☆ヒカリ☆BLです
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#651 [YOU]
確かに…会った事があるかも…
野崎さんは飲み物を作りながらわかりやすくスワロフスキーについて説明してくれた。
高級クリスタルガラスで透明度の高い素材と高度なカット技術でできているらしい。
3pぐらいの石がいくつも繋がって出来たカーテンは本当に綺麗で…と僕が浸っていたら、ゆきちゃんからお呼びがかかった。
:08/08/23 13:03
:F905i
:YcWmLLmw
#652 [YOU]
『ほら、凛ちゃん乾杯しよ!!』
渡されたグラスにはピンク色の液体が入っていた。
2人で乾杯をして仲直り会が始まった。
やっぱり雪ちゃんといると落ち着く…
可愛い妹が出来たみたいで嬉しい。
女性は良い香りがして、体も柔らかくて…笑顔も素敵で…落ち着くのかな?
:08/08/23 23:49
:F905i
:YcWmLLmw
#653 [YOU]
僕は…細くて…柔らかさなんてない。
ましてやいい香りなんてしない。
安らぎなんて与えられない…
やばい…またへこんできた。ロクはどうして僕を選んだんだろう…
よりによって男の僕を…
:08/08/23 23:52
:F905i
:YcWmLLmw
#654 [YOU]
『お口に合いませんか?』
隣から落ち着いた声が聞こえてきた。
声の方を見ると野崎さんだった。
『いえ…美味しいです』
それだけ言って僕はまた一人の世界に入ってしまった。
正直…味なんて分からなかった。
:08/08/23 23:55
:F905i
:YcWmLLmw
#655 [YOU]
雪ちゃんは楽しそうにカラオケを歌っている。
たまに…自分の事が本当に嫌いになる時がある。一度沈みだしたら、中々上がることができない…
周りの音も聞こえなくなり
景色も全てモノクロになってくる…
泣くことすら忘れてしまう自分が本当に嫌いだ。
:08/08/23 23:58
:F905i
:YcWmLLmw
#656 [YOU]
まるで…自分が誰にも必要とされていない気がして…
最近は…記憶が戻ったとしても僕の周りには誰もいないんじゃ…なんて思っている。
徠おじさんは何か知ってるのかな?
今度聞いてみよう…
:08/08/24 00:00
:F905i
:KyChKgPs
#657 [YOU]
『こらー!!そこ!!暗い顔して飲んでるの!?』
耳に大音量で雪ちゃんの声が聞こえてきた。
『はい!!飲んでます!!』
グラスを思い切り上にあげてアピールしてみた。暗くなるのはよそう…せっかく誘ってくれたのに。
何時間飲んで歌っただろう…
:08/08/24 00:05
:F905i
:KyChKgPs
#658 [YOU]
体が重い…途中からお店の人?らしき人達が来て雪ちゃんと盛り上がっている。
僕もよっぽど楽しかったのか、いつもより飲む量が増えてるのは確かだ…
ふぅーっと熱っぽくため息をついてグラスを傾けた。
『もうやめた方がいんではないですか?』
野崎さんが話しかけてきた。
:08/08/24 00:09
:F905i
:KyChKgPs
#659 [YOU]
まるで小さい子供に話を聞かせるように…
みんな何処へ行っても僕を子供扱いして…
なんか…ムカつく。
『まだ大丈夫です』
グッと一気に飲み干した。
『凛ちゃーん、楽しいね、やっぱ…あたし達って最高の友達だよねぇ』
:08/08/24 00:11
:F905i
:KyChKgPs
#660 [YOU]
また2人で乾杯して勢いよく飲みだした。
今日は気を失うまで飲んでやる!!
と…言ったまでは良かった。
猛烈に気分が悪い…普段ほとんど飲まないし…飲めない…
調子に乗りすぎた…。
気がつけば部屋には沢山の人がいるし…
酒と人に完璧酔ってしまった僕は、オアシスを求め部屋を出た。
:08/08/24 00:16
:F905i
:KyChKgPs
#661 [YOU]
『ウゥ…ーやばい…吐きそう…』
何処へ行ってもこの店は人が多い…
とりあえずトイレへ駆け込み、そこにあったソファに座り込んだ。
頭がぐるぐる回って…呼吸も荒い…
心拍数も異常に高い気がする。
外へ出たいけど、そこまで歩ける自信がない…
『大丈夫?』
:08/08/24 00:20
:F905i
:KyChKgPs
#662 [YOU]
重い頭を上げると全く知らない人が立っていた。
『………』
無言で頷いてまた頭を下げ、ソファにうなだれていた。
とにかく…一人にしてほしい…親切にしてくれるのは嬉しいけど。
頭を抱えていたら首筋に冷たい感触があった。
びっくりして顔を再度上げると…
:08/08/24 23:20
:F905i
:KyChKgPs
#663 [YOU]
『気持ちい?』
気づいたらさっきの知らない男はいつの間にか隣に座っていた。
なんか…怖い…
『ありがとう…大丈夫だから』
そう伝えても去っていく気配がない。
:08/08/24 23:22
:F905i
:KyChKgPs
#664 [YOU]
本当はまだ具合が悪くて座っていたいけど…
逃げないとヤバイような感じがして…
僕は立ち上がり、トイレを出ようとした。次の瞬間!!手首を掴まれソファに転けるような形で倒れた。
『冷たくされるのも嫌いじゃないよ…』
『…ヤッ!!やめろ!!離せ!!ツッ』
:08/08/24 23:25
:F905i
:KyChKgPs
#665 [YOU]
両手首を取られて、男が上に乗ってきた。
僕はソファに寝かされる形になっている…
次第に顔がどんどん近づいてきて…
『…ッ!!……!!』
あまりの恐ろしさに声が出ない!!男が男をなんで襲ってくるんだよ!!
『ロッ…ロク…ロクー!!』
:08/08/24 23:28
:F905i
:KyChKgPs
#666 [YOU]
『大きな声出したら駄目だよ?今から気持ちよくなろうよ…』
こいつ、おかしい!!お酒が回って力が全くでない…
それでも必死に腕を振りほどこうと抵抗していた。
『大人しくしてよ…じゃないと…酷い事するよ?』
冷たく笑う目を見て、金縛りにあったような感覚になって動けなくなった。
:08/08/24 23:32
:F905i
:KyChKgPs
#667 [YOU]
ゆっくりと耳朶を攻めてきた…
気持ち悪くてザラついた舌の感触で吐きそうになった。
喉がカラカラに渇いて、声を出したいのに出せない!!
こんな男に犯されるなんて…本当…最低…
誰も…助けてくれない。
ロクも来てくれない。
:08/08/24 23:37
:F905i
:KyChKgPs
#668 [YOU]
もう…いーや…どうにでも…なればいい…
『聞き分けの良い子は好きだよ…優しくしてあげるからね』
なにも聞こえない…大丈夫…いつかは…終わるから。
どこかで諦めている自分の嫌いな自分がいる。
いつも…嫌な事があれば殻に入れるから…大丈夫
:08/08/24 23:40
:F905i
:KyChKgPs
#669 [YOU]
『うわあぁぁぁー!!!』
遠ざかる意識の中で悲鳴な男の声で我に返った。
『凛ちゃん!!しっかりして!!』
僕の視線の先には、雪ちゃ…ん?
何があったのか…必死に僕の名前を呼んでいる。雪ちゃんの隣には野崎さんもいた。
:08/08/24 23:43
:F905i
:KyChKgPs
#670 [YOU]
『………』
僕…無事なの?
体の力が抜けていて、起き上がる事もできない。
『凛ちゃん!!ねぇ、返事してよ!!』
『うん…平気』
さっきの気分の悪さは何処へやら…
:08/08/24 23:45
:F905i
:KyChKgPs
#671 [YOU]
やっと返事が出来たのは良かったが、体が言う事を聞いてくれない。
『運びますよ、捕まって下さい』
野崎さんにお姫様抱っこをされて、恥ずかしさの余り顔が一気に熱くなった。
でも、一人で歩けない僕は力なくすがることしかできなかった。
:08/08/25 18:47
:F905i
:F2QrEvuE
#672 [YOU]
さっき飲んでいた部屋とは全く違う雰囲気の所へ案内された。
さっきは黒…今度は白…僕は備え付けてあったソファベッドの上に寝かされた。
雪ちゃんは心配してくれて、ずっと僕の手を握っていてくれた。
『ごめんね…せっかく楽しく過ごしてたのに』
:08/08/25 18:49
:F905i
:F2QrEvuE
#673 [YOU]
『馬鹿…出て行くなら一言伝えてよ…でも…何もされなくて本当に良かった』
『…ごめん』
2人で笑い合っていたら、ノックもなしにいきなりドアが勢いよく開いた。
:08/08/25 18:53
:F905i
:F2QrEvuE
#674 [YOU]
『…ロ…ク』
目の前に逢いたくて仕方ない人の姿があった。
体をゆっくり起こし、立ち上がろうとした。
正面に立ち、言葉を交わそうとした瞬間…
パチ―――ン!!!!!
『…………』
えっ…?痛いんだけど…
:08/08/26 22:53
:F905i
:6dzD2Olc
#675 [YOU]
ゆっくりと右の頬に手をやり、自分が平手を喰らった事を実感した。
『お兄ちゃん!違うの!私が無理矢理誘って連れ出したの!!』
『雪、お前は部屋に戻っていろ』
雪ちゃんはまだ何か言いたそうだったけど、部屋を出て行った。
:08/08/26 22:56
:F905i
:6dzD2Olc
#676 [YOU]
『雪ちゃんは悪くないんだ…勝手に僕が動いたから』
頬が痛い…でも、ロクが今は目の前にいる。
今日は、再会に感動してる場合じゃないみたいだし…ロクは猛烈に怒っている。
『バカヤロー!!お前は何を考えてんだ!?体弱いくせに調子乗って酒なんか飲んで…ふざけるな!』
:08/08/26 22:59
:F905i
:6dzD2Olc
#677 [YOU]
せっかく逢えたのに…
せっかく仲直りしようと思っていたのに…
悲しくて…言葉がうまく出てこない。
こんな姿見て幻滅されて…また嫌われちゃったよ。
それより…もう終わりだ。
――完璧に嫌われた…。
:08/08/26 23:02
:F905i
:6dzD2Olc
#678 [YOU]
でも…最後に、怒ってる顔だけど…見れて良かった。
ヤバイ…泣きたくなってきた。もう歩けるし…
『ごめん、帰る』
立ち上がろうとしたら、思った以上に回復してなくて、座り込んでしまった。
情けない…ボロボロと我慢していた涙が溢れてきた。
:08/08/26 23:04
:F905i
:6dzD2Olc
#679 [YOU]
『送ってやる』
『いいよ…一人で帰れる』
チッと舌打ちが聞こえてきた。
『待ってろ!キー持ってくるから』
『ヤダ!!一人で帰る!!もう僕なんかほっとけよ!最後まで喧嘩なんて最悪だったけど…いい……もう…』
:08/08/26 23:08
:F905i
:6dzD2Olc
#680 [YOU]
自分が何を言っているかはっきりいって訳わからなかった。
無我夢中で泣きながら訴えていた事は覚えてる。
『黙れ!!もう話すな!!』
怒鳴られた時…気づいたら僕は…ロクの胸の中にいた。
久々のロクの香りに包まれ、安心した僕は軽い目眩すら覚えた…
:08/08/27 23:29
:F905i
:.4wsgZuA
#681 [YOU]
『ロク…?』
抱き締められた意味が分からなくて混乱していた。
『すまない…守ってやれなくて』
苦しそうに頭上で声がする…どうしてロクは謝るんだろう…
悪いのは僕なのに…なんで…抱き締めるの?
辛いよ…
:08/08/27 23:32
:F905i
:.4wsgZuA
#682 [YOU]
でも…今から予想もしないセリフを貰うなんて…検討もつかなかった。
『凛…側にいてくれ』
:08/08/27 23:35
:F905i
:.4wsgZuA
#683 [YOU]
『………』
夢なんかじゃないよね…?
側にいてって…今言ってくれた。
言葉がうまく出てこない。泣きすぎて恥ずかしいぐらい話も出来ない。
『ロク…ヒック…僕は……僕もッ…』
:08/08/30 01:25
:F905i
:hDji60d2
#684 [YOU]
『もう…お前無しでは生きて行けない』
死んでもいい…僕は…絶対にロクがいい。
ロクじゃないとダメだ!!
お互いに目をやっと合わせた。
一体自分がどんな顔してるかなんてもう…どうでもいい。
目の前にいるロクを瞳に焼き付けたい…
そんな衝動に駆られた。
:08/08/30 01:28
:F905i
:hDji60d2
#685 [YOU]
少し乾いた唇に優しくキスされ、また…強く抱きしめられた。
――――凛side――――
『へぇーここってロクの店なんだ』
:08/08/30 01:30
:F905i
:hDji60d2
#686 [YOU]
#685
で訂正です

凛sideと書いてますが…ロクsideです

ごめんなさい

:08/08/30 01:32
:F905i
:hDji60d2
#687 [YOU]
『凛ちゃん…お兄ちゃんはこの店のオーナーだよ?さっきから本当に何言ってんの!?』
またこの2人…さっそく始まった…
ため息をつきながらもどこか喜んでいる俺が居る。
凛は顔色も戻り、雪と言い合いをしていた。
でも…さっきは本当に助かった。
雪と野崎が凛を捜してくれなかったら…
:08/08/30 01:37
:F905i
:hDji60d2
#688 [YOU]
今頃…その男を俺は殺していたかもしれない。
襲った男はこの店がある限り永久追放だ。
ほかの店にもこの情報は一斉に流しておいた。
やっと…俺の所に戻って来てくれた宝物。
今から、また喧嘩もするだろう…だが、もう離さない。
:08/08/30 01:40
:F905i
:hDji60d2
#689 [YOU]
『ロク?』
名前を呼ばれて顔を上げると、隣に座っている凛が心配そうに見てきた。
『大丈夫?』
『あぁ…平気だ。もう少し2人でいろ、店内回ってくる』
店を閉め、マンションへ戻った。
雪は男の所へ戻り、また2人の生活が始まろうとしていた。
:08/08/30 01:44
:F905i
:hDji60d2
#690 [YOU]
気のせいかもしれないが、凛の様子がおかしい…さっきからそわそわしている。
『どうしたんだ?』
『いや…雪ちゃんもコロンもいないし…久々に来たから落ち着かなくて』
『そうか…お前、荷物徠の所にあるのどうする?取りに行くか?』
:08/08/30 23:47
:F905i
:hDji60d2
#691 [YOU]
『ブランケットだけはいる!!…あれがないと落ち着かなくて…』
『子供だな…』
自然と笑みがこぼれる自分がいる。
隣で何かブツブツ言っているが、それも今思えば可愛いもんだ。
とりあえず、お互いに風呂に入り眠りについた。
:08/08/30 23:50
:F905i
:hDji60d2
#692 [YOU]
今日は週末とあって帰宅したのが午前様だ。
凛が戻ってきて俺の不眠は嘘のように解消された。
目を覚ますと隣にある姿がなかった。
リビングに向かうと凛の姿がキッチンにあった。
:08/08/30 23:52
:F905i
:hDji60d2
#693 [YOU]
『おはよう』
またこうして言葉を交わせて一緒に食事が出来て幸せを感じている。
この笑顔を見るだけで全てが癒される。
『ロク…?』
:08/08/30 23:54
:F905i
:hDji60d2
#694 [YOU]
腹も満たされた頃…やけに神妙な面持ちで俺を見ていた。
どうしたんだろう…
俺は今から驚く台詞を言われるとは全く予想していなかった…
『浮気してない?』
:08/08/30 23:57
:F905i
:hDji60d2
#695 [YOU]
思わずコーヒーを吹き出しそうになった!!
『なんで?どう考えたらそうなるんだ?』
――――凛side――――
だって…そうだろ?しばらく会わない間に…なんか…また素敵になってるし。
:08/09/02 02:40
:F905i
:6r04goQs
#696 [YOU]
ちょっとしか離れてないけど…
気になって仕方ないんだよ、前は正直好きって気持ちがいっぱいすぎて…何も考える事ができなかったけど…
今は…不安の方が大きくて…
もう離れたくない…
:08/09/02 02:42
:F905i
:6r04goQs
#697 [YOU]
だから…きちんと話をしないと。
『不安で…たまらないんだ……もう、ロクと離れたくないんだ』
『ゆっくりでいい、一つずつ話してくれ』
朝食の途中だったけど、自分からこんな話を出しただけに、食事は喉を通るはずもなく…
:08/09/02 02:45
:F905i
:6r04goQs
#698 [YOU]
椅子に座って大きく深呼吸して、話し出した。
ロクの目を見てしまうと…今にも泣き出しそうだったので、自分の手を見つめて話した。
帰りが遅いのは女の人と会ってるんじゃないか…
どうして男の僕を選んだのか…
:08/09/02 02:48
:F905i
:6r04goQs
#699 [YOU]
だってそうだろ?普通の考えなら男同士なんて…
ロクから声を掛けられたら誰でもなびいちゃうよ。
『…………』
どうして部屋に入ったらいけないかも聞いた。
ロクは静かに黙って聞いていてくれた…
:08/09/02 02:50
:F905i
:6r04goQs
#700 [YOU]
もしかしたらまた喧嘩になるかもと内心恐れていたけど…
『話は終わりか…?それで全部吐き出せたか?』
どれぐらい話したのかは分からないけど…なんか疲れた。
でも…まだ一つだけ聞いていない事がある。
―どうして…触れてくれないの?―
:08/09/02 02:54
:F905i
:6r04goQs
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