社させられたわけ。
我ながら…情けない。
:08/05/07 23:52
:F905i
:9EiO.I8Y
#5 [YOU]
スーツ着て、時間通りに帰って…
正直、つまんない。
こんな事…ロクが聞いたら、絶対に怒るよな。
ロクは…何の仕事してるんだろ。
僕の事…覚えてるかな?
:08/05/07 23:56
:F905i
:9EiO.I8Y
#6 [YOU]
結婚とか…してないかな。
カバンの中からパスケースを出して開く…
そこには…最愛の人が微笑んでいる。
『ロク』
ヤバい!泣きそうになってきた。
ダメだ!!強くなるんだ!!
:08/05/07 23:59
:F905i
:9EiO.I8Y
#7 [YOU]
泣かない!って約束した。
僕は、沖縄から帰ってきて少しは成長したはず。
ロクに逢っても恥ずかしくないように、洗濯、掃除、料理をきちんとしている。
一人暮らししたかったけど、なぜかみんなに止められた。
そんなに僕って頼りないのかな?と考え込んだほどだ…
:08/05/08 00:03
:F905i
:C1Pj5U2M
#8 [YOU]
『おはようございます』
会社に着いてみんなと挨拶を交わして席へ着く。
『大須賀さん、おはようございます』
僕に声を掛けてきたのは同期で入社した
小椋 涼-オグラ リョウ-
みんなは僕がヤクザの息子と知って敬遠するのに涼は親しくしてくれている。
:08/05/08 00:10
:F905i
:C1Pj5U2M
#9 [YOU]
涼は、少しだけロクに似ている…
でも!!ロクの方が100倍かっこいいけど!!
『大須賀さん?大丈夫?顔赤いけど』
『うるさいよ、朝から…触るな』
涼はスキンシップがやたら多い…
嫌いじゃないけど、たまにウザくなったりする。
:08/05/08 00:14
:F905i
:C1Pj5U2M
#10 [YOU]
僕の額に手を置いてきた。
『やだっ!!ヤメろ!』
『だって、顔赤いじゃん、気になりますよ』
『大丈夫だって!』
心配性な所、背丈もロクに似ている。
こいつのおかげで大分救われたりもした。
:08/05/08 00:18
:F905i
:C1Pj5U2M
#11 [YOU]
『はぁーい』
背中を丸めて叱られた子供のようにイスを移動して、自分のデスクに戻って行った。
なんか…疲れた。
仕事はきちんと こなさないと、僕は仕事を次々こなしていった。
『今日も終わったぁ』
:08/05/08 00:22
:F905i
:C1Pj5U2M
#12 [YOU]
デスクの椅子で思い切り背伸びをした…
ロク?今日も僕頑張れたよ。
早く…逢いたいよ…ロク
『りーん』
後ろから抱き締められた
『ギャァ!!!!』
:08/05/08 00:27
:F905i
:C1Pj5U2M
#13 [YOU]
驚きの余りに腰を抜かしそうだった…
振り返ると涼が爆笑していた。
むちゃくちゃ腹立つ…
僕は無視して帰りだした。
『凛!待ってくださいよ!!』
『気安く呼ぶな!』
:08/05/08 00:31
:F905i
:C1Pj5U2M
#14 [YOU]
:08/05/08 00:33
:F905i
:C1Pj5U2M
#15 [
]
:08/05/08 00:50
:F905i
:MxVaXLEM
#16 [YOU]
:08/05/08 12:48
:F905i
:C1Pj5U2M
#17 [YOU]
だいたい、なんでこいつに呼び捨てされないといけないんだ!?
本気で馴れ馴れしい…
『ちょっと、凛、待って下さいよ』
腕を掴まれて引っ張られた。
『んだよ!』
僕が睨んでもニコニコして余計にイラつく。
:08/05/08 22:53
:F905i
:C1Pj5U2M
#18 [YOU]
『食事行きません?』
『いかない』
僕は腕を振り払い即答した。
早足で歩いているのに、涼は後ろから着いてくる
今日は本気でしつこい…
誰かに迎え頼もうかな。
『一人で寂しく食事なんて可哀想でしょ?』
『別に…』
:08/05/08 22:57
:F905i
:C1Pj5U2M
#19 [YOU]
『凛?』
僕はついつい立ち止まってしまった…
まるで…ロクに呼ばれているような感じだった。
後ろに涼が立っていた。僕は振り向かずにたたずんでいた。
『明日…デートしませんか?』
前言撤回…こいつの事、本気で嫌いになりそう
:08/05/08 23:01
:F905i
:C1Pj5U2M
#20 [YOU]
僕は平静を保のに必死だった…
突き放せばいい…
こんな奴、僕にはロクしかいないんだ。
『お前…僕をおちょくってんのか?』
一度、目を見開いたが、すぐ元の顔に戻った。
『どうしてそう思うんですか?』
:08/05/08 23:32
:F905i
:C1Pj5U2M
#21 [YOU]
『大嫌い!!』
言ったぞ!!言ってやった!
僕はそのまま涼を無視して帰った。
涼との出会いは…1年前位だ。
たまたま、入社の時、隣にいたってだけ…
僕は独りに慣れていた。
ロクが居なくなってそれからずっと…独りだ。
:08/05/08 23:38
:F905i
:C1Pj5U2M
#22 [YOU]
誰かが…隣にいたら、僕はきっと…甘えてしまう。
きっと…その人が居ないとダメになりそうで、独りでいたのに。
あいつは僕の心の隙間にズカズカ入ってくる。
『嫌いだ…あんな奴』
ベッドでゴロゴロしながらため息をついた。
:08/05/08 23:41
:F905i
:C1Pj5U2M
#23 [YOU]
ちょっと…ひどく言い過ぎたかな?
謝りのメールした方がいいかな…
なに考えてんだ!なんであいつに謝らないといけないんだ!
『…ロクぅ、早く…逢いたいよ』
そうしないと…僕、誰かに寄りかかりそうだよ。
:08/05/08 23:46
:F905i
:C1Pj5U2M
#24 [YOU]
徠に聞いてみようかな…
絶対に居場所しってるよね?
ベッドから起き上がり徠に会いに行った。
ロクの特等席でやっぱりタバコを吸っていた。
『徠…』
『どうした?凛』
:08/05/08 23:50
:F905i
:C1Pj5U2M
#25 [YOU]
『お願いがある』
徠は無言で僕の顔を見ている。
『ロクの居場所教えて』
『………』
やっぱり…ダメだよね、でも、会いたい。
『徠?』
:08/05/08 23:53
:F905i
:C1Pj5U2M
#26 [YOU]
『ロクは…お前の近くにいる』
『えっ?』
それだけ言って、徠は部屋に戻って行った。
意外だった…
今までは一切教えてもくれなかったのに。
近くに住んでるって事?
僕は、上着だけ持って見つかるはずもないロクを探しに出た。
:08/05/08 23:56
:F905i
:C1Pj5U2M
#27 [YOU]
『坊ちゃん!!』
『すぐ帰る』
それだけ言って、僕は街へ出た。
もしかしたら!会えるかもしれない。
こんな時間に外に一人でいるのは心細い。
ロク…。ロク…。
僕はここにいるよ?見つけてよ!!
:08/05/09 00:04
:F905i
:uQDMyiz6
#28 [YOU]
『見つかるわけないかぁ…』
街にはカップルが楽しそうに見つめ合って話をしている…
今でも沖縄での出来事は昨日の事のように感じる。
『ロク…』
逢いたい…逢いたいよ…
やっぱり、僕は弱い人間だ…ロクみたいに強くは生きられない。
:08/05/09 00:08
:F905i
:uQDMyiz6
#29 [YOU]
泣かないって約束したのに…
自然と涙が溢れてきた。
ネオンがぼやけて…
『凛?』
―――ロク!?
振り返ると…涼がいた。
『どうしたんだよ!?なんで泣いてんの?』
:08/05/09 00:12
:F905i
:uQDMyiz6
#30 [YOU]
僕の前で一人焦っている、変な奴…
敬語だったり、敬語じゃなかったり、矛盾しまくってる。
会いたいのはこいつじゃないのに。
『大丈夫ですか?』
『目にゴミ入っただけだよ、いちいち触るな』
『凛?何かあったんですか』
:08/05/09 00:16
:F905i
:uQDMyiz6
#31 [YOU]
『ない、じゃあな』
それだけ言って帰りはじめた。
『送ります、乗って?』
『やだ』
こいつといるとペースが狂う!!
『こんな夜中に一人にはできません、襲われます』
:08/05/09 00:18
:F905i
:uQDMyiz6
#32 [YOU]
『だっ!誰がだよ!僕は男だぞ!気持ち悪い事言うな』
僕は涼を見上げる形で思い切り怒鳴った。
涼しげな顔して、なんでもお見通しみたいに笑って。
そんな目で俺を見るな!!
『この…強がり』
―――…えっ?
:08/05/09 00:22
:F905i
:uQDMyiz6
#33 [YOU]
『意地っ張り…』
『…なんだっ!?』
『泣きたい時は、泣きなさい!!』
やっぱ…こいつ嫌いだ。僕が弱くなっていくのが分かる。
『帰る』
:08/05/09 00:24
:F905i
:uQDMyiz6
#34 [YOU]
:08/05/09 00:25
:F905i
:uQDMyiz6
#35 [YOU]
『待てって!!』
『離せよ』
それでなくても独りで居たくないのに…
これ以上優しくされると…
ロク!!助けてよ!!
『何してる…凛』
どうして…ここに徠がいるんだ?
でも、助かった。
:08/05/10 03:19
:F905i
:NZW5aKVM
#36 [YOU]
『うちの坊ちゃんに何か用ですか?小椋さん』
涼が腕をやっと離してくれた、僕はすぐ徠の方へ走って行った。
『…いえ、失礼します』
徠に連れられて屋敷に戻った。
:08/05/10 03:21
:F905i
:NZW5aKVM
#37 [YOU]
部屋に戻ろうとしたら、呼ばれて部屋に通された。
そこは…
ロクが使っていた部屋…
今は、跡形もないけど、懐かしい。
掘りごたつに座り込み、徠が来るのを待った。
:08/05/10 03:24
:F905i
:NZW5aKVM
#38 [YOU]
『お前は…どうしてあんな無茶をするんだ?』
『だって…』
『まさか、まだロクを想っているのか?』
徠…何言ってるの?ロクを想ってるのか?ってなに。
:08/05/10 03:27
:F905i
:NZW5aKVM
#39 [YOU]
『当たり前だよ!僕は一生ロクが好きだよ!!』
思い切り怒鳴ってしまった。
だって、そうだろ?何が分かるんだよ…
何で一緒にいちゃいけないんだ、みんなして秘密にして…
そんなに僕らは逢ったらいけないの?
:08/05/10 03:30
:F905i
:NZW5aKVM
#40 [YOU]
『小椋 涼は、お前の何だ?』
――――…えっ?
徠の冷たい視線が突き刺さる…
そんな質問されるなんて思ってなかったから、まともに顔がみれない。
涼は…ただの同僚だ。
:08/05/10 03:32
:F905i
:NZW5aKVM
#41 [YOU]
それ以外、何も考えた事なんかない。
でも…本当に?
『ただの同僚だよ』
『あいつ、ロクに似てるよな』
『………』
:08/05/10 03:34
:F905i
:NZW5aKVM
#42 [YOU]
何も言い返せない自分に腹が立った。
どうして何も言えない…
『誰でもいんじゃないのか?お前は』
:08/05/10 03:35
:F905i
:NZW5aKVM
#43 [YOU]
:08/05/10 03:36
:F905i
:NZW5aKVM
#44 [YOU]
皆様にお知らせです

小椋 涼←漢字が似すぎてちょっと

なんで

小倉 涼に改めてさせてください

申し訳ありませんm(_ _)m
これからも☆ヒカリ☆よろしくお願いします


:08/05/10 11:56
:F905i
:NZW5aKVM
#45 [YOU]
一気に血が上って僕は徠を思い切り殴ってしまった。
『お前に何がわかる!!何も…知らないくせに!!』
僕は部屋を飛び出した。
どうしてこんなに腹が立つ?図星だから?
部屋に戻り、そこらにある物を全て投げた。
:08/05/10 15:24
:F905i
:NZW5aKVM
#46 [YOU]
『くそっ!!泣き虫!』
自分に腹が立って、壁を何度も殴った。
『…痛い…ウッ…ロク』
ベッドに倒れ込み声を出さずに泣く事しか僕にはできない…
『ロクぅ…』
:08/05/10 15:28
:F905i
:NZW5aKVM
#47 [YOU]
どうして…こんな時にもあいつの顔が浮かぶんだよ…
『坊ちゃん、坊ちゃん』
『ん〜…何?』
:08/05/10 15:32
:F905i
:NZW5aKVM
#48 [YOU]
『お友達がいらしてますよ』
友達?僕に友達なんかいたっけ?
目を擦りながら体を起こし、しばらく考えてみる…
昨日、あのまま眠ったんだ。
『んで、誰?』
:08/05/10 15:34
:F905i
:NZW5aKVM
#49 [YOU]
『小倉さんとかおっしゃる方で』
『はっ!?』
何で!?涼が来てるの?
完璧にパニックな僕は着替えて玄関へ向かった。
『おはようございます、凛』
:08/05/10 15:36
:F905i
:NZW5aKVM
#50 [YOU]
『何で居るんだ?』
『だって、昨日誘ったでしょ?デート』
デートって言葉を耳元で囁いてきた。
『なっ!帰れよ』
こんな所、徠に見つかったら、また誤解されちゃうよ!!
:08/05/10 15:39
:F905i
:NZW5aKVM
#51 [YOU]
『どうしてですか?ドライブ行きましょうよ』
『いかない、帰れ』
休みの日ぐらい、何も考えずにいさせてくれよ。
『行ってこいよ』
:08/05/10 15:41
:F905i
:NZW5aKVM
#52 [YOU]
振り向かなくても誰だか分かった…
最悪だ、また徠に見つかった。
タイミングがいいやら悪いやらだ。
『じゃ、お借りします。』
『徠!お前!!』
:08/05/10 15:43
:F905i
:NZW5aKVM
#53 [YOU]
タバコをくわえたまま冷たい視線で僕を見続けていた…
僕は、車に乗せられ、屋敷を離れた…
『兄貴、いんですか?坊ちゃん』
煙を吐きながら、部下をみた。
:08/05/10 15:45
:F905i
:NZW5aKVM
#54 [YOU]
『いんだ、あれであいつになびけば…凛もしょせんそんな男って事だ』
『………』
一体…どれぐらいの時間、車に乗ってんだろう。
:08/05/10 15:47
:F905i
:NZW5aKVM
#55 [YOU]
あ〜…財布も携帯も何も持ってきてない。
面倒くさいなぁ…
涼とは車に乗って一言も話してない。
まぁ、話しかけてこないし、どうでもいい…
色々考えるの面倒になってきたし。
なんで、僕ばかりこんな思いしないといけないんだろう…
:08/05/10 15:50
:F905i
:NZW5aKVM
#56 [YOU]
『お腹、空きません?』
『全然…』
最初に交わした言葉がこれ?笑える。
車はまだ走り続けてるし、どこまで行くんだろ。
なんか…眠くなってきた
『……ん?』
:08/05/10 15:52
:F905i
:NZW5aKVM
#57 [YOU]
…誰かが呼んでる。
『凛?』
―――ロク!?
目を開けると、涼だった。
眉間にシワが入るのが自分でも分かるぐらいだ。
それでも涼は…微笑み続ける。
:08/05/10 15:54
:F905i
:NZW5aKVM
#58 [YOU]
ロクと違う所と言えば…
涼はよく笑う…みんなに優しい。
ロクは…僕だけに優しかった。
何考えてんだ?
今、2人を比べてなかった!?
最低だ…
:08/05/10 15:57
:F905i
:NZW5aKVM
#59 [YOU]
『どうしました?具合悪いですか?』
『…大丈夫』
徠の言った通りなのかもしれない、僕は誰でもいいの?
違う…僕にはロクしかいないんだ。
ロクじゃないとダメなんだ。
気分悪い…
:08/05/10 16:01
:F905i
:NZW5aKVM
#60 [YOU]
『凛、大丈夫じゃないでしょ?とりあえず停めますね』
僕は頷く事しか出来なかった。
ベンチに座らされ、甲斐甲斐しく世話をしてくれた。
『……ゴメン』
『何がですか?気にしないで下さい』
:08/05/10 16:03
:F905i
:NZW5aKVM
#61 [YOU]
大きなため息をついて、ベンチに横になった。
風が冷たくて気持ちいい、25歳にもなって、なんでこんなに病弱なんだろう…
フワッと頭が軽くなったて、タオルを頭から外すと、真上に涼の顔があった…
『何!?』
:08/05/10 16:06
:F905i
:NZW5aKVM
#62 [YOU]
『ひざ枕』
嬉しそうに笑ってる。
今は反論する力がない、気持ちよく甘えておこうかな…
しばらく横になっていたら疑問が浮上した。
頭で考える前に、口にでてしまった。
:08/05/11 00:23
:F905i
:FZ1z7w96
#63 [YOU]
『お前って…男が好きなの?』
タオルを置いたままだから、涼の表情が分からない…
多分、動揺なんてしてないと思うけど…
『俺は、男が好きなんじゃなくて…』
『ん〜何?』
:08/05/11 00:25
:F905i
:FZ1z7w96
#64 [YOU]
珍しく歯切れが悪い…
どうしたのかと思い、タオルを取って顔を見てみると、顔が真っ赤だ…
あっ…目が合った。
『凛が好きです』
『………はい?』
:08/05/11 00:27
:F905i
:FZ1z7w96
#65 [YOU]
何言ってんの?この人…
頭おかしくなったんじゃない?
『好きです』
僕はゆっくり起き上がり涼の顔を見た。
いつも余裕な顔してるくせに…
なんて情けない顔して。
:08/05/11 00:29
:F905i
:FZ1z7w96
#66 [YOU]
『ありがとう…でも』
『好きな人がいる…でしょ?』
『何で、知ってるの?』
誰にも話した事ないのに、知らない間に僕が話したのかな?
『好きな人の事なら、なんでも分かります』
『……』
:08/05/11 00:32
:F905i
:FZ1z7w96
#67 [YOU]
気持ちは嬉しい…
でも、応えてあげる事はできない。
僕には、心から愛する人がいるもん…
『ごめん』
涼は空を見ながら、笑っていた。
その横顔が…今にも泣き出しそうで苦しかった。
『んじゃ、食事行きましょう、見せたい物あるから急ぎますよ』
:08/05/11 00:36
:F905i
:FZ1z7w96
#68 [YOU]
『見せたい物?』
『秘密です』
軽くウィンクして、ベンチから立ち上がり大きく背伸びをしていた。
食事をしたり、話をしているとあっという間に夕方だった。
涼に告白されてから、なんか…気分が楽になって話が弾んだ。
:08/05/11 00:39
:F905i
:FZ1z7w96
#69 [YOU]
お腹も満たされ、車に乗り込み目的地へ急いだ。
『どこ行くの?』
『だから、秘密です!飛ばしますよ』
山道へどんどん入って行く…
もしかして…僕、捨てて帰る気かな!?
:08/05/11 00:42
:F905i
:FZ1z7w96
#70 [YOU]
こんな所に取り残されたら、帰れない…
涼はスピードを緩める気配はなく、高台に登っていった。
どうやら、到着したみたいだ。
『凛!早く行きましょう』
涼に腕を引っ張られ、駐車場から少し離れた場所へ着いた。
:08/05/11 00:44
:F905i
:FZ1z7w96
#71 [YOU]
そこには、都心とはかけ離れた空間だった。
『すごい…』
空がオレンジ色に染まって、海に夕日が沈んでいってる…
まるで…沖縄で見た景色みたいだ。
僕は、心の中で何度も同じ言葉を繰り返した。
:08/05/11 00:48
:F905i
:FZ1z7w96
#72 [YOU]
どうか…ロクに早く出逢えますようにと。
あまりにも景色が似すぎていて、感極まり涙がにじんできた。
『ロク』
囁くように僕は、呟いた。
『凛の想い人ですか?』
:08/05/11 00:51
:F905i
:FZ1z7w96
#73 [YOU]
皆様こんばんはm(_ _)m
今日もお付き合いありがとうです


感想、よろしくお願いします


:08/05/11 00:52
:F905i
:FZ1z7w96
#74 [YOU]
『…うん』
なんだか複雑な心境になった…
告白されたばかりだし、涼に悪い気がした。
涼は優しい眼差しをしていた。
『でも、諦めませんからね』
『はぁ?』
:08/05/11 22:15
:F905i
:FZ1z7w96
#75 [YOU]
『一歩も引きませんからね』
と、言った次の瞬間、思い切り抱きしめられていた。
あまりにもいきなりすぎて、何も抵抗出来なかった…
涼の胸は…温かくて…
って!!何、浸ってんだ?僕は!
:08/05/11 22:22
:F905i
:FZ1z7w96
#76 [YOU]
『離せ!!』
あっさりと離してくれた。涼はお腹を抱えて笑ってる…
『大人しいから、俺に乗りかえてくれたのかと思った』
『誰が…乗りかえるか!!』
胸を肘で小突いた。
あなどれない…少しでも気を許したら、またつけ込まれる…
:08/05/11 22:26
:F905i
:FZ1z7w96
#77 [YOU]
お互い無言のまま、夕日が沈むまで見ていた。
『冷えてきたし、帰りましょうか』
『うん』
気がつけば丸一日、涼といた…
『凛の好きな人は…優しいですか?』
僕は驚いて運転席を見た。
:08/05/11 22:57
:F905i
:FZ1z7w96
#78 [YOU]
何を言い出すかと思ったら…
車の中じゃなかったら、すぐに逃げ出したい質問だよ。
『なんで、そんな事聞くの?』
真っ直ぐ前を向いて、話だした。
『俺の好きな人が、傷ついてほしくないだけですよ』
僕の頬が熱くなる感覚を覚えた。
:08/05/11 23:04
:F905i
:FZ1z7w96
#79 [YOU]
やっぱり…ロクに似てるのかな?
涼の優しさが、今の僕の心に染み渡るのがわかる。
誰かに、こんなに構ってもらうのは、ロクと離れて初めてだし…
寂しくないって言ったら、嘘になる。
ロクに抱きしめて欲しい、でも…隣にいるのはロクではない。
:08/05/11 23:10
:F905i
:FZ1z7w96
#80 [YOU]
―――…涼だ。
『大丈夫、ありがとう』
『どう致しまして』
ブレーキ音が聞こえたので外を見てみると、屋敷に着いていた。
ボーっとしてたから、全く気づかなかった…
今日は、いろんな意味、疲れたけど楽しかったな…
:08/05/11 23:14
:F905i
:FZ1z7w96
#81 [YOU]
『ありがとう、楽しかった』
車から降りて、運転席に回り挨拶をした。
手招きをされたので、顔を近付けてみると…
『また、デートしましょうね』
と同時に頬にキスをされた。
『絶対行かない!!』
それだけ言って振り返る事なく、屋敷に入っていった。
:08/05/11 23:21
:F905i
:FZ1z7w96
#82 [YOU]
皆様こんばんはm(_ _)m
少ししか更新できず

すみません

感想お願いします


:08/05/11 23:22
:F905i
:FZ1z7w96
#83 [YOU]
部屋に入り一息ついた…
静かすぎて、嫌だ。
やっぱり、涼といたら自分が弱くなる…
誰かに、抱き締めて欲しい…
温もりを求めたら、駄目かな…
ロク以外の人は好きになれない。
けど…
コンコンとノック音が聞こえた。
:08/05/12 12:05
:F905i
:kOvTjvVM
#84 [YOU]
『坊ちゃん?兄貴がお呼びです』
『わかった』
僕は…今、何を考えていたんだろう。
ダメだダメ!!ロクに逢うまで頑張るって決めただろ!?
自分に気合いを入れて、徠の元へ向かった。
『入るよ』
:08/05/12 12:08
:F905i
:kOvTjvVM
#85 [YOU]
部屋に入ると、知らない女性2人がいた…
一人は沖縄で会った事ある人、もう一人は…どこかで見た?
誰だっけ??
『座れよ』
警戒心丸出しの僕はドアの近くに座った。
『紹介する、香澄と雪だ』
:08/05/12 12:22
:F905i
:kOvTjvVM
#86 [YOU]
『どうも…大須賀 凛です』
なんで徠はこの2人を僕に紹介したのか全く分からなかった。
『二度目ね、会うのは』
香澄さんがにこやかに話掛けてくる。
愛想笑いもできない僕は、ただ、うなずく事しかできなかった。
徠はまだ話続ける…部屋に戻りたいんだけど。
:08/05/12 12:25
:F905i
:kOvTjvVM
#87 [YOU]
『こいつは…ロクの妹の雪だ』
――――!?
今、なんて言った!?
ロクの妹??
『凛ちゃん、2回目だね私達も』
『どこで?』
『プリクラ撮った時!』
記憶を戻して必死に考えた…
そういえば、そんな事もあったよーな。
:08/05/12 12:28
:F905i
:kOvTjvVM
#88 [YOU]
笑った顔がロクに…似てる。
ロクの妹…じゃあ、ロクと一緒に住んでたりするのかな!?
聞きたい…でも、徠も香澄さんもいるし、聞けない。
『雪に聞きたい事あるんじゃないか?』
徠にはすべてお見通しだった。
ムカつく!!けど、当たりだ。
:08/05/12 12:33
:F905i
:kOvTjvVM
#89 [YOU]
『聞きたい事?』
雪ちゃんは知らないのかな?ロクに何も聞いてないんだろうか…
雪ちゃんを僕の部屋に連れて行き、座らせた。
僕が座った瞬間…
『お兄ちゃんの事?』
カァーっと顔が熱くなった。
『知ってんの!?』
:08/05/12 17:07
:F905i
:kOvTjvVM
#90 [YOU]
雪ちゃんはニコッと笑い、テーブルにひじを置き、手に顔を乗せてまっすぐこっちを見た。
『…別に、知りたくないよ』
『嘘だ、何が知りたいの?』
居場所がしりたい、彼女はいるの?僕の事…まだ覚えてくれてる?
言えないよ…
:08/05/12 17:23
:F905i
:kOvTjvVM
#91 [YOU]
僕の前から居なくなったのは…
理由があるんだもんな…
嫌いになったからかもしれないし。
『本当に聞きたくないの?』
『一緒に住んでるの?』
『そうだよ』
聞きたい…全てを教えてほしい。
:08/05/12 17:27
:F905i
:kOvTjvVM
#92 [我輩は匿名である]
頑張れ


:08/05/12 17:33
:P905i
:UC3lTNww
#93 [YOU]
雪ちゃんに聞きたいけど、ロク本人からじゃないと…
今、いきなり会いにいったって、迷惑かもしれないし…
『お兄ちゃんの言う通りだね』
そう言って、クスクス笑ってる。
言う通りって、何?
『…ロクは、元気?』
:08/05/12 17:36
:F905i
:kOvTjvVM
#94 [YOU]
これが僕の精一杯の質問だった…
『お兄ちゃんには、凛ちゃんの事、秘密にしておくから…』
『うん、ありがとう』
僕から見つける…
そう、自分に約束したんだ。
『仲良くしようね、何かあったら相談のるから』
:08/05/12 17:42
:F905i
:kOvTjvVM
#95 [YOU]
『ありがとう』
『さっきから、ありがとうばっかりじゃん』
バシッと肩を叩かれた。
ロクとは違う…雪ちゃんはよく笑って、可愛い。
なんだか、仲良くなれそうな気がしてきた。
:08/05/12 17:48
:F905i
:kOvTjvVM
#96 [YOU]
:08/05/12 18:03
:F905i
:kOvTjvVM
#97 [YOU]
2人で話が盛り上がり、お互いに番号の交換をした…
『雪、そろそろ帰ろ?』
香澄さんに呼ばれて、雪は帰って行った。
しばらくしてメールがきていた。
【応援するから頑張って】
と…なんか味方ができたみたいで、すごく嬉しかった。
:08/05/12 18:46
:F905i
:kOvTjvVM
#98 [YOU]
徠に感謝だな…
明日から、また頑張ろ、
『ロク、おやすみ』
パスケースの写真に挨拶をして、僕は眠りについた。
毎日は慌ただしく過ぎていく…
ロクを仕事帰りに探し出してもう3ヶ月もたとうとしていた。
:08/05/12 18:53
:F905i
:kOvTjvVM
#99 [YOU]
収穫は全くない。
我ながら笑いが出てしまう程だ…
でも、必ず見つけて見せる!!
雪ちゃんとも相変わらず仲良くしている。
でも、気を使ってかロクの話はしてこない。
『凛?』
振り返ると涼がいた。
『お疲れ様、どうしたの?』
:08/05/12 18:56
:F905i
:kOvTjvVM
#100 [YOU]
『最近、毎日ここに来てるでしょ?』
僕は毎日、同じカフェに来て、大通りが見える席に座っていた。
『ばれてた?』
『何か探してるんですか?』
『別に、ここのカフェがお気に入りなだけ』
涼は何も言ってこない、多分…何も言えないんだろう。
:08/05/12 19:00
:F905i
:kOvTjvVM
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