宝物。
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#138 [みぉり]
「・・・・・何してんの」




右隣から聞き慣れた声が聞こえる。
でもそのトーンはいつもは聞くことのない位低くて、、、、怒っていることが伝わってきて余計に視線を変えられない




「・・・・おい、聞いてんのか?有希」



名前を呼ばれたとの同時に、掴まれた右腕がぐっとやや強く握られて



私はゆっくりと身体をその相手に向ける

⏰:08/08/17 21:29 📱:PC 🆔:61JlzwEo


#139 [みぉり]
「・・・・・・・凪」



視線を移した先にいたのは、いつもの笑顔ではなく


眉間にシワを寄せて、じっと私を見つめる凪の姿だったー・・・・

⏰:08/08/17 21:33 📱:PC 🆔:61JlzwEo


#140 [みぉり]
凪のその鋭い視線に思わず目を逸らしそうになる。


でも、なんとかこの状況を上手く説明しなきゃ、、、、後をつけたことがばれない様に言い訳しなくちゃ


そう思って口を開く


「あのっ・・・これは・・・」


けど、口を開いてはみたものの、上手い言葉が見つけられない

⏰:08/08/17 21:52 📱:PC 🆔:61JlzwEo


#141 [みぉり]
「ーーっ」


何も言えなくて、凪の目が怖くて、、、、俯いてしまった



「・・・・はぁ、お前さ」



凪がため息をついてから何かを言いかけた瞬間、



「なっちゃぁぁぁん」



鼻につくくらい、媚びてる甘ったるい声が聞こえて、凪の声を掻き消した

⏰:08/08/17 23:42 📱:PC 🆔:61JlzwEo


#142 [みぉり]
その声に顔を上げると、凪が掴んでいた私の腕を離して

抱きついてきた女性を抱き留める様子がスローモーションの様に私の視界に飛び込んできた



「・・・・悠里(ユウリ)、危ねぇよ」



凪は仏頂面をしながらも、その女性に向き直って声をかける

⏰:08/08/18 00:17 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#143 [みぉり]
「平気、だってなっちゃんは絶対抱きとめてくれるもん」


”悠里”と呼ばれた女性は、上目遣いで凪に応える


凪は”はぁ”とため息を吐きながらも、さっきまで私の腕を掴んでいた手で”悠里”さんの頭にぽんぽんと手をのせた




”嫌だ””触らないで”

⏰:08/08/18 00:20 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#144 [みぉり]
そんな気持ちが胸の中をぐるぐる回っていたけれど、目の前の光景から目を離せなかった



”悠里”と呼ばれた女性・・・いや、女の子・・・・かな


ぱっと見、私とそんなに年が変わらない様に思う

小さくてふわりとしていて、ピンクのワンピースが良く似合ってる


すごく可愛い女の子



その子と凪がぴったりと寄り添っている姿はとても絵になって、、、



・・・・・やだよ。

⏰:08/08/18 00:29 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#145 [みぉり]
そんなに凪に触れないで、、”なっちゃん”なんて・・・・呼ばないでよ



”悠里”さんはそんな私に気づいたのか、チラリと一瞬私を見た


その目があまりに鋭くて、可愛いのにしっかりと”女”としての気を発していて

私は思わず、身体がびくっと強張ってしまった



「ね、なっちゃん?先に部屋いってるから、、、鍵ちょーだい」

⏰:08/08/18 00:34 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#146 [みぉり]
「は?なんでそんなー・・・・っ」


凪は困惑した顔で応えていたが、次の瞬間はっとしたように黙った

”悠里”さんはそんな凪を見て、ふっと笑って頬に手を添える



「ね?鍵ちょーだい?」


再び、話かける”悠里”さんは女の顔で、
恋愛に疎い私にだって、凪との関係がはっきりわかった。

凪は、ふっと笑ってポケットから鍵を出して”悠里”さんに渡す

⏰:08/08/18 00:38 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


#147 [みぉり]
「ん、失くすなよ」

「へへ、サンキュー」



”悠里”さんは凪の頬に軽くキスをして、手を振りながら去っていった


去り際、しっかりと私に不敵な笑みを浮かべながら

⏰:08/08/18 00:40 📱:PC 🆔:WiNzS.oo


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