☆ヒカリ☆BLです
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#521 [YOU]
『働きたいなら、ここから出ていけ!!』
『お兄ちゃん!』
こんな事言われるなんて…全く想像しなかった。
『わかったよ!!出て行ってやる!』
部屋に戻り、スーツケースをクローゼットから引き出した。
なんでこんなに腹がたつんだろう。
:08/07/30 22:39
:F905i
:Vwr6XfPw
#522 [YOU]
胸も苦しい…
『凛ちゃん!!何してんの!?』
『荷造りだよ』
雪ちゃんがおもむろにスーツケースの荷物を出しだした。
『何するんだよ!?』
必死の形相で訴えかけてくる。
:08/07/30 22:42
:F905i
:Vwr6XfPw
#523 [YOU]
『出て行くなんてダメ』
今度は雪ちゃんが怒っている。
どうして…この兄妹は…僕を縛るんだろう…
『ロクが出て行けって聞いただろ!?』
『あんなの…本心なわけないでしょ!?』
:08/07/30 22:45
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:Vwr6XfPw
#524 [YOU]
そんなに怒鳴らなくても…と言おうとしたけど、やめておいた。
『…………』
『凛ちゃん?…私達と居るの…嫌だった?』
違う…一度もそんな事考えたりした事ないよ…
『お兄ちゃんと私の事…迷惑だった?』
:08/07/30 22:52
:F905i
:Vwr6XfPw
#525 [YOU]
『違う…そんなんじゃなくて…』
これだけは雪ちゃんにも言えないよ…
下を向いて黙っていたら…雪ちゃんは立ち上がり…静かに部屋を出て行った。
―――ロクside――――
:08/07/30 22:54
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#526 [YOU]
あいつ…いつからあんなに頑固になったんだ?
頭は痛いし…胃も重い…調子が悪いからって八つ当たりした俺も大人気ないが…
しかし…どうしてあんなに働きたがるんだ?
俺と一緒じゃ不満なんだろうか…
考え出したら頭痛がひどくなってきた。
:08/07/30 23:27
:F905i
:Vwr6XfPw
#527 [YOU]
『お兄ちゃん?』
ドアの向こうから雪の声がする。
『どうした?』
ドアを開けると雪が今にも泣きそうな表情で立っていた。
『凛ちゃん…しばらく徠おじさんの所に預けたら?』
:08/07/30 23:29
:F905i
:Vwr6XfPw
#528 [YOU]
家を出たいのは本当なんだな…
雪の表情で大体分かる。
『後で電話しておくよ』
それだけ伝えて背中を向けた。
内心は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
俺たちの事で…雪まで巻き込んでしまって…
しばらくして徠に連絡すると、あっさりOKだった。
:08/07/30 23:32
:F905i
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#529 [YOU]
凛の事は全て雪に任せて、俺は仕事に向かった。
『おはようございます』
野崎がいつものように予約表を見せてくれた。
なぜか…座っているだけなのに目が回る感覚を覚えた。
時々…頭を左右に振り、意識をはっきりさせながら話を続けた。
風邪か?今日は表に出ないといけない…
:08/07/30 23:35
:F905i
:Vwr6XfPw
#530 [YOU]
『大丈夫ですか?』
『……うん』
今日は早く店が閉まる事を願ながら、表に出た。
俺の願いが届いたのか、今日は早く帰れそうだ。
従業員に挨拶を済ませて、椅子に掛けて事務作業をしていると野崎が入ってきた。
:08/07/30 23:38
:F905i
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