☆ヒカリ☆BLです
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#101 [YOU]
涼は相変わらず何かにつけて告白してくる…



何度も断っている、でも、負けずに僕に絡んでくる。


友人としては最高だけど…


正直、最近の悩みの種でもあったりする。

友達として、涼には幸せになってほしい。




どうしたものだろう…

⏰:08/05/12 20:01 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#102 [YOU]
送ってもらうために駐車場へ2人で歩いていた。


ふと、道路の方を見ると、子供に目がいった…



危ないなぁ、親はどこにいるんだ?


周りを見渡しても親らしき人物がいない…




『どうしました?』


涼の声も聞こえていたけど、それより子供に神経がいって…

⏰:08/05/12 20:58 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#103 [YOU]
危ない…



言葉にするより、体が先に動いていた。




『凛!?』


車が行き交う道路に子供が飛び出した。



『そっちは駄目だ!!』

無我夢中でその子の元まで走った。



『危ない!!凛━━!!』

⏰:08/05/12 21:02 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#104 [YOU]
━━━ドン!!



最後に聞いた声は…

子供の…泣き声と、涼の声…




あぁ…ロクに逢えないまま、僕は死んじゃうのかなぁ…



体が…痛い…



ごめんね…ロク…

⏰:08/05/12 21:08 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#105 [YOU]
―――ロクside――――

凛と離れて6年…



同じ街に住んでいても一度も逢った事がない。



これが俺達の運命なのかもな…

そう考えていたらフッと笑いが出てきた。




『お兄ちゃん、何笑ってるの?』

⏰:08/05/12 23:55 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#106 [YOU]
隣にいるのは妹の雪、今日は2人で両親の墓参りに行った。



『思いだし笑い』




『うっそ!!キモイ』


『キモイとは何だ』




俺たちは、この6年間で家族の絆を深めた。

⏰:08/05/12 23:58 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#107 [YOU]
あれから、俺達は一緒に暮らしている。



雪は、看護学校を卒業して、ナースとして一生懸命頑張っている。


成長を見守るのが今の唯一の楽しみだ。

立派な人間になってほしい。




俺は…今、徠が紹介してくれたクラブのオーナーだ。

⏰:08/05/13 00:50 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#108 [YOU]
大須賀とは縁を切るとか言いながら、クラブの資金は六代目が出してくれた。



今は都心に3店舗ほど拡大できた。


ある程度収入も安定したし…

余裕もできた。




あとは…


『りんちゃーん』

⏰:08/05/13 00:54 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#109 [YOU]
振り返り周りを見渡した。



なんだ、子供か…。

名前を聞いただけでもまだ、こんなに反応してしまう俺は変か?


なんか、虚しいな…




買い物を済ませた俺達はマンションに戻った。

⏰:08/05/13 00:57 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#110 [YOU]
今日は店全体がオフだ。

年中無休なんて、従業員が無駄に疲れてしまう、それならばと、全店休みにした。




ソファに座り、愛犬コロンを膝で撫でながらテレビを観ていた。


『じゃあ、お兄ちゃん、行ってくる〜』



コロンを抱っこして、雪を玄関まで送りにいった。

⏰:08/05/13 01:01 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#111 [YOU]
今日は夜勤らしい…


『あっ、仕事終わったら彼の家に行くから、コロンよろしく!!』



頭を撫でながらコロンにキスをした。


『了解、気をつけていけよ』




『お兄ちゃんも、早く良い人見つけてよ!』



それだけ言って、雪は職場へ向かった。

⏰:08/05/13 01:05 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#112 [YOU]
良い人か…



『コロン、散歩行くぞ』

ワン!!

玄関へ向かっている時に…



プチン…パラパラ…と何かが切れて広がっていく。



凛から貰ったブレスレットが切れた…




『…なんで』

⏰:08/05/13 01:13 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#113 [YOU]
石を全部拾い、ケースの中に直した。




―――凛


まさか、何かあったか?


そう考えていると、コロンがリードを加えて待っていた。



『ごめん、行こうか…』

⏰:08/05/13 01:17 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#114 [YOU]
いつもの散歩コースを歩いていたら、


遠くの方で、パトカーや救急車の音が鳴り響いていた…



事故か…?





『今日は、騒がしいな』

自宅へ戻り、凛から貰ったブレスレットを見ていた。

⏰:08/05/13 01:20 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#115 [YOU]
何か胸騒ぎがする…



イヤな予感がする…


凛は大丈夫だろうか、何かあったのかもしれない。




俺は携帯を持って、徠に電話しようとした。


でも…

⏰:08/05/13 01:23 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#116 [YOU]
俺は…凛を捨てた人間だ。



今更、様子を聞いてどうする気だ?




『…未練がましい』


6年経った今でも…忘れられないなんて、


大の大人が…雪が聞いたら笑うぞ。

⏰:08/05/13 01:26 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#117 [YOU]
――――雪side――――

いつものように、勤務をこなしていた。



ナースステーションに座り、カルテを見ていた。


あくびしかでない…


夜勤はやっぱ、キツい…


『急患が入るよ!!』

⏰:08/05/13 01:29 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#118 [YOU]
その言葉で一気に目が覚めた。


『はい!!』



先輩ナースと一緒に救急の搬入口に走った。


この瞬間は、まだ馴れない、苦しんでる人を見るのは辛い…



一人でも助けたい気持ちは変わらない。



考え事をしていたら、救急車が到着した。

⏰:08/05/13 01:32 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#119 [YOU]
患者が下ろされてきて、隊員から現状を聞く。



『大須賀 凛、26歳、血液型はO型』



――…凛?

まさかと思い、足元から頭の方に走って行った。




『凛ちゃん!!』



ストレッチャーを移動しながら話かけた。

⏰:08/05/13 01:47 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#120 [YOU]
返答がない…


私は最悪の場合を考えてしまい、背筋がゾッとした。





『海堂さん、知り合い?』




『はい、大切な友人です』



凛ちゃんは、子供を助けるためにひかれたらしい…

⏰:08/05/13 01:50 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#121 [YOU]
勤務が終わり、着替え凛ちゃんの病室へ行った。


『良かった…』


ベッド脇の椅子に座り、安堵のため息をついた。


幸いなことに怪我は左腕の骨折…

あとは打撲…




でも…一番ひどい怪我がある。

⏰:08/05/13 01:53 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#122 [YOU]
━━━━記憶喪失━━━
さっきまで病室では、家族の人がひっきりなしに出入りしていた…



母らしき人は、泣き崩れて立てなかったらしい。



私の事はもちろん、家族の事、お兄ちゃんの事すら覚えていない…



どうしよう…

⏰:08/05/13 01:57 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#123 [YOU]
お兄ちゃんに連絡しようかな…




せっかく、凛ちゃんがここにいるのに。



もう、逢わせてあげようと思った。




2人が可哀想すぎる…


どうしてこんな目にばかり2人は合うの?


悲しくて泣けてきた。

⏰:08/05/13 02:00 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#124 [YOU]
皆様
ここまで読んでくれてありがとうございます

感想お願いしまし

⏰:08/05/13 02:01 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#125 [YOU]
担当は私がなった、婦長さんに友人と言ったら、

案外すんなりだった。




『凛ちゃん、検温だよ』


記憶を無くす前、私達は仲良かった。



記憶をなくした今でも、あっという間に仲良くなれた。


凛ちゃんは徠おじさんから新しい携帯を貰っていて、また番号を交換しあった。

⏰:08/05/13 23:10 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#126 [YOU]
あれから月日は経ったけど…



お兄ちゃんにはまだ知らせていない。


だって…記憶をなくしたなんて聞いたら、きっとショックを受けるよ…



でも、お兄ちゃんに逢ったら記憶が戻るかもしれない!!


淡い期待を胸に、連絡してみようと考えた。

⏰:08/05/13 23:12 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#127 [YOU]
本当に大丈夫かな…



お兄ちゃん、取り乱したりしないかな…


大丈夫だよ、今度こそは。



今日は月曜日だ、タイミングよく休みだし、電話してみよう。


検温を済ませた私は、人気のない場所に移動してお兄ちゃんに電話した。



【どうした?】

⏰:08/05/13 23:15 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#128 [YOU]
『お兄ちゃん?ナースキャップ忘れた』



【またか…相変わらずだな】



『お願いしてもいい?』

【わかった、すぐ行く】


ナースキャップなんて、替えはいくらでもある…

嘘ついた事は後悔だけど、今からお兄ちゃんの喜ぶ顔が見られるのが嬉しい。

⏰:08/05/13 23:18 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#129 [YOU]
だって、凛ちゃんと別れてすぐ、私達は一緒に暮らしだした…



お兄ちゃんは…無我夢中で働いてくれた。


私の学費、生活費まで全て出してくれた。


もう、幸せになってもいいよね?



凛ちゃんは記憶がないけど、きっと…お兄ちゃんを好きになる…


変な自信にしか過ぎないけど、そう思った。

⏰:08/05/13 23:21 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#130 [YOU]
お互い、あんなに強く愛し合っていたんだし、絶対…大丈夫!!



一時間位たったかな…

私は夜勤明けで、そのまま病室へ遊びに来ていた。


おっそいなぁ…何やってるんだろ。




ブツブツ言ってたら携帯が鳴った。


先輩からだった…

すごい男前が私を訪ねて来てるって…

⏰:08/05/13 23:26 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#131 [YOU]
お兄ちゃんだ…

ついつい吹き出してしまった。

先輩に兄を病室まで案内して貰うようにお願いした。



―――ロクside――――


雪の奴、病室まで持ってこさせるなんて…


最近、たるんでるんじゃないのか?



病室の前に立ち、2回ノックした。

⏰:08/05/13 23:30 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#132 [YOU]
『はい、どーぞ』



『失礼しま…す』


扉を開けて目に映ったものは…




――――…凛!!


俺は、夢を見ているのかと思った。


目の前には…



6年ぶりに見る、俺の宝物…

⏰:08/05/13 23:32 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#133 [YOU]
雪が、隣で何かを話している…


『お兄ちゃん、こっちおいでよ』



なぜ、凛は何も言ってこないんだ?

戸惑いを感じながらゆっくり近づいていく。




『はじめまして、大須賀 凛です』

⏰:08/05/13 23:36 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#134 [YOU]
凛が…



この世で一番、愛しい奴が…


『………』


『お兄ちゃん!!ちゃんと挨拶してよ』



俺は雪を見た。


お前…挨拶って?俺の事忘れてるとでも言うのか?

⏰:08/05/13 23:38 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#135 [YOU]
雪から出た言葉に、俺は愕然とした。




『彼…記憶がないの』




――嘘だろ…?


『はじめまして、海堂 ロクです』



『雪ちゃんのお兄さん?』

⏰:08/05/13 23:41 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#136 [YOU]
雪と凛は楽しそうに話している。



俺はいきなりの事で…


頭が真っ白になった。



無邪気に雪に向けられた笑顔…

⏰:08/05/13 23:43 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#137 [YOU]
皆様こんばんは

今日も読んでくれてありがとうございます


感想お待ちしています

⏰:08/05/13 23:44 📱:F905i 🆔:qzxWyvQY


#138 [みぃ]
ガンバです

⏰:08/05/14 22:59 📱:P905i 🆔:4xUhIp7w


#139 [YOU]
みぃさん

こんばんはアゲアゲありがとうございます

今から更新しますので、お付き合いくださいね

⏰:08/05/14 23:09 📱:F905i 🆔:6Fi3PAX.


#140 [YOU]
なんで記憶がなくなったんだ?



呆然と立ち尽くしている俺に話かけてきた。



『僕は、なんて呼んだらいい?』




『ロクでいいよ…』




『よろしくロクさん、雪ちゃんのお兄さんて格好いいね』

⏰:08/05/14 23:16 📱:F905i 🆔:6Fi3PAX.


#141 [YOU]
凛…


いつものように呼んでくれ、俺を…



病室を飛び出したかった。


まるで知らない奴を見るような目で俺を見ていた。



取り乱すな!落ち着け!自分に何度も言い聞かせた。


雪が居てくれなかったら、俺はどうなっていただろう…

⏰:08/05/14 23:19 📱:F905i 🆔:6Fi3PAX.


#142 [YOU]
凛は無邪気に話をしていた。



『兄妹っていいね』



『凛ちゃんはいたの?』

『雪!』


まずい!って顔をしたけど、遅かった。



さっきまで笑っていたのに、急に俯き、表情が暗くなった。


『僕は…いたの?』

⏰:08/05/14 23:22 📱:F905i 🆔:6Fi3PAX.


#143 [YOU]
頭をおさえだして、考えている。



思い出してほしい反面…

苦痛な姿を見ているのは辛い。



『凛、無理に思い出すな、ゆっくりでいい』




『…ロクさん』


ドキッとした…

⏰:08/05/14 23:25 📱:F905i 🆔:6Fi3PAX.


#144 [YOU]
そう簡単には記憶は戻らないだろう…



ゆっくりでいい…時間がいくらかかっても。




せっかく、また出会えたんだ。



『ロクさんは優しいね』

凛の顔を見ていたら、どんどん赤くなっていく。

⏰:08/05/14 23:28 📱:F905i 🆔:6Fi3PAX.


#145 [YOU]
こんな所は、全く変わってない…



自然と笑みがこぼれる。

何かが変わったらとしたら、6年経って…



凛は本当に綺麗になっていた。


くせ毛の髪は肩まで伸びていて、気のせいか少し痩せたかな?

⏰:08/05/14 23:30 📱:F905i 🆔:6Fi3PAX.


#146 [YOU]
でも、良かった…



あの笑顔は変わっていない。



―――凛?


お前に聞きたい事、話したい事が山ほどある。




どうして、お前の前から消えたか。

⏰:08/05/14 23:33 📱:F905i 🆔:6Fi3PAX.


#147 [YOU]
好きな奴は出来たか?



沢山…沢山話をしたいよ。


でも、記憶を失ってしまった今…



俺の事なんて、一握り程も覚えていないだろう…



凛…?俺達は、結ばれてはいけない運命なのか?

⏰:08/05/14 23:36 📱:F905i 🆔:6Fi3PAX.


#148 [YOU]
『お兄ちゃん!?』



雪に呼ばれて、我に返った。



『さっきから、どうしたの?』




『すまん』



『そろそろ帰ろ?』


凛に別れを告げ、帰ろうとした。

⏰:08/05/14 23:38 📱:F905i 🆔:6Fi3PAX.


#149 [YOU]
何かに引っ張られる感じがして、振り返ると、



スーツの裾を思い切り引っ張られていた。




『どうした?』


顔を真っ赤にした凛は、どもりながらも…



『あっ…明日も、会いに来てくれますか?』


と言われた。

⏰:08/05/14 23:40 📱:F905i 🆔:6Fi3PAX.


#150 [YOU]
なんか…俺まで照れてしまい、頬が熱かった。



凛の頭を撫でながら、明日も来る事を約束した。


帰り道で雪は嬉しそうに話し始めた。




『お兄ちゃん!良かったね、逢えて』


今回は本当に雪に感謝だ。

⏰:08/05/14 23:43 📱:F905i 🆔:6Fi3PAX.


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