☆ヒカリ☆BLです
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#732 [YOU]
聞いた瞬間ゲホゲホとむせたロクは日頃にない姿だったので、とても可愛く感じた。
背中をさすってあげると、少し落ち着いたみたいだ。
話が長くなりそうだったので、僕はキッチンへ行き、飲み物を用意した。
一体…今からどんな話が聞けるんだろう。
:08/09/07 23:55
:F905i
:/gsFG/Tw
#733 [YOU]
部屋に戻るとロクはまたタバコを吸っていた。
煙たいので窓を開けると冷たい風が入ってきた。
もう少しで冬になるなぁ…
物思いにふけていたらさっきの質問の答えをまだ聞いていない事に気づいた。
:08/09/07 23:57
:F905i
:/gsFG/Tw
#734 [YOU]
『ロク…さっきの答えまだ聞いてないんだけど…』
『…そうだな』
タバコを消してしばらく黙っていたロクが、ゆっくり口を開いて話し出してくれた。
:08/09/07 23:59
:F905i
:/gsFG/Tw
#735 [YOU]
『そいつは…いつもお前の近くにいて……お前を心から愛してる。時には喧嘩もあった…でも、凛を…強く思ってる奴だよ…』
『そんな…の…』
あの時…涼と居る時…聞こえたあの声…
―――凛、愛してる。
:08/09/09 12:19
:F905i
:NrjC0t/c
#736 [YOU]
あの声は…もしかして…ロク…?
ロクを見ると表情は曇っていた。
19年ずっと僕らは一緒に過ごしたんでしょ?
ヤクザな家庭だったし、友達は絶対多くなかったはずだ。
目を閉じて思い出してみる。
:08/09/09 12:21
:F905i
:NrjC0t/c
#737 [YOU]
頭の中で…ロクの声が聞こえる。
それは…とっても優しい声で…
愛してる…と何度も…。
『ロクだよね?…僕を…ずっと愛してくれていたの』
:08/09/09 12:22
:F905i
:NrjC0t/c
#738 [YOU]
多くを語らない人だから、自分から言えなかったんだ。
決して全てを思い出せたわけではない、正直何もだ。
でも…ロクが僕を愛してくれていた事は思い出さなくても…心が覚えてたんだ。
『………』
:08/09/09 12:25
:F905i
:NrjC0t/c
#739 [YOU]
静かに…僕はロクの唇に触れた。
そして、そっと口づけた。
『ありがとう…ロク。僕の側にいてくれて』
『……まだ、伝える事があるんだ』
:08/09/09 12:27
:F905i
:NrjC0t/c
#740 [YOU]
そう言ってロクは、優しく僕を抱き締めてくれた。
なぜか、辛そうに聞こえるのは気のせいだろうか?
今日は、一日が長く感じられる。
2人はまた座って話し始めた。
:08/09/09 12:29
:F905i
:NrjC0t/c
#741 [YOU]
ロクの表情がどんどん曇っていく…。
一言一言選ぶように話し出した。
沖縄の旅行の時、僕は喜んでいたが、ロクは辛くて仕方なかったと聞いた。
何故なら…別れを告げないといけなかったからだと言う。
:08/09/09 13:34
:F905i
:NrjC0t/c
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