ギンリョウソウ
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#13 [向日葵]
そう言われて、椿は静かに微笑んで頷いた。
そんな椿に、父は少し困った顔をした。

「椿、本当に要君が婚約者でいいのか?椿は私が彼を気に入ってるからそれでも良いと思ってるんじゃないのか?いいか椿。一生一緒にいる人は、自分の心で決めなきゃならないよ?」

真剣な顔で心配して言ってくれる父に、やはり椿は微笑んだ。

「大丈夫ですよ……父様……」

「失礼します」

凛とした声が椿の部屋に響いた。

⏰:08/06/03 22:11 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#14 [向日葵]
>>8

×などか書かれていた
○などが書かれていた

⏰:08/06/03 22:21 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#15 [向日葵]
↑も間違いました

×などの意味か書かれて
○などの意味が書かれて

⏰:08/06/03 22:22 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#16 [向日葵]
>>12

×たたいま
○ただいま

しょっぱなから間違いだらけですいません

⏰:08/06/03 22:24 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#17 [向日葵]
入口を見れば、スーツ姿の要がいた。
要はにこっと笑うと部屋の扉を閉め、こちらに歩いてくる。

父はそんな要に向き直り笑いかける。

「やあ要君。久しぶりだね。フランスはどうだった?」

「行く度に勉強させられますよ。僕はまだまだ未熟ですね」

「そうかい。向上心があって実にいい。では、邪魔者は退散しようかな」

そう言って、要を信じきっているのか、父は2人を残して出て行ってしまった。父が出て行く際に一礼して見送った要は椿に向き直る。

⏰:08/06/05 23:50 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#18 [向日葵]
笑いかけられた椿はベッドから立ち上がり要に頭を下げた。

「お仕事ご苦労さまです、葵さま」

「葵さまだなんてよそよそしい。要と呼んでくれて構わないんだよ」

挨拶とでも言うように、要は椿の頬に軽くキスをした。
戸惑いながらも微笑む椿。

「まだ、旦那さまではないので……」

「でもなるのは決まってるんだ。別にいいじゃないか」

⏰:08/06/05 23:53 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#19 [向日葵]
そう言われても、なかなか呼べない椿だ。
やはり微笑むしか出来ない椿の額に、要は手を当てる。

「君、熱がある?」

「……さあ。分かりません。平熱は高い方なので……」

「でも休んだ方がいいね。メイドさんを呼んでこよう」

スタスタと歩き、彼は部屋を出ていった。
その姿を見ながら椿はふと思った。

恋人が体調を崩したなら、まず自分自身がそばにいるものじゃないのだろうかと。

⏰:08/06/05 23:57 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#20 [向日葵]
しかしすぐに、いいや、と首をふる。
心配なら尚更誰かに言って医者を呼ぶのが先か……と思い直す。

残念ながら椿は付き合った事がない。
なので当然ながら、彼女は恋人同士はどのように接するものかなんて言うのは分からないのだ。

仕方なく、寝巻きに着替える。
するとまた扉をノックされた。
入ってきたのはメイドと要だ。

「椿さま、担当医を呼びましょうか?」

「いえ、寝れば治ります。なので佐々木さんも葵さまも、うつらない内にお帰りなさいませ……」

⏰:08/06/06 00:02 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#21 [向日葵]
ちなみに佐々木とはメイドの名前である。

「君がそう言うなら言う事を聞こう。明日また来させてもらうよ。ではね」

爽やかな笑みを浮かべ、あっさりと要は帰ってしまった。
そんな要にメイドである佐々木は戸惑い、椿を見るが、何も気にしてないように優しく佐々木に言った。

「佐々木さんも、ね……」

「では、またお時間になりましたら、夕食とお薬を運ばせて頂きます」

メイドは頭を下げてから、出ていく際に部屋の明かりを消した。

⏰:08/06/06 00:06 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#22 [向日葵]
ベッドに身を沈め、天井を見つめながら椿は1人考える。

こんな、お荷物の自分を婚約者扱いしてくれるのは嬉しい。
優しくだってしてくれるし、こうやって顔も見に来てくれる。
でも彼は心配してるような言葉を椿に向けながらも、その言葉に込もっている気持ちは空っぽのような気がしてならない。

彼の目的は……?

椿は思い当たっている事がある。
だがそれが本当なのかどうか、彼女にはまだ分からないのだった。

―――――――――……

⏰:08/06/06 00:11 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


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