☆ヒカリ☆BLです
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#101 [YOU]
涼は相変わらず何かにつけて告白してくる…
何度も断っている、でも、負けずに僕に絡んでくる。
友人としては最高だけど…
正直、最近の悩みの種でもあったりする。
友達として、涼には幸せになってほしい。
どうしたものだろう…
:08/05/12 20:01
:F905i
:kOvTjvVM
#102 [YOU]
送ってもらうために駐車場へ2人で歩いていた。
ふと、道路の方を見ると、子供に目がいった…
危ないなぁ、親はどこにいるんだ?
周りを見渡しても親らしき人物がいない…
『どうしました?』
涼の声も聞こえていたけど、それより子供に神経がいって…
:08/05/12 20:58
:F905i
:kOvTjvVM
#103 [YOU]
危ない…
言葉にするより、体が先に動いていた。
『凛!?』
車が行き交う道路に子供が飛び出した。
『そっちは駄目だ!!』
無我夢中でその子の元まで走った。
『危ない!!凛━━!!』
:08/05/12 21:02
:F905i
:kOvTjvVM
#104 [YOU]
━━━ドン!!
最後に聞いた声は…
子供の…泣き声と、涼の声…
あぁ…ロクに逢えないまま、僕は死んじゃうのかなぁ…
体が…痛い…
ごめんね…ロク…
:08/05/12 21:08
:F905i
:kOvTjvVM
#105 [YOU]
―――ロクside――――
凛と離れて6年…
同じ街に住んでいても一度も逢った事がない。
これが俺達の運命なのかもな…
そう考えていたらフッと笑いが出てきた。
『お兄ちゃん、何笑ってるの?』
:08/05/12 23:55
:F905i
:kOvTjvVM
#106 [YOU]
隣にいるのは妹の雪、今日は2人で両親の墓参りに行った。
『思いだし笑い』
『うっそ!!キモイ』
『キモイとは何だ』
俺たちは、この6年間で家族の絆を深めた。
:08/05/12 23:58
:F905i
:kOvTjvVM
#107 [YOU]
あれから、俺達は一緒に暮らしている。
雪は、看護学校を卒業して、ナースとして一生懸命頑張っている。
成長を見守るのが今の唯一の楽しみだ。
立派な人間になってほしい。
俺は…今、徠が紹介してくれたクラブのオーナーだ。
:08/05/13 00:50
:F905i
:qzxWyvQY
#108 [YOU]
大須賀とは縁を切るとか言いながら、クラブの資金は六代目が出してくれた。
今は都心に3店舗ほど拡大できた。
ある程度収入も安定したし…
余裕もできた。
あとは…
『りんちゃーん』
:08/05/13 00:54
:F905i
:qzxWyvQY
#109 [YOU]
振り返り周りを見渡した。
なんだ、子供か…。
名前を聞いただけでもまだ、こんなに反応してしまう俺は変か?
なんか、虚しいな…
買い物を済ませた俺達はマンションに戻った。
:08/05/13 00:57
:F905i
:qzxWyvQY
#110 [YOU]
今日は店全体がオフだ。
年中無休なんて、従業員が無駄に疲れてしまう、それならばと、全店休みにした。
ソファに座り、愛犬コロンを膝で撫でながらテレビを観ていた。
『じゃあ、お兄ちゃん、行ってくる〜』
コロンを抱っこして、雪を玄関まで送りにいった。
:08/05/13 01:01
:F905i
:qzxWyvQY
#111 [YOU]
今日は夜勤らしい…
『あっ、仕事終わったら彼の家に行くから、コロンよろしく!!』
頭を撫でながらコロンにキスをした。
『了解、気をつけていけよ』
『お兄ちゃんも、早く良い人見つけてよ!』
それだけ言って、雪は職場へ向かった。
:08/05/13 01:05
:F905i
:qzxWyvQY
#112 [YOU]
良い人か…
『コロン、散歩行くぞ』
ワン!!
玄関へ向かっている時に…
プチン…パラパラ…と何かが切れて広がっていく。
凛から貰ったブレスレットが切れた…
『…なんで』
:08/05/13 01:13
:F905i
:qzxWyvQY
#113 [YOU]
石を全部拾い、ケースの中に直した。
―――凛
まさか、何かあったか?
そう考えていると、コロンがリードを加えて待っていた。
『ごめん、行こうか…』
:08/05/13 01:17
:F905i
:qzxWyvQY
#114 [YOU]
いつもの散歩コースを歩いていたら、
遠くの方で、パトカーや救急車の音が鳴り響いていた…
事故か…?
『今日は、騒がしいな』
自宅へ戻り、凛から貰ったブレスレットを見ていた。
:08/05/13 01:20
:F905i
:qzxWyvQY
#115 [YOU]
何か胸騒ぎがする…
イヤな予感がする…
凛は大丈夫だろうか、何かあったのかもしれない。
俺は携帯を持って、徠に電話しようとした。
でも…
:08/05/13 01:23
:F905i
:qzxWyvQY
#116 [YOU]
俺は…凛を捨てた人間だ。
今更、様子を聞いてどうする気だ?
『…未練がましい』
6年経った今でも…忘れられないなんて、
大の大人が…雪が聞いたら笑うぞ。
:08/05/13 01:26
:F905i
:qzxWyvQY
#117 [YOU]
――――雪side――――
いつものように、勤務をこなしていた。
ナースステーションに座り、カルテを見ていた。
あくびしかでない…
夜勤はやっぱ、キツい…
『急患が入るよ!!』
:08/05/13 01:29
:F905i
:qzxWyvQY
#118 [YOU]
その言葉で一気に目が覚めた。
『はい!!』
先輩ナースと一緒に救急の搬入口に走った。
この瞬間は、まだ馴れない、苦しんでる人を見るのは辛い…
一人でも助けたい気持ちは変わらない。
考え事をしていたら、救急車が到着した。
:08/05/13 01:32
:F905i
:qzxWyvQY
#119 [YOU]
患者が下ろされてきて、隊員から現状を聞く。
『大須賀 凛、26歳、血液型はO型』
――…凛?
まさかと思い、足元から頭の方に走って行った。
『凛ちゃん!!』
ストレッチャーを移動しながら話かけた。
:08/05/13 01:47
:F905i
:qzxWyvQY
#120 [YOU]
返答がない…
私は最悪の場合を考えてしまい、背筋がゾッとした。
『海堂さん、知り合い?』
『はい、大切な友人です』
凛ちゃんは、子供を助けるためにひかれたらしい…
:08/05/13 01:50
:F905i
:qzxWyvQY
#121 [YOU]
勤務が終わり、着替え凛ちゃんの病室へ行った。
『良かった…』
ベッド脇の椅子に座り、安堵のため息をついた。
幸いなことに怪我は左腕の骨折…
あとは打撲…
でも…一番ひどい怪我がある。
:08/05/13 01:53
:F905i
:qzxWyvQY
#122 [YOU]
━━━━記憶喪失━━━
さっきまで病室では、家族の人がひっきりなしに出入りしていた…
母らしき人は、泣き崩れて立てなかったらしい。
私の事はもちろん、家族の事、お兄ちゃんの事すら覚えていない…
どうしよう…
:08/05/13 01:57
:F905i
:qzxWyvQY
#123 [YOU]
お兄ちゃんに連絡しようかな…
せっかく、凛ちゃんがここにいるのに。
もう、逢わせてあげようと思った。
2人が可哀想すぎる…
どうしてこんな目にばかり2人は合うの?
悲しくて泣けてきた。
:08/05/13 02:00
:F905i
:qzxWyvQY
#124 [YOU]
皆様

ここまで読んでくれてありがとうございます


感想お願いしまし

:08/05/13 02:01
:F905i
:qzxWyvQY
#125 [YOU]
担当は私がなった、婦長さんに友人と言ったら、
案外すんなりだった。
『凛ちゃん、検温だよ』
記憶を無くす前、私達は仲良かった。
記憶をなくした今でも、あっという間に仲良くなれた。
凛ちゃんは徠おじさんから新しい携帯を貰っていて、また番号を交換しあった。
:08/05/13 23:10
:F905i
:qzxWyvQY
#126 [YOU]
あれから月日は経ったけど…
お兄ちゃんにはまだ知らせていない。
だって…記憶をなくしたなんて聞いたら、きっとショックを受けるよ…
でも、お兄ちゃんに逢ったら記憶が戻るかもしれない!!
淡い期待を胸に、連絡してみようと考えた。
:08/05/13 23:12
:F905i
:qzxWyvQY
#127 [YOU]
本当に大丈夫かな…
お兄ちゃん、取り乱したりしないかな…
大丈夫だよ、今度こそは。
今日は月曜日だ、タイミングよく休みだし、電話してみよう。
検温を済ませた私は、人気のない場所に移動してお兄ちゃんに電話した。
【どうした?】
:08/05/13 23:15
:F905i
:qzxWyvQY
#128 [YOU]
『お兄ちゃん?ナースキャップ忘れた』
【またか…相変わらずだな】
『お願いしてもいい?』
【わかった、すぐ行く】
ナースキャップなんて、替えはいくらでもある…
嘘ついた事は後悔だけど、今からお兄ちゃんの喜ぶ顔が見られるのが嬉しい。
:08/05/13 23:18
:F905i
:qzxWyvQY
#129 [YOU]
だって、凛ちゃんと別れてすぐ、私達は一緒に暮らしだした…
お兄ちゃんは…無我夢中で働いてくれた。
私の学費、生活費まで全て出してくれた。
もう、幸せになってもいいよね?
凛ちゃんは記憶がないけど、きっと…お兄ちゃんを好きになる…
変な自信にしか過ぎないけど、そう思った。
:08/05/13 23:21
:F905i
:qzxWyvQY
#130 [YOU]
お互い、あんなに強く愛し合っていたんだし、絶対…大丈夫!!
一時間位たったかな…
私は夜勤明けで、そのまま病室へ遊びに来ていた。
おっそいなぁ…何やってるんだろ。
ブツブツ言ってたら携帯が鳴った。
先輩からだった…
すごい男前が私を訪ねて来てるって…
:08/05/13 23:26
:F905i
:qzxWyvQY
#131 [YOU]
お兄ちゃんだ…
ついつい吹き出してしまった。
先輩に兄を病室まで案内して貰うようにお願いした。
―――ロクside――――
雪の奴、病室まで持ってこさせるなんて…
最近、たるんでるんじゃないのか?
病室の前に立ち、2回ノックした。
:08/05/13 23:30
:F905i
:qzxWyvQY
#132 [YOU]
『はい、どーぞ』
『失礼しま…す』
扉を開けて目に映ったものは…
――――…凛!!
俺は、夢を見ているのかと思った。
目の前には…
6年ぶりに見る、俺の宝物…
:08/05/13 23:32
:F905i
:qzxWyvQY
#133 [YOU]
雪が、隣で何かを話している…
『お兄ちゃん、こっちおいでよ』
なぜ、凛は何も言ってこないんだ?
戸惑いを感じながらゆっくり近づいていく。
『はじめまして、大須賀 凛です』
:08/05/13 23:36
:F905i
:qzxWyvQY
#134 [YOU]
凛が…
この世で一番、愛しい奴が…
『………』
『お兄ちゃん!!ちゃんと挨拶してよ』
俺は雪を見た。
お前…挨拶って?俺の事忘れてるとでも言うのか?
:08/05/13 23:38
:F905i
:qzxWyvQY
#135 [YOU]
雪から出た言葉に、俺は愕然とした。
『彼…記憶がないの』
――嘘だろ…?
『はじめまして、海堂 ロクです』
『雪ちゃんのお兄さん?』
:08/05/13 23:41
:F905i
:qzxWyvQY
#136 [YOU]
雪と凛は楽しそうに話している。
俺はいきなりの事で…
頭が真っ白になった。
無邪気に雪に向けられた笑顔…
:08/05/13 23:43
:F905i
:qzxWyvQY
#137 [YOU]
:08/05/13 23:44
:F905i
:qzxWyvQY
#138 [みぃ]
ガンバです


:08/05/14 22:59
:P905i
:4xUhIp7w
#139 [YOU]
:08/05/14 23:09
:F905i
:6Fi3PAX.
#140 [YOU]
なんで記憶がなくなったんだ?
呆然と立ち尽くしている俺に話かけてきた。
『僕は、なんて呼んだらいい?』
『ロクでいいよ…』
『よろしくロクさん、雪ちゃんのお兄さんて格好いいね』
:08/05/14 23:16
:F905i
:6Fi3PAX.
#141 [YOU]
凛…
いつものように呼んでくれ、俺を…
病室を飛び出したかった。
まるで知らない奴を見るような目で俺を見ていた。
取り乱すな!落ち着け!自分に何度も言い聞かせた。
雪が居てくれなかったら、俺はどうなっていただろう…
:08/05/14 23:19
:F905i
:6Fi3PAX.
#142 [YOU]
凛は無邪気に話をしていた。
『兄妹っていいね』
『凛ちゃんはいたの?』
『雪!』
まずい!って顔をしたけど、遅かった。
さっきまで笑っていたのに、急に俯き、表情が暗くなった。
『僕は…いたの?』
:08/05/14 23:22
:F905i
:6Fi3PAX.
#143 [YOU]
頭をおさえだして、考えている。
思い出してほしい反面…
苦痛な姿を見ているのは辛い。
『凛、無理に思い出すな、ゆっくりでいい』
『…ロクさん』
ドキッとした…
:08/05/14 23:25
:F905i
:6Fi3PAX.
#144 [YOU]
そう簡単には記憶は戻らないだろう…
ゆっくりでいい…時間がいくらかかっても。
せっかく、また出会えたんだ。
『ロクさんは優しいね』
凛の顔を見ていたら、どんどん赤くなっていく。
:08/05/14 23:28
:F905i
:6Fi3PAX.
#145 [YOU]
こんな所は、全く変わってない…
自然と笑みがこぼれる。
何かが変わったらとしたら、6年経って…
凛は本当に綺麗になっていた。
くせ毛の髪は肩まで伸びていて、気のせいか少し痩せたかな?
:08/05/14 23:30
:F905i
:6Fi3PAX.
#146 [YOU]
でも、良かった…
あの笑顔は変わっていない。
―――凛?
お前に聞きたい事、話したい事が山ほどある。
どうして、お前の前から消えたか。
:08/05/14 23:33
:F905i
:6Fi3PAX.
#147 [YOU]
好きな奴は出来たか?
沢山…沢山話をしたいよ。
でも、記憶を失ってしまった今…
俺の事なんて、一握り程も覚えていないだろう…
凛…?俺達は、結ばれてはいけない運命なのか?
:08/05/14 23:36
:F905i
:6Fi3PAX.
#148 [YOU]
『お兄ちゃん!?』
雪に呼ばれて、我に返った。
『さっきから、どうしたの?』
『すまん』
『そろそろ帰ろ?』
凛に別れを告げ、帰ろうとした。
:08/05/14 23:38
:F905i
:6Fi3PAX.
#149 [YOU]
何かに引っ張られる感じがして、振り返ると、
スーツの裾を思い切り引っ張られていた。
『どうした?』
顔を真っ赤にした凛は、どもりながらも…
『あっ…明日も、会いに来てくれますか?』
と言われた。
:08/05/14 23:40
:F905i
:6Fi3PAX.
#150 [YOU]
なんか…俺まで照れてしまい、頬が熱かった。
凛の頭を撫でながら、明日も来る事を約束した。
帰り道で雪は嬉しそうに話し始めた。
『お兄ちゃん!良かったね、逢えて』
今回は本当に雪に感謝だ。
:08/05/14 23:43
:F905i
:6Fi3PAX.
#151 [YOU]
:08/05/14 23:44
:F905i
:6Fi3PAX.
#152 [YOU]
やっと、逢えた…
『ありがとう、雪』
『記憶は、絶対に戻るよ!大丈夫だって!!』
でも…一つ気がかりな事がある。
大須賀の人間はなぜ、誰一人と見舞いにこない。
:08/05/15 23:26
:F905i
:EFtaUy7o
#153 [YOU]
母も…六代目も…。
俺が居なくなった6年間で何かあったのか?
今晩、徠に電話してみようか…
だが…俺が出る幕じゃないような気がする。
自室に戻って、ちぎれたブレスレットを見ていた。
:08/05/15 23:30
:F905i
:EFtaUy7o
#154 [YOU]
『修理…出さないとな』
ベッドに横になり、天井を見ていた。
凛に逢ってしまった事で、今まで我慢していた気持ちが爆発しそうだった。
次の日の昼に…俺は凛に会いに行った。
:08/05/15 23:32
:F905i
:EFtaUy7o
#155 [YOU]
『ロクさん』
俺の顔を見て、明るい表情になった気がした。
ここまでは、何も変わらない…
ただ…記憶がなくなっただけだ。
『元気そうだな』
『うん!元気ハツラツだよ!』
:08/05/15 23:34
:F905i
:EFtaUy7o
#156 [YOU]
本当か?無理してないか?
顔に疲れの色が見えるのは気のせいだろうか…
『凛?家族の事、何か覚えてるか?』
『家族…?』
急に険しい顔になってしまった。
:08/05/15 23:36
:F905i
:EFtaUy7o
#157 [YOU]
『…分からない、けど』
続きを話し出そうとした時、ノック音が聞こえた。
病室に入って来たのは、徠だった。
『ロク…』
『徠!?』
:08/05/15 23:39
:F905i
:EFtaUy7o
#158 [YOU]
凛がつかさず話しかけてきた。
『えっ?2人共、知り合いなの?』
お互いの顔を見合わせて、嘘をつくのに必死だった。
考えた結果、雪の知り合いという事で片付いた。
屋上へ2人で上がり、久しぶりに話した。
:08/05/15 23:43
:F905i
:EFtaUy7o
#159 [YOU]
徠に、凛との再会の理由を話していた。
『驚いたな、そんな事があったのか…』
『俺もだよ、まさかこんな形で出逢えるなんて』
屋上の手すりにすがり、タバコを吸っていた。
:08/05/15 23:46
:F905i
:EFtaUy7o
#160 [YOU]
懐かしい…
こんな風にまた、徠と逢って、話ができるなんて…
『ロク…?』
徠の様子がおかしい、顔を見ると…
何かを言い出そうとしている。
『何?言ってみて』
:08/05/15 23:50
:F905i
:EFtaUy7o
#161 [YOU]
『凛に逢えて良かったんだよな?』
遠慮がちに聞いてきた。
俺は…徠に迷惑ばかりかけてきたんだ。
申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
でも…もう迷わない。
:08/05/15 23:52
:F905i
:EFtaUy7o
#162 [YOU]
凛を守る…それだけは誓える。
『うん、良かったんだよ』
あと、気になる事と言えば…大須賀家の事だ。
徠に聞いてみると、
六代目も兄貴達もみんな元気でやっているらしい。
:08/05/15 23:54
:F905i
:EFtaUy7o
#163 [みぃ]
:08/05/17 09:43
:P905i
:5zGoarOE
#164 [YOU]
:08/05/17 23:37
:F905i
:S8VJUvjA
#165 [YOU]
見舞いに来ない理由は、記憶をなくした凛を、
普通の生活に戻してやりたいと言う六代目の希望らしい…
六代目で、大須賀家が途絶えるのか?
それは余りにも…
『ほかに誰か跡目いるだろ?』
:08/05/18 00:26
:F905i
:omOghgPo
#166 [YOU]
『一応…候補は何人かでてる』
『誰?』
徠がもう一本火をつけた
まさか…
『徠なのか?』
こっちを向いて照れ臭そうに頷いた。
:08/05/18 00:29
:F905i
:omOghgPo
#167 [YOU]
『本当に…勘がするどいな』
それは俺も嬉しい…でも
『香澄さんは?』
『分かってくれてる』
この2人は、強い絆があるんだろうな…
凛や俺よりもっと辛いことを2人で乗り越えてきたんだろう…
:08/05/18 00:31
:F905i
:omOghgPo
#168 [YOU]
凛とも…この2人のように強く、結ばれたい。
『そろそろ戻るか』
『そうだね』
そういえば、凛を病室に置き去りにしたままだ。
『ただいま』
病室に雪がいた。
:08/05/18 00:33
:F905i
:omOghgPo
#169 [YOU]
『お兄ちゃん、どこ行ってたの?今2人で噂してたの』
『噂…?』
『雪ちゃん!?言うなよ?』
凛はなんか必死に雪の腕を引っ張ってる。
雪はニヤニヤして、凛にちょっかいを出してる。
:08/05/18 00:36
:F905i
:omOghgPo
#170 [YOU]
『いーじゃん、言っても、あのねぇ』
『ダッ…ダメー!!』
今までこんな大きい声聞いた事ないから、俺がびっくりした。
『こら、雪』
今にも泣き出しそうな顔してる。
:08/05/18 00:39
:F905i
:omOghgPo
#171 [YOU]
雪もSか?
やっぱり兄妹って、こんな所も似るのかな?
『凛ちゃん!!』
気づくと、病室に一人残されていた。
どこ行った?
脱走かよ?俺も必死に後を追いかけた。
:08/05/18 00:42
:F905i
:omOghgPo
#172 [YOU]
中庭にも居ない…
どこだ?凛の隠れそうな場所…
あいつ、意外と狭い所とか好きだったよな?
『お兄ちゃん!』
気づくと雪が息を切らせて隣にいた。
:08/05/18 00:44
:F905i
:omOghgPo
#173 [YOU]
『お兄ちゃん、どうしよう!帰って来なかったら』
『大丈夫、俺が見つけてみせる』
全く…大人になってかくれんぼかよ。
病院の中はとてつもなく広い、時計を見ると、もう夕方近い。
仕事にも行かないといけないし…
:08/05/18 00:47
:F905i
:omOghgPo
#174 [YOU]
階段を降りながら、景色を見ていた。
―――カタン…
ん?音がする方へ行ってみると、
『見つけた』
階段の裏側の荷物が置いてある狭い所。
:08/05/18 00:49
:F905i
:omOghgPo
#175 [YOU]
膝を抱えて、隅に座っていた。
『…ロク、ロクぅー!!』
俺に思い切り飛びついてきて、尻餅をついてしまった。
『もう大丈夫、もう泣くなよ』
こんな所に一人で怖かっただろう…
:08/05/18 00:52
:F905i
:omOghgPo
#176 [YOU]
こんなに震えて…
顔を両手で包み込み、涙を口で吸った。
額に…頬に…
『…ッ…ロクさん?』
ヤバい…暴走してしまった。
:08/05/18 00:55
:F905i
:omOghgPo
#177 [YOU]
涙で濡れた凛の目は驚きを隠せない表情だった。
『戻ろう、みんな心配してる』
『…うん』
病室に凛を連れて行き、俺は仕事に向かった。
なんか、今日はハードだ。
:08/05/18 00:57
:F905i
:omOghgPo
#178 [YOU]
でも、今日は表に出る事ないから、楽だな。
鏡の前に立ち、身なりを整えていたらノック音がした。
『オーナーお客様です』
『誰?』
『さぁ?年配の方です』
:08/05/18 00:59
:F905i
:omOghgPo
#179 [YOU]
皆さんこんばんは


今日は少ししか更新できずにすみません

感想、お待ちしています

:08/05/18 01:01
:F905i
:omOghgPo
#180 [
まゆゆ
]
:08/05/18 09:54
:F905i
:BXUkT4Eg
#181 [YOU]

まゆゆ

さん


ありがとうございます

今日も夜に更新しますので、待っていて下さいね

応援、本当に嬉しいです

:08/05/18 20:27
:F905i
:omOghgPo
#182 [YOU]
『わかった』
一体誰なんだ?
名刺ケースを持ち、表に向かった。
そこには6年前に別れた六代目の姿があった。
:08/05/18 23:35
:F905i
:omOghgPo
#183 [YOU]
『お久しぶりです、親父』
『元気そうだな、ロク』
六代目が俺を訪ねて来るなんて、どうゆう風の吹き回しだ?
すぐにVIPルームへ案内した。
『わざわざすみません、自分から出向けなくて』
:08/05/18 23:38
:F905i
:omOghgPo
#184 [YOU]
『気にするな、座れ』
やはり、親父はいつまでたっても偉大だった。
背筋が伸びる感覚を覚えた俺は、向かい合わせに座った。
何か用がない限り、親父が来るはずがない…
酒を作り、差し出した。
無言でグラスを持ち、一口飲んだ所で話はじめた。
:08/05/18 23:42
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#185 [YOU]
『凛と会ってるみたいだなぁ』
『…はい』
親父はタバコをはきなぎら、俺を静かに見てきた。
会うな…とでも言われるんだろうか。
しばらくの沈黙があった。
:08/05/18 23:44
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#186 [YOU]
親父の行動を静かに見守り、また静かに話し出す。
『凛を、お前の所で世話してくれないか?』
『えっ?』
親父の口からそんな言葉を聞くとは…
:08/05/18 23:46
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#187 [YOU]
俺は驚いて、すぐに返答できなかった。
『母は?』
親父の眉間にシワが刻まれた。
『あいつはいい、記憶をなくしてから、会いにも行っちゃいねぇ…』
吐き捨てるように、言った…
:08/05/18 23:49
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#188 [YOU]
母は…きっと、俺以上にショックを受けているはずだ。
凛を溺愛していたし…
『凛は…お前の側にいるのを望んでる』
『親父』
目の前にいる親父が急に力弱く見えた。
:08/05/18 23:51
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#189 [YOU]
こんなに親父は小さかったか?
6年の間で、急に老いたように見える。
親父もきっと、凛の記憶がなくなったのがショックなんだ…
そうだよ、実の息子に忘れられるなんて…
辛いことだ。
:08/05/18 23:53
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#190 [YOU]
俺の目の前に、白い封筒を出してきた。
『これで、頼む』
中を見ると、何冊かの銀行通帳と印鑑が入っていた。
『貰えません』
『ロク、受け取れ』
:08/05/18 23:55
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#191 [YOU]
:08/05/18 23:56
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#192 [YOU]
俺は親父に愛情を貰った…
もう、いいんだ。
今度は俺が、恩返しする番だ…
『俺は大丈夫です、凛を養う余裕はあります』
『お前…』
『今の俺があるのは、親父のおかげです、ありがとうございました』
:08/05/19 22:58
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#193 [YOU]
深々と頭を下げた。
なんて、礼を言って良いか…
凛を、託してくれるなんて…
久々の再会で緊張していたが、親父と色々な話ができて良かった。
親父を送り出した時には夜が明けていた。
:08/05/19 23:01
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#194 [YOU]
なんか…朝日の用に、俺の心も晴れ晴れとした気分になった。
今から…凛に逢いに行こう。
マンションに戻ると、コロンが待っていた。
今日はこいつも連れて行くか…
:08/05/19 23:03
:F905i
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#195 [YOU]
外の空気を吸わせてやろう。
そう言えば俺…24時間眠ってない。
でも、眠くない…元気だ
着替えを済ませて、コロンと病室に向かった。
雪に電話すると、面会時間が早過ぎると叱られた。
:08/05/19 23:05
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#196 [YOU]
ブツブツ言いながらも入れてくれた。
病室のドアを静かに開けると、スヤスヤ眠っている…
―――…??
涙のあと、寝てる時まで泣いてるのか?
そんな凛が愛しくなって、少し開いた唇に軽くキスをした。
:08/05/19 23:08
:F905i
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#197 [YOU]
早く記憶が戻って欲しい…
一から俺との思い出を作ろうか?と考えた事もある…
もし…凛がほかの奴を好きになったら。
俺はまた立ち直る事ができるか?
俺の考えと裏腹に、愛犬はベッドの中に潜り込んで行った。
:08/05/19 23:11
:F905i
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#198 [YOU]
あーぁ…起きる。
『ンッ…んー』
ヤバい!と思ったが、もうしばらく寝顔を見たくて静かに見守った。
病院内に犬を連れ込んだとバレたら本気で叱られるぞ…
俺は雪の立場を考えた結果…凛を起こすことにした。
:08/05/19 23:14
:F905i
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#199 [YOU]
『凛…こら、起きろ』
『ん〜、誰?』
目を擦りながらも、起きてくれた。
『おはよ…』
『ロクさん!!』
驚くのは当たり前だよな…まだ早いし。
:08/05/19 23:17
:F905i
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#200 [YOU]
『ちょっと、ごめん』
頭をベッドの中に突っ込み、潜り込んだ。
『やっ!ロクさん!?』
コロンを出さないと、凛を起こした意味がない。
こいつは…凛の足の間を陣取り、気持ちよさそうに眠ってる。
神経図太い奴だな。
:08/05/19 23:19
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