☆ヒカリ☆BLです
最新 最初 🆕
#51 [YOU]
『どうしてですか?ドライブ行きましょうよ』




『いかない、帰れ』


休みの日ぐらい、何も考えずにいさせてくれよ。




『行ってこいよ』

⏰:08/05/10 15:41 📱:F905i 🆔:NZW5aKVM


#52 [YOU]
振り向かなくても誰だか分かった…



最悪だ、また徠に見つかった。


タイミングがいいやら悪いやらだ。





『じゃ、お借りします。』




『徠!お前!!』

⏰:08/05/10 15:43 📱:F905i 🆔:NZW5aKVM


#53 [YOU]
タバコをくわえたまま冷たい視線で僕を見続けていた…



僕は、車に乗せられ、屋敷を離れた…







『兄貴、いんですか?坊ちゃん』


煙を吐きながら、部下をみた。

⏰:08/05/10 15:45 📱:F905i 🆔:NZW5aKVM


#54 [YOU]
『いんだ、あれであいつになびけば…凛もしょせんそんな男って事だ』




『………』










一体…どれぐらいの時間、車に乗ってんだろう。

⏰:08/05/10 15:47 📱:F905i 🆔:NZW5aKVM


#55 [YOU]
あ〜…財布も携帯も何も持ってきてない。


面倒くさいなぁ…




涼とは車に乗って一言も話してない。

まぁ、話しかけてこないし、どうでもいい…



色々考えるの面倒になってきたし。




なんで、僕ばかりこんな思いしないといけないんだろう…

⏰:08/05/10 15:50 📱:F905i 🆔:NZW5aKVM


#56 [YOU]
『お腹、空きません?』


『全然…』


最初に交わした言葉がこれ?笑える。



車はまだ走り続けてるし、どこまで行くんだろ。

なんか…眠くなってきた





『……ん?』

⏰:08/05/10 15:52 📱:F905i 🆔:NZW5aKVM


#57 [YOU]
…誰かが呼んでる。




『凛?』



―――ロク!?


目を開けると、涼だった。

眉間にシワが入るのが自分でも分かるぐらいだ。



それでも涼は…微笑み続ける。

⏰:08/05/10 15:54 📱:F905i 🆔:NZW5aKVM


#58 [YOU]
ロクと違う所と言えば…


涼はよく笑う…みんなに優しい。




ロクは…僕だけに優しかった。



何考えてんだ?


今、2人を比べてなかった!?



最低だ…

⏰:08/05/10 15:57 📱:F905i 🆔:NZW5aKVM


#59 [YOU]
『どうしました?具合悪いですか?』




『…大丈夫』


徠の言った通りなのかもしれない、僕は誰でもいいの?




違う…僕にはロクしかいないんだ。



ロクじゃないとダメなんだ。




気分悪い…

⏰:08/05/10 16:01 📱:F905i 🆔:NZW5aKVM


#60 [YOU]
『凛、大丈夫じゃないでしょ?とりあえず停めますね』



僕は頷く事しか出来なかった。


ベンチに座らされ、甲斐甲斐しく世話をしてくれた。




『……ゴメン』


『何がですか?気にしないで下さい』

⏰:08/05/10 16:03 📱:F905i 🆔:NZW5aKVM


#61 [YOU]
大きなため息をついて、ベンチに横になった。



風が冷たくて気持ちいい、25歳にもなって、なんでこんなに病弱なんだろう…




フワッと頭が軽くなったて、タオルを頭から外すと、真上に涼の顔があった…



『何!?』

⏰:08/05/10 16:06 📱:F905i 🆔:NZW5aKVM


#62 [YOU]
『ひざ枕』



嬉しそうに笑ってる。


今は反論する力がない、気持ちよく甘えておこうかな…


しばらく横になっていたら疑問が浮上した。

頭で考える前に、口にでてしまった。

⏰:08/05/11 00:23 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#63 [YOU]
『お前って…男が好きなの?』



タオルを置いたままだから、涼の表情が分からない…


多分、動揺なんてしてないと思うけど…



『俺は、男が好きなんじゃなくて…』



『ん〜何?』

⏰:08/05/11 00:25 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#64 [YOU]
珍しく歯切れが悪い…


どうしたのかと思い、タオルを取って顔を見てみると、顔が真っ赤だ…



あっ…目が合った。




『凛が好きです』






『………はい?』

⏰:08/05/11 00:27 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#65 [YOU]
何言ってんの?この人…


頭おかしくなったんじゃない?



『好きです』


僕はゆっくり起き上がり涼の顔を見た。



いつも余裕な顔してるくせに…




なんて情けない顔して。

⏰:08/05/11 00:29 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#66 [YOU]
『ありがとう…でも』



『好きな人がいる…でしょ?』


『何で、知ってるの?』

誰にも話した事ないのに、知らない間に僕が話したのかな?



『好きな人の事なら、なんでも分かります』



『……』

⏰:08/05/11 00:32 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#67 [YOU]
気持ちは嬉しい…


でも、応えてあげる事はできない。

僕には、心から愛する人がいるもん…




『ごめん』


涼は空を見ながら、笑っていた。

その横顔が…今にも泣き出しそうで苦しかった。


『んじゃ、食事行きましょう、見せたい物あるから急ぎますよ』

⏰:08/05/11 00:36 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#68 [YOU]
『見せたい物?』



『秘密です』


軽くウィンクして、ベンチから立ち上がり大きく背伸びをしていた。




食事をしたり、話をしているとあっという間に夕方だった。



涼に告白されてから、なんか…気分が楽になって話が弾んだ。

⏰:08/05/11 00:39 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#69 [YOU]
お腹も満たされ、車に乗り込み目的地へ急いだ。



『どこ行くの?』



『だから、秘密です!飛ばしますよ』


山道へどんどん入って行く…



もしかして…僕、捨てて帰る気かな!?

⏰:08/05/11 00:42 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#70 [YOU]
こんな所に取り残されたら、帰れない…



涼はスピードを緩める気配はなく、高台に登っていった。


どうやら、到着したみたいだ。




『凛!早く行きましょう』


涼に腕を引っ張られ、駐車場から少し離れた場所へ着いた。

⏰:08/05/11 00:44 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#71 [YOU]
そこには、都心とはかけ離れた空間だった。



『すごい…』


空がオレンジ色に染まって、海に夕日が沈んでいってる…




まるで…沖縄で見た景色みたいだ。



僕は、心の中で何度も同じ言葉を繰り返した。

⏰:08/05/11 00:48 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#72 [YOU]
どうか…ロクに早く出逢えますようにと。



あまりにも景色が似すぎていて、感極まり涙がにじんできた。


『ロク』


囁くように僕は、呟いた。



『凛の想い人ですか?』

⏰:08/05/11 00:51 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#73 [YOU]
皆様こんばんはm(_ _)m
今日もお付き合いありがとうです

感想、よろしくお願いします

⏰:08/05/11 00:52 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#74 [YOU]
『…うん』


なんだか複雑な心境になった…

告白されたばかりだし、涼に悪い気がした。



涼は優しい眼差しをしていた。



『でも、諦めませんからね』


『はぁ?』

⏰:08/05/11 22:15 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#75 [YOU]
『一歩も引きませんからね』

と、言った次の瞬間、思い切り抱きしめられていた。



あまりにもいきなりすぎて、何も抵抗出来なかった…



涼の胸は…温かくて…




って!!何、浸ってんだ?僕は!

⏰:08/05/11 22:22 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#76 [YOU]
『離せ!!』


あっさりと離してくれた。涼はお腹を抱えて笑ってる…



『大人しいから、俺に乗りかえてくれたのかと思った』




『誰が…乗りかえるか!!』


胸を肘で小突いた。

あなどれない…少しでも気を許したら、またつけ込まれる…

⏰:08/05/11 22:26 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#77 [YOU]
お互い無言のまま、夕日が沈むまで見ていた。


『冷えてきたし、帰りましょうか』



『うん』


気がつけば丸一日、涼といた…



『凛の好きな人は…優しいですか?』


僕は驚いて運転席を見た。

⏰:08/05/11 22:57 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#78 [YOU]
何を言い出すかと思ったら…

車の中じゃなかったら、すぐに逃げ出したい質問だよ。



『なんで、そんな事聞くの?』


真っ直ぐ前を向いて、話だした。



『俺の好きな人が、傷ついてほしくないだけですよ』



僕の頬が熱くなる感覚を覚えた。

⏰:08/05/11 23:04 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#79 [YOU]
やっぱり…ロクに似てるのかな?



涼の優しさが、今の僕の心に染み渡るのがわかる。


誰かに、こんなに構ってもらうのは、ロクと離れて初めてだし…



寂しくないって言ったら、嘘になる。




ロクに抱きしめて欲しい、でも…隣にいるのはロクではない。

⏰:08/05/11 23:10 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#80 [YOU]
―――…涼だ。



『大丈夫、ありがとう』


『どう致しまして』


ブレーキ音が聞こえたので外を見てみると、屋敷に着いていた。


ボーっとしてたから、全く気づかなかった…



今日は、いろんな意味、疲れたけど楽しかったな…

⏰:08/05/11 23:14 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#81 [YOU]
『ありがとう、楽しかった』


車から降りて、運転席に回り挨拶をした。



手招きをされたので、顔を近付けてみると…



『また、デートしましょうね』


と同時に頬にキスをされた。



『絶対行かない!!』

それだけ言って振り返る事なく、屋敷に入っていった。

⏰:08/05/11 23:21 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#82 [YOU]
皆様こんばんはm(_ _)m
少ししか更新できずすみません
感想お願いします

⏰:08/05/11 23:22 📱:F905i 🆔:FZ1z7w96


#83 [YOU]
部屋に入り一息ついた…


静かすぎて、嫌だ。


やっぱり、涼といたら自分が弱くなる…

誰かに、抱き締めて欲しい…



温もりを求めたら、駄目かな…
ロク以外の人は好きになれない。


けど…


コンコンとノック音が聞こえた。

⏰:08/05/12 12:05 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#84 [YOU]
『坊ちゃん?兄貴がお呼びです』



『わかった』


僕は…今、何を考えていたんだろう。

ダメだダメ!!ロクに逢うまで頑張るって決めただろ!?



自分に気合いを入れて、徠の元へ向かった。



『入るよ』

⏰:08/05/12 12:08 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#85 [YOU]
部屋に入ると、知らない女性2人がいた…


一人は沖縄で会った事ある人、もう一人は…どこかで見た?



誰だっけ??


『座れよ』



警戒心丸出しの僕はドアの近くに座った。




『紹介する、香澄と雪だ』

⏰:08/05/12 12:22 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#86 [YOU]
『どうも…大須賀 凛です』



なんで徠はこの2人を僕に紹介したのか全く分からなかった。



『二度目ね、会うのは』

香澄さんがにこやかに話掛けてくる。


愛想笑いもできない僕は、ただ、うなずく事しかできなかった。



徠はまだ話続ける…部屋に戻りたいんだけど。

⏰:08/05/12 12:25 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#87 [YOU]
『こいつは…ロクの妹の雪だ』



――――!?


今、なんて言った!?
ロクの妹??


『凛ちゃん、2回目だね私達も』



『どこで?』


『プリクラ撮った時!』


記憶を戻して必死に考えた…
そういえば、そんな事もあったよーな。

⏰:08/05/12 12:28 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#88 [YOU]
笑った顔がロクに…似てる。


ロクの妹…じゃあ、ロクと一緒に住んでたりするのかな!?


聞きたい…でも、徠も香澄さんもいるし、聞けない。



『雪に聞きたい事あるんじゃないか?』


徠にはすべてお見通しだった。
ムカつく!!けど、当たりだ。

⏰:08/05/12 12:33 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#89 [YOU]
『聞きたい事?』



雪ちゃんは知らないのかな?ロクに何も聞いてないんだろうか…


雪ちゃんを僕の部屋に連れて行き、座らせた。



僕が座った瞬間…

『お兄ちゃんの事?』



カァーっと顔が熱くなった。



『知ってんの!?』

⏰:08/05/12 17:07 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#90 [YOU]
雪ちゃんはニコッと笑い、テーブルにひじを置き、手に顔を乗せてまっすぐこっちを見た。



『…別に、知りたくないよ』



『嘘だ、何が知りたいの?』


居場所がしりたい、彼女はいるの?僕の事…まだ覚えてくれてる?




言えないよ…

⏰:08/05/12 17:23 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#91 [YOU]
僕の前から居なくなったのは…


理由があるんだもんな…


嫌いになったからかもしれないし。

『本当に聞きたくないの?』




『一緒に住んでるの?』

『そうだよ』



聞きたい…全てを教えてほしい。

⏰:08/05/12 17:27 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#92 [我輩は匿名である]
頑張れ

⏰:08/05/12 17:33 📱:P905i 🆔:UC3lTNww


#93 [YOU]
雪ちゃんに聞きたいけど、ロク本人からじゃないと…


今、いきなり会いにいったって、迷惑かもしれないし…



『お兄ちゃんの言う通りだね』

そう言って、クスクス笑ってる。



言う通りって、何?


『…ロクは、元気?』

⏰:08/05/12 17:36 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#94 [YOU]
これが僕の精一杯の質問だった…



『お兄ちゃんには、凛ちゃんの事、秘密にしておくから…』



『うん、ありがとう』


僕から見つける…

そう、自分に約束したんだ。




『仲良くしようね、何かあったら相談のるから』

⏰:08/05/12 17:42 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#95 [YOU]
『ありがとう』



『さっきから、ありがとうばっかりじゃん』



バシッと肩を叩かれた。

ロクとは違う…雪ちゃんはよく笑って、可愛い。


なんだか、仲良くなれそうな気がしてきた。

⏰:08/05/12 17:48 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#96 [YOU]
我輩は匿名さん

ありがとうございます頑張りますので、最後までお付き合いくださいね

⏰:08/05/12 18:03 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#97 [YOU]
2人で話が盛り上がり、お互いに番号の交換をした…


『雪、そろそろ帰ろ?』


香澄さんに呼ばれて、雪は帰って行った。

しばらくしてメールがきていた。


【応援するから頑張って】


と…なんか味方ができたみたいで、すごく嬉しかった。

⏰:08/05/12 18:46 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#98 [YOU]
徠に感謝だな…



明日から、また頑張ろ、

『ロク、おやすみ』



パスケースの写真に挨拶をして、僕は眠りについた。







毎日は慌ただしく過ぎていく…

ロクを仕事帰りに探し出してもう3ヶ月もたとうとしていた。

⏰:08/05/12 18:53 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#99 [YOU]
収穫は全くない。


我ながら笑いが出てしまう程だ…

でも、必ず見つけて見せる!!



雪ちゃんとも相変わらず仲良くしている。

でも、気を使ってかロクの話はしてこない。



『凛?』


振り返ると涼がいた。



『お疲れ様、どうしたの?』

⏰:08/05/12 18:56 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


#100 [YOU]
『最近、毎日ここに来てるでしょ?』



僕は毎日、同じカフェに来て、大通りが見える席に座っていた。



『ばれてた?』




『何か探してるんですか?』


『別に、ここのカフェがお気に入りなだけ』


涼は何も言ってこない、多分…何も言えないんだろう。

⏰:08/05/12 19:00 📱:F905i 🆔:kOvTjvVM


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194