愛の在り処
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#94 [果樹]
「俺も付き合っていい?」

「は?」

なんつった?

「俺も行きたい」

男の目はらんらんと輝いていて何故か拒否できなかった。

「はぁ・・・来れば?」

溜め息をついてから言うと男は「やった」と小さくガッツポーズをした。

⏰:08/07/08 00:15 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#95 [果樹]
男の名前は一ノ瀬 慶 (イチノセ ケイ)

最近このあたりに引っ越してきたらしい。

その前までは海外暮らしの帰国子女だという。

男、いや慧はホームセンターに着くまでずっとそんな話をしていた。


――――――――・・・・・


「そーいえばさ、あの猫ちゃんの名前なんてつけたの?」

⏰:08/07/10 07:03 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#96 [果樹]
慧→慶です
ミスってすみません

⏰:08/07/10 07:04 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#97 []
続きが気になります
更新頑張って下さい

⏰:08/07/11 15:30 📱:SH903i 🆔:JVfCN4qM


#98 [果樹]
さんへのお礼は感想板にて

⏰:08/09/09 17:18 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#99 [果樹]
猫砂を選んでる途中、慶が唐突に聞いてきた。

「ないよ」

「え?」

私は横で驚く慶を尻目にたんたんと言葉を繋ぐ。

「だから無いの。名前無し」

そう、私はまだあの子猫に名前をつけていない。

理由はなんて付けたらいいかわからないから。

⏰:08/09/09 17:19 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#100 [果樹]
「じゃあ俺がつけてもいい?」

「へ?」

慶の言葉に思わず変な声が出た。

「名前。俺がつけたい」

「・・・いいよ」

少しの沈黙の後、私はつけてくれるならそれでいいやと思って承諾した。

⏰:08/09/09 17:19 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#101 [果樹]
顎に手を当てて暫く考え込む慶の横顔は、何だか様になっていてやけに人目を引いた。

「じゃあ・・・モア!」

「モア?」

「そう。モア」

笑いながら言う慶のそのの笑顔はまるであの子猫のように可愛く見えた。

「変わった名前だね」

「だめ・・・?」

⏰:08/09/09 17:20 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#102 [果樹]
私の言葉を否定的に取ったのか、慶はとても不安そうに眉根を下げて聞いてきた。

「いいと思うよ。可愛い」

そう言うと慶の顔がパッと明るくなった。

私は動物みたいだなぁなんて思いながら、猫砂を手に取った。

⏰:08/09/14 22:54 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#103 [果樹]
――――――――――・・・・

「ありがとう。助かった」

家の前に着いた私は慶から猫砂と猫用トイレを受取りお礼を言った。

慶はホームセンターから家まで、ずっと猫砂と猫用トイレを持っていてくれた。

「あの・・・さ。言いにくいんだけど」

⏰:08/09/14 22:54 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


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