☆ヒカリ☆BLです
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#201 [YOU]
コロンを抱き上げ、凛の顔の前に見せた。
目を輝かせ、コロンを撫でる。
『ロクさんの犬!?』
『あぁ…凛は動物飼っていたか?』
しまった、地雷踏んだ。
『…………』
:08/05/19 23:28
:F905i
:195w98c6
#202 [YOU]
また、考え込ませるような質問してしまった。
『凛、外の空気吸いに行くか?』
表情が元に戻った。
『うん、行く!!』
雪に許可をもらい、早朝の庭を散歩した。
コロンは凛にえらくなついている。
:08/05/19 23:31
:F905i
:195w98c6
#203 [YOU]
――可愛い…。
働き出して、めっきり太陽に弱くなってしまった。
ベンチに座りタバコを吸い出した。
目の前には芝生の上で追いかけっこをしている、凛とコロンがいた。
そう言えば…
:08/05/19 23:33
:F905i
:195w98c6
#204 [YOU]
笑い声、久々に聞いたな。
俺、最近…笑った?
凛と離れて、腹の底から笑った記憶がない…
凛には笑顔でいてほしいと願ながら、自分が笑う事を忘れてる…
俺って…暗い奴だな。
:08/05/19 23:36
:F905i
:195w98c6
#205 [YOU]
ベンチの背もたれに思い切りすがり、空へ向けて煙をはく…
目を閉じて、笑い声を聞く。
そこに凛がいるという安心感が、嬉しい。
『ロークさん』
目を開けると、ドアップの凛がいた。
:08/05/19 23:39
:F905i
:195w98c6
#206 [YOU]
しばらく、俺達は何も言わずに見とれていた。
あぁ…この距離、キスできるな。
満面の笑みで俺を見つめてくる。
俺の邪な考えなんか全く知らないだろう。
『凛…キスしてい?』
:08/05/19 23:42
:F905i
:195w98c6
#207 [YOU]
皆さんこんばんは


今日も読んでくれて、ありがとうございます


感想

お待ちしています

:08/05/19 23:43
:F905i
:195w98c6
#208 [我輩は匿名である]
気になる


:08/05/20 04:49
:D705i
:FCd2BkN2
#209 [YOU]
我輩は匿名さん


おはようございます

応援嬉しいです


今日も更新しますので、お付き合いくださいね

:08/05/20 10:35
:F905i
:nsUbh05E
#210 [YOU]
『……!!』
記憶、戻ってたら今頃…キスしてただろうな。
顔、真っ赤だよ。
『嘘、ジョーダンだよ…そろそろ戻るか』
『…うん』
:08/05/21 01:04
:F905i
:LaKLrt0U
#211 [YOU]
病室に戻ると、徠が来ていた。
香澄さんのお手製弁当を差し入れしてくれて、3人で食べていたら、夜勤明けの雪が来た。
凛は、雪によくなついている。
俺に、もっとなついてくれたらいいのに…
:08/05/21 01:38
:F905i
:LaKLrt0U
#212 [YOU]
雪に嫉妬している俺も情けない。
徠に呼ばれて屋上へ上がった。凛は雪にまかせて…
重い扉を開けると、心地いい風が吹いていた。
大体の予想はついている、間違いなく凛の事だろう。
『凛の事?』
:08/05/21 01:41
:F905i
:LaKLrt0U
#213 [YOU]
徠が頷いた。
やっぱり合っていた、
『いつ…退院させようかと思ってな』
『…うん』
俺が凛の運命を背負っている…
雪にはまだ、話していない、今日でも話してみるか…
:08/05/21 01:43
:F905i
:LaKLrt0U
#214 [YOU]
――――雪side――――
病室に2人残された私は、凛ちゃんと恋の話になった。
『雪ちゃんは、今の彼と長いの?』
『うん』
凛ちゃんと恋の話をするのは好き。
なんか…とっても落ち着く。
:08/05/21 01:46
:F905i
:LaKLrt0U
#215 [YOU]
『幸せになってね』
本当に喜んでくれているのが分かるから…
上辺だけの言葉じゃないから…
凛ちゃんといるのは心地いい。
『凛ちゃんは、付き合ってる人いた?』
:08/05/21 01:47
:F905i
:LaKLrt0U
#216 [YOU]
また…余計な事聞いちゃったかも…
後悔しながら返答を待った。
ベッドの脇に座り、お互い目が合った。
『…わかんないや』
ニコニコ笑っていたけど、強がってる気がした。
:08/05/21 01:50
:F905i
:LaKLrt0U
#217 [YOU]
『凛ちゃん…』
やっぱり…
今にも泣き出しそうな顔をして。
記憶がなくなる…どれだけ辛いか、家族、友人…
愛していたお兄ちゃんの事まで忘れちゃうなんて。
『ロクさんは、付き合ってる人いるの?』
:08/05/21 01:52
:F905i
:LaKLrt0U
#218 [YOU]
皆様

こんばんは

更新遅くなりスミマセン


感想お待ちしています

:08/05/21 01:53
:F905i
:LaKLrt0U
#219 [さき]
:08/05/21 05:39
:SH902iS
:WRmAAoZw
#220 [YOU]
:08/05/21 20:18
:F905i
:LaKLrt0U
#221 [YOU]
『知りたい〜?』
あっ…顔が紅い。
私、いつからこんなSになっちゃったんだろう…
『雪ちゃん、意地悪だ』
思い切り怒ってるみたいだけど、可愛い…
お兄ちゃんが好きな理由が分かる気がする。
:08/05/21 22:32
:F905i
:LaKLrt0U
#222 [YOU]
いじめるのが楽しくなるような反応ばかり…
『本当に知りたくないの〜?』
『………』
思い切り睨んできてる。
また、脱走されても困るし…
『付き合ってる人は居ないけど…』
:08/05/21 22:38
:F905i
:LaKLrt0U
#223 [YOU]
『けど?』
『心の底から大切な人はいるよ』
『…大切な…人』
『自分の命と引き換えにしてもいい位、大切な人』
『……そっか』
:08/05/21 22:44
:F905i
:LaKLrt0U
#224 [YOU]
『凛ちゃん、お兄ちゃんが好き?』
動きを止めて私を見続ける…
瞬きすらしない、ショックを隠しきれないって表情がわかる。
大きな瞳からは涙が溢れていた。
私まで泣きたい気持ちになった。
:08/05/21 22:51
:F905i
:LaKLrt0U
#225 [YOU]
凛ちゃんは私の肩に寄りかかり、静かに泣いていた。
『分からない…』
『…………』
『好き…なのかな』
顔を上げて、涙を拭いて笑っていた。
その、表情が切なくて…涙が溢れそうだった。
:08/05/21 22:54
:F905i
:LaKLrt0U
#226 [YOU]
『嫌い?』
『どっちにしろ、駄目だ!!』
まだ、無理して笑う…
『どうして?』
笑っていた顔が、急に真顔になり、どんどん歪んでいく…
『だって!!そうだろ!?命より大切な人に、僕が勝てるわけないよ!!』
:08/05/21 22:58
:F905i
:LaKLrt0U
#227 [YOU]
立ち上がり、大きな声で訴えてきた。
それは貴方だって、言いたかった。
でも、言ってはいけないような気がした…
絶対、この2人は運命のヒカリの道が導いてくれるはずだから…
『大丈夫だよ』
:08/05/21 23:25
:F905i
:LaKLrt0U
#228 [YOU]
凛ちゃんをいつの間にか抱きしめていた。
だって…辛すぎるよ。
こんな時まで、独りで泣かせるなんて。
落ち着きをお互い取り戻し、さっきの話は2人だけの秘密と言う事にした。
――――ロクside―――
:08/05/21 23:28
:F905i
:LaKLrt0U
#229 [YOU]
自宅に帰り、雪にすべてを話した。
反対されるかと思いきや…
『ウソ!嬉しいー!私、凛ちゃん大好き、弟ができたみたい』
『おい、凛は年上だぞ』
なんだ?この喜びようは…
:08/05/21 23:31
:F905i
:LaKLrt0U
#230 [YOU]
『分かってるよ、お兄ちゃんだって嬉しいでしょ?』
そりゃ、嬉しいけど…
雪はさっそく空いている部屋を掃除し始めた。
ありがたいが、少し気が早いんじゃないのか?
まぁいい、俺は仕事に出掛けた。
:08/05/21 23:33
:F905i
:LaKLrt0U
#231 [YOU]
六代目が店に来てくれた日以来…
大須賀の兄貴達もよく利用してくれるようになった。
最近になってよく思う…
もっと、親孝行しておけば良かった。
それに、兄貴達にまた会えて本当に嬉しかった。
:08/05/21 23:37
:F905i
:LaKLrt0U
#232 [YOU]
昔に戻れたような気がした。
凛に逢いたいな…
無性に逢いに行きたくなった俺は、兄貴達を送り出し、店を店長にまかせて病院へ向かった。
今までの俺なら絶対にこんな事したりしない…
仕事を放り出して、好きな奴に逢いに行くなんて。
:08/05/21 23:40
:F905i
:LaKLrt0U
#233 [YOU]
:08/05/21 23:41
:F905i
:LaKLrt0U
#234 [YOU]
こんな深夜に会いに行って大丈夫か?
中に入る事できるんだろうか…とか悩んだが、どうにかなるだろう。
ナースステーションの前を静かに横切ろうとした。
『海堂さんのお兄さん?』
見つかった…
:08/05/22 23:47
:F905i
:EiXA/uL6
#235 [YOU]
『こんばんは』
この年になって、愛想笑いってやつを手に入れた。
接客業だから、嫌でも笑わないといけない時もある…
『どうしたんですか?こんな時間に』
理由がないと、やっぱまずいよな…
:08/05/22 23:49
:F905i
:EiXA/uL6
#236 [YOU]
『忘れ物を…』
『どこにですか?』
『大須賀の病室です』
いつの間にか何人もの看護婦が集まっていた。
一刻も早く、凛に逢いたいのに。
:08/05/22 23:53
:F905i
:EiXA/uL6
#237 [YOU]
『面会時間、過ぎてますからねぇ』
このままでは、逢えずに終わりそうな予感がした俺は、営業スマイル前回にした。
『そこを、どうか…ね?』
笑うのは今でも苦手だ。でも、そんなガキみたいな事言ってはられない。
:08/05/22 23:56
:F905i
:EiXA/uL6
#238 [YOU]
凛を守る為なら、なんでもできる…
看護婦を説得して、ナースステーションはクリアできた。
夜の病院に、俺の足音だけが響く。
ようやく病室の前に立った。
長かった、なんか疲れたな…
:08/05/22 23:58
:F905i
:EiXA/uL6
#239 [YOU]
:08/05/23 00:03
:F905i
:.hbptBBY
#240 [YOU]
ん?
中から声が聞こえる…
時計を見ると、深夜一時だ。
あいつ、まだ起きてるのか?
静かに扉をスライドさせると、部屋は真っ暗だ。
:08/05/23 00:06
:F905i
:.hbptBBY
#241 [YOU]
気のせいか…
『誰!?』
急に怒鳴られて、さすがの俺もびっくりした。
『俺だ』
返答がない。電気のスイッチを探して、明かりをつけた。
:08/05/23 00:08
:F905i
:.hbptBBY
#242 [我輩は匿名である]
ガンバです


:08/05/23 00:11
:P905i
:Cprl8VNE
#243 [YOU]
ベッドの上に姿がない。
どこにいるかと思ったら、窓側のベッドとの間の所に膝を抱えて座っている。
目をみると、真っ赤だ…何かあったのか?
俺は、すぐさま凛の元へ歩み寄り、膝をついた。
:08/05/23 00:11
:F905i
:.hbptBBY
#244 [YOU]
:08/05/23 00:15
:F905i
:.hbptBBY
#245 [YOU]
皆様

今日もお付き合いありがとうございます


感想お待ちしております。
:08/05/23 00:24
:F905i
:.hbptBBY
#246 [さき]
私。。。惚れました(笑)
:08/05/23 16:32
:SH902iS
:fr2yP4Kk
#247 [(´・ω・`)]
あげww
:08/05/23 23:50
:P905i
:YK9zJ5LY
#248 [YOU]
:08/05/24 21:22
:F905i
:CN31/R.M
#249 [YOU]
:08/05/24 21:23
:F905i
:CN31/R.M
#250 [YOU]
『凛、どうした?なにかあったか』
膝を抱え、下を向いたままこっちをみない…
『何もない、考え事』
『そんな所でか?』
ようやく顔をあげて、俺を見た。
『隅が落ち着くんだ…』
:08/05/24 23:29
:F905i
:CN31/R.M
#251 [YOU]
そう満面の笑みで答える。
いつからこんなに強がりになった?
俺の知らない間に、凛も変わってしまったのか…
そう考えると胸が痛んだ。
昔なら、泣いて飛びついてきただろう…
:08/05/24 23:31
:F905i
:CN31/R.M
#252 [YOU]
『何を考えてた?こんな目赤くして、泣いてたんだろう』
『ちがう!!泣いてない』
とにかく、風邪をひかれると困るので、ベッドに寝かせ、話を聞くことにした。
『んで?何を悩んでるんだ?』
:08/05/24 23:35
:F905i
:CN31/R.M
#253 [YOU]
『別に!!悩みなんてないよ』
『そうか?』
あからさま眉間にシワが寄っている。
本当に…なんて強がり?いや、意地っ張りになったんだ。
『ロクさんこそ、こんな時間にどうしたの?』
:08/05/24 23:38
:F905i
:CN31/R.M
#254 [YOU]
『凛に逢いたくなったから来た』
優しく髪を撫でてやろうと手を伸ばした瞬間…
急に口をとがらせ、そっぽを向かれた。
『嘘ばっかり!!』
『えっ?』
:08/05/24 23:41
:F905i
:CN31/R.M
#255 [YOU]
俺がいつ嘘をついた??
凛の怒る理由が全くわからない。
『凛、こっち向けよ』
珍しく素直に聞いてくれて、こっちを向いてくれるのはいいが…
なんだ…その睨みは…
:08/05/24 23:43
:F905i
:CN31/R.M
#256 [YOU]
:08/05/24 23:44
:F905i
:CN31/R.M
#257 [YOU]
何かしたかな…?
『不細工になるぞ、笑えよ』
思い切り頬をつねった。
『痛い!!…イタイよ…』
怒らないと思ったら、急に泣き出した。
:08/05/25 23:23
:F905i
:Ze02H3po
#258 [YOU]
『すまん、そんなに痛かったか?』
頬を押さえながら首を振る。
どうやら俺じゃなかったみたいだ…
頭を撫でてやると、さらに泣き出した。
『どうした、話してみろ、ちゃんと聞くから』
:08/05/25 23:25
:F905i
:Ze02H3po
#259 [YOU]
涙を拭きながら、凛が話し出すのをゆっくり待った。
『独りぼっちなんだ…僕は』
『……』
『家族も、兄弟も、恋人もいるかさえわからない…』
いつもの凛だ…ようやく俺に心を開きだしてくれたかな。
:08/05/25 23:28
:F905i
:Ze02H3po
#260 [YOU]
『僕は、必要なかった子だったのかな…』
『そんな事はない』
必死に俺の目を見てくる。
何かにしがみつきたい一心なんだろう…
『なんで、僕の両親は会いに来ない!?友達だって…』
『………』
:08/05/25 23:32
:F905i
:Ze02H3po
#261 [YOU]
僕の腕を掴んできた…不安で震えている。
『ロクさんは何かしってる!?僕の事…』
『知ってるよ』
『何でもいいから、教えて!!』
真実を話してしまえば楽になるだろう。
:08/05/25 23:34
:F905i
:Ze02H3po
#262 [YOU]
でも、混乱してしまわないかが心配だった。
六代目の意志もある…
『お前の周りには、俺も雪もいる…いらない子なんかじゃない』
とめどなく流れ続ける涙は…本当に綺麗だと思った反面、胸を締め付けた。
『俺達はお前が必要だ』
:08/05/25 23:38
:F905i
:Ze02H3po
#263 [YOU]
皆様こんばんは


いつもお付き合いありがとうです

明日からは、なるべく本編にコメント書き込まないようにしますね

読みずらいですかね

スミマセン

明日からは感想板に書き込みます

:08/05/25 23:41
:F905i
:Ze02H3po
#264 [YOU]
『本当…?』
『本当だ』
それから少しずつ色んな話をしてくれた。
夜、考え込んだら眠れなくなると…
ここ最近、ずっと眠れないらしい。
俺は気づいたら、凛の手をしっかり握っていた。
:08/05/27 01:17
:F905i
:DnE7DL6k
#265 [YOU]
『眠れそうか?』
くせのある髪を優しく撫でながら聞いてみた。
『帰る?』
『いるよ…側にいる』
今度は俺の両手を凛が包み込んできた。
俺の宝物は静かに寝息を立てだした…。
:08/05/27 01:20
:F905i
:DnE7DL6k
#266 [みぃ]
:08/05/30 07:58
:P905i
:us4fVnKE
#267 [YOU]
みぃさん

感想板にコメントしてます

ありがとうございます

━━━━━━━━━━━
寝顔を見つめながら早くうちに連れて行った方がいいと思った。
徠に相談してみよう…。
『……ちゃん!!』
:08/05/30 23:23
:F905i
:ACw7U9I6
#268 [YOU]
『お兄ちゃん!!』
意識の中で雪の声がした。
目を開けてみると雪が険しい顔をしていた。
俺…いつの間に眠ったんだ?凛は?
『雪ちゃん!!起こさなくていいって!!』
こいつら、2人揃うと本気でうるさい。
:08/05/30 23:27
:F905i
:ACw7U9I6
#269 [YOU]
『…おはよう』
『おはようじゃないでしょ!?今、もう昼だよ!?』
『雪ちゃん!!』
『凛ちゃんは、お兄ちゃんにあまいのよ!!』
『そんな事ない!ロクさんは疲れてるんだ!!』
:08/05/30 23:34
:F905i
:ACw7U9I6
#270 [YOU]
もう…いいから。
俺をはさんで喧嘩しないでほしい。
この場からとりあえず立ち去る事にした。
『ちょっと!どこ行くの!?』
喋るのも面倒な俺はジェスチャーでタバコのポーズを取り、病室を出て行った。
:08/05/30 23:36
:F905i
:ACw7U9I6
#271 [YOU]
『僕も行く!!』
後ろからパタパタついてくる。
相変わらず犬みたいな奴だ…
屋上へ上がり、だいぶ目も覚めてきた。
ベンチに腰掛け、大きく背伸びをした。
『体中痛い…』
『ごめんね』
:08/05/30 23:39
:F905i
:ACw7U9I6
#272 [YOU]
コーヒーを差し出してきた。
俺の隣に座り、謝ってくる。
『なんで、お前が謝るんだ?』
『だって…』
丁度いい…話しとこうか、早めに言っておいた方がいいだろう。
『凛、うちにこないか?』
:08/05/30 23:41
:F905i
:ACw7U9I6
#273 [YOU]
『えっ?』
また固まってる。本当にこんな所だけは一つも変わってない。
『ずっと病院で暮らしたいか?』
左右に首を振った。
『だったら、うちに来いよ、雪もコロンも喜ぶよ』
:08/05/30 23:44
:F905i
:ACw7U9I6
#274 [YOU]
――――凛side――――
ロクさんは?って言おうと思ったけど言えなかった。
徠は何て言うだろう…でも、毎日ロクさんに会えるのは嬉しい。
ねぇ、ロクさん?
命より大切な人って誰?
:08/05/30 23:47
:F905i
:ACw7U9I6
#275 [YOU]
聞けない…
どうしていいか分からない僕は屋上からの景色を眺める事しかできなかった。
病室に戻ってみると、徠と香澄さんが来ていた。
相談してみようと声をかくようとしたら…
『明日退院だ、ロクによく挨拶しとけよ』
:08/05/31 23:49
:F905i
:vzG2RNe.
#276 [YOU]
『いいの!?ロクさんの家に行っても!?』
無言で徠が頷いてくれた。
思わず喜びの余りロクさんに飛びつきそうになったが、我慢した。
ロクさんは優しい目で僕を見て笑ってくれた。
やっぱり…かっこいいなぁ。
退院を無事に迎えた僕はロクさんのマンションへ向かった。
:08/05/31 23:52
:F905i
:vzG2RNe.
#277 [YOU]
雪ちゃんは仕事で居ないらしい。
変に緊張してしまう、僕だけだと思うけど…。
『入って、今日から凛の家でもあるんだぞ』
『お邪魔します』
広い!!一体何の仕事してるんだよ?
『ここ使って』
『ありがとうございます』
:08/05/31 23:56
:F905i
:vzG2RNe.
#278 [YOU]
こんな広いマンションに2人で住んでたんだ…
でも、部屋は綺麗だ、誰が掃除してるんだろう…それより、僕の部屋も広すぎるよ!!
ベッドもでかいし、家具も全部統一してある。
部屋の真ん中に座り込みしばらく動けずにいた。
今日から新しい生活かぁ…。
2人には本当に感謝だな
:08/06/01 00:03
:F905i
:iJ5idlkk
#279 [YOU]
わけの分からない僕を引き取ってくれるなんて…
雪ちゃんにはもっと感謝だよ、ロクさんに逢わせてくれた。
ノック音が聞こえて、やっと我にかえった。
『凛…お前、なにしてるんだ?』
――――ロクside―――
:08/06/01 00:06
:F905i
:iJ5idlkk
#280 [YOU]
『ごめん!!ボォーっとしてた』
頭からブランケットをすっぽりかぶり、部屋の真ん中に座っていた。
荷物は…一つも片付いていない。
しかも、ブランケットは、俺がプレゼントした物だ。
『かわいいな、ブランケット』
『これ、なんかしらないけど凄く落ちつくんだ…幼稚って笑う?』
:08/06/01 00:09
:F905i
:iJ5idlkk
#281 [YOU]
『誰でもあるよ、落ち着いたらリビング来いよ』
ドアを開けた瞬間正直驚いた、俺の事を思い出してくれたのかと…
今から俺は大丈夫なのか?自分自身に言い聞かせる。
理性をちゃんと保てるだろうか…
大きくため息をついたらコロンがお腹の上に乗ってきた。
『こら、口を舐めるな』
:08/06/01 23:41
:F905i
:iJ5idlkk
#282 [YOU]
ソファに横になるといつもこうだ…
でも、今度からは凛がいる、あいつにコロンの面倒見てもらおう。
『ロクさん?』
『はい、パス』
凛にコロンを渡し、キッチンで飲み物を準備しだした。
凛の大好きなお茶…
久々だなぁ、こうやっていれるのは。
:08/06/01 23:45
:F905i
:iJ5idlkk
#283 [YOU]
背中越しに笑い声が聞こえる…
それが妙に嬉しくて、自然と胸が温かい気持ちになった。
お茶を飲んでいたら、凛が幸せそうな顔で笑いかけてきた。
『なんか落ち着くよ、このお茶』
『そうか、良かった』
内心ドキッとした、何か思い出してくれたのかと…
:08/06/01 23:48
:F905i
:iJ5idlkk
#284 [YOU]
ソファでのんびりしていたら、凛が声を掛けてきた。
『あの…ロクさん?』
『どうした?』
『いや、恥ずかしいんですけど…』
何かと思いきや、これ…と指をさしてきた。
余りにも自然すぎて、俺は全く気にしてなかった。
:08/06/01 23:50
:F905i
:iJ5idlkk
#285 [YOU]
いつの間にか、隣にいる凛の肩に手を回していただけ。
『すまん、一つ…聞いてもいいか?』
無言で頷いてくれた。
『付き合った奴とかいるの?』
『………どうだろう、思い出したいけど、分かんないや!!』
『そうか』
『でも、好きな人は絶対いたと思う』
:08/06/01 23:54
:F905i
:iJ5idlkk
#286 [YOU]
『なんで?何か覚えてるか?』
『ううん…勘だよ』
なんだよ、期待させやがって、でも…少しずつでも明るく話せる用になってくれたらそれでいい。
いつか記憶は戻るだろう。
でも、凛に触れたい…キスして…抱きしめて…沢山泣かせたい。
『凛…キスしていいか?』
:08/06/01 23:57
:F905i
:iJ5idlkk
#287 [YOU]
『……!!』
また固まった、抱きしめたくてたまらなかった。どうしてこんな事を思ったんだろう…。
少しずつ…距離を縮めて行く。
唇に触れるか触れない所で凛の顔を見ると、目をつぶって息を止めている。
緊張しすぎだよ…仕方ない、俺は凛をソファに押し倒した。
『うわぁ!!』
:08/06/03 02:01
:F905i
:YaGXsoRM
#288 [YOU]
急に押し倒してあからさまに驚いている。
熱を帯びた凛の表情は、艶っぽくなっていた。
誰かに、こんな風にされたのかな…と思ったら、急にムカついてきた。
『目、閉じて』
素直に目を力いっぱい閉じていた。
『ふっ…んン!』
:08/06/03 02:05
:F905i
:YaGXsoRM
#289 [YOU]
静かなリビングに水っぽい音が響く…
俺はこの6年間を取り戻すように凛の唇を夢中でむさぼった。
『…あっ…ロク』
頬に温かい手が伸びて包み込んできた。
俺を見つめてくる瞳は…
本当に…泣きたくなるほど綺麗で澄み切っていた。
:08/06/03 02:08
:F905i
:YaGXsoRM
#290 [YOU]
お互いに、自然と顔が近づいていく。
ゆっくりと凛が瞳を閉じていった。
『もしもーし!?』
――――雪!?
『お取り込み中申し訳ないですが、私の存在忘れてますよー?』
:08/06/03 02:11
:F905i
:YaGXsoRM
#291 [YOU]
その後に便乗して、コロンもワン!と吠えてきた。
『ごめんなさい!!』
『凛!!』
ダッシュで部屋に戻って行った。
『お兄ちゃん、どうしちゃったのよ、私に気づかないなんて…』
:08/06/03 02:13
:F905i
:YaGXsoRM
#292 [YOU]
『スマン』
本当に、俺どうしたんだろう。
普通なら考えられない…気配に気づかないなんて。
『凛ちゃんのところに行ってあげなよ』
『いや…お前行ってくれ、晩飯の食材買いに行ってくる』
『お兄ちゃん!!』
車を運転しながら、自分の軽率な行動を反省した。
:08/06/04 23:18
:F905i
:CplLCr/s
#293 [YOU]
記憶も戻ってない凛にあんな事するなんて…
俺は最低だ…。
マンションに戻ると、雪と凛がソファにいた。
買い物をキッチンに置いて自室に戻った。
着替えをすませてリビングに行くと2人は何かを離していた。
『仕事行ってくる』
雪がつかさず聞いてきた。
:08/06/04 23:21
:F905i
:CplLCr/s
#294 [YOU]
『えっ!?早いじゃん、食事は?』
『いいよ、あと凛』
肩をビクッとさせて、俺を弱々しく見てきた。
『ハッ…はい!!』
『俺の部屋には絶対に入るなよ』
『……はい』
それだけ告げて、職場に向かった。
:08/06/04 23:24
:F905i
:CplLCr/s
#295 [YOU]
――――凛side――――
ロクさん…怒ってるのかな。
雪ちゃんは全く気にしなくていいって言ってくれるけど、僕は気になって頭がおかしくなりそうだよ。
どうして…キスしたの?
僕は、期待してもいいの?
『大丈夫?』
:08/06/04 23:27
:F905i
:CplLCr/s
#296 [YOU]
雪ちゃんが心配そうに覗き込んできた。
ソファから立ち上がり、今度は怒ってるみたいだ…
『ごめんね、お兄ちゃんが変な事して』
変な事って何?僕等がしていた事はいけない事?僕は頷く事しか出来なくなっていた。
『お兄ちゃんに気をつけてね?今おかしいから』
おかしいから?雪ちゃん、さっきから言ってる意味が分からないよ。
:08/06/04 23:32
:F905i
:CplLCr/s
#297 [YOU]
僕にキスしてきたのはおかしいから?
どうしたらいいか判らないよ。
『凛ちゃん?』
名前を呼ばれて我に返った。今は独りになりたい。
『大丈夫、部屋に戻るね』
ベッドの上で横になり、お気に入りのブランケットをかぶって色々考えていた。
:08/06/04 23:36
:F905i
:CplLCr/s
#298 [YOU]
『……んっ…』
いつの間にか眠ってしまっていた、携帯の時計を見ると、深夜一時だった。
リビングへ行くと部屋は真っ暗で、誰も居ないのがわかる。
電気をつけ、テーブルに目をやると置き手紙があった。
【仕事に行きます。元気だしてね、 雪】
コロンが足下に近寄ってきた。
:08/06/04 23:42
:F905i
:CplLCr/s
#299 [YOU]
抱っこしてソファに座ってテレビを見ていた。
ロクさん…まだ仕事か、大変だなぁ。
ぼぉーっとしていたら、膝に乗っていたコロンが下りて、リビングから玄関へつながるドアをカリカリ引っかいていた。
扉を開けてあげると、ダッシュで玄関に向かった。
『コロン!!』
:08/06/04 23:45
:F905i
:CplLCr/s
#300 [YOU]
玄関マットに座り込み、玄関を見ている。
コロンは多分…ロクさんの帰りを待ってるんだ。
『偉いね、いつも1人で待ってたんだ』
頭を撫でると、気持ちよさそうに目を細めてこっちを見ている。
ガチャガチャ
玄関のノブが動いたと同時にコロンが吠えた。
:08/06/04 23:49
:F905i
:CplLCr/s
#301 [YOU]
『凛!?こんな時間に何してる』
『………帰りを…待ってた』
スーツ姿のロクさんは格好良かった。
でも、すごく疲れた顔をしている。
僕のせいだよな…
『あの…』
『何だ?』
:08/06/04 23:51
:F905i
:CplLCr/s
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