☆ヒカリ☆BLです
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#542 [YOU]
『大丈夫だっ…て…』




『声でてないじゃん!休みなって』


心配してくれるのはありがたいが…
仕事は休みたくない。



野崎が近寄ってきて小声で話しかけてきた。


『子犬ちゃんにこれ以上の心配かけないで下さい…また泣いちゃいますよ?』

⏰:08/08/05 23:55 📱:F905i 🆔:cSzrGmS6


#543 [YOU]
『お前…ッ』


完璧…馬鹿にしてる。



キッチンに立っている凛を見ると、心配そうに俺を見つめていた。


『私が奪ってもいんですか?』




『殺す』


野崎はまだ話続ける。

⏰:08/08/05 23:58 📱:F905i 🆔:cSzrGmS6


#544 [YOU]
『蚊の正体は彼ですか…』


目を合わせてニヤリと笑ってきた。
風邪なんて引いてなかったら、思い切り殴ってやるのに…



今は力が入らない。
頭に血が昇って一気に具合が悪くなった。


野崎は俺の肩を2回叩き、マンションを後にした。




『お兄ちゃん!!早くベッド行く!!』

⏰:08/08/06 00:01 📱:F905i 🆔:G5pk6XRY


#545 [YOU]
静かに雪の言う事を聞いて、ベッドに戻った。



それから何時間眠ったんだろう…
目を覚ましたら辺りは真っ暗だった。


今まで病気なんかほとんどした事ない。
しかも、こんなに眠ったのも初めてだろう…



しかし…腹が減ったな…ベッドサイドのランプに手を伸ばし電気を付けてみると…そこには驚きの光景があった。

⏰:08/08/06 00:05 📱:F905i 🆔:G5pk6XRY


#546 [YOU]
凛が部屋にいる…



椅子に座ったまま眠っていた。

焦った俺はデスクの上を見た!!写真立ての山がキレイになくなっている。



雪が隠してくれたのか…良かった…。
大きく安堵のため息をついた。






『ンッ…ロク…?』

⏰:08/08/06 00:08 📱:F905i 🆔:G5pk6XRY


#547 [YOU]
名前を呼ばれただけで…こんなに…胸が苦しい程…愛してる。


目を擦りながら…ベッドに来た。


『馬鹿…うつったらどうする!部屋に戻れ』


さっきよりは喉の痛みが和らいでいた…
凛は無言のままシーツを掴んで黙っている。

『凛?』


『ねえ…僕…ロクを諦めるよ』

⏰:08/08/06 00:14 📱:F905i 🆔:G5pk6XRY


#548 [YOU]
―――えっ…



『………』


せっかく…出逢えたのに…



確かに俺達は最近喧嘩ばかりしている。
昔なら有り得ない程…


だが、決して凛を傷つけたくてしている事ではない…



それに…まだ俺達は始まったばかりじゃないか。と伝えたい…

⏰:08/08/06 23:19 📱:F905i 🆔:G5pk6XRY


#549 [YOU]
昔の俺なら…簡単に伝える事ができただろう。


今は…プライドが邪魔をして上手く伝えられない。



『ロクは…僕じゃなくてもいんだよ…』


苦しそうに一言一言話す姿を見ているのは切なかった。



結局俺は…凛を幸せにしてやる事が出来ない。
今の凛が出した答えを受け止める事しか…。

⏰:08/08/06 23:23 📱:F905i 🆔:G5pk6XRY


#550 [YOU]
『何とか言えよ!!』



胸ぐらを掴まれ、必死に訴えてくる。


『すまない…』



手の力が弱まっていった。


『どうして…謝るの…?なんで謝るんだよ!!』



『………』

⏰:08/08/06 23:25 📱:F905i 🆔:G5pk6XRY


#551 [YOU]
目の前で泣いている凛を抱き締める事も出来なかった。



一体、いつから俺はこんな最低の人間になってしまったんだろう。

俺は…また自らこの手で宝物を手放してしまった。



静まり返ったこの部屋は、今までに感じた事ない程広く感じた…。






凛の部屋はそのままにしてある…

⏰:08/08/06 23:28 📱:F905i 🆔:G5pk6XRY


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